シリース・英国貴族の世界:王室のウィスキー・その由来
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パンカーダ特別企画
「英国貴族の世界」
Vol.8 王室のウィスキー・その由来
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ロイヤル・ハウスホールド(Royal Household)という
最高級のスコッチウィスキーをご存知でしょうか。
その名にまさに「英国王室」。
ジェームズ・ブキャナン社製造のこの類まれなブレンデッド・ウィスキーは
皇太子時代のエドワード7世専用に作られたウイスキーを起源としています。
1898年にビクトリア女王の皇太子、後のエドワード7世が
ロイヤルワラント(勅許状)をこのウィスキーに発行。
1901年に彼が王位につくや、待ちかねたように王室御用達にしました。
よほど、彼はこのウィスキーを愛していたに違いありません。
かつてこのウイスキーは世界の3つの場所でしか飲むことができませんでした。
1つはもちろんバッキンガム宮殿。
もう1つはスコットランドの辺境、
ヘブリディーズ諸島のハリス島にあるローデル・ホテルのバー。
そして最後のひとつがここ日本。
昭和天皇が皇太子時代に英国を訪れ、王室からこのウィスキーを
贈られたことから、日本でのみ一般への販売が可能となったといわれています。
貴族の頂点、英国王室が愛するウィスキー。
どんな香りと味わいをもつのか・・・一度は味わってみても良いのかもしれません。
by N