東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ -38ページ目

旅する英国家具・大西洋を渡ったメイプル社


ヴィクトリア時代、繁栄を極めた英国家具業界。

 

Furniture on display at the Great Exhibition 1851

 

 

その中でも特別な輝きをはなった数社があります。

 

ワーリング&ギロー社はキャビネット・メーカーから出発し成功した会社。作る品物は最高品質でクラフトマンシップ溢れる傑作。

 

http://pancada.net/particular/cat77/post_958.html

 

シュールブレッド社は生地屋から出発し、家具まで手を広げました。しゃれたセンス、趣味の良さが特徴。

 

http://pancada.net/particular/cat77/post_695.html

 

 

リバティ社はオリエンタルな品揃えとアーティスティックなセンスでまるでギャラリーのよう。

 

http://pancada.net/item/bookcase/liberty.html

 

 

そして、メイプル社。

 

 

恐らくその時代の英国家具業界の中で、最も商業的に成功をおさめたのではないでしょうか。


ロンドン、トッテナムコートロードに巨大な店舗を構え、ロンドン名物となっていたメイプル社はブリテン島南岸、リゾート地のブライトン、及びボーンマスに支店をもち、ロンドンを離れて静養中の富裕層を取り込みました。

 

Maple&Co Tottenham Court Road  London-  Facade  1902

 

 

 

そしてパリはオペラ座の近くにも店舗を構え、フランス上流階級に英国家具を売り込みます。

 

やがてはアルゼンチンのブエノスアイレス、そして隣国ウルグアイのモンテビデオに支店を持ちます。

 

 

 

さて、ここで疑問。

・・・パリはともかく、何故ブエノスアイレス?そしてモンテビデオ?

 

 

 

 


ちょっと、推測してみましょう。

 

アルゼンチンは1816年にスペインからの独立を果たします。


それ以来、ヨーロッパ各地からの移民を積極的に受け入れ、多くの人々がヨーロッパからアルゼンチンへと渡ってゆきました。

 

Plaza de la Constitución in Buenos Aires in 1900

 

 

1880年代以降、冷凍技術の発達により急速に英国を中心としたヨーロッパとの貿易が盛んになり、特に英国は大量の資本をアルゼンチンに投入し、実質的に経済を支配していた、という背景があります。

 

また隣国ウルグアイのモンテビデオも、英国の強い影響を受けながら発達した街であり、どちらも南米を代表する貿易港でもあります。

 

Buenos Aires port circa 1912

 

 

ブエノスアイレス、そしてモンテビデオから英国へ出港する船には大量の食肉等の消費物資が積まれていたことでしょう。

 

もちろん、南米原産のマホガニーをはじめとする木材も。

 

そして、英国から積まれてくる物資のひとつとして、クオリティの高い英国家具があったのではないでしょうか。


経済成長を続ける両国の富裕層に、英国製・舶来の家具はたいそう魅力的な品物であったことは、想像に難くありません。


その窓口のひとつが、メイプル社だったのではないでしょうか。

 

 

メイプル社としてみれば、その航路を抑えておけば、自分たちで木材の調達までできる、というメリットがあったのかもしれません。

 


パンカーダには、そんなメイプル社の家具が数点ございます。

 

Maple&Co Tottenham Court Road  London-  Entrance 1900

 

 

商業的な成功の理由には、確かなクオリティと素晴らしい意匠性があったことは、一目瞭然。

 

 

http://pancada.net/particular/cat77/maple_2.html

 

世紀を超えた古艶と、大英帝国を代表するキャビネットメーカー・大西洋を股にかけたメイプル社の歴史を、どうぞ共にお愉しみください。

 

 

http://pancada.net/item/desk/maple_5.html

 

 

*メイプル社については当店スタッフブログにて、いままでに数回ご紹介しております。よろしければ、こちらからご覧ください。


アンティークで旅するヨーロッパ : パリ・オペラ座近くのブドロー通り
http://ameblo.jp/pancada/entry-12079754221.html


今はなき キャビネットメーカー Maple&Co.
http://ameblo.jp/pancada/entry-10571984907.html

 

by N

 

 

自惚れやで冷淡、それでいて魅力的な存在

6月は紫陽花の季節。

 

 

日本原産のこの美しい植物は、やがてヨーロッパにもわたり、1790年頃には英国王立植物園に植えられたといいます。

 

英語では、「Hydrangea/ハイドランジア」とよび、独特の咲き方と存在感で、英国でもとても人気の花。


ヴィクトリア時代の花言葉を調べてみました。

 

 

絵本作家、ケイト・グリーナウェイ/Kate Greenaway(1846-1901)のLanguage of Flowers/花言葉によれば意味はふたつ。

 

A boaster  自慢する人 うぬぼれや

Heartlessness  非人情 冷淡


・・・色が変わるせいでしょうか、どうもあまり良い印象の言葉ではないようです。


それでも愛されているのは、やはりその魅力には抗えない、といったところでしょうか。

 


ケイト・グリーナウェイと同時期の水彩画家、ヘレン・アリンガム/Helen Allingham(1848-1926)が描いた美しいカントリーサイドの情景にも、ハイドランジアが登場しています。


Hydrangea Cottage by Helen Allingham 1848-1926

 


ヴィクトリア時代のグリーティングカードにもしばしば登場するアジサイ/ハイドランジア。

 


ドライフラワーにしやすく、ドライになった後も退色していく様がたのしめます。

 


パンカーダのアレンジメントにも、ハイドランジアは欠かせません。

 


アンティーク家具にぴったりの雰囲気をもつ、ハイドランジア。

 

この時期に手に入れて、ディスプレイ用のドライを作ってみてはいかがでしょうか。


by N

 

 

未来のクリエイターを見つけるディグリーショー

日本では梅雨のイメージの6月ですが、英国では卒業シーズンを迎えます。

英国の学校は、9月に入学し6月に卒業します。

 

アート系の大学ではディグリーショー/Degree Showという卒業展示会が開かれることがあります。


この場合のDegreeは学位を意味します。


それまでの授業で学んだことや習得した技術を発表する場であり、学生生活最後の大イベントです。

 

 

 

 

 

 

学科によっては3年生は(英国の大学は3年制)その1年間を卒業制作に費やします。


卒業制作は1つとは限らず、その出来栄えで成績が決まることもあり、真剣に取り組みます。

 

 

 

 

 

大きな大学には大抵大きなワークショップやホールがあり、そこを会場にすることもあります。


自分たちで会場をセッティングしたり飲み物を用意したりと、生徒たちで役割分担しながら準備する様子は文化祭前夜のよう。

 

そしてディグリーショーは初日の夜、プレビューという関係者を招待したパーティーから始まります。


生徒たちも普段着ではなく少し着飾ってゲストをもてなします。
自分の作品を説明することで、仕事につながるチャンスを得る貴重な場でもあり、実際にスカウトされるケースもあるようです。

 

 

その後は数日間、一般公開され、近所に住む人や卒業生、新たな入学希望者が見学に来たりします。

 

 

 

 

 

この時期は学校のショー以外にも学生の展示会などもあり、そこで賞を受賞するとインターンシップの機会が得られるなど、新たなビジネスチャンスを掴む学生もいます。

 

 

 

 

 

 

この中から世界的デザイナーが誕生するかもしれない-

将来が楽しみになるイベントです。

 

by A

苗木も人の心も育てます:ナーサリー

英国で少し前からちょっとしたブームになっているもの。
それは、ナーサリー。
 
「ナーサリー/Nursery」とは直訳すると「保育所、託児所」。
また、「種苗、苗床」という意味もあります。
 
そのことから、植物の苗などを販売しているガーデンセンターのようなところを、ナーサリーと呼ぶのです。
 
有名なところでは、ロンドン郊外、高級住宅街のリッチモンドにある「ピーターシャム・ナーサリーズ/Petersham Nurseries」。
 
 
広い敷地に可愛らしい木の小屋や温室がいくつも建てられ、沢山の植物やおしゃれな雑貨が並べられています。
 
 
そこに、自然素材をふんだんに使ったカフェとレストランが。
 
当初は簡単なカフェだけだったのですが、その後本格的なレストランも併設され、ミシュランガイドにも掲載されるほどになりました。
 
どちらも客席は温室で、床は土。
 

山盛りの植物に囲まれた客席は、多くの人々でいつもにぎわっています。

私たちが行ったときは、レストランは満席だったので、カフェを利用。
 

セルフサービスで、カウンターから好きなものをチョイスし、お会計をすませ、自分たちで席をみつけて座ります。
 
 
広く明るく、植物に囲まれているせいか混んでいても周りの人が気にならず、思いがけなく寛ぐことができました。

リッチモンドの駅から少し離れており、入り口がわかりずらいのが少々難点ですが、もし機会があればぜひ行ってみてください。
 
 
 
このようなナーサリー、もしくはガーデンカフェは英国のあちこちで増殖中。
 
ザ・テレグラフのサイトでも、「Top 25 garden centres for food」が特集されていました。
 
 
一般のカフェやレストランに植物を置くのではなく、植物のなかにつくってしまう、という発想。

思いがけなく濃い植物の力を借りて、リフレッシュと寛ぎを得られること、請け合いです。
 
 
 
ちなみに、ご自宅でもそんな気分を味わいたくなったときのために、パンカーダのヴィクトリアン・パブテーブル、おすすめしておきます・・・。
 
 
 

ピーターシャム・ナーサリーズ/Petersham Nurseries
Petersham Nurseries
Church Lane (signed posted 'St Peter's Church')
Off Petersham Road
Richmond, Surrey, TW10 7AB
 
オフィシャルサイト(英語版)
https://petershamnurseries.com/
 
 
by N

 

情熱の管楽器・アウロス

遥か古代から人々の暮らしに欠かせないもの、音楽。


あってもなくても生きていけそうに思えますが、だからこそ、人らしく生きるためには不可欠なものの代表格です。


その音楽をつくりあげるのは、人の声、身体のリズム、そして奏でる楽器。



A Dance to the Music of Time by Nicolas Poussin,c.1634-1636

 

 

数え切れないほど様々な楽器が、生み出されては消えてゆきました。世の中にどれほどの種類の楽器が存在するのか、そして存在したのか、把握することはできませんが、アンティーク家具を扱っていると、現代ではあまり見る事のない楽器が、デザインとして生かされていることに気づきます。

 

 

今日、ご紹介するのは「アウロス/aulos」。


それは、古代ギリシアの二本管、主にダブルリードの木管楽器。
二股に分かれている縦笛を、左右の手で演奏します。



このアウロスには、こんな神話があります。


半身半獣の精霊サテュロスのひとり、マルシュアースは、ある日アウロスを拾います。それは、女神アテナが作ったものでしたが、吹くときに頬が膨れるのを他の神がはやしたてたせいでいやになり、拾った者に災いが降りかかるように呪いをかけて地面に投げ捨てたものでした。

 

マルシュアースはたいそう上手くアウロスを奏でたので、、アポロンのキタラー(竪琴の一種)にも勝るとの評判となりました。これがアポローンの耳に入って怒りを買い、マルシュアースはアポロンと音楽合戦をすることとなります。

 

 


Young Marsyas 1878 by Elihu Vedder(1836 – 1923)

 

結果、神であるアポロンにはかなわず、マルシュアースは敗北し、恐ろしい罰をうけることとなってしまいます。

 

実は、サテュロスという精霊は、ディオニューソスの眷属。

この音楽合戦に用いられた楽器の性格は、アウロスが熱狂的なディオニューソス的性格の楽器、キタラーが理性的なアポロン的性格の楽器を象徴しているといわれています。

 

 

 

 

この伝説からもわかるように、アウロスは「情熱」を象徴する楽器。


古代ギリシアでは楽器は歌の伴奏として用いられるに過ぎなかったため、刺激的な音を出さないものが一般的でした。


東方よりもたらされた管楽器、殊にアウロスは当時の楽器としては唯一、連続音による滑らかな旋律を演奏することができました。

 

そのため、当時のギリシアでは極めて刺激的、情熱的にとらえられた、という背景があったと思われます。

 


A Roman Dance by Sir Lawrence Alma-Tadema(1836-1912)

 

 

 


情熱の楽器、アウロス。


パンカーダには、このアウロスと思われる楽器を意匠にとりこんだ、格調高いミッドヴィクトリアンのテーブルがございます。

 

 

 

四方の天板を拡張できる美しいテーブルは、一体誰が、どんな意図で楽器のマーケットリーを施したのでしょうか。

 

 

 

http://pancada.net/item/table/cat45/16_2.html

 

 

遥か古代ギリシアから、情熱的なアウロスの音色が囁きかけてくるようです。


by N

 

 

カトリーヌ・メディチのスィーツ

1519年、巨大な富と権力をもつメディチ家に生まれたカトリーヌ・メディチ。

 

1533年、14歳でフランスの第2王子オルレアン公アンリ・ド・ヴァロワ(後のアンリ2世)と結婚し、その後の生涯をフランス貴族として過ごしました。

 

オルレアン公アンリとカトリーヌの結婚式 ジョルジョ・ヴァザーリ 1550

 

 

当時はフランスよりもイタリアのほうが文化的に進んでいた部分が多く、このカトリーヌの結婚にともない、多くの文化がフランスへと渡ったと言われています。

 

 

例えば、フォークやその他の食器類、そして食事作法と礼儀作法。
アイスクリーム、フロランタン、マカロン、シューといった菓子類。

 

当時手づかみで食事をしていたフランス宮廷に、カトラリーや食器類、食事のマナーを持ち込み、イタリアの食文化をフランスで開花させたのです。
(諸説あります)

 

John, Duke of Berry enjoying a grand meal.ca1410

 

現在の日本でも定番の「シュークリーム」と当時のメディチ家の「シュー」とはかなり隔たりがあるとは思いますが、なんらかの源となっているのは間違いないでしょう。

 

 


今日はパンカーダ田園調布そば、ラ・スプランドゥールの「シュー・ア・ラ・クレーム」を中世ヨーロッパで飲まれていたというアーモンドミルクと共にいただいてみました。

 

 

ピュアなアーモンドミルクは甘味はなく、豆乳のような風味なので、ティータイムに楽しむのであれば少しだけ温め、お好みでお砂糖を加えて飲むのがおすすめ。あまり熱くしてしまうと栄養分が壊れてしまうので、50度以下程度がよいそうです。

 

 

スプランドゥールのシュー・ア・ラ・クレームは、小さめで、なかのカスタードクリームが濃厚なのが特徴。


トッピングされたワッフルシュガーの歯触りも楽しめます。

 

 

 

イタリアの特別なキャビネットを背景に、ほのかに温かいアーモンドミルクと、メディチ家に源をもつスィーツで、午後のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

 

この特別な逸品は、パンカーダ・ミュージアムコレクションとなっております。

 

どうぞこちらからご覧ください。

 

 


by N

 

 

アンティークだからこそ伝えられる想い

5月14日は母の日。

 

花が溢れるこの季節、日本では贈る花はカーネーションが定番ですが、英国で人気なのは薔薇。

 

薔薇をこよなく愛する国民性がうかがわれます。

 

 

お母様への感謝の気持ちをこめて、お花とともに心のこもったアンティークの逸品はいかがでしょうか。


大きな家具は難しくても、ごく小さな家具や、アンティーク小物でしたら、きっと喜んで受け取ってくれるはず。


パンカーダから、選りすぐりのアイテムをセレクトしてご紹介いたします。

 

 

■ 端正な佇まいをしたネオクラシカルスタイルのランプテーブル

 

こぶりなランプテーブルは、幅約35cm、奥行31cmという小ささながら、ヴィクトリア時代に作られたハイクオリティの逸品。お部屋のコーナーにおいて、大切にしておきたい小さな物を仕舞っておくのに最適です。


*詳細はパンカーダ・サイトにてどうぞ。

http://pancada.net/item/table/cat45/post_1492.html

 

 

 


■ 品格あふれるブラスベース

 

 

本体は真鍮、ベースは陶器。立体的な細工が見事。パンカーダではドライフラワーをディスプレイしておりますが、なかにグラスなどをセットすれば生花も愉しむことができます。

 

*サイズ:土台直径約15cm 高さ約23cm
*本体価格:71,000円
*サイト未掲載です。

 

 

 

 

■ 可憐なウォールドレッシングミラー

 

 

小物入れと、タオル掛けがついた壁掛け式のドレッシングミラー。
本来は化粧室用ですが、プライベートルームでストールなどを掛けても素敵です。

 

*サイズ:幅約49cm 高さ約74cm 奥行約14.5cm
*本体価格:114,000円
*サイト未掲載です。

 

 

 


■ 葡萄モチーフのオーバルフレーム

 

 

立体的な細工が美しい、オーバルフレーム。画像の様に、このまま壁にかけてドライの蔓草を這わせてみてもよいですし、記念の写真やアートワークをフレーミングされてみてはいかがでしょうか。

 

*サイズ:幅約33cm 高さ約40cm(外寸)
*本体価格:30,000円
*サイト未掲載です。
*フレーミングに関してはご相談ください。(オプションでのお見積りとなります)

 

 

 


■ アクセサリーとしてもたのしめる折りたたみ式ルーペ

 

 

サイドのバネにより、ぱかりと開いて両眼用となる、優雅なフランスのアンティークルーペ。ペンダントトップとしてもご使用いただけます。

 

*サイズ:本体長さ約8.2cm
*本体価格:51,000円
*サイト未掲載です。

 

 


長く愛されてきたアンティークだからこそ、伝えられるものがきっとあるはず。


世界でただ一人の大切な人へ、あなたの想いと共に贈ってみてはいかがでしょうか。

 

 


サイト未掲載のものも多くございますので、詳細はお問い合わせください。

 

MAIL:meguro-pancada@vivid.ocn.ne.jp
TEL:03-5701-7380(12-18時 水曜定休)

 

by N

長く愛されてきた特別な椅子・チャーチチェア

チャーチチェアとは、教会で使われてきた椅子のこと。

 

作り付けの長いベンチだったり、沢山のチェアが並べられていたり、
両方混ぜて使っている教会もあります。

 

 

背もたれの桟の入り方やフォルムの違いなど、教会によって微妙に異なりますが、チャーチチェアならではの特徴がいくつかございます。

 

 

 

*不特定多数の人が使うため、とても丈夫に作られていること。


*ミサなどで長時間座っていても疲れないように、座面はラッシュ、もしくは丸みができるように加工された木でできていること。


*全てではありませんが、多くのチャーチチェアの背面には箱があり、そこに聖書や歌集などを入れておくことができること。


*素材はオーク、エルム、もしくはビーチ材であること。

 

 


そんなチャーチチェアは、現代のご家庭でも充分便利にお愉しみいただける、雰囲気溢れる素朴なアンティーク・チェアです。

 

http://pancada.net/item/chair/post_1012.html

 

ダイニングチェアはもちろんですが、例えばお子様用の勉強用椅子として。

 

 

硬い背もたれや座面は、良い姿勢につながり、成長期の身体にぴったりなのではないでしょうか。


パンカーダには、ユニオンジャックのペインティングが施されたチャーチチェアがございます。

 


英国で長く愛されてきたチェアを、これからの数十年は「マイ・チャーチチェア」として愉しまれてみるのはいかがでしょうか。

 

 


*ユニオンジャックのチャーチチェアは、本体価格28,000円でご紹介しております。
*サイズは幅41.5 奥行44.5 高さ82.3 座面までの高さ43cmです。

*在庫は1脚のみです。
*パンカーダ・ウェブサイトには掲載されておりません。
*ご注文はメール、もしくはお電話でお受けしております。

メール:meguro-pancada@vivid.ocn.ne.jp
電話:03-5701-7380(12-18時 水曜定休)

 

 

by N

ボンシック Vol.15 に掲載されました。


"「上質」なインテリアと暮らし" をテーマとする、主婦の友社発刊の「Bon Chic」。

 

 

 

インテリアを中心に、エレガントな時の過ごし方を様々な角度から提案してくれる、クオリティの高い雑誌です。


今回は最終頁と、巻末のインフォメーションでパンカーダの情報をご覧いただく事が出来ます。

 


Bon Chic Vol.15 は4月22日、本日発売。

 

是非、お手に取ってご覧ください。

 

by N

真面目な英国人の愉しみ:バンクホリデー

日毎に陽がどんどん長くなり、4月の後半、ロンドンでは日没が20時を過ぎるようになります。

英国ではこれからがハイ・シーズン。
 
さて、良い季節になれば仕事はそこそこに、どこかに出かけたくなるのはいずこも同じ。
 
 
自分の都合でとるバカンスを除けば、国民の祝日が少ない(年間8日・日本は年間15日)英国でも、4月、5月、そして8月に「バンクホリデー/Bank Holiday」という祝日があります。

これは1871 年に制定された Bank Holidays Act/銀行休日法という、イングランド銀行の休業についての法律に由来します。

銀行の取引ができないので多くの企業もお休みになり、それにつれて学校もお休みになった、ということ。
 
 
この銀行休日法の制定に活躍したのは、1834年にロンドンで生まれた銀行家、ジョン・ラボック/John Lubbock。
 
 
彼は銀行家でありながらも考古学者、政治家、生物学者の顔ももち、
自然を愛し、かのダーウインと親交が深く、1882年にAncient Monuments Protection Act/古代遺跡保護法の制定にも活躍した人物です。

もともと準男爵の息子として生まれましたが、その功績によって男爵となりました。
 

ミッドヴィクトリアンの爛熟期、世界を手にしていた大英帝国首都の銀行は、さぞ活気に満ちていたことでしょう。

そして、銀行の業務は山積みとなり、銀行家たちはほぼ働きづめだったといいます。
 
 
そんな時に、銀行家たちが休みをとる法律をつくったラボック卿。

それは美しい英国の自然を最高の時期に満喫することこそが、人生にとっていかに大切なことであるか、多くの人々に気付いてほしかったからかもしれません。

新緑があふれ、陽ざしがきらめくこの季節。
 
ちょうど銀行休日法が制定された時代につくられたチェアを屋外に持ち出して
柔らかな風を感じながら、進化論について考えてみる・・・。
 
 
そんな休日はいかがでしょうか。
 
美しいマホガニーのホールディングチェアは、パンカーダにてご用意しております。
 
 
 
by N