Satinwood(サテンウッド) | 東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ
2011-05-07 11:00:00

Satinwood(サテンウッド)

テーマ:アンティーク豆知識

Satinwood(サテンウッド)はその名の通り、サテン布のような質感を持ち、

表面はシルクのような美しい光沢感がある木材です。


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「Ayan(アヤン)」とも呼ばれることがあります。

木材の特徴として、木理は交錯して波杢、肌目は精密で光沢感があり、

材面は美しく、色味は淡黄色から金褐色。


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18世紀イギリスでは、その色からイエローウッドとも呼ばれていたとの記述も。

適度に堅くて重い重硬材で、オークやキューバ産マホガニーよりも重いそうです。
保存性や耐久性もあり、乾燥に対しても少し割や狂いを生ずる

傾向があるようですが、比較的強い材質です。



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一定の耐久力および耐蟻性があります。
切ると独特のココナッツのような甘い香りがするとのこと。
油分を多く含むため、接着剤の乗りが悪く家具材としては難しい木材だそうです。


木材自体は樹高40m前後、枝下高は15~20m、直径60~80cm。
樹高のわりに細身なため、無垢のものは少なく、Beneer(突き板)として
使用されることが多かったようです。


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イギリスでは、1780年から1800年くらいまでの2大人気の材木はサテンウッドとローズウッドでした。
ネオ・クラシックの流行と共に、人気が出て、
特に、ローズウッドやマホガニー等の濃い色の木との
コンビネーションが良く見られました。

サテンウッドは当時最高級の家具に用いられましたが、これは西インド諸島産(West Indian Satinwood)のものでした。


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東インドサテンウッド(Chloroxylon Swietenia)はセイロンと東インド諸島が原産地。
供給が少なかった為、西インドサテンウッドよりは高価だったようです。


一般にはウェスト・インディーズ・サテンウッド(West Indies Satinwood)、

イースト・インディーズ・サテンウッド(East IndiesSatinwood)の2種類があり、

イースト・インディーズの方がやや大きな木、材の色がやや薄いそうです。


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ほかに、色味が黄金色で木目がまっすぐで硬いものもあり、

この種のものはほとんどプエルトリコからの輸入です。


また東インド諸島から輸入したサテンウッドは、色が薄くレモン色で、

細かい縞(しま)があり、西インド産に見られるように変化に富んだ

深みのあるものではなかったため19世紀の初頭まで
家具の材料としてはあまり使われなかったようです。

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