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一級建築士である私自ら設計&デザインした物件について書いてます。
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先日の打合せで使った内観パース。
図面と概算見積もり、そしてパースの3点セットが私の初回プレゼン基本スタイルです。
LDKの空間構成やウッドデッキとのつながり、無垢材の質感まで伝わってきますよね?
最近は動画や360°パノラマパースも使ったりしてます。
このように動画やCGパースのプレゼンを行うと、お客さんはそればかり眺めてなかなか図面を見てくれません…
良いことなんですけどね…少しは図面も見て下さい。笑
ちなみにこの初回プレゼン3点セットの作成は無料です。
(2回目以降、費用負担してもらってます)
これはうちに限ったことではなく、ほとんどの住宅会社が無料で図面や見積もりを作っています。
各社プレゼン内容に差はあると思いますが、これだけの業務をこなすのに膨大な時間がかかっているのは間違いありません。
なのでプレゼンしたお客さんが、契約に繋がらなかった時のショックは計り知れないのです。
あるアンケートによると、家づくりを始めた方は平均3社くらいに見積もりやプラン作成を依頼しているとのこと。
ということは、多くの住宅会社は3回プレゼンしても1回しか契約に繋がらないということです。
これは正直キツイです…
(うちはおかげさまで、ほとんどの方が契約して下さってます。ありがたや)
そしてここからが、重要なところ。
では契約にならなかった図面や見積もり作成費用は、一体誰が負担するの?
建築士や営業のサービス残業で、相殺させるのでしょうか??
(ひと昔前ならその可能性大です。笑)
もう薄々わかっているかと思いますが、
そうです、
契約したお客さんが支払うことになるんです。
もちろん間接的にですよ。
契約した人からしか売り上げは回収できないので、当然と言えば当然です。
でも建てる人が建てなかった人の分まで負担するとか、ちょっと納得いかないですよね。
なので私は契約にならない図面を、可能な限り描きたくないのです。
本気でうちの会社で建てたい!と思ってる方だけに、全力投球します。
それが結果的にお客さんのためになると確信してます。
でもそんな人どうやって見分けるの??
そう思いますよね。
案外わかるんですよ、会話しているだけで。
伝わってくる熱意も違います。
そんなことよりも、まず住宅業界の「見積もり無料文化」が変わっていってほしいものです。
それによってお客さんにもメリットがあるんですけどね…
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