化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常 -190ページ目

1億年前の送粉者

おしべからめしべへの花粉の運搬には
いくつもの方法があります。
風(風媒),水(水媒),虫(虫媒)…。

虫媒は被子植物に多く見られる方法ですが,
一体いつから始まったのでしょうか?

その最古の証拠が発見されました。

ふぉっしるニュース
虫媒の最古の証拠が発見されました。

その証拠が発見されたのはスペイン。
約1億年前(中生代白亜紀前期)の地層から発見された
琥珀の中に,体に花粉をつけた虫が入っていたそうです。

この虫についていたのは
イチョウかソテツの花粉。
幼虫に花粉を食べさせるために花粉が付きやすい
毛を進化させたと考えられています。

ちなみに,イチョウの花粉はこんな形をしています。

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-イチョウ花粉

大きく口が開いています。

懐かしい(^-^)。
実は大学時代白亜紀の花粉の研究をしていました。

懐かしついでに,

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-スギ花粉

これはスギ花粉。
本来はただの球ですが,
化石ではこのように大きく裂けた状態で出てきます。

面白い形をしているのがマツ花粉。

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-マツ花粉

風船が3個くっついたような形をしています。
これで遠くまで飛んでいくことができます。

---
今日もご訪問ありがとうございます。
応援よろしくお願いします。

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-人気ブログランキング

模様替えしました

昨日の夜から今日のお昼過ぎにかけて,
このブログのレイアウト変更を行いました。
(つまり徹夜)

大きな変更点は2つ。

1つ目は2カラムだったのを3カラムに変更して
左側にふぉっしるの商品ページへのリンクを
つけたこと。
時代ごとに1つずつ商品を並べています。
各商品写真の上にあるのはそれぞれの時代の地図。
大陸が1つに集まってまた分裂していく様子が
わかります。

2つ目が上部に更新頻度の高いテーマ
へのメニューリンクをつけたことです。
フリースペースに入力して作るんですね。
知りませんでした(^^ゞ。

ようやくできたと思って
複数のブラウザで確認してみたら,
IEでものすごくレイアウトが崩れていて
驚きました。
しかもすべてのバージョンで。

レイアウトが崩れていた以前に,
文字色なども反映されていなくて
まるでCSSを読み込んでいないような感じ。
不思議に思ってDreamweaverでCSSを見てみたら,

font-family:""ヒラギノ角ゴ Pro W3", "Hiragino Kaku Gothic Pro", "メイリオ", Meiryo, Osaka, "MS Pゴシック", "MS PGothic", sans-serif;

と記述されていました。
最初の"が1個多かっただけ。
他のブラウザでは大丈夫だったのに,
IFは融通がききません(><;)。
でも簡単に原因が見つかってよかった…。

---
今日もご訪問ありがとうございます。
応援よろしくお願いします。

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-人気ブログランキング

おすすめ!ヤフオク情報 三葉虫Ceratonurus

現在Yahoo!オークションに,9点の化石を出品中です。
その中でも特におすすめなのがこちら!

三葉虫Ceratonurus
$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-三葉虫Ceratonurus
アメリカのレア三葉虫ケラトヌルス。
頭部から後ろに伸びた2本の角と,
体の左右に生えた細長いトゲが特徴の
三葉虫です。
この標本の素晴らしいところは,
保存状態がとても良いこと。
角やトゲがきれいに残っています。
頭部や尾板を取り囲むように生えた
小さなフリル状のトゲもよく残っています。
ここまで保存の良い標本は国内外を探しても
なかなか見つけられません。
非常におすすめの逸品です。

***

今日はほかに,

最古のパンダ

俊敏なハンター!?シーラカンス

を書きました。

***