東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ -152ページ目

Satinwood(サテンウッド)

Satinwood(サテンウッド)はその名の通り、サテン布のような質感を持ち、

表面はシルクのような美しい光沢感がある木材です。


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「Ayan(アヤン)」とも呼ばれることがあります。

木材の特徴として、木理は交錯して波杢、肌目は精密で光沢感があり、

材面は美しく、色味は淡黄色から金褐色。


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18世紀イギリスでは、その色からイエローウッドとも呼ばれていたとの記述も。

適度に堅くて重い重硬材で、オークやキューバ産マホガニーよりも重いそうです。
保存性や耐久性もあり、乾燥に対しても少し割や狂いを生ずる

傾向があるようですが、比較的強い材質です。



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一定の耐久力および耐蟻性があります。
切ると独特のココナッツのような甘い香りがするとのこと。
油分を多く含むため、接着剤の乗りが悪く家具材としては難しい木材だそうです。


木材自体は樹高40m前後、枝下高は15~20m、直径60~80cm。
樹高のわりに細身なため、無垢のものは少なく、Beneer(突き板)として
使用されることが多かったようです。


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イギリスでは、1780年から1800年くらいまでの2大人気の材木はサテンウッドとローズウッドでした。
ネオ・クラシックの流行と共に、人気が出て、
特に、ローズウッドやマホガニー等の濃い色の木との
コンビネーションが良く見られました。

サテンウッドは当時最高級の家具に用いられましたが、これは西インド諸島産(West Indian Satinwood)のものでした。


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東インドサテンウッド(Chloroxylon Swietenia)はセイロンと東インド諸島が原産地。
供給が少なかった為、西インドサテンウッドよりは高価だったようです。


一般にはウェスト・インディーズ・サテンウッド(West Indies Satinwood)、

イースト・インディーズ・サテンウッド(East IndiesSatinwood)の2種類があり、

イースト・インディーズの方がやや大きな木、材の色がやや薄いそうです。


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ほかに、色味が黄金色で木目がまっすぐで硬いものもあり、

この種のものはほとんどプエルトリコからの輸入です。


また東インド諸島から輸入したサテンウッドは、色が薄くレモン色で、

細かい縞(しま)があり、西インド産に見られるように変化に富んだ

深みのあるものではなかったため19世紀の初頭まで
家具の材料としてはあまり使われなかったようです。

東京都 Y様 キャビネット納品

駅から徒歩数分でありながら、落ち着いた閑静な住宅街にお住まいのY様。
驚くほど広いゲストルームに、キャビネットを納品させていただきました。


お納めしたキャビネットは1910年代のお品物。
まさに世紀末に花開いたアールヌーボーが円熟期を迎えた頃。
建築を始め、照明器具や生活雑貨、そして家具にも動植物をモチーフにした
流れるような曲線が用いられました。


このキャビネットはまさにそのアールヌーボーの意匠を体現したような逸品。


今回Y様はこのキャビネットに、
ラリックやガレなど、ハイクオリティのコレクションをディスプレイされました。


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美しいガラス器は、その後ろ姿までも鑑賞できるように
ミラーの前に置いて。背面からの反射光で、よりガラス器が美しく見える効果も。

内部にはプレートを高さを見せながら飾って。


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手前に小物をさりげなく添えるように置いて、内部に立体感をもたせて。
ディスプレイひとつをとってみても、飾る方のセンスが感じられます。


久々に本来の役目を与えられたキャビネットは、

大きな窓から差し込む柔らかな光の中、
本当に嬉しそうにマホガニーの古艶を輝かせているようでした。


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これからもY様のお手元で、末永くご愛顧いただければ
私共にとりましてこれ以上の喜びはございません。


Y様、本当に有難うございました。
そして、またのご来店をこころよりお待ちしております。



洗練されたシノワズリー センターテーブル

引き続き、シノワズリーシリーズとして、ハイクオリティーな

センターテーブル をご紹介いたします。


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17世紀、大航海時代に入ると、イギリスだけでなく、ヨーロッパでは

今まで神秘に包まれていた東洋の美術品が流入し、
上流階級の間でシノワズリーに対するブームが起こります。


家具業界でも、シノワズリーのモチーフが当時の人々に鮮烈な印象と

スタイリッシュな上質感をもって受け入れられました。


その後、チッペンデールといった家具デザイナーによって、

時代の流行の中で、シノワズリーは繰り返し再評価されつづけ、
現在にもその美しさを引き継いでいます。


また、イギリスが強く憧れた東洋の美は、「East Meets West Style」として、

現在の中国のハイクラスの人たちにも再評価されているそうです。


シノワズリーのモチーフは地理的に近いせいもあって、どこか落ち着く、

インテリアにも取り入れやすいデザインだと思います。

イギリスにも黒檀仕上げのアンティーク家具をたまに見かけます。


このテーブルは、そのシノワズリーに憧れたイギリス貴族に

大切にされてきたお品ではないでしょうか。


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黒檀仕上げの木質感は、艶やかでなめらかな光沢。


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中央や天板のエッジに施されたバーウォールナットの化粧張りは


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黒檀仕上げのブラックと金具装飾のゴールドとのコントラストが

美しく、上品な華やかさ。


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すっきりとポイントに施されたカーヴィングはスタイリッシュな印象を、

渋い光沢感の金具装飾は品格を添えています。


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細部はどこまでも繊細で洗練されたデザインですが、テーブルのフォルムと

サイズによって、センターテーブルとしての存在感は、圧倒的です。



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ぜひ、この美しさを店頭にてご確認ください。

なお、こちらは倉庫保管中となっておりますので、ご覧になりたい場合は、

ご連絡ください。


上質感あふれる チッペンデール・センターテーブル

今日はフレームワークに惚れ惚れしてしまうセンターテーブル

ご紹介いたします。


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チッペンデール様式、特にシノワズリー(中国趣味)の特徴が素晴らしい

フォルムバランスによって体現されている逸品です。


パンカーダでは、上質なアンティーク家具をご紹介するため

イギリス中を駆け回り、洗練されたスタイリッシュな逸品を

選んでいます。


アンティーク家具ファンのお客様にも「厳選している」「クオリティーが高い」

といった嬉しいお言葉をいただいています。


同じように見えても、どこかが違う。

パンカーダのファンになっていただくために、アイテム一つ一つ

こだわりを持ってセレクトしているのです。



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このセンターテーブルも、バランスの秀逸さは自信を持って

おススメしたいと思います。


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華奢でありながら、優美さと上品さを演出してくれるフォルム。

イギリスが強くあこがれた東洋の美。


お部屋の中でもひときわ輝く存在感を発揮してくれそう。


六角形がベースとなる天板のデザインは、エレガンスな曲線美で

縁取られ、華やかさを添えています。


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さらに艶やかな無垢の高級マホガニー材。

なめらかな光沢感は、木材の美しさを余すところなく伝えてくれます。


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本物のマホガニーが持つ内側から、しっとりと艶めく質感と色合いは

長い年月を経ることで、さらに古艶をまとい、さらに風合いが増しています。            


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インレイやカーヴィングではなく、フレームワークでこれだけの美しさと

存在感を発揮してくれるセンターテーブルは希少です。


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クラシカルな空間のみならず、どんなお部屋も

スタイリッシュにしてくれそうな逸品。


ぜひ店頭にて、その美しい木質感とフォルムをご確認ください。



ザ・骨董美術ショー 無事終了しました♪

GW前半に行われた「ザ・骨董美術ショー」。


今回、パンカーダも出展させていただき、お客様のみならず、

様々な業者様とお話しさせていただきました。


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このショーは日本でもトップレベルの美術品が集まるそうで、

インテリア関係では、去年1500万円のシャンデリアが出品され、

売約されたとのことです。


また、海外からのお客様や芸能人、日本の富裕層が多く訪れ、

お買い物を愉しまれるということでした。


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今回の出展で、お客様からは、どんな家具をご希望なのか、

そして、アンティークに対する想いを教えていただき、

これからのお店創りに役立つたくさんのことを

ご教授いただきました。


また、業者様には失敗談・成功談など

とても楽しいお話をしていただきました。

多岐にわたる話題は本当にどれも勉強になることばかり。


今回創刊した『サロン』もたくさんのお客様にお渡しすることができ、

「お店に行ってみます」というお言葉をたくさんいただきました。


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これをご縁に、多くのお客様にたくさんの素晴らしいアンティーク家具を

ご紹介して行きたいと思います。


これからもよろしくお願いいたします。






ザ・骨董美術ショー 途中経過報告

今年で26年目を迎えるという歴史と格式のあるショー。

毎年、国内でもトップレベルのクオリティーのものがたくさん出品

されているそうです。


お値段もびっくりするくらいの金額のものもそこかしこに並んでいました。

一通り見てみましたが、本当に勉強になることばかり。


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そして、今年の特徴は、よいお品物が比較的お安く提供されているという

ことです。

やはり不景気なのか、よいものが出てくる環境にあると

他の業者様が教えてくれました。


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毎年、いらっしゃるお客様も多いそうで、今年も

お気に入りを見つけに、たくさんのお客様がいらしていました。


イギリス・ドイツ・イラン・中国・・・海外からも多数の出店があるほか、

国内からも西洋アンティーク、刀剣、和骨董・・・様々なジャンルの

お店が一同に会場に集まっています。


協賛のJALとサントリーが提供しているラウンジで、

お客様と商談中と思われる業者の方や、お気に入りを見つけ、

コレクションについて熱く語っているコレクター様が楽しそうに

アンティーク談義に花を咲かせていました。


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まだまだ、素晴らしいお品物が展示されておりますので、

ぜひご覧になってはいかがでしょうか?


パンカーダのスタッフもブースで皆様のご来場をお待ちしております。


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なお、明日の5/2(月)は、店舗のほうはお休みとなります。お気をつけください。



New Arrival Fair & Golden Happy Week 開催中!

いつのまにか春の陽射しの中に

ふとした瞬間、夏の風を感じるようになりました。


そんななか、パンカーダでは、英国よりコンテナが届き、

新着の家具や雑貨で溢れています!


そして、おりしも昨日は英国のロイヤルウェディング。


そこで、このゴールデンウィークと合わせ、

"New Arrival Fair & Golden Happy Week"を開催致します。



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GW期間中、ご来店いただきました全ての方に小冊子をプレゼント。


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名前は”Salon"。


英国アンティーク家具と暮らす~過去と未来を繋ぐ上質な空間~

・・・をテーマとして創刊致しました。


本来はパンカーダをご愛顧いただいているお客様だけに

お送りするクオリティ・マガジンですが、

この期間中は特別に、ご来店いただいた方全てにお配りしております。


いままでネットでご紹介していたアンティーク・スタイリングをはじめ、

アンティーク豆知識や修復工房からのメッセージなど企画は盛り沢山。

是非ティータイムのお供にしていただきたい小冊子となりました。



また、最後になりましたが本日までの特別企画

「10%は被災地へ 10%はお客様へ」への

ご協力、誠に有難うございました。


おかげさまで少々まとまった金額を日本赤十字へ送ることができます。

これからももちろん、私どもに出来ることを考え、

常に行動していきたい気持ちに変わりはありません。



今後とも、パンカーダをよろしくお願い致します。

そして、皆様のご来店をこころよりお待ちしております。






ザ・骨董美術ショー 出店中です♪

今年で、26年目を迎えるという「ザ・骨董美術ショー 」。


毎年、国内外の美術品が一同に集まるそうです。

古美術から現代美術、西洋アンティークをはじめ、

あらゆるジャンルの作品が展示されています。


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その歴史あるショーにパンカーダもブースをお借りして、

アンティーク家具と小物を出品しております。


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5/2(月)まで、開催されます。


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ぜひ、GWに東京を訪れる機会がございましたら、

お立ち寄りください。


場所は東京タワーのすぐそば、東京プリンスホテル。



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皆様のご来場をお待ちしております。


ジョージアン様式とは

ジョージアン様式(Georgian Style)とは、家具生産が栄華を極めた18世紀の

イギリスで、ジョージ1~3世(1714~1820)のジョージアン期に

流行した様式のこと。




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バロックやロココ、ネオ・クラシック様式を含む文化的にも

趣向的にも洗練された時代の様式です。

イギリス経済の成長期で、中産階級が台頭したことから優れたデザイナーが

活躍したイギリス家具師の黄金時代ともいえます。


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チッペンデール、アダム、ヘップルホワイト、シェラトンなどもこの時代。


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この時代は、ヨーロッパ大陸への遊学である「グランド・ツアー」が流行し、

ツアーに出た貴族の子弟がフランスでフランス語やマナー、イタリアで古代ローマや

ルネサンスの建築や美術を学び、多くの美術品を持ち帰りました。

美術品はもとより、ツアー先での出会いや友情も芽生え、後のイギリス文化に

大きく影響を与えました。


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優美で繊細なデザイン、一般的に考えられる典型的な英国アンティーク家具のイメージは

この時代につくられたと言えそうです。


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材料には、マホガニー、サテンウッドが多くつかわれ、前期は「マホガニーの時代」、

後期は「サテンウッドの時代」といわれています。


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椅子の張り地はシルクの朱子織が好まれました。


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ジョージアン様式は、イギリス家具史上の黄金期に発達したため、

時代によって流行も変わり、これがジョージアン様式だと

一つを取り出すことが難しいようです。

ということで、後日、もう少し細かくお話したいと思います。

東京都 U様 テーブルミラー納品

都内の一戸建てにお住まいのU様。


当店にてご購入されたテーブルミラーを、

ご自宅にディスプレイされた様子をご紹介して下さいました。


玄関ホールにおかれた小さなキャビネットのうえに、

ご趣味のフラワーアレンジメントを飾られて。


その後ろに立てられたミラーの、なんと効果的なことでしょうか。


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このテーブルミラーは折り畳み式で、立てると三面鏡の様に使えるすぐれもの。


色鮮やかな花たちが幾重にも映り込み、

まるで万華鏡のような効果が生まれています。


ボックスアレンジの蓋は、後ろ側に置く事が多いかと思いますが、

あえて手前にディスプレイし、蓋のリボンやコサージュも存分に楽しんで。

ミラーのメリットを最大限に活かしたディスプレイとなっています。


アンティークの小物を上手に取り入れて、

日々の暮らしに美しさと楽しさをみつけだす達人のU様。



スタッフ一同、またのご来店をこころよりお待ちしております!