たまに
体調を崩し 寝込むと
何も要らなくなるから不思議だ

そう
健康こそがすべてで
なんでもない日常こそが
幸せなのだと気付く


ガキの頃から

長いこと健康で過ごして来れた

多少の怪我はあれど

丈夫に産んでくれた親たちに

今更ながら感謝してみる


健康であってこそ
人間 欲が出るわけで
あれもこれもは
無くなってしまう

特に
日常 
不都合なく動いて来たならば
医者との接点もほどんどなく

すれば
クリニックの待合室など無縁

そんな中に放り込まれると
同じ目線と化して
氣は滅入ってしまい

一刻も早く
脱出せねばと
背筋を伸ばし
身体に喝を入れる

すれば
大抵は身体が頑張ってくれて
翌朝には
戻っていたはずだった

もちろん
今回も体調は戻り
よし 勝った! と自負していたら

なんと
今朝から
めまい という敵

こいつは
逃げ場のない船酔い状態で
どうして良いかわからない

目を閉じ
眠ってしまえば楽なのに
なかなか
それが出来ずに
寝床の中での12時間

格闘したけれど
いまだ治らず



はてさて
これは本当にコロナの影響なのか

明日の朝
治ってることを

願いながら…



志の輔師匠の本多劇場が
千秋楽を迎えたと聞き
無事に終えたことを
微笑んでもみるが

失礼ながら
やはり あまりにも狭い座席
もう
チケットを取ることはないと思う



今年も

春先に案内状は届き
昨年で終えたはずの
師匠の1週間公演

それが今年は
演目を変えて
真夏の大忠臣蔵だそうで

忠臣蔵といえば
季節は冬
しかも討ち入りならば
年末と決まってるのに
どうゆうこと? なんて…

もしや
新作かな? と
わずかに興味を持ちながらも

もう
本多劇場へは行かないと
決めてたから
チケットの争奪戦には参加せず

後日談を
ネット検索すれば

忠臣ぐらっ! と
中村仲蔵 だったそうで

なぜゆえ
これらをこの時期に? なんて…



これらは
すでに何度も聴いた落語で
すれば
どのくらい進化したのか
どこかを変えたのか と

そんな思いはあるけれど
それを上回るくらい
大嫌いな あの狭い座席

返ってパイプ椅子の方が広く
隣りの方と
肩が触れ合ったままの時間が
嫌で嫌で仕方ない


さてそれよりも
これらを初めて聴く方には
それ相当の感動があるはずで

でもでも
何度となく
何10回も聴いてる僕には
もう良いんじゃね! なんて
失礼な気分もある

それでも
若い頃のそれとはまた違った
味のある演技は
聴きごたえもあろうが

手元にあるそれらではなく
そろそろ
新たな場面も観たいわけだ

それは
お正月のパルコも然り

もしや
新作か! と思えば
失礼ながら 違和感も残り

時代が変わったのか
老いが迫るのか

もちろん
現役で
1番好きな師匠であるが

あとどのくらい? と
カウントダウンは始まったようだ

そう
ヨイショする方々に囲まれた
裸の王様には
なって欲しくない

まことに 失礼…


忠臣ぐらっ!

これはおそらく
師匠の新作の中での最高傑作でしょう




中村仲蔵
これは
講談には敵わない
今 これは
伯山のものでしょう



さてすれば
すでに100回で終えた
牡丹灯籠の方が
きっとここで演じるには
良かったのではと思うのは
僕だけではないはずで

そう
ここでしか演じなかったという
他で聴けないプレミア感と

また
1年もすれば
長い物語
忘れてしまった感で
狭い座席でも
また来たくなる感があったから

失礼

気持ちの上では
もう大丈夫!

コロナなんて
制圧したぞ! と思っていたが

なんと

今朝は
めまいで起き上がれない

仕方なくも
横になったまま天井を見上げると
天井がぐるぐる回っている

まるで船酔いのようで
これはいかんと目を閉じると
キラキラした幻の光が
回りながら攻めて来る

三半規管をやられたのか
わからないまま
うつろうつろしてる間に
寝てしまった

コロナの後遺症には
様々なことが残るそうで
これもまたそのひとつか

微熱は続いているが
いずれ日常に変わるだろう

初めてのコロナ感染
そこそこ
キツイ…


もともと体温は
36.6〜7℃ と高めではあるが
コロナ感染以降
37.0〜2℃ の微熱が続いている

それはやはり
エネルギーを奪うようで
夕方には疲れ果ててしまう

わずかにまだ
ウイルスと戦っているのか
免疫たちは
コロナを制圧するまで
やめないようだ

そう
コロナは変異しているから
それに対応する側もまた
熱を発し
姿を変えているのだろう

今週も
なんとか

仕事を休まず
ウィークデイを乗り切ったけれども

こりゃ
せっかくの週末
3週連続で
寝転むことになりそうかな?


そろそろ

奥会津の渓流に

釣りに行きたいわけだけれども…



それとも

熊が出るから

行くな! ってことかな…



バイクで峠を攻めていても
絶対に怪我は出来ないと
攻めきれず

なのに
若い連中は
遅いよ! と
容赦なく追撃して来る

くそー! と思いながらも
お先にどーぞ! と微笑んでいると
更に
おせーよ! なんて笑っている

でも
彼らは
直後 転んでの
怪我ばかり

そう
本気なら
彼らに負けるはずはなく

家族持ち
自営の仕事持ちは
苦笑いしながら耐えて来た

リスクなき
ひとりモンの彼らは
バイクを壊し
身体も壊し
それでも
あの峠はオレが1番なんて
誇らしくもいる

そうじゃあないんだけどな と
心で呟いて
気をつけてなと
言葉だけを吐く

彼らにそれが届く時は
僕ら世代になった頃か
それとも
家族を持った頃か

いやいや
届かないまま
この世を去るのだろうか

バイクとは
特にリスクある遊び
多くの仲間たちを
失って来た

いっそ
レース場で走ったら
良いのにとも思うが
そんな技量はないらしい

♯587


還暦で
バイクを降りて3年
もうあの頃の仲間たちとは
一切 関わらなくなった

ゆえに
もう
僕の言葉は届かないが

1人も欠けることなく
老人になることを
願ってみる…


お中元で届いた
ダンボールがあったので
切れば4枚の画用紙に

捨てれば ゴミ
使えば キャンバス

油性のマジックペンは
さらさらと
一気に描けるから便利

そんなわけでの
4枚

♯583


伯山 談志

ここが僕の最高峰!


♯584


そろそろ

奥会津へ行こうかなあ


♯585


久々に

釧路川を下りたい


♯586


マスカラスも 82歳だそうだ



開演以来41年
そのスペースマウンテンが
昨日で幕を閉じたそうだ


マイケルジャクソンの
キャプテンEOと並び
多くことを思い出す

20人もの仲間たちと
出掛けた日は
降りたら
また並んですぐに乗れて
また降りたら… なんて
まるで貸切りのように
ガラ空きで
10回連続で乗ったことも

それから
もちろん
ステディだった彼女とは
ギューっと ね  笑

もう何度出掛けたろう?
それでも
最近は近寄ることなくいたけれど

昨年のカミさんの還暦祝いには
子供たちが
宿まで予約を取ってくれて
四半世紀ぶりのディズニーランド

変わらぬものと
変わったものと
はてさてと思いながらも
案の定
孫のおもり役

そんな時分かと
苦笑いしながらも
スペースマウンテンだけはと
乗って来た


そうそう
スペースマウンテンの順番待ちで
ちょいと操作をして
あいつと彼女とを並ばせたっけ

降りてから
おい
彼女
お前のこと
結構 好きみたいよ なんて

火のないところに
煙を出したら

トントン拍子に決まって
嫁さんにしちゃったっけ  笑

軽井沢を訪れる度
わずかに足を伸ばし
見晴台へと登りたくなるのは

かつてそこにいたはずの
ジョンとヨーコの観た風景を
確認したいのと

今まだ残る
ジョンが寝転んだベンチに
僕もまた寝転んで
同じ空を見上げたいから



45年もが過ぎて
そんなことがあったことすら
ここへと訪れる方々は
もう知る術もない

♯582


人影が減ったところで
三脚を備え
セルフタイマーをセットし
急いでベンチへ寝転ぶ

それを何度か繰り返していると
撮りましょうかと
年配の方

ちょいと恥ずかしかったけれど
カクカクシカジカ
お願い致します

それはそれは
そんなベンチでしたか と
年齢の方は微笑んで

では
私も1枚お願いしたいと

もちろん! と僕

ありがとうございました

いえ
こちらこそ!

また
どちらかで… なんて

この街には
今まだジョンの足跡は残っている


さて
時折 夢に現れるジョン
今朝もまた現れたけれど
寝起きに忘れてしまった

見晴台のあのベンチは
異次元へと繋がっているから
また寝転んでくれと
微笑んでいたような…

いつか
どこかのお寺のふすま絵に
こんな感じの仏画が描かれていて
なんだか
背筋を伸ばしたのを覚えてる

もう1度観たいと思いながらも
それがどこのお寺だったか
今まだ思い出せずにいる

それはきっと
落語会だったのだろう

それとも
講談会か

大きなお寺ではなく
檀家さんだけの会に
いかが? なんて
お誘いを受けたような

わからないけれども
あまりにもその印象が強く
多分 こんなだったろうと
ダンボールにマジックペンで
落書きしてみた



もちろん
それとはかなり違うのだろうが
まあ
僕の中では
こんな記憶が更に美化され
残っている

さてこれは
妊婦なのだろう

そして
きっと
女性の大変さ
女性の美しさを
神聖なものとして
表現したのだろう

もちろん
僕のこれには
そんな表現が現れるはずはなく

いつかきっと
ふと思い出して
そこへと向かい
また見せて頂きたいと
願いながら…


そう
時折 こうして
ふと思い出して
また観たいなんて思う絵がある

今年もまた
ふと思い
出掛けた秩父路

確かここにあったはずと
振り返ったのは
35年も前の美術館

すると
残念ながら
その美術館はなく

あの
ふわりとした絵は
いったいどなたのだったのかと
更に
それを美化して
探し続けてもいる

絵というのは
上手い下手ではなく
それの持つ
味なのかもしれない

すれば
わずか1人でも
それが好きだと思ってくれたならば
それで良いのだろう

さてすれば
こんな落書き お好きな方
1人くらいいるかな…

容赦なく時間が過ぎる
ここに越して来た頃
真っ先にご挨拶に伺ったのは
近くのガソリンスタンド

以前のそこでは
月払いだったので
ここでもお願い出来ませんか? と

すると
どこの馬の骨かわからん僕に
良いよ! って社長

それは助かった
ありがとうございます

そんな日から
35年

もう
その社長はいない

そう
昨年末に他界して
息子が継いでいる

そして
あの頃
高校中退でヤンキーだった
若い衆も
もう立派に厚生し
家族を持っている

自衛隊好きだった社長
その孫たちは
自衛隊へと入り
今 空を飛んでいる

そうだ
野球も好きで
ヌートバーの祖父と友達だったそうだ

でも
もう社長はいない

ならばと
お聞きしていたお寺へと
出掛けてはみたが
墓所が分からず彷徨ってしまい

住職へと尋ねても
この時代
お教え出来ないと

仕方なくもまた
スタンドで聞き直し
やっとこさたどり着いた墓前

すると
なんとしたことか
施設に入っていた奥様も
この4月に他界されている

酒の好きだった社長には
やはり酒かと備え

手を合わし
お世話になりましたと呟くと

やはり
いつもの気配



では失礼と
動画を撮ると
緑のオーブと
白のオーブとが
ゆらり

言葉
伝わったかと
微笑んで

ではまたと…



仕方なくも
容赦なく
時間ばかりが過ぎる

そして
次の世代へと
正しく物事を伝えねばならない

どうやら僕も
そんな
繋ぎの人生のようだ

ありがとう

カノアが氣になって
五輪を観ている

パリ五輪なのに
波乗り会場は
タヒチだそうだ




それにしても
海が青い

そして
良い波が来ている

これでは
やはり
この国でも
新島か宮崎あたりで
開催するべきだったのでは? と
思ってしまう




そう
軽くチューブを巻く波は
観る側も楽しいし
やはり
海の色
空の色
オフショアの風と
常夏の島




ワールドツアーを重ねる

世界トップのサーファーたち
環境だけは
良くしてあげたい