自分の中で「取引」していたこと。 | 「自分のままで“養護教諭”になる」YOUKYOUカフェ・柏木むつき

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最近、無意識にやっていたこと。

「今日は○○できていないから☆☆したらダメ」

という「取引」の思考。

 

たとえば、

「今日のToDoリストが終わらなかったら、

湯船につかってゆっくりしてはいけない」

とか、

「早起きするって決めたのに二度寝したから、

読みたかった漫画を読んではいけない」

とか、

「研究の進捗が悪くてサボってばかりだから、

お菓子を食べてはいけない」

「今日もダラダラしていたから、

お気に入りの○○をつかってはいけない」

とか…。

もう挙げだしたらキリがない。

これ、完全に無意識でやっていました。

 

「この程度のことしかできていないんだから

こんなこと許可してはダメだ」

って良い意味で「ストイック」かもしれないし、

これをうまく使えば、

「今日はここまでできたからご褒美に○○しよう」

というやり方はよく聞くし(チートデイとかもそう)。

 

でも。

これ、最近毎日やり続けていたら、

何かとってもしんどくなりました、心が。

というか、しんどくなっていることにすら気づいてなくて、

最近ようやく気づきました(笑)

「あれ?最近何か窮屈じゃない?」って。

 

だって毎日自分に×をつけすぎてて、

今日はOKっていう日がなくて、

今日は頑張ったなーと思える日も

今振り返れば昨年末くらいから一日もなくて。

だからいつまで経っても「○○してOK」な日が来なくて。

なのに怠けてるというか、

眠くて眠くて睡眠ばっかりの毎日で

(予定なければ普通に15時間とか寝ていられる)。

 

だから、いつもいつも心のどこかで、

「今日もダメだった」

「今日もダメだった」

「やっぱり私はダメだった」

「だから私はダメなんだ」

と無意識に思い続けているなぁ…と

(そう思っていることすら気づいてなかった)。

 

でも、そういう「取引」って本当は要らないと思う。

別に寝坊しても早く寝ていいし、

ノルマ達成できなくても漫画読んでもいいし

(それが誰かに迷惑かけるとかじゃなければ)、

そうやって自分を責めてしまったら、

ますますできることもできなくなるし、

できないって思うと、やろうともしなくなるだろうな。

 

「〇点取れたらお菓子買ってあげるよ」とか、

「宿題できたら遊びに行っていいよ」とか、

当たり前のように小さいころから聴きすぎて(言われすぎて)、

つい、自分に対してもそういう「取引」をしてしまう。

「取引」がないと自分は自分を甘やかしたり、

自分が楽しいと思うことをしちゃいけないって思いすぎている人、

私だけじゃなく沢山いると思います。

そしてそれが「当たり前」「普通」だから、

家でも学校でも会社でもそういう対応が当たり前に行われていて、

それで可能性を拡げているならまだしも、

可能性を(自分も周りも、子どもたちも)狭めてしまっている場面もあるんじゃないかな。

(子どもを甘やかしたらダメだ、という意見はもちろん私も理解しているし、

私も養護教諭時代にさんざん言われてきたし

(むしろ「厳しい」方で、甘やかしてはいなかったと思うのに)、

だからと言ってそれ自体を否定はしないけれど、

「甘やかす」の中にも色々あるだろうし、

何をもって「ダメ」なのかも問うべき対象が色々あるように思います…長くなるので別の機会に)。

 

 

「取引」がしんどくなっている時は、

自分の中にある「価値観」とか「常識」を疑うチャンスなんだろうな。

 

 

こちらの記事でも書きましたが、今年こそはこんなおしゃれなお皿も買うぞ――(笑))

 

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