昔シンガポールで買った青磁は偽物か本物か?
その昔~シンガポールで買った、青磁の小壺です。一寸カセは有りますが本物かと思いました。当時は中国物は無茶高かった!発掘でも手に入ればラッキーです。手に入れた場所は、チーベスマーケット(泥棒市場)です。出品するのは自由~場所代も無料ですから、引退した老人のコミニケーションの場でもあり、独特な雰囲気を持った場所でした。この場所はシンガポールでは最古にして最大規模の市場なんです。当時は広げたブルーシートの上に品物を並べて売ってるんです。ろくなものがないなと思いながら歩いてますと、普通の店屋もあるんです。一軒の骨董屋を見つけショーウインドに飾ってるものは凄く立派に見えてくるんです。中に入りますと、背高のっぽの兄さんがいるんです。眼鏡をかけて若干長髪~誰かに似ている!誰かに似ていると思ったら、元タイガーズの岸部シローさんでした。質問したら店の中の物を丁寧に英語で説明するんですね。多少はわかりますが、分からない所は漢字で書く!これが結構わかりやすい。と言う事で、宋~元の発掘品の青磁とわかりました。買ったのは何時頃だったかなと思って調べたら、1980年ですので、45年前の話です。当時のシンガポールは、まだ発展途上国?何でも安い!随分と安い!日本人にとっては買い物天国でしたが、日本は完全に抜かれて~それから、すでに何年たったかな?家に持ち帰り、一等地に置いて、毎日見つめます。双耳壺なんですが、片方折れてますし、本体にはすこしヒビがはいってます。少しへこんだところは、釉溜りになっていて、この辺りはカセの影響もなさそう!そのうち、出張が続いて、しばらく見ませんでした。半年ほどたって見ましたら、すぐに湧き上がる不信感!なんと貧相な壺なのか!これは怪しい!無茶苦茶怪しい!~怪しみだしたらきりがありません。カセが全体に均一にあるんです。これおかしいですよね。自分で出した結論はフッ化水素で時代付けでした。最近はやりのAI~ネットにも有りますね。「フッ化水素で時代付け」で検索してみました。フッ化水素で時代付けは、方法としては大変危険、体に危険なんです。で別の方法があると出てるんです。それを引っ張り出しました。書かれていることは、幼稚なんですが・・・これが数年たつと、学者でも歯がたたんぐらい充実してくるようなきがしてきました。何せ、回答者は人間の心を持ちません!人の騙し方~万引きの仕方~こんなものにでも簡単に答える様になったら恐ろしいです。小壺の台座です。これは間違いなく本物ですね。現代製ですが!