東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ -154ページ目

Glasgow Style (グラスゴースタイル)

グラスゴースタイルとは、19世紀末から20世紀初頭にかけて

The Glasgow School of Art(グラスゴー美術学校)の生徒を中心に

生み出された様式で、アール・ヌーヴォーの流れをくんでいます。


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グラスゴー・スタイルの背景には「アーツ・アンド・クラフツ運動」「唯美主義と神秘主義」

「ジャポニズムなどの異国趣味」があります。
グラスゴー美術学校の校長フランシス・ニューベリのもと、多くのアーティストが育ちました。

その中でも有名なのがCharles Rennie Mackintosh(チャールズ・レニー・マッキントッシュ)で、


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彼と、後に妻となるマーガレット・マクドナルド、その妹であるフランセス・マクドナルド、

そしてハニーマン&ケッピー設計事務所での同僚ハーバード・マックニーの4人は、
ザ・フォー(The Four)と呼ばれ、グラスゴースタイルの中心的なアーティストとして有名です。


チャールズは、同事務所で製図係として働きながら、

グラスゴー美術学校の夜間部でデザインとアートを学びます。

その後、グラスゴー、ロンドン、ウィーンの各地で展覧会を開き、評価を得て、名声を確立。


27歳の若さで、母校でもあるグラスゴー美術学校の新校舎の設計コンペに優勝。
グラスゴーのティー・ルーム(Willow Tea Room)のインテリアデザイン、


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ヒルハウスの設計などを残しました。


彼はアーツ&クラフツ運動の推進者、スコットランドにおけるアール・ヌーヴォーの提唱者でもあり、
イギリスだけでなく、他のヨーロッパ諸国にも影響を与えました。

ハイバックチェアはあまりにも有名。


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グラスゴー派のデザインの特徴は、優美で簡素、華奢でありながら、

緊張感のある合理主義的な室内装飾の先駆けとなっています。

また、日本のデザインの影響も受けたとされているのも、なんとなくわかりますね。



東京都 S様 コンソールテーブル納品

今回は、コンソールテーブルを納品させていただいた様子をご紹介致します。

S様のお宅は都心にある高級マンション。


S様も英国紳士のような、上品さと優しさを併せ持つ、洗練された雰囲気の方です。


お部屋はマンションの一室とは思えない落ち着いた雰囲気でした。

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アンティーク家具を革張りのソファーとオークの質感がクラシカルな雰囲気を醸し出し、

統一感ある印象に仕上げています。


素材やでティールにこだわったインテリアはインテリアコーディネーターの

お仕事とも思われる洗練された空間。
小ぶりながらも、存在感のあるコンソールテーブルは、オークの朴訥とした木目と

長い年月が育んだ古艶の輝きでお部屋に上質感を添えています。


S様の本物を愛する紳士の優雅な日常がインテリアにも表れているようでした。


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クラシカルな雰囲気の漂うお部屋で、普段はお仕事で忙しいS様も、

ゆっくりとくつろがれているのでしょうか。

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これから窓周りのリフォームをご検討中とのこと。

素晴らしい演出をお考えのようです。

ぜひ完成したときには、ご紹介いただければと思います。


S様、この度は誠にありがとうございました。

またのご来店をスタッフ一同心よりお待ち致しております。



地震とアンティーク

東北地方太平洋沖地震から、1ヶ月が経ちました。


先日、ご来店されたお客様がこんなことをお話しくださいました。

お客様は都内にお住まいとのこと、震度5弱を体験されたそうです。


「こちらで購入したブックケースは、重たく安定感があるのか、

地震のときにもそれほどゆれませんでした。


組み立て式のブックケースもあったのですが、そちらは前に倒れてきて、

ガラスが割れてしまいました。


イギリスで地震が多いとは思いませんが、

職人さんが安定性やバランスを考えて製作しているのではないかと感心しました。


やはり、いいものを買っておくと、安心ですね。」と。


他にも何人ものお客様にアンティーク家具は現代の家具に比べ、揺れの影響を

受けにくいというお話しをしていただきました。


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アンティーク家具は良質の木材を贅沢に使っているからか、重いものが多いように

思います。


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搬入のときに苦労することもしばしばですが、その重さが多少の揺れの影響なら

かわしてくれるのかもしれません。


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確かに店内の家具や小物も全て無事でした。


100年以上生き残っている家具は、アイテムが持つ運というか

サバイバル能力があるように思えます。


東京都 M様 ゲートレックテーブル他納品

今回は、ゲートレックテーブルとフレンチチェアを納品させて頂いた様子をご紹介致します。


M様のお宅は、東京都の中でも有名人が多く住む高級住宅街。


M様も日本を代表する文人のご友人が多数いるとのこと、納品の際に、
有名作家直筆のお品を見せていただきました♪


ご自身の書斎をお持ちのM様は、その書斎でお気に入りのラファエロをご覧になりながら、
ご友人たちとお酒を楽しむために、今回のゲートレッグテーブルをお求めになったそうです。


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約100年を経過したテーブルの存在感は書斎の落ち着いた雰囲気にしっとりと馴染み、
もともとお持ちだったアームチェアと革張りのフレンチチェアが

優雅さを添え、上質な空間に仕上げています。


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たくさんの蔵書が並ぶ本棚とアンティーク家具が知的な雰囲気を盛り上げています。


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文芸に造詣が深いM様、ロシアやイタリアなど、お好きな本に描写された土地を

訪れるのがお好きとのことでした。

旅の思い出話など聞かせていただけたら、うれしく思います。

またのご来店を心よりお待ちしております。




逸品♪ 珍品? インレイドビューロー

今日は、ディスプレイキャビネットとビューローをあわせた珍しい

ハイクオリティーインレイドビューローをご紹介いたします。


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まず目を引くのはペディメント。

うねる波が流れるようなデザインにイルカと思われるカーヴィングが施されています。


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その下のモールディングの角にも抜かりなく美しい流れるようなカーヴィング。


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フレームも流線形にデザインされ、さらに面取りがされているミラーは、コレクションの

後ろも美しく映し出してくれそうです。


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小さなガラスにはシノワズリーと思われる凝った格子のフレームワーク、

どこまでも匠のこだわりが感じられます。


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カーブの仕上がりが素晴らしいキャビネット前面のガラスは、

現代でも加工が難しいといわれています。

あわが入っていたり、よれている部分もありますが、

アンティークガラスならではの風合いが何ともいえません。


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チェストの1段目は、サーペンタイン(波をうったような意匠)でリズム感を演出。


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脚はブラケット・フット(Bracket foot)で、安定感があります。


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そして、このビューローがハイクオリティーである証をあますところなく伝えてくれる

インレイ(象嵌細工)は、素晴らしい仕上がりです。

本当に技術のある匠による仕事だからこそ、全くダメージがなく、コンディションも文句なしです。

様々な色味の異なる木材や螺鈿を組み合わせて表現した芸術的マーケットリーには

ため息が出てしまいます。


もちろんマホガニー材も古艶と全体のフォルムのバランスをみても、

貴族がオーダーメイドで作らせたこだわりの逸品であったと容易に想像できます。


ぜひこのハイクオリティーなインレイドビューロー を店頭でご確認ください。

アンティーク・スタイリング アップ致しました。

アンティーク・スタイリング  Vol.25をアップ致しました。



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ついつい自分のことは後まわし、

家族のことを思いやって。

・・・そんな日々を過ごしている多くの方へ。


きっとその思いやりはいつか、かえってきます。

貴方のこめた思いよりずっと多く。


アンティーク・スタイリング


思いをしっかりと受けとめる家具とともに

歩む日々を過ごしてみるのはいかがでしょうか?








東京都 A様 サイドバイサイド納品

A様に当店からサイドバイサイドをお納めしたのは2月下旬。
3月末に当店の特別企画&スプリングフェアのご案内を差し上げたところ、
素敵な沢山の画像と共にこんなメールをいただきました。


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こんばんは!
お葉書き届きました。
その節はいろいろとありがとうございました。

実はあの大きな地震で、我が家は大変な事になってしまいました!
マンションの12階だった為、近くの戸建ての実家は何でも無かったのに、
ここは、結構揺れたようです。
あの時、運悪く外出中だったのですが、帰宅しましたら、
壁に付けてあったはずの家具が、みんな離れて中央部分へせり出し、
飾り棚の扉が、ばーんと開き、中に飾っていたベネチアンガラス類がほとんど落下し、
その中の半分位は割れてしまいました!!(ToT)


でも、アンティークの鍵付きの飾り棚のケースやサイドバイサイドは全く動かず、
もちろん扉も開かずに、中の品も全部無事でした(*^_^*)!
とにかく購入したばかりのサイドさんが無事で本当にそれだけが何よりで、
ほっとして嬉しかったです♪♪
やっぱり現代物の家具よりアンティークの方が安全なのかと、関心してしまいました!


このサイドバイサイドは今では一番のお気に入りです!
もともとは主人が先に気に入っていたので、その時はそんなにいいのかぁ?
位に思っていたので、ちょっとやられた感じで悔しくはありますが。。。



ホームページには毎日訪問させてもらってますが、
今度またそちらにも寄らせて下さいね!
それではまた。。。

                                 Aより」


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A様、嬉しいお言葉と素敵な画像、ありがとうございました。
いろいろ大切なコレクションを失われたとのこと、残念でなりません。


それでも、仕舞いこんでしまうよりも、いつもお使いいただいたり、
目に触れる場所でお楽しみいただいてこそ、物は輝いてくるものと思います。
お片づけなど大変だったかと存じますが、A様がご無事でなによりでございました。


いただいた画像は震災前のご様子とのことですが、
まるで英国のコテージのような美しいディスプレイをされていらっしゃいます。
レースやグリーンのあしらい方、ランプの効果的なレイアウト等、
まさにプロのデコレーター級。


きっと今後とも、えりすぐりのアンティークコレクションをディスプレイしていただいて、
A様自身が楽しまれ、そのA様の輝きで
周囲を幸せにしていただけるのではないでしょうか?



A様、本当にありがとうございました。
そして、またのご来店をスタッフ一同、こころよりお待ち申し上げております。


緊急特別企画 20%を義援金に 20%をお客様に

東日本大震災後、「パンカーダにもできること」

ということで、「10%を義援金へ 10%をお客様へ」 という

キャンペーンを始めました。


これまでに本当に多くのお客様のお心遣いをいただき、

スタッフ一同、少しでもご協力をさせていただいたことに

深く感謝しております。


孫正義氏の100億円寄付は驚きましたが、孫氏だけでなく、柳井氏など

日本でも企業家が寄付やボランティアをするのが当たり前になりつつあることを

嬉しく思います。


金額的にはとてもとても及びませんが、パンカーダでも

もう少し頑張ってみたいと思い、4月中、以下の3つのアイテムを

20%を義援金に 20%をお客様に 還元させていただきます。

ワードローブ

価  格:225,000円 → 180,000円


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ミラーバックサイドボード


価  格:294,000円 → 235,200円

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セブンドロワースチェスト

価  格:209,000円 → 167,200円

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ぜひ、ご検討をお願いいたします。


新生活を春っぽく

だんだんと暖かい日が多くなってきました。


明日は、二十四節気の一つ「清明」。

「清明」は「清浄明潔」の略といわれています。


全てが明るく清らかで、生き生きとしてすがすがしく感じられる頃、

新しい会社、新しい学校など、新たなスタートを切る方も多いのではないでしょうか。


お部屋にも春の花を飾るなど、インテリアで春らしさを演出するのも楽しいもの。


キッチンの照明をアンティークシェードに変えてみても


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フロストフリルグラスシェード

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リブガラスシェード

春の日差しを華やかに彩るアンティークステンドグラスを窓際においても



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ステンドグラス

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ステンドグラス

思い切って、クラシカルなキャビネットをいれて、

春めいたコレクションを飾られてもステキですね。


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インレイドショーケース

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ドレッサーカップボード


草木の花々も生き生きと咲きほこる季節。


いろいろたいへんなことではありますが、草木だけでなく、

人間も生き生きと日々を送りたいものです。



レアもの!? Virol Bottle

今日は、“Virol”についてのお話です。


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Virol(ヴィロール)とは、1860年代に発売された、

牛の骨髄を濃縮した栄養補助食品の商標のことです。


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もとは子供や病弱な人向けの食品として流通しましたが、栄養価が高い、

安価な代用食品として、労働者階級の人たちにも愛用されたそうです。

商品自体はどこかの製薬会社に買収され、1970年くらいまであったらしいです。


主にシチューやスープといった食品に混ぜて食べていたとのこと。



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このボトルは、1860~1915年まで製造されました。
ボトルのサイズは6サイズ。


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一番大きいもので、高さ約30センチの超特大サイズ、業務用でしょうか。

マーク上部の小さな楕円の中に猫の手が牛の骨を握っている絵は、

「骨にぎり(bone in hand)」と呼ばれ、
1880年代のまでの品で、希少価値があり、人気があるとのこと。



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さらに、絵柄の一番下に「LANCET」とあるものは超レアもので、コレクターの垂涎の品。


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パンカーダのVirol bottelは、店長がアンティークディーラーのところで、

「かわいいから♪」と、何気なく買い付けた品。

それにもBone in handが付いていたのです!!


こういうのを掘り出しモノというのでしょうか・・・