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先日はじめて自転車で逢坂越えをしたので、ルートについて、地図と写真でまとめておきます。
案外ネット上にまとまった情報が少なかったので、初めての方の参考になれば幸いです。
逢坂越えとは
逢坂越えとは、滋賀県大津市西部にある逢坂山(標高325m)にある、旧東海道の峠のことです。
など超メジャーな和歌にも詠まれ、古より交通の要所として有名な場所。
京都と滋賀の間を越えるには、5つのルートがありまして、北から順番に
(C)Google Maps|地図データ@2023(文字と線をブログ管理人が追記)
- (1)途中越え(京都・大原から滋賀・堅田 和邇)
- (2)山中越え(京都・銀閣寺付近から滋賀・西大津 大津京)
- (3)小関越え(京都・山科から滋賀・浜大津)
- (4)逢坂越え(京都・山科から滋賀・大津駅前)
- (5)宇治川ライン(宇治から滋賀・石山)
この中で、京都・大津の両市街地からのアクセスがよいのは、「小関越え」と「逢坂越え」。
小関越えは、交通量が少ないけれど激坂の峠で、スポーツバイクでもしんどくて、体力を消耗します。
《小関越えのレポート記事はこちら》
逢坂越えは、峠だけれど勾配はきつくない(普通のシティサイクル=ママチャリにはしんどいけど、スポーツバイクや電動自転車ならそれほどでもない、と思う)
しかし逢坂越え=国道1号線、つまり車通りが非常に激しいので、安全面に十分気をつける必要があります。
逢坂越えの全体はこのような感じ
(C)Google Maps|地図データ@2023(文字と線をブログ管理人が追記)
「藤尾交番」から「逢坂一丁目」までの距離は2.4km。
「藤尾交番」と「逢坂山関跡(坂の頂点)」の標高差は56mです。
ここからは、京都方面からと大津方面からのルートについて、地図と写真で詳しく説明します。
京都・山科から
京都方面から逢坂山への入口は、国道1号線、国道161号線(湖西道路)、名神高速、そして京阪京津線の線路が入り乱れるややこしいエリア。
道路の下をくぐったり、自転車を押して歩道橋をこえたり、立体迷路さながらの道を進みます。
(C)Google Maps|地図データ@2023(文字と線をブログ管理人が追記)
最初の関門が、この「横木二丁目」の交差点
ここで矢印のように左端を進みます。
左側がガソリンスタンドのところまできました
矢印のように坂道を下りて行き、下りたところで右折して、国道をくぐります。
国道をくぐった後、左折すると、結構な上り坂
坂を上りきると東海道。しばらくまっすぐ進みます
交差点で振り返ると、京都市と大津市の市境を示す道標があります
滋賀県大津市の看板
(C)Google Maps|地図データ@2023(文字と線をブログ管理人が追記)
東海道と国道1号の合流点にきました。左端の建物は藤尾交番
ここで左側の歩道橋を渡ります。
歩道橋はこのようにスロープが付いているので、自転車も押して上がれます
歩道橋の上から、進行方向を見下ろしてみました
この道の左端を、これから走るのです。
歩道橋を下りて、いよいよ逢坂山に入っていきます
白線で区切られたゾーン、最初は広いけど、すぐに狭くなるので、車に気をつけて落ち着いて進みます。
大谷の駅の手前。ここからカーブが続きます
逢坂山関跡。ここが峠の頂点で、ここからは下り坂
そして、ここからしばらくの間は歩道があります
(C)Google Maps|地図データ@2023(文字と線をブログ管理人が追記)
自転車は車道通行が原則ですが、私はこの区間については「普通自転車が歩道を通行することができる場合」のうち、「普通自転車の通行の安全を確保するためにやむを得ないと認められる」ケースに該当すると考えます。(※)
なので、車道を走るのが怖い場合は、歩道を走るのもやむを得ないかなと(歩行者優先の徐行で)
しかし歩道を走る場合・・・
(C)Google Maps|地図データ@2023(文字と線をブログ管理人が追記)
※私はめっちゃ狭い歩道が怖いので、車道を走るようにしています。
さてこの先、逢坂一丁目の交差点で、浜大津方面(県道558号)方面に行くときは左の道のまま直進し、国道1号を進むときは横断歩道を渡って右の道を進みます。
※:警視庁「1 車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先」
滋賀・大津から
(C)Google Maps|地図データ@2023(文字と線をブログ管理人が追記)
この写真は、国道1号から来た逢坂一丁目の信号です。
浜大津方面からの場合、逢坂一丁目の横断歩道で国道1号の左端へと渡ります。
大津から京都へ向かう方面は、最初から最後まで左側に歩道あり。
ここも往路と同様、自転車は車道通行が原則ですが、安全確保のために歩道上を走るのもやむを得ないと考えます。
でも復路は、登坂車線の区間が多いので、自転車の車道走行も(往路よりは)しやすいですよ!
大谷の踏切より西は、歩道上を自転車通行可になります。
大谷を過ぎた下り坂
(C)Google Maps|地図データ@2023(文字と線をブログ管理人が追記)
逢坂山の出口近くで道が分岐しますが、ここはどちらを進んでも、藤尾交番前で合流します
この後、左側に、名神高速沿いの上り坂が出現します。この道を高速に沿って進むと、山科区大塚、大宅方面に出ます(伏見・宇治方面はこちらが早い)
藤尾交番前に戻ってきました
山科駅、三条方面へは、左の道(東海道)から往路と同じ道に戻ります。
《この日のサイクリングレポートはこちら》
◆
逢坂越えは、ややこしい入口・出口を理解し、交通量の多さにビビらず落ち着いて走行できれば、体力の消耗が少なく短時間で走行できる便利なルート。
ライトを点灯する、スピードを出しすぎないなど、安全に十分気をつけて通行したいものです
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