最古のパンダ
ふぉっしるニュース
最古のジャイアントパンダの仲間の化石が発見されました。
スペインの約1160万年前(新生代新第三紀中新世後期)の地層から,
ジャイアントパンダの仲間の化石が発見されました。
これまで発見されているジャイアントパンダの仲間の
最古の化石は約900万年前のものでした。
今回の化石はそれよりも約200万年古いものになります。
俊敏なハンター!?シーラカンス
シーラカンスは,
古生代から現在までほとんど姿を変えていない魚です。
このため「生きた化石」と呼ばれています。
最古の化石が知られているのは古生代デボン紀。
中生代三畳紀には最も多様化し,淡水から海水まで,
さまざまな環境に棲息していたらしいということが
わかっています。
しかし,異色のシーラカンスが発見されました。
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俊敏に動けたと考えられるシーラカンスの化石が発見されました。
二又に尖った尾ヒレをもち,体は流線型,
長距離を泳いだり,速いスピードで狩りをすることもできたと,
研究者は考えています。

この新しいシーラカンスは
Rebellatrix divaricercaと名付けられました。
発見されたのはカナダの三畳紀の地層。
さすがはシーラカンスが最も多様化した時代,
ハンターのシーラカンスもいたんですね。
竜脚類で温暖化?
二酸化炭素の20倍もの温室効果のある
強力な温室効果ガス,メタン。
そのメタンに発生源として,何が思い浮かびますか?
油田?ガス田?メタンハイドレート?
実は動物も重要な発生源で,そのげっぷや糞尿から,
メタンの総排出量の約9%~18%もの量が
発生していると考えられています。
では過去ではどうだったかというと,
巨大な恐竜,竜脚類からとてつもない量のメタンが
発生していたかもしれないということがわかりました。
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竜脚類によって,現在と同じくらいの量のメタンが発生していたかもしれないということがわかりました。
現生の動物で調べたところ,
メタンの発生量は体重から求められることがわかったそうです。
これをもとに竜脚類の体重を20トンと仮定し,
さらに1km2あたり竜脚類が10体いたと仮定して
メタンの排出量が計算されたところ…

現在の総排出量と同じくらいの量のメタンが
竜脚類から発生していたという結果が出たそうです。
Wilkinson et al. (2012)を基に作成。
ものすごい量ですね。
竜脚類から本当にこれほどの量のメタンが
発生していたとしたら,竜脚類は
重要な温室効果恐竜だったかもしれませんね。