日本初のロンドンパブ・カーディナル
銀座・数寄屋橋交差点。
そのすぐそば、ソニービル1階に、日本初の本格ロンドンパブがあります。
Cardinal/カーディナル。
深紅の鳥の名前をもつこのパブに行ってみました。
ソニービルオープン当初の1966年に創業だけあって、なかなか渋い外観。
中はいかにもロンドンパブ。
少し低めの天井、オイルランプ風の照明、深紅の座面のチェア。
これは今のロンドンのモダンなパブより、かえって雰囲気があるといえるのでは・・。
ランチだけ食べてすっといくなるおひとりさまの女性もいれば
数人で果てしないおしゃべりを楽しむ奥様達。
ビジネスマン風の男性に、観光客と思われる数人連れ・・・。
とにかく幅広い客層と、だれもが好きに寛いでいるところがまさに英国パブ。
ランチのおすすめはエビフライ。
アツアツの小鍋ででてくるカレーも楽しめます。
凝ったエッチンググラスの窓の向こうは、数寄屋橋交差点。
銀座の賑わいのなかで、ちょっとそこだけ少し前のロンドンに
いるような気持になる、そんな場所でした。
カーディナル 銀座店
〒104-0061 東京都中央区銀座5-3-1 ソニービル1F
TEL:050-5789-3445
by N
英国貴族の世界:令嬢たちのお嫁入り支度
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パンカーダ特別企画
「英国貴族の世界」
Vol.9 令嬢たちのお嫁入り支度
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ヴィクトリアンの英国貴族の令嬢たちが、
特に細心の注意をはらって整えたのが
トルソー/Trousseauとよばれる嫁入り支度でした。
主に服飾品、そしてハウスリネン一式を指し、
時にはウェディングドレスを含めることもありました。
もちろん嫁ぐ女性が身の回りのものを整えることは
古くから行われてきましたが、19世紀半ば頃では女性向け雑誌や
エチケット本で大きく取り上げられるようになってから
ますます興味が注がれるようになりました。
舞踏会用ドレス、晩餐会用ドレス、お茶会用のドレス。
午前の服、午後の服。ブーツや靴、手袋に長靴下。
場合に応じたそれぞれの帽子、下着にコルセット、
外套に晩餐会用のジャケット。
特に肌着やリネン類にはコロネット/Coronet/小冠と呼ばれる
モノグラムと王冠のマークを組み合わせた小さな刺繍が施されていました。
貴族の持ち物にはこのコロネットがついたものが多かったようです。
権力と財力のある大貴族はお金に糸目をつけない豪奢なトルソーを用意しました。
その中には、令嬢用に特注したプライベートな家具もあったことでしょう。
まだうら若い、多くが10代であった花嫁たちは、
このような贅沢なトルソーをどんな思いでみていたのでしょうか。
by N
新旧の様式美を堪能・庭園美術館
1933年に竣工した朝香宮邸。
1922年よりフランスに長期滞在した久邇宮朝彦親王の第8王子鳩彦王、
そして允子内親王は当時フランスで全盛であったアール・デコにすっかり魅せられ、
自邸を作る際にフランス人芸術家アンリ・ラパンに設計を依頼しました。
もちろん日本の建築家や職人も総力を挙げて取り組んだ結果、
美しいアールデコの芸術作品というべき建造物が出来上がったのです。
一時は迎賓館として使用され、その後1983年に美術館として一般公開されました。
3年の改修・および新館増築工事を終え、昨年11月よりリニューアルオープン。
庭園と一体となった美しい佇まいにひかれ、
学生時代から数度脚を運んでいた大好きな美術館のリニューアル。
冬の晴れ間にお邪魔してきました。
館内は撮影禁止のため、詳細は省きますが、
美しく再現された壁紙やファブリックなど
細かいデコレーションの完成度が見事。
圧倒的な建築空間の完成度と共に、細部まで充分見ごたえがあります。
本館の奥にできた新館は杉本博司氏設計。
現代建築ならではの大空間と彫刻のようなディテールが光ります。
奥にはショップとカフェも。
カフェの食器はノリタケのオリジナル。
アールデコのデザインはとても魅力的で、
ミュージアムショップでは
ほぼ完売の予約のみ、となっておりました。
ちなみにミュージアムショップは2か所。
奥の新館にある方はチケットがないと入れませんが、
目黒通りからすぐにもうひとつあり、こちらはどなたでも入れます。
実はこちらの方が品数は豊富でした・・・。
庭園美術館のもうひとつの目玉、庭園は未だ改修中。
完成したら絶対また来なければ、と帰路につきました。
たっぷり余韻にひたりつつ・・・
・・・・それは、乗ってきた自転車を忘れて
途中まで帰ってしまうほど!
2月のパンカーダ自由が丘
今日から2月。
暦の上ではそろそろ春。
先週は雪も降って、まだまだ寒い東京ですが、
少しづつ明るくなるのも早くなって、春の気配感じるようにもなりました。
そんななか、パンカーダ自由が丘は少し模様替えを致しました。
ローズウッドのヴィトリーンビューロー をセンターに置き
フランスのランプ を合わせて。
こぶりなティルトップテーブル
とサロンチェア
で
エレガントなコーナーづくりはいかがでしょう。
メイプル社のデスク
は側面から見ても迫力のクオリティです。
一番奥には蓄音機
。
アスパラガスとオンシジューム。
明るいイエローの花は春を思わせます。
選りすぐりのアンティーク家具が
ゆったりと置かれたパンカーダ自由が丘。
ご来店をこころよりお待ちしております。
by N
シリーズ・英国貴族の世界:王室のウィスキー・愉しむテーブル
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パンカーダ特別企画
「英国貴族の世界」
Vol.8 王室のウィスキー<その2>
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ロイヤル・ハウスホールドを愛したエドワード7世。
実はパンカーダには王室のウィスキーをサーヴするのに
ぴったりのテーブルがございます。
ヴィクトリアンに逸品、マホガニーのスチュワートテーブル 。
トレイトップテーブルとも呼ばれ、トップが2重となっており、
上層は木枠で縁取られたガラスのトレイ、
そしてそこから透けて見える下層はマホガニーの天板となっています。
マホガニーの美しい杢目を楽しみながら、
飲み物を気軽に置くことのできるとても便利な存在。
このテーブルの推定製造年代である1880~1890年頃は
英国ヴィクトリアンの爛熟期。
ちょうどエドワード7世の皇太子時代にあたります。
派手好きで明るく陽気、そしてアール・ヌーヴォーのミューズである
女優のサラ・ベルナールをはじめ多くの女性と浮名を流したエドワード7世。
ウィスキーを愛する彼が開いた宴には、多くの華やかな人々が集い、
きっとこのようなトレイトップテーブルの上に「ロイヤルハウスホールド」が
置かれていたのではないでしょうか。
1段目にはウィスキーなど飲み物を。
2段目にはちょっとつまめる食べ物を。
何をおいても様になるのは、このテーブル自体の
デザイン・クオリティがとても高く、佇まいが美しいから。
最高級のものを見続けてきた、皇太子のお眼鏡にも十分かなう、
まさに逸品と呼ばれるにふさわしいテーブル。
ゲストへのおもてなしに、トレイの上でロイヤル・ハウスホールドを振る舞う。
英国と日本の歴史と交流を話題に、かつての皇太子の宴を、
貴方の手で再現してみてはいかがでしょうか。
その時代をまさに見てきた、緑の黄金のテーブルとともに。
by N
シリース・英国貴族の世界:王室のウィスキー・その由来
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パンカーダ特別企画
「英国貴族の世界」
Vol.8 王室のウィスキー・その由来
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ロイヤル・ハウスホールド(Royal Household)という
最高級のスコッチウィスキーをご存知でしょうか。
その名にまさに「英国王室」。
ジェームズ・ブキャナン社製造のこの類まれなブレンデッド・ウィスキーは
皇太子時代のエドワード7世専用に作られたウイスキーを起源としています。
1898年にビクトリア女王の皇太子、後のエドワード7世が
ロイヤルワラント(勅許状)をこのウィスキーに発行。
1901年に彼が王位につくや、待ちかねたように王室御用達にしました。
よほど、彼はこのウィスキーを愛していたに違いありません。
かつてこのウイスキーは世界の3つの場所でしか飲むことができませんでした。
1つはもちろんバッキンガム宮殿。
もう1つはスコットランドの辺境、
ヘブリディーズ諸島のハリス島にあるローデル・ホテルのバー。
そして最後のひとつがここ日本。
昭和天皇が皇太子時代に英国を訪れ、王室からこのウィスキーを
贈られたことから、日本でのみ一般への販売が可能となったといわれています。
貴族の頂点、英国王室が愛するウィスキー。
どんな香りと味わいをもつのか・・・一度は味わってみても良いのかもしれません。
by N
アンティーク・スタイリング アップ致しました。
アンティーク・スタイリング Vol.48 アップ致しました。
今回のお話は、英国ヴィクトリアンの逸品を手に入れて
満ち足りた午後を過ごす趣味人のモノローグ。
儚くも美しい弦楽器の調べが聞こえてきそうです。
by N
兵庫県 I様 ベントカバー納品
パンカーダはアンティーク家具を中心に取り扱っておりますが、
他にちょっと珍しいアンティークもございます。
今回ご紹介するのは、ヴィクトリアンのベントカバー(通気口)を
お求めいただいたI様の事例です。
I様のお勤め先は、金属加工関連。
そのため、ご自身でお考えになって素敵なアイテムを製作されました。
ひとつは、特注のテーブル。
ベントカバーに合わせたサイズのテーブルフレームを製作し、
天板にはガラスを乗せて実用として十分使えるものに仕上げられました。
ご自宅のテラスに置いていただいている様子は、さながらリゾートホテルのよう。
I様のこだわりが感じられる可愛らしいガーデンを
ゆっくり眺める素敵なスペースが誕生しました。
そして、I様は実はもうひとつ作ったのです。
それは、ベントカバーのきれいなシルエットを存分に愉しむ照明器具。
後ろに明かりをいれれば、ヴィクトリアンのベントカバーの
シルエットが美しく浮かび上がることでしょう。
壁や天井に投げかけられる反射光も、どんな風になるか想像をかきたてられます。
どちらもネジ留めで取り外せるような仕組みですので、
気分や季節で使い分けでも素敵。
I様からはコメントをいただいております。
「昨年は大変お世話になりまして、有難うございました。
さっそくですが、ベントカバーの製品が出来上がりましたので
お写真を添付させていただきます。
後部に照明を置いて光が洩れ出るような写真は
まだ撮影できませんでしたがなかなかベントカバーの迫力が出ていて、
室内で観葉植物と並べてもいいかなあと考えています。
もう一つは、テーブルに加工しました写真です。
上部にガラスを配置することで、ベントカバー自体を保護することも出来ますし
これなら室外でも雨のかからないテラスなら使用できるかなと思っています。
どちらにしても、手間はかかりましたが私の想いが
充分に生かされた出来栄えでこれから長く大切に使っていきたいと思います。
取り急ぎご連絡申し上げます。
今年も心ときめくアンティーク家具との出会いがありますように、
心から願っております。どうか引き続き宜しくお願い申し上げます。」
I様、このように素晴らしく仕上げて頂き、ほんとうに有難うございました。
アンティークの部材を現代の生活に上手く取り入れて愉しむ。
まさにアンティーク上級者の技を見せて頂きました。
またぜひ、素敵な技を教えてください。
そして今後とも、当店を何卒宜しくお願い申し上げます。
By N
香り高いアイリッシュコーヒーはいかが?
アイリッシュ・コーヒー、飲んだことありますか?
アイリッシュ・コーヒーとは、ホットコーヒー、砂糖、生クリーム、
そしてアイリッシュウィスキーでできた甘いホットカクテルのこと。
もともとは1942年に、アイルランドの港町フォインズ/Foynesで
水上飛行場のレストハウス(パブ)で考案されました。
冬の寒い時期、給油の為に飛行艇を離れ待つ乗客たちのために、
シェフがとにかく身体の温まる物を、ととりあえずコーヒーに
手じかにあったウィスキーをいれて提供しました。
飲んだ客がシェフに「素晴らしいコーヒーをありがとう。
ブラジル・コーヒーかな?」と聞き、
シェフのジョセフ・セリダン/Joseph Sheridanが
「いや、アイリッシュ・コーヒーだよ!」と答えたのが始まりです。
本家フォインズのグラスは手に入らなかったので、
ミルクグラスのビンテージ・カップで作ってみました。
ちょっと反則ですが、実は混ぜたのはBAILYSのアイリッシュ・クリームリキュール。
リキュール自体が甘いので、お砂糖な無しで。
甘く、薫り高く、いつのまにか身体が火照ってくるような
心も体もあたたまる、特別な一杯となりました。。
これはこれで、とてもおすすめ!
寒い冬の夜、アンティーク・デスクでのコーヒーブレイクに・・・
ぜひお試しください。
by N
【Recepe】
本家アイリッシュ・コーヒーのレシピはこちらからどうぞ。
http://www.flyingboatmuseum.com/irish-coffee/recipe/
【ATTENTION!】
アイリッシュ・コーヒーはアルコールが入っていますので、
ご注意ください・・・。
シリーズ・英国貴族の世界 Vol.7 伝統と社交のキツネ狩り
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パンカーダ特別企画
「英国貴族の世界」
Vol.7 伝統のキツネ狩り
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貴族の冬の一大行事といえば、「キツネ狩り」でした。
その歴史は古くからありましたが、貴族のスポーツ・社交として
スタイルが確立したのは17世紀くらいからのようです。
ヴィクトリア時代、明確な法律はなかったものの、キツネ狩りの時期は
時期としては11月1日から翌年4月までと考えられていました。
貴族達はハンティング・ピンクと呼ばれる真紅のジャケットに身を包み、
馬を駆り、犬を操ってキツネや鹿などを狩りました。
格式の高い盛大なハントを主催し、紳士淑女の参加者はもちろん
下々の者にまで気前よくご馳走をふるまうことは、「ご領主さま」の
権力をみせる最大の機会でもあったのです。
キツネ狩りの朝の光景。
賑やかに集った紳士淑女が、思い思いにバッフェから
食べ物をとって食事をしています。
このような場に、バッフェやサーヴィングテーブルはとても活躍する家具でした。
この後には男性は狩りにでかけ、女性はホステス役の夫人がセッティングした
お茶会や演奏会を愉しみ、時には男性たちと落ち合って
豪勢なピクニックランチをとることもありました。
晩餐会などとはまた異なる、大自然とともにある
社交の花形がキツネ狩りだったのです。
by N





























































