一目惚れしたネックレスを衝動買いしてしまいました。

ゴキゲンで師匠に自慢したところ。
師匠 「なにそれ、ウルクの王?」
怪訝な顔をしているあたしに、
画像が送られてきましたよ。

こ、これは、ギルガメ~ッシュ
いや、金ピカ王は好きだけど、
あたし半裸じゃないし。
でも、確かにちょっと似てる?
ええー、ちょっと待って。
意識しちゃって
使いにくくなったじゃ〜ん!💦
えーと。
なんか、アップしたつもりで下書きになってた記事がありまして。
ひっそりアップしときます。
***************
長々続いてきた『BLEACH』イッキ見レビューもとうとう最終回です。いや、ここまでたどり着けてよかったよ。でも、もう新シリーズ始まってるから、まだ続くんだけどね、レビュー
今回、1回増えてしまったのには理由がありまして。実は書き終わったと思ってたのよ、前回。で、読み直してて気づいたの。あれ、銀城と一護の決戦がズッポリずっぽり抜けてる。
こんなことある?
なに、あたしの記憶力どうなってるの?
我ながらびっくりなんだけど、まあ、そういうことなんだよね。ほら、ざっと見ると個人的に好きなところだけが印象にのこるじゃん?
美術館とか。あまり時間をかけずにさっと見るっていう方法があるんだよね。そうすると、印象に残ってるものとそうでないものが明確になって、自分の好みがよくわかるらしい。
ま、そんな感じかな、と。自分を正当化したりする。
一護はかっこよかったよ。その印象はあるんだけど、なんか場面とか、流れとかがおぼろげで、ああ、あたしほんっっとに、戦いそのものには興味ないんだな、って自覚したわよ。
最終決戦でそれはねーだろ、ってことで。見直してきましたよ!
で。納得。あれは、決戦というには、扱いが小さすぎだわね。一瞬よね?
ウルキオラ戦とか、藍染戦との落差よ。
結局。
このシリーズ。
最初から最後まで、
そして能力の特殊性とキャラの愛らしさも、
全てひっくるめて、
月島さんが、いちばん目立ってたね。
そして!
最後!
すべて解決したあとで、一護がソウルソサエティに乗り込んだ場面。まあ一護が逆恨みをしたりするはずがないから、あたしはそこは全然心配してなかったんだけど。でも、一護を裏切ってた後ろめたさのある護廷十三隊は、一護の逆襲か? と、危機感をもって隊長を招集して一護を迎えるわけですが。
え、待って待って待って待って!!!
平子がいるっ!
羽織きてるっ!!!!!!
いや、自分でも驚いちゃった。羽織姿の平子くんを見てこんなにテンション上がるとは! しかも前髪斜めになっててこれがめちゃよき。うんうん、あの前髪だったらおかっぱ許す。
えーー、あたし、こんなに平子好きだったの? マジでびっくりなんだけど。もうキュンキュンするレベルなんだけど。でも全然好みじゃないはずなんだけど。
いやぁ、恋に落ちるときってのはこんな感じだったかね。あまりに遠い記憶で覚えてないんだが。あれね、思いがけないところで昔のクラスメイトに出会って、ドキドキしちゃう感じ。いやあ、いい「ドキドキ」いただきましたわぁ。
あ、ちなみに隊長補充のもう一人は六車ね。これで、藍染とギンの穴は埋まった感じ。ギンはホント残念だけどね。でもまあ、ギンがいると平子と関西弁キャラがかぶるし。仕方ないね。(完全に平子推しになってる)
もー、新シリーズの楽しみ増えたじゃん!!
あー、多分これだね。
最終決戦のもろもろ。平子のかっこよさで全部記憶から吹き飛んじゃってたんだね。キュンに弱いなぁ助でごさいます。
千年血戦篇。まだ見てないのよ。
少しずつ見始めるか、ためてイッキ見するか、思案中。
いずれにしても見たらレビューするつもり。これも含めての楽しみだから
今回で最後にしようと思ってたんだけど、書ききれなかったので最終回は次回に持ち越します。もう少しお付き合いください。今回はちょっと愚痴からスタート。
死神代行消失篇では、一貫して単独行動だったのが、石田雨竜。雨竜だけが月島ではなく銀城に斬られていたんだよね。つまり、敵からの攻撃を受けたのに、過去の操作がされなかった唯一の人物。なんか、まあ、いろいろストーリーをつなぐ役目として、1人は正気の人間が必要だったんだな、っていうのはわかるんだけど、その理由がちょっと腑に落ちない。銀城が、「一護の白黒を決める」とか「100%勝ちじゃつまらん」とか、台詞レベルでちらっとそんなこと言ってたけど、ちょっと取ってつけた言い訳っぽいなぁ、って思ったのよ。余計なこと言うから、かえって辻褄合わないのが目立っちゃうんじゃないかなぁ、っていう感想。
これ、この作者さんのクセかも……とか思った。時々出る。こういう、矛盾とか飛躍に見える場面で「ウラでちゃんと筋は通ってますよ」というのをキャラに台詞レベルで言い訳させようとするの。アランカル篇の空座決戦で、ヴァイザードが遅れてきたときも、「結界があって場所が見つけられなかった」とか、言い訳させてたよね。あれも、説明なしで、どーんと登場でいいんじゃないかな、って思ったよ。
なんか台詞が浮いちゃって違和感あるし、余計な台詞でキャラもブレるじゃん。平子も、銀城もそんなところで言い訳しないと思うから、なんか「え?」って思っちゃうわけよ。せっかくストーリーに没頭しているところで、ふと我に返ってしらけるっていうか。多分これ、キャラ設定が素晴らしすぎるがゆえの弊害でもあるんだろうな、とは思うのよ。キャラが明確に確立しているから、その人らしくない台詞を吐かせると、めっちゃ違和感が漂っちゃう。作者さんの才能ゆえの難しさだね。
だからさぁ、いいよぉ、もう、勢いでもってこ。少々の小さい穴なんか消し飛ぶくらいのスピード感と迫力ある作品なんだからさ、って思っちゃう。そういう良さの作品だよ? マイナスを埋めるんじゃなくて、プラスをどどーんと伸ばす方向で行こうよ。そのあたり、編集者が助けてやれよ、って思ったんだけど、そこんところ、みなさん、どう思いますかね?
まあ、もう過ぎたことだから、あれこれ言っても仕方ないんだけど、なんか、『BLEACH』に限らず、才能ある作者さんが、マーケティングの論理に振り回されてること多くね?とか思うことがしばしばあって、そこをうまい具合に調整するのが編集者だと思うんだけど、どうも作者二の次感が強まっててやだな、と思うことが多い。この死神代行消失編もさぁ、もっと丁寧に描いたら、アランカル篇並みに深みが出たかもなぁ、とか、ぐちぐち思ってしまう、なぁ助でございます
さて、気を取り直して、華やかなところ、行ってみましょうか。
今回、織姫がしれっとキャラ変してて驚いた。アランカル篇は終始真顔で「黒崎くん……」しか言わないお人形ちゃんといいますか、戦う気も皆無だし、正論吐くけど役に立たなくて、なんだかなぁ、って感じだったんだけど、最初の天然キャラに戻ってたね。しかも、ちょっとメンタルもちょっと強くなってて、まあいい感じにヒロインぽかった
でも、あの胸はどうなんですか? あれはやっぱり男子には受けがよいのだろうか。ちょうどいいサイズってもんがあると思うんだが、やっぱり大きければ大きいほどいいもんなんですかね?
で、やっぱなんといってもルキアでしょう? 一護がいちばん落ちていて、絶望的なときに、必ず姿を現して励ます。しかも愉快に。で、言ってることが的確で、ヒーロー並みにかっこいい。もうその緩急が最高。いや、好きだわ。ホント好き。今回だって、最後の砦だった銀城にも裏切られてたと知って、完全に目がイっちゃってた一護のところに現れてね、おかげで、一護は死神の力とともに気力も取り戻して、反撃からのクライマックスっていうね。ルキアってば、どう考えてもヒロインポジションなのに、恋愛要素がないからヒロインじゃないところがなんかおもしろい。
そもそも、最初の方で、喜助さんと一護パパが何やらこそこそやってて、怪しい雰囲気の中で最後の仕上げに霊力を吹き込もうとしているのがルキアっぽいシルエットだったから、そこもまた視聴者は期待しながら待ってるからね。こういう伏線の塩梅もうまいよねぇ。だから、最後、銀城の正体がバレたあたりで、あたしは、「ほら、喜助さん、そろそろ出番ですよ。」ってつぶやいてましたよ。絶対、どこかで覗き見しながらタイミング見計らってるはず。いつもいつも、ほんといいところで現れて、おいしいところかっさらってくよね。今回は、なんと永久追放の身でありながら、決死の覚悟でソウルソサエティに乗り込んでいって、一護のために総隊長に直訴してるんだから。まあ、男っぷりをさらに上げたんじゃないですか。
にしても、もう少しなんかやりようがなかったかね。一護を後ろから刺すとか。あれだけ立て続けに裏切られて、絶望の縁にいるんだからさ。刺された瞬間の一護の顔ったら!!! そんで振り向こうとしたら、喜助さんとパパがいるっていうね。「お前もか!!!」みたいな。で、まあ、刺したのは真後ろにいるルキアだったわけだけど、いくらそれが一護を救うためだったとしても、トラウマになるから後ろから刺すのはやめてあげて。と思ったね。
一方で、戦いのときはめっちゃかわいくてね。リルカとのかわいい決戦じゃん。ルキアとリルカって、名前も微妙に雰囲気が似てて、ここでも似たものマッチングかよ、ってね。作者の徹底したこだわりを感じるよね。
で、このかわいい合戦、あたしの中ではルキア圧勝
かわいいぬいぐるみにメロメロになりながら「こんなもので、私を惑わせられると思うなよ。」って、強がるとか。襲ってくる巨大ぬいぐるみがかわいくて斬れないとか。リルカじゃなくても「ちょろすぎ」って思うわ
合間合間の台詞が男らしいだけにギャップがやばい。
しかも、リルカの術で、ぬいぐるみの「でびこ」に閉じ込められちゃったんだけど、なんなの? あの下がり眉の悪魔って。あの情けない、困った顔からルキアの勇ましい声が聞こえてくるとか。
で、ぬいぐるみになっても霊力は失われていないことに気づいて、勝ち誇って仕掛けた「破道の三十三、蒼火墜」。なんと、ぬいぐるみの中で爆発して自爆
悶えるレベルにかわいい。
これだけ男気があって、かわいくて、抜けてて、魅力的で。で、ヒロインじゃないって、もう、どういうこと?と、作者を詰問したい
典型的なツンデレのリルカは、一貫していい性格で、かわいらしくて和んだ。
そもそも悪態が「ハゲ」と「ばっかじゃない」って。もう「いい子」って言ってるようなもん。で、月島に2度めに斬られて過去が戻っても、1人だけ「一護の能力がほしいわけじゃない」って言ってたし。ルキアとの戦いの最後で、ルキアの体に隠れたっぽいから、どんなどんでん返しをしてくるのかとハラハラしてたのに、なんと一護を月島の攻撃から守るっていうね。ホントいい子。喜助さんのところに回収されて治療してもらってたんだけど、誰にも何も言わずに姿を消すところもね。つらい過去と孤独を抱えてるのに、とにかく徹頭徹尾いい子であった。
……ということで、次回ほんとの最終回。
一護 vs 銀城の最終決戦について書きますよん
しっかし、一護の成長曲線はあいかわらず、ほぼ垂直の右肩上がりだよね。フルブリングの力を手に入れるのもあっという間だったし、実践の中でぐいぐい死神の力と融合させていって、ホント、あんたは戦うために生まれてきたのね、って思う。
ただ、戦う目的が「守りたい」だからね。そこを突かれると脆い。その意味で、月島の力は一護に最も効果的にダメージを与えられるんだよなぁ。
一護がフルブリングを完成させて、浮かれ気分で帰宅したシーン。あそこはもう本当に見てられなかったよ。まず、ゆずとかりんが月島に取り込まれてて、月島はすっかり「大好きないとこ」ポジションで家に居座ってるの。そりゃビビるよね。これから倒すぞ、っていう敵に、かわいい妹2人がべったり甘えてるわけだよ。そこに、啓吾たちがやってきて、追い打ち。彼らも既に月島に斬られていて、一護が何を言ってもみんな月島大好き。月島の味方。逆に一護が責められることになっちゃう。で、耐えられなくなって家から逃げ出したところ、うなぎ屋の育美がやさしく寄り添ってくれる……と思ったのに、なんと育美も子どもも月島に取り込まれていることを知る。
もう、畳み掛けるようにメンタルダメージが重なっていって、追い詰め方がエグい。
それがさぁ。演出がうまいんだよね。
その一護の一連のシーンの前に雨竜が、ひと通りみんなに接触してて、どうやらみんな月島の術中にあるらしいことが暗示されてるのよ。だから、視聴者としては、「ああ、多分ダメだな。」って、薄々わかってて見てるわけ。だから、本当にだめだとわかるまでのドキドキ感がハンパない。「え、待って、多分ダメだよね。斬られてるよね。」「うーん、ダメなはず。」「ああ。やっぱり。」という。これを、妹2人のとき、啓吾たちのとき、うなぎ屋のとき、と、3回ループする。3回重なったら、わかっててもこっちまで凹むわよ。そんで、そのあと会った銀城から、XCUTIONのメンバーも全滅だって聞かされるじゃん? で、月島の家にいったら、チャドと織姫もあっち側じゃん? 2人ともさぁ、あろうことか、一護のためにって17ヶ月間磨いてきた能力で、まさかの一護に向けて攻撃してくるとか。
もう、やめてあげて
一護、ホントその手のメンタル激弱だし。一度落ちると戻ってくるの大変だから!!!
見てられなくて、早送りしたくなるくらい辛かったス
で、ですよ。そこで。最後の最後で。
唯一味方だと思っていた銀城まで!!!
ってか、銀城がラスボス!!!
いや、銀城が敵ってわかったときは、多分、あたしの方がショックだったね。今回のキャラの中では一番の推しだったからさぁ。しかも、過去が戻ったら、人相まで変わっちゃって、あたしのお気に入りのちょっとゆるい銀城を返して!って感じよね。
そのあとはもうね、外見変わるたびに禍々しくなってっちゃって。最後は見る影もなかったわね。ホント残念
いやもう、メンタル最低のところで、死神登場。
というか、まず、いきなり後ろから刺されて、誰かと思ったらルキアじゃん。まだ追い打ちですか?と思ったら、実は、その剣には、みんなの霊圧が少しずつ込められていて、それを刃を通して与えてもらうことで、一護は死神の力を取り戻したというね。いやー、友情大事。「友情・努力・勝利」だからね!
そして、なんですか。あの死神たちの登場の仕方。一枚絵にして保存すべきかっこよさ! 赤い背景で、後ろから光が当たってて、ほぼほぼシルエットでずらりと並んだ面々。ほんと、後光かよ、ってくらいありがたいショット。そして、ほとんど影なんだけど、ひと目で誰が来たがわかるっていうね。いやー、ほんとキャラクター造形が天才的。中身も、ビジュアルも。
で、メンツがそろったところでバトル開始です。
まず、最大の残念賞がギリコ!
見る影もなかった。
最後はエライ姿に変身してましたね。
なんか、元々謎めいていたし、おまけに時間を操る能力持ってたから、こいつ多分やべーと思ってまして。過剰に期待してたところはあったのよ。なので、剣八とマッチングされたときは、ちょっと不安になったぐらい。ほら、剣八は力技だから、真っ向勝負でしょ? で、相手が魔球レベルの変化球で来たらやばいよね、って。まあ、東仙のおそろしく変化球な卍解「閻魔蟋蟀」も力でやぶってるんだけどさ。
そしたら、ギリコ。力には力で、なんて考えて、なんか緑色の超人ハルクみたいなバケモノに変化しちゃって。いや、剣八に力勝負は無理だって。バカなの?
で、案の定、前口上やってる最中に瞬殺されてたね。ちょっと、がっかりすぎて文句も出てこん。あっさり勝っちゃって戦いを楽しめなかった剣八の、「ほらな、つまんねぇだろ。」っていうセリフが、らしくてかっこいいという印象しか残ってないわ。
大体、ギリコ、ずっとミステリアスなキャラだったのに、一護の力を手に入れた瞬間、浮かれちゃってキャラ変してたよね。勝手に浮かれて最強気分になって、知力も判断力も落ちててくれて助かったわ。ってか、もともと知性は低かったのか?
この戦い、みんなそれぞれ雪緒が作った仮想空間に2人ずつ隔離されて戦ってて、どっちかが死なないと出られないルールらしいんだけど、剣八は瞬殺じゃん? もちろん一番乗りで戻ってきたじゃん? で、第一声「なんだ、みんなまだ戻ってないのかよ。遅ぇな。」みたいな。
いやいや、ないない。ないですよ、剣八さん!
そのうえ、ヒマだから先に帰るか、ぐらいなこと言ってて、やちるに「みんなで帰らなきゃだめじゃん!」って、ぺちぺち叩かれてたわ。和む。
あとね、恋次がけっこう強くなってて良かった。ってか、まあ、フルブリンガーとはいえ、相手は人間だからね。基本の体力がそもそも違うんでしょうけど。ただまあ、「女には先に手をださねぇ」とか「女は殺さねぇ」とか、まあ、恋次らしくていいなぁ、と思うんだけど、あまりに連発するからさぁ、なんか気になっちゃったよね。あんまり強調しすぎると、昨今はジェンダー問題に引っかかっちゃうから気をつけて! って思っちゃったよ
ジャッキーと恋次の組み合わせは、目立った共通点はなかったけど、ギリコと剣八は結果的に脳筋vs脳筋だったし、他の2組も、小柄少年(雪緒)vs小柄少年(日番谷)。色白クールキャラ(月島)vs色白クールキャラ(白哉)で、似たようなのをぶつけてきてましたね。作者さん、こういうマッチングが好みなんですかね。アランカル編もそんな感じだったなぁ、って思い出したわ。
これがね、なんかほとんど記憶がないの。一気に見たせいか、それとも、その後の白哉兄さまのインパクトが強すぎたせいか。とにかくこの2人の戦い、ほとんど記憶にない。なんか、日番谷が建物の中を走り回って雪緒の居場所を探してたのは覚えてる。意外と早く来たねみたいなこと言われてたっけ?
いや、ほんとうる覚えでごめんなさい。
で、そういえば、アランカル篇のときも、ハリベルと日番谷の戦いだけ、あんまり記憶になくって、詳しく書けなかったなぁ、って思い出した。
え、待って、これはどういうこと?
無意識に日番谷が嫌いとか?
いや、それはない。
だって、ちっちゃいけどイケメンだし。
龍出すし。
中身も純情でかわいいし。
好きな要素しかない。
うーん。なんでだろ。
まあ。今、思いつくところとしては、多分、王道な戦いなんだと思うのよ。うっすーい記憶を手繰り寄せた感想としては。日番谷が、ザ・主人公だからね。(主人公じゃないけど。)だから、戦い方も王道になってるんじゃないかと思うの。で、あたし、もともと戦闘シーンは、なぜかすぐあきちゃうから、あまりに王道だと記憶に残らないのかも。無意識のうちに脳みそが休んじゃってるのかもしれない。
もー、また後で見直してみますけどね。
原因究明しつつ。
そして、再視聴後に加筆させていただきます。
この戦いは、ハラハラしたねぇ。なんせ、月島に1回でも斬られたら、もうおしまいじゃないですか。今までの流れだと、月島が恩人として過去に挟み込まれて、「月島さんと戦うなんて……。」ってなっちゃうじゃん。骨抜き状態。戦えるわけがない。だから、白哉兄さんが月島に切られたときは、ああ、もうだめだと思ったよね。
なのに、白哉兄さんったら、顔色ひとつ変えずに戦い続けてるんだよ。なんかもうびっくり。うわ、もしかして兄さんには効かなかったの? え、なんで? ってなったよね。結局、きっちり勝利収めて。そして、戦いのあとで明かされる驚愕の真実!!
実は兄さんにも月島の能力はちゃんと発揮されてて、兄さんてば、月島が自分の恩人だという認識はあったらしい。
で、そんなことは百も承知の上で、恩人月島を斬ったんだって!
一瞬のためらいもなく!!!
たとえ恩人だとしても、月島が黒崎一護の敵である以上、黒崎一護を助けるために派遣された自分は、月島を殺すのになんのためらいもない、と、豪語なさってましたよ?
ひええええぇぇっ。
これを素で言えてしまう白哉兄さま。もう異常者。怖すぎる。いっそ「術にかかってなかった」っていわれた方がよっぽど納得できそう。
そういや、初登場のときも、そういう役目だからということで、最愛の妻の双子の妹で(実は大事に思っていた)ルキアを召喚して処刑しようとしてたっけ。
なんなの。このメンタリティは、ほんと理解不能。白哉兄さん、まじ変態。
まあ、でもそれで勝てたんだから、結果オーライですかね。
そんなこんなで、次回、レビュー最終回ですよ~
死神代行消失篇
イッキ見終了。
いやあ、まずは誰もが同じ感想だと思うけど、まさか銀城が黒幕だったとは。ショックすぎる。あたし、銀城イチオシだったのに。
まあね、月島は見るからに怪しかったから、もう一人ホンモノの悪いやつが裏にいるかも、って思ったけど。
でも、初代死神代行だった銀城が、なんであんなに死神たちを恨みに思い、ここまでして復讐しようとしていたのかは、結局最後まで腑に落ちなかった。仮に死神代行証が監視と支配目的だったとして、確かに、それは純粋に死神の代わりに頑張っている銀城からしたら、えー、命を張って頑張ってるのに信頼されてないのかよ、って思うのはわかるけど、あそこまで恨むほどのことなのかなぁ。状況に対して「裏切り」っていう言葉が重すぎて、なんかちぐはぐな感じがしちゃった。もう少し、死神を恨むようなエピソードがあったほうがよかった気がする。
ってか、そのあたり、もっと深掘りできたらよかったのに、後半めっちゃ駆け足だったよね。尻すぼみ的な? ペース配分間違った? ってか、打ち切り系?
それにしても、月島の能力はすごい。しおりのように、他人の過去に自分を挟み込む!
えー、作者天才? 記憶改ざんとか、幻術とかじゃなく。「しおり」かよ!! 「挟み込む」とか、ワードのチョイスがかっこよすぎる
この能力。本当に月島が過去に存在していた、というのがミソ。幻術だったら、存在しない過去を見せられているだけなんだけど、これは事実。つまり、月島は本当に相手と同じ時間を生きているから、相手の過去の情報収集もできちゃう。まあ、一種のタイムトラベルなのかもしれないけど、たんなるタイムトラベルとは違うんだよね。だって、何人もに同時に技をかけられるわけだから、過去に送りこまれているしおりとしての月島は1人じゃないわけだよ。で、おそらく、現在の月島は、それらすべての記憶を持ってる。タイムトラベルと、分身の術の合わせ技で、かつ、分身の記憶をすべて本体が共有している、という感じかな。もう、なにこのチート。神の領域。
そのうえ、1回斬って挟み込み、2回め斬ると元に戻る、つまり、しおりとしての月島がいた、ニセの事実はなかったことになる。でも、月島が収集した情報はそのまま利用できる。もうこれ万能すぎる。起きてしまったことをなかったことにするのは神でも無理なのでは? え、もしかして神を超えちゃった?
そして、月島のその能力をうまく使った銀城の作戦が見事。まずは、全員が月島に斬られることで、月島は裏切った敵という事実を作る。その状態で、一護に協力してフルブリングの力を身につけさせたうえで、一護の力を奪おうというもの。一護が完全にフルブリングを身につけたところで、再び月島に斬ってもらえば、本来の目的を思い出せるので、そこで一護から力を奪うという作戦。
自分も含めたXCUTIONのメンバー全員に、月島の技をかけさせておくとか。天才か! 仮に、XCUTIONのメンバーが普通に一護を騙そうとして修業に協力していたとしたら、あれだけ濃密に関わってれば絶対にボロが出たはず。でも、月島に斬られて過去が変わってるから、「月島が怪しい」のはXCUTIONのメンバーにとって事実なんだよね。そりゃ、一護じゃなくても騙されるわ。もう納得するしかない。
でも、この作戦って、種明かしされてみると、ただただ月島が孤独でかわいそうすぎる。だって、仲間からは寝返った裏切り者だと思われながら、たった一人でがんばらなきゃいけないんだよ? つらすぎる。1日や2日じゃないからね。ずっと1人。うっかりしたら、自分がかけた術のせいで仲間に殺されちゃうかもしれないんだよ。大好きな銀城が一護とセットで襲ってくるんだよ? ひどすぎる。そんなこと平気でやらせるの、ほんと、銀城はろくでなし。
なのに、着々と役目を果たしていく月島の健気さ。これ、惚れた弱みなのかね。盲目的に敬愛してる感じだよね。だって、白哉の攻撃で、体にホロウみたいな穴を開けられちゃって、絶対死んでるって思ったのに、重症の体を引きずって銀城の加勢にくるとか、「好き」が重すぎて怖いレベル。というかもはや依存症。確か言ってたよね。銀城が死んだとき。銀城がいなくなったあとの生き方を教えてもらってないとかなんとか……。結局、月島は銀城大好きな寂しがり屋ってことでいいのかな?
そして、自称舎弟の獅子河原に背負われて死ぬシーン。あれは悲しすぎる。そして、獅子河原がいいヤツすぎる。心の支えである銀城を失って絶望している月島の前に獅子河原が現れる。獅子河原は「月島さんのためなら死ねる」って、鉄砲玉みたいなこともやってきたんだけど、月島は、獅子河原なんて道具の1つとしか思ってなくて、銀城に命じられて獅子河原を殺そうとしていたんだよね。それが本人にバレちゃってたから、弱っている月島は仕返しされて当然なのに、獅子河原は瀕死の月島を背負って連れ帰ろうとするの。やっぱり尊敬が消えなかったんだよね。それで、月島は気づくのよ。銀城がいなくなっても、自分は1人じゃなかった、って。それが最期のとき。獅子河原が元気に話しかけている中で、静かに息を引き取るんだよね。
後半のこの辺りはもう、物語が「巻き」で進められていたのに、月島の死はすごく丁寧に描かれていたから、作者が大事にしていたキャラなんだろうな、って思ったよ。まあ、能力からしてかっこよすぎて特別扱いだったわね。悲しげな雰囲気とか、なんか、エスパーダのウルキオラを思い出したわ。
■ ■ ■
それにしても、月島が献身的なのをいいことに、ほんと酷い作戦を立てたもんだよ、銀城は。名案だけどゲスい。
ただ、まあ、直前まで人でなしの権化のような愛染さまをずーっと見てきてたから、それからしたら、かわいいもんだと思えちゃうね。なんか、しかたないけど、アランカル編がもうキャラの個性が立ってて、敵もおっそろしくパワフルで、すんばらしい出来だったからね。異世界感満載だったし。
そこからすると、フルブリンガーは所詮人間だし、現世を舞台にしているから、ちょっと平凡感が出ちゃうんだよね。いや、平凡じゃないんだよ? 連載の初っぱなにこういうお話が出てきたら、おや?って興味持つと思うし、問題ないんだけど、壮大なアランカル篇のあとだったから、ちょっと落差があって、パワーダウンしたみたいに見えちゃってるかも。それはちょっと不運だなあ、って思ったよね。
しかも、キャラの掘り下げもあまりしないまま終わっちゃったしね。XCUTIONのメンバーは、パッと見ただけでも、みんな個性的だったし、それぞれに複雑な過去を抱えてるっぽかったから、アランカル篇のときみたいに、1人ずつフィーチャーしていくのかな、と思いきや、なんか、その辺の描写が不完全燃焼で終わっちゃたの、ホントもったいなかった。やる気満々でキャラ作ったのに、活躍させる場がないまま終わっちゃったっていう印象。当初の予定より回数が減っちゃったのかね。なんか残念だなぁ。という感じがしたよね。
ということで、今回はこの辺で。
全3回くらいに分けて、レビューする予定です
『チェンソーマン』のオープニング。
米津センセイの『KICK BACK』がすばらしすぎる
どうすごいのかを形容できる語彙力がないのがつらい。
この曲をアレクサで聞き続けたいためだけで、amazon music unlimited に入り直しちゃったよ。あたし、もう無料じゃないのに。
でも、後悔はないね。もう元とったし
朝から晩まで流れてます。大音量で。めっちゃ迷惑なヤツ
もうね、イントロからいい。
もともと低音好きだから、チョッパーベースのかっこいいソロフレーズから入るとか。もうどストライク。
曲もすごいんだけど、あの叫びっぽい声のところとか、何度聞いても心ゆさぶられます。
歌い方もね、フレーズ終わりの投げやりな歌い捨てっぽい感じを、いつも以上に意識して強調している感じが、チェンソーマンの世界観にぴったり。
かと思えば、高音きれいに伸ばすところもあったりしてね。
清濁併せ持ったアップダウンのギャップがすごすぎる。
で、間奏のところでは、毎回、デンジとパワーが踊ってる姿が浮かぶんだよね。
あのシーン大好き。めっちゃかわいい。
自由の開放感がハンパない。
手前のアキとのコントラストがまたいいんだよね。
しっかし、こんだけ聞いてるのに。
歌詞は聞き取れないし。
曲も難しすぎて鼻歌すらままならん。
あたしの能力の問題?
それともジェネレーションギャップ?
いやいや、でも、好きなもんは好きだし!
ところで。
Twitterで「#チェンソーマン」って入力すると、もれなくポチタの絵文字がついてくるんだけど、あれはなに? どういう仕様?
今日は忘備録。
あたし、どこかに書いておかないと、見たもの、思ったこと全部忘れちゃうのよ。周囲に心配されるレベル。
この前なんて、仕事でクライアントから見せられたサンプル原稿。結構いい出来だったから、「へぇ、この原稿、けっこうまとまってていいですね」って褒めたのに、なんか先方がいぶかしげだったのよ。で、まさか、と思って帰宅してPC確認したら、PC内にワードデータがあったよ。あたしの原稿だった
自分で書いたことも忘れて、自分の原稿褒めちゃったよ
そんな記憶力なんでね。
とにかくメモメモ。
★アランカル篇では、なんかアニメの作画変わったよね? 一護だけじゃなく、全体的にみんな面長? シュッとしてる。大人びてる? あたしの師匠は「バタ臭い」って言ってた。いや、10代のせりふじゃねぇ。
★ディスるつもりはないんだけど、アランカル篇は、とにかく織姫のトーヘンボクさ加減がひどくて、気になって気になって戦いに集中できなかった。織姫のキャラ変は失敗だったと思うよ。死神代行篇の不自然な不思議ちゃんも最初どうかと思ったけど、あっちのほうがまだマシだった。
★ギンと平子が戦うと、もう、どっちがどっち?ってちょっとややこしい。関西弁には関西弁を? いや、そこまで似たもの対戦させなくても、ってね。でも、外見とか、関西弁とか、けっこう似てるのに、人格が混じらないのが、すごい。どっちも斜に構えてて常に余裕見せてて減らず口叩く感じまでそっくりなのにね。キャラクター造詣の妙だよねぇ。作者の手腕だよねぇ。
★これは、すでにどこかで書いた気がするけど、複数箇所の戦闘(ウェコムンドの天上と地上、ニセ空座町での複数並行の戦闘などなど)に加えて、それぞれの散り際に回想も混ぜ込んでいて、構成としてはかなりややこしくなってるのに、ぜんぜんそんな感じがない。1筋の物語みたいに自然に流れていきながら、ちゃんと時間的、空間的な広がりが感じられる。心底すげーって思う。
★音楽が。死神側のちょっとモダンな音楽と、アランカルのスパニッシュに加えて、ちょっとオケやストリングスのクラシカルなものも使われてて、これはまあ時代もあるんだろうけど、やっぱアナログは心にしみるね。
★アニメの最大の難点は、文字がないことかな。ホロウ、ウェコムンド、エスパーダ、ヴァイザー……など、挙げればキリがないけど、あふれるカタカナネーミングは、音だけだと聞き取りにくいし覚えにくい。原作は漢字にルビが振ってあるんでしょ? 厨ニっぽく。それだとわかりやすいんだけどな。アニメでも、時々文字で見せてくれたらいいのに。ジョジョの擬音語みたいに あれはすごいよね。わざわざアニメで音を文字にするって。世界観。さすが。
★日番谷 vs ハリベルの戦いのレビューは、端折っちゃったんだよね。なんかあれは、典型的な少年マンガっぽかった。日番谷はいつ見ても正統派ジャンプヒーローだよね ちっちゃいけど、めっちゃかっこいいし、かわいいところもあって、愛されるタイプ。
このビジュアルへの力の入れよう。才能もあって、史上最年少隊長就任の記録保持者。氷輪丸は「天相従臨」なんて最強の技があって、卍解の「大紅蓮氷輪丸」は破格のかっこよさ。始解で「龍」が出てきた時点で、もう特別扱いだよね。で、氷雪系最強とか。そのくせ、シャイで純情で低身長でいじられて。緩急併せ持ってる。万能。多分、作者は日番谷が大好きなのでは?
なのに、なんでこんなに印象が薄いんだろう。
それで気づいたよ。多分作者は正統派ヒーローとかヒロインへのあこがれが強すぎるんじゃないの? 日番谷とか織姫とか。で、思い入れが強ければ強いほど凡庸になりがち。あこがれだから、要素もりもりになるんだけど、理想詰め込むからリアルじゃなくなっちゃって、結局、他の個性的なキャラに埋もれちゃう。他のキャラは、きっとベースになる人物とか、作者の中で何か戻りどころがあるからリアルなんだと思うんだよね。なんか、大好きなのにうまくいかない感じ、皮肉だなぁ。(すみません、ただの勝手な考察です)
本日は、以上。
書ききれなかったネタの忘備録でした。
さてさて、愛染、ギン、要が火の中からでてきたし、一護もウェコムンドから帰って来るみたいだし、しかも一護と一緒に4番隊隊長の卯ノ花さんが一緒にくるってことは、負傷者もみんな治して復活するんだろうから、とうとう空座の最終決戦だね。
アランカル篇 最後の3人
一気に見ましたよ。
東仙、ギン、愛染との戦い。
最初にネタバレしますけど。
ギンが死んじゃったよおおおおお。
ギンには生きててほしかったよおおおおお。
ずーっと何かありそう、きっと愛染を裏切りそうって雰囲気あるのに、ぜんぜん何もしないし、最終決戦になって、エスパーダがみんなやられちゃっても、まだ普通に愛染に付き従ってるから、どうなのどうなの、え、ほんとにただの悪者なの?ってドキドキしてたんだよね。
そしたら、本当に最後の最後。愛染と2人でホンモノの空座町に来たときに、不意打ちで愛染を攻撃! すごいよね、何十年もかけてやっと、愛染の口から、彼の「鏡花水月」を防ぐ方法を聞き出して。自分の卍解の本当の力も隠しておいてね。愛染を刺したときに、愛染の心臓に刀の破片を残しておく。その破片には細胞を壊す毒が仕込まれてて、内側から愛染を壊すという作戦。愛染のほうも、ギンを疑ってはいたんだけど、体内からの攻撃まで予想してなかったので、本気でやばかった。完全に1回死んだのよ。だから、ギンの作戦は成功したの。でもね。そこで愛染と一体化した宝玉の力が発揮されちゃって、なんと生き返ってしまうのよ。羽つきの蛾みたいな異形になってパワーアップ。ギン、あっさり返り討ちにあっちゃった。
とにかく、ギンの辛抱強さには感服する。ずーーと、確実に愛染を殺せる機会を狙ってて。100年以上だよ! それもこれも全部乱菊のためだったなんてね。愛染に奪われた乱菊の魂魄を取り戻そうとしてたんだよね。もうどれだけこじらせてます?って感じ。愛情深過ぎて怖いレベル。でも、それが湿度の高い嫌な感じじゃなくて、さらりとしてるところがギンのいいところなんだな。
ギンのそういう情みたいなものは、実は一護に対しても発揮されてて。一心、喜助、夜一の三人が愛染と戦ってるシーン。3人がかりでもどうにも歯が立たないのを見ていた一護が、すっかり怖気づいてしまったとき、ちょうどそばにいたギンが一護に「もう帰り」って言うのよ。死にたくなかったらもう戦うのやめろ、って挑発してくる。一護は、いつものお約束的に「もうダメだ」モード全開なんですけどね。それでも、ギンは言いつづけるの。初めて戦ったときはいい目をしてたのに、お前の今のその弱気な目はなんだ、がっかりしたと。
そうなのよ。よくよく聞いてると、あれは挑発じゃない。先輩とかお兄ちゃんとかが叱咤激励してる感じ。しっかりしろよ、っていう心の声が聞こえてくる。これって、元気づけてるんじゃないかなぁって思ってたら、案の定、ギンの最期のとき。ギンが瀕死の中、特訓して強くなった一護が愛染と決着をつけるために現れたんだけど、その姿をうっすらと横目で見ていうのよ。「強い目になった。これなら任せて逝ける」って。
いやいやいや。待って待って。死なないで。これは、死なないよ。大丈夫。きっと助かる。だって、はらわら半分えぐられた乱菊さんが生きてるんだから! って言い聞かせたんだけどダメでした。死んじゃった。死神側は滅多なことじゃ死なないのに、愛染側はバッタバッタ死んじゃったよね。まあ、生き延びても、犯罪者だし、その後どんなスタンスで生きさせりゃいいのかわからないから、ギンと東仙は死ぬしかなかったんだと思うけど。
でもさ、ギンも乱菊も想い合っていながら、長い時間寂しい思いしてきたんだから、幸せになってほしかったよ。乱菊さんなんてさ、まだ治療中で内蔵ぐちゃぐちゃなはずなのに、ギンを追って走ってきて。最後の最後、ギンの死に際には間に合うんだけど、ほんと悲しい最後だったよ。ギンもさ、乱菊のために愛染を殺すっていう思いを果たせなくて悔しかっただろうと思うとホントつらい。
愛染たちとの戦いがすべて終わった次の回で、みんなが日常に戻っていく中、乱菊さんがギンのことを思い出すシーンがあるんだけどね。私の手元に何も残さずいなくなってしまう……そんなあんたが嫌いだ、って言うの。もう切なくて泣きそう。
でも、周りのみんなが新たな1歩を踏み出しているのを見て、ああ、何か残ってたら、あたしは、ここから進めなかった。だから何も残してくれなかったのね、って思って。で、言うのよ。「そんなあんたが……好きだった」ってね。泣ける。
終わってみると、私の中でギンはけっこう高順位に位置してましたね。目がないキャラデザだから、重要なところで目を開くんだろうと思ってて、でも目を開いてショボかったらどうしよう、と心配してたんですけど、取り越し苦労でしたわ。目の色が髪の色と合っててめっちゃかっこいい。あっさりあの目にやられてしまいましたよ、あたし。
目といえば、BLEACHぼ登場人物は、印象的な目の人が多いね。プリメーラアランカルのスタークの目の色もグレーがかっててすてきだった。愛染の目もいい感じだし、東仙の目が開いたときの目の色もきれいだった。マユリさまの目も、ある意味個性的だよね。
脱線したわ。
とにかく残念だけど、さようなら、ギン。
東仙は、元親友&元部下との戦い。東仙のビジュアルも、個性的でいいよね。レゲエな髪型に細マッチョ&精悍な顔つき。盲目で目隠ししてるのもかっこいい。ちょっと縦に長いビジュアルとか、見えてないのに完全に見えてる動きとか、全体的に呪術の悟を思わせるね。あ、逆か。こっちが先だから
ま、ビジュアルはおいといて。とにかく、なんとか東仙の目を覚まさせようとする狛村と檜佐木の願いも虚しく、ホロウ化してしまう東仙。虫の格好もキモいけど、なにより目がちょーキモい。肉感的でグロテスクにも程がある。なんやかんや言って「見えない」ことに強い負の思いがあったんだね、東仙は。ホロウ化して「見えるぞ、見える!」って喜んでたけど、あんた、自分で狛村とかに言ってたじゃん。お前たちの見える目より、目の見えない私の方がずっとよくものが見えている、って! それが強みだったんじゃん、見えたらダメじゃん!
で、予想通り、狛村にも檜佐木にも「見えなくなってる」って言われてね。結局背後から近づいた檜佐木に気づかず、後ろから刺されちゃったよね。この檜佐木の一撃は確実に勝敗を決めたけど、でも致命傷にはなってなくて、3人でやっと本当の意味で友情を確かめ合うことができたんだよね。ああ、よかった、これで元に戻れるねって胸をなでおろしてたら、突然、東仙が血を吐いて死んじゃうの。狛村と檜佐木の前で。愛染が処刑したんだよね、何らかの方法で。
そのときの狛村隊長の逆上する顔と声の迫力がすごかった。怒りと悲しみの混ざった迫真の演技。声優さん。もう、この場面のための配役だったんじゃないかな、って思うくらい、ドスの効いた感動の怒声でした。さすが。
とにかく愛染は圧倒的すぎ。「鏡花水月」は、相手の五感すべてを操って幻覚を見せるっていうのがもう「向かうところ敵なし」状態なのに、そもそもの霊圧が段違いに高いし、肉体的な戦闘能力も群を抜いてる。アランカルを従える必要あったの? 1人でもなんとかなっちゃったよね? って思うくらい強い。
結局だれも愛染を止めることはできなくて、架空の空座町の死神&バイザード側はほぼ全滅。愛染はギンを伴って、ホンモノの空座町に向かう。完全に闇落ちした一護は、為す術もなく、2人をぼーっと見送ってしまう。そこで、倒れていた一心が起き上がり、愛染たちを追いかけるぞ、と一護にハッパをかける。お約束どおり、完全に戦意喪失していた一護だったんだけど、ここでも「空座町を守る」って言葉に反応して前向きになったんだよね。どんだけご奉仕精神のカタマリなんだよ、って突っ込みたくなるけどね。
で、一心と一緒に空座町に行く途中で、「最後の月牙天衝」の修業をすることになる。
修業でまた、いつもの精神世界に入るんだけど、まず、何と言っても! 卍解状態の斬月がめっちゃ若くておそろしくイケメン ほう。ため息出る。さらに、ホロウのホワイトお兄さんと合体してもイケメン
そして、安定の師匠ポジション
それにしても、「最後の月牙天衝」は、1回きりの秘密兵器で、使うと死神の能力をすべて失うというシロモノらしいよ。だから、斬月は教えたくなかったんだね。だって、使ったらもう一護と会えなくなっちゃうじゃん。斬月ってば、どんだけ一護大好きなのよ。
うん、でも、今回の伝授は戦って勝てばいい、とかいう単純なものじゃなかったからね。一護が斬月の刃を受け入れる必要があったのよ。自分から刺されにいくとか、なかなかできないでしょう? 2000時間費やしただけのことはある、というか2000時間も戦う気力と体力よ。伝授のとき斬月は泣いてたね。寂しかったんだろうね。もう会えなくなるんだもんね。でも。ホントよく気づいたよ、一護。「相手の刃を受け入れる」っていう発想。すごい。肉体だけでなく、メンタルの成長スピードもマジでエグい。
で。
「最後の月牙天衝」を身につけて現れた一護がかっこよすぎた
微動だにしない堂々たる態度。そして何より、おそろしく鋭くなった目! 目ヂカラがもうハンパない。ザコなら目だけで殺せるレベル。そして「最後の月牙天衝」を発動したら、服装もよりシンプルになってますます強そう。かっこいい。このくらい髪が長いほうが好きだなぁ。
一方の愛染は、それはそれはよく喋る。まあ、もともと「解説」担当なので、その時の状況とか背景なんかをセリフで長々説明する人だったけど、それがもう、だんだん一護に対してマウントとりにいってるとしか思えなくなってくる。しかも、どんどん進化して形態も変わっていくんだけど、どんどんキモくなっていって、「ああ、そろそろ終わりか。一護、勝てるな」というのがわかる。キモくなって饒舌になると退場の合図だからね。先が予想できるので、視聴者としては、精神安定上たいへんヨロシイ。
あと、霊圧を感じる/感じないのエピソードがよかった。愛染が最初に形態を変えたときの霊圧について、夜一や一心が、それまで感じられた愛染の霊圧が全く感じられなくなったことに気づく。愛染の霊圧が上がって、圧倒的な霊圧の差が生じたことで、逆に霊圧を感じられなくなってしまったんだよね。で、愛染と同じレベルの霊圧の人なら彼の霊圧を感じられるんじゃないか、って話になったのよ。その後、愛染とギンが本物の空座町に向かったのを一護が呆然と見送るシーン。一心が一護に2人を追おうというと、「あんなオソロシイ量の霊圧のやつに勝てるはずない」って言うの。それを聞いた一心が、はっとして聞くのよ。「お前はあいつの霊圧がわかるのか?」って。つまり、夜一や一心は愛染と格が違いすぎて霊圧を感じることすらできないけど、霊圧を感じられる一護は、自分たちと違って、愛染と同じレベルにいるってこと! ナイス設定、作者さん!
で、この話には続きがあって、「最後の月牙天衝」を発現した一護を見て、愛染が気づくの。「今まであいつから感じられていた霊圧が、今は全く感じられない」と。「もしかして、あいつの霊圧のほうが、自分より上なのでは……?」と。そうなんですよー、ここで、一護の勝利はほぼ確定ですね。でも、そのあとも、愛染さまったら持ち前の饒舌さで語り続けるんだけどね、負け惜しみというか、現実否定というか。もう、光あふれたころの残虐で美しい愛染さまはどこにもいなくなっちゃった。絶対的存在だった愛染さまの最後があんまり美しくなかったのが残念だったなぁ。っていうか、それが作者の狙いなんでしょうけどね。
愛染側で、散り際が美しかったのは、ウルキオラとギンだけだったね。
とうとう「最後の月牙天衝」を使った一護。この技は、1回しかできないヤツだから、これで効かなかったら一巻の終わり……というところ。あたし、ハラハラしながら愛染の様子を見守ってたんだけど、な、なんと、技を受けた愛染さま、立ち上がりましたよ。ががーん。一方の一護は力を使い果たしてがっくり膝をついてる。マジで?
もう、絶体絶命じゃん!!!!ってところで、突然愛染の体からピンク色の光が!
そして横から現れたのは喜助さん。
なんと! 先程戦っていたときに「九十六京火架封滅」を別の鬼道と一緒に打ち込んでおいたんだって 相変わらずオイシイとこ持ってくよね、全く
一護の攻撃で愛染の力が弱まったから、喜助さんの鬼道が発動したってことらしいけど。一連の騒動のもとである宝玉を作ったのも喜助さんだし、最後、愛染を封じたのも喜助さんかよ、と。
ま、とにかく愛染さまは見事封印され、中央四十六室に裁かれてました。宝玉と一体化した愛染を死刑にはできないらしく、1万8800年の投獄刑に処されてました。死なないんだね。また出てくるんですかね。
無事愛染を封じることはできたんだけど、結構ショッキングな事実も判明したんだよね。実は一護がルキアの死神の力をもらったところから、すべての出来事が愛染の監視下にあって、彼の手の上で転がされてたということらしい。一護にしてみたら、絶望的すぎる。自分が必死で切り拓いてきたものが、全部予定されていたものだったとしたら……アイデンティティの危機だよねぇ。一護。勝ったとはいえ、死神の力を失い、アイデンティティも危機的状況で、なんか、えらくつらい勝利だったわ。
でもまあ、なんとか「アランカル篇」無事終了。
そして、この消化不良な感じが、うまいこと次の「死神代行消失篇」へと、いざなってくれるわけね
気を取り直して、次! 行きます!
さてさて、とうとうエスパーダ3傑との対戦ですよ。
さすが、上位3人はビジュアルもいいね。
中でもスタークは目の色がいい。エキゾチックというか、憂いをたたえた感じがめっちゃくる。しかも相手は京楽さんだよ。どっちもだるそうに、ゆる~く剣を合わせてる感じとか、のらりくらりとした感じ、いいわあ、めっちゃいい。もう大好き。ここも、似た者同士の対戦になってるね。脱力系には脱力系
どっちも負けてほしくない。
っていうか、うだうだ言いながら戦ってるのをずっと見てたい。
しかも声優さんが!
えっ、ちょっと待って。これアニメでしたよね?って感じ。目をつぶってるとジョージ・クルーニーとニコラス・ケイジが戦ってる
オトナの戦いバンザイ!
そんな京楽さんとスターク。えー、どうしよう。選べないよ。どっちも大好き
ただ、スタークのほうが放っておけない感じがする。あの憂いをたたえたさみしげな感じに弱いんだわ、あたし。いつもはチョー無気力なくせに、リリネットに対しては子供のケンカみたいな反応するのが、もう可愛すぎてキュンとする。本当は仲間がほしかったんだろうねぇ。バラガンとかハリベルがやられちゃったときも地味に反応してたしね。なんとかしてあげたくなっちゃうよ。
スタークが不幸だったのはさ、霊圧が強すぎたことじゃなくて、才能と性格がミスマッチだったという点だよね。だって、自分に近づくだけでみんな死んじゃうくらい、圧倒的な霊圧を持って生まれてるんだよ? 帝王気質で生まれていたら、もう最強だよ。怖いもんなし。神になれるレベル。
でもスタークは、そうじゃなかった。自分の才能がただただ疎ましいだけだった。ただただ「弱くなりたい」「弱くなりたい」って思ってた。それってずっと自己否定し続けて生きてきたってことじゃない? こんな不幸なことある? だれもが羨むような才能を持って生まれてきたのに。
でもさ、これ、スタークだけの話じゃないんだよね。けっこう周りにいたりする。私の周りにもいたよ。バスケットボールのセンスが激烈にすごい人。どこに行っても最初に指導者に気に入られるのよ。一目置かれるの。でもね。闘争心がない。人を押しのけてでも前に進むっていう感じがないわけ。「どうぞどうぞ」って譲っちゃうのよ。いや、そこ、自分で持ってけや! って思うんだけどやらないんだよねぇ。だから結局パッとしないの。
ああ、そうか。一流の選手っていうのはさ、才能と、努力と、それから適性なんだな、って。全部揃ってないと、頭角をあらわすのは難しいんだな、って、つくづく思ったりしたよ。
スタークは完全に適性が欠如しちゃってたんだね。だから自分の才能を持て余して、結局何者にもなれなかった。もし自分の才能を受け入れることができてたら、もっと爆烈に強くなってたと思うし、京楽さんでも勝てなかったと思うよ。残念なことだよね。
一方、京楽さんは、ある意味迷いがないっていうか。もう、勝つためならどんな汚いことでもしまっせ、的な。それはそれでプロ意識が高くて潔いなぁ。と。
京極さんの始解。おしゃれだよねぇ。子供の遊びを実現するとか!!! 微妙に策略的なのがめっちゃ京楽さんっぽい。中でも色鬼のルール設定が秀逸すぎる。作者天才。色を指定してからその指定した色の部分を斬ると斬れる。それ以外の色のところは斬れない。しかも、自分にとってリスクが高い色を指定すればするほど、相手へのダメージが大きくなる。つまり、自分が身につけているもので、面積の大きい色を指定すると相手から斬られる確率が高いから、その分相手を深く傷つけることができるわけ。ハイリスク&ハイリターン方式。
で、京楽さんの最後の攻撃がもう悶絶レベルにかっこよかったのよ。ずっと隊長の白い羽織を着ていたんだけど、ばっと羽織を脱いで黒の死神衣装になった瞬間に「黒」と言って、スタークの真っ黒なホロウの穴を突き刺すっていうね。京楽さん全身黒だから、相手へのダメージ100%。一撃必殺。頭脳派だよねぇ。
ただ、あれ? あの黒いところは穴なんじゃないかな? 刺しても平気ってリリネットが言ってた気がするな、ってちょっとよぎったけど、まあ、京楽さんのかっこよさに免じて、不問に付すことにしとく
とにかく、自分の斬魄刀なんだから使いこなしてて当然なのかもしれないけど、あんなギリギリのところで捨て身の技。しかも身のこなしがエレガント。シビレたわ、マジで
ところで、スタークってさ、No1のエスパーダなのに、単行本の表紙になってないんですが? いや、タイミングの問題なんだとは思うんだけど、ドルドーニとか、チルッチとかがあるのに、何故にスタークがおらんのよ。ガンマンなんてほかにいないんだし、やっぱり欲しかったよねぇ、一枚絵。え、私の見落としじゃないよね? なんか、いろんな意味で不運すぎるよ、スターク
2番のバラガンはスタークと真逆。名実共に「王」って感じ。あれだよね。愛染が来るまではウェコムンドの王様だったんでしょ? 圧倒的に強すぎてヒマだ、ヒマだって嘆いてたっていう。こういう人がスタークみたいな霊圧もってたら、絶対やばかったよね。
そして、レスレクシオンがほんとに怖い。まず見た目ドクロが怖い。死神よりもずっと死神じゃん
しかも、「老い」って、ダイレクトな「死」より怖いね。触られただけで朽ちて消えるなんて、戦うときの緊張感がハンパない。だって、普通の武器なら、かすったくらいどうってことないけど、バラガンの攻撃は、接触=死。100%逃れられない。だからめっちゃハラハラしたよ。実感的にはエスパーダの中で最強だと思うね。だって、スタークはオーラなかったし、リリネットが銃になっても、狼になっても、まあ普通に強いなって感じでしょ。それに対して、バラガンはビジュアルも怖いし、技も怖い。「老い」なんてさ、すべての人間が常に直面している現象なのに、時間短縮で襲ってくるとこんなに怖いんだねぇ。
ソイフォンも片腕失って、かなり苦戦したけどなんとか卍解の強烈な1発で閉じ込めに成功。一旦は勝利って感じになった。ただ、バラガンが完全に消滅したわけじゃないから「おいおい、大丈夫かよ」って心配だったんだよね。
3番のハリベルも日番谷に氷漬けにされてたけど、こっちも姿そのままでさ。氷溶けたら出てきちゃうじゃん、って感じだった。
で、そのタイミングでワンダーワイス登場だよ。なんか不気味な化け物フーラーを従えてたね。フーラーは口からギリアンを吐くんだよ? ビジュアルも能力もかなりキモい。
でね、あたしワンダーワイスが初めからちょっと苦手だったのよ。なんか、存在そのものが怖い。ある意味、愛染の下劣さの体現でしょ。山本総隊長の技を封じるという1点に力を集中したために、知能も言語能力も失ってるとか。そんな命を作り出すこと自体、もう人権はどこよ、ってことでしょ?(正確には人じゃないけど。)ろくでなしにも程がある。だから、ワンダーワイスに罪はないんだけど、でも生み出しちゃいけない存在って感じがうすら怖いの。あの「あー、あー」って声が、マジでぞっとする。で、今回は出てきた途端、何を思ったか浮竹を素手で串刺しだよ。獣かよ。それを見て激昂する京楽さんの姿がレアだったけどね。京楽さんてば、浮竹さん愛してるレベルだね。ルキア救出篇でも、たった一人、浮竹に協力してたしね。で、我を忘れてスキができた京楽さんもやられちゃって、ここで2人は脱落。(ちなみに、京楽さんがスタークをやっつけるのはこのあとです。)
おまけにワンダーワイスが、恐ろしく高音の超音波のような声を発して、バラガンとハリベルを救い出しちゃうんだよ。もう、なんてことなの。対山本総隊長専用って言ってたくせに、ほかにもいろいろできるんじゃん!!! 都合よく使ってんじゃないよーって、心のなかで叫んだわ
そこで、ハイ、やっときた!
ヴァイザード軍団の登場!
かっ、かっこええ!
どっかで、ヴァイザードが出てくるであろうことは予想してたのに、「おおおっ!」って思ったよ。平子はやっぱり長髪であってほしいとは思ったけどね。
死神側の隊長格がみんな戦闘不能状態で絶体絶命のところで、じゃーんと登場!! いや、これ出番見計らって見物してたよね、っていうレベルのタイミングの良さ。結界があって入れなくって遅れた、みたいな言い訳させてたけどね。いいんですよ、作者さん。もうね、これは舞台づくりだから。いいタイミング見計らって、かっこよく登場してくれれば、あたしは許します
で、大活躍だったのは、なんてったって、ハッチさん! やっぱり鬼道はすごいね。あの「老い」の恐怖の攻撃を封じて、完全なまでに消滅させちゃった。しかも、最後は頭脳戦。
最初に「触れたらすべて死に至るのなら触れなければいい」といって、鬼道で封じ込めたとき、「さすが、やった」と思ったのに、あっさりバラガンにやぶられちゃうのよ。この、最初うまく言ったと思いきやダメで、さらにもう一手、っていう2段階討伐のパターンも、ある種もうお約束なんだけどね。それでもハラハラしちゃうんだな、あたし。だって、鬼道で封じ込められないんだったらどうするんだよ……ってね。で、ここでもう一度、鬼道にプラスしてソイフォンの卍解が爆裂。さすがに、これで終わっただろうと思いきや、やっぱり生きてて。もう手がないじゃん、ってところで、ハッチの頭脳プレイ。バラガンに触れてしまった自分の手を切り落とし、鬼道でバラガンの体内に送り込むの。さすがのバラガンも内側はノーガードで、なんと、自分の術にかかって内側から朽ちて死んだんだよ。ハッチさん、戦いで腕を1本失ったけど、最終的にはそれを使ったアイディアの勝利。あ、これ2段階じゃなくて3段階だね。とにかく、この最後は「おっ、さすが!」っていう、ひねりの効いた気持ちのいい終わり方だった。
で、強い1番と2番が死んで、ハリベルだけが残ったわけだ。えーと、微妙に3番が残っちゃったよ。これから3番戦だとすると、なんかテンション落ちそうだなぁ、って心配してしまったわけです、あたしは。だって、この前にひと通り日番谷と戦っちゃったじゃん。またおんなじ戦い繰り返すの?って思うじゃないですか。
そしたら、まさかの愛染が!!!
一瞬にしてハリベル殺したよね。もういらない、って。極悪非道すぎて、ゲスすぎて、いっそ気持ちいい。なんでだろう。全然愛染が嫌いになれないのは、あのビジュアルのせいだけではないね。悪も、あそこまで振り切ると見てて気持ちいい。そういう人物造形しちゃう作者もすごいっす。
そんなわけでですね、すべてのアランカルが片付いてしまいました。とうとう、最終決戦ですよ。
ギン、東仙、そして愛染。
死神対決。
楽しみだけど、どうすんの、一護。まさか、主人公不在のまま決戦終わるとかはないよね?
ほんとは『BLEACH』の旧作のイッキ見を優先しなくちゃなんだけど、とりあえず、我慢できなくて、アニメ『チェンソーマン』の第1話は見ちゃった。
アニメ『チェンソーマン』【公式】
いや待って、制作会社の本気度がヤバい。
冒頭、どこの超精密RPGですか? っていう超絶リアルな視界が目の前に開けて、登場人物視点で細い廊下をドアまで進んでいくんだけど、その映像がリアルすぎて、アニメってわかってるのに「え、もしかして実写?」みたいな錯覚。本人の手がドアノブに伸びて、その手が明らかにアニメーションなんで、ああ、やっぱりアニメだよね、って納得するレベル。
想像のはるか上を来た。
そして!
米津センセのオープニングがもう鳥肌モンでかっこええ。
どうしましょう。
なんか、ハチのボカロ時代を彷彿させるような。
すげーな。生声でボカロやっちゃってる感じ。
ホント、才能のある人はどんどん進化するんだね。でも、メロディックなところは、米津節になってて、「今までのキャリア全部入り」って感じ? アニメーションも……いや、すみません。米津センセの声に聞き惚れてて、アニメーションはまだよく見れてない。スピード感がすごくて。今度復習しときます。
本編も良かったねぇ。本編の映像もホント気合入ってて、映画レベルだと思うんだけど。これで毎週とか、もつんですかね? こんなにパワーかけちゃって、次のクールの『呪術廻戦』大丈夫ですかね? と心配になる
実はあたし、スプラッタ系は苦手なんですよ。だったら見るなよって話なんですけどね。タイトル『チェンソーマン』だよ。スプラッタ以外になにがある? って感じですけど、なのに、映像がきれいだから見ることができちゃったよ。すごいよね。リアリティあるけど、血の飛び散り方とか、多分実写では不可能なきれいさがあるから、なんか見ちゃうよ。ヤバい。なんか、スプラッタ系の免疫がついてしまいそう
デンジとポチタが融合するシーンもよかった。現象としてはキモいはずなんだけど、全然キモくなかった。むしろ美しいレベル。途中で挟み込まれるポチタとの契約のシーンが、爽やかで明るい場面になってて、現実の、真っ暗な倉庫のゴミ箱に切り刻まれてバラバラに捨てられてる状況とのギャップが、より切なさを煽ってたよね。アニメ宣伝の画像とかでは、デンジは普通に五体満足なのに、物語冒頭いきなり片目だし、なんか内蔵とかも売っちゃって病気で血も吐いてるから、どういうこと? って思ってたんだけど、悪魔の心臓によって再生しちゃったわけね。納得。
いや、まじ、いいシーンだった。
あと、声優さんもよかったよ。デンジとマキマ?
手垢のついてない声、って言ったら失礼かもしれないけど、なんかほら、有名な声優さんだと、声を聞いた瞬間に別の有名キャラクターとか、ご本人の顔とか思い浮かんじゃったりするじゃないですか。それはそれで1つの楽しみだけど、今回のキャスティングはそういうのがないのが成功している気がする。なんせ、かなりマニアックな世界だから。さわやかで自然体の声がしっくりきててよかったよ。ってか、あたしはいつも通り、原作読んでないから「原作とイメージが……」とか言うのはないんだけどね。でも、ほら、原作読んでなくてもたまにあるから。なんか声が違和感あるな、っていうの。それがなかったよ。超絶リアルな映像に、自然体の声。ナイスプロデュースじゃないでしょうか。
セリフも、要所要所でいいよね。
いつも食パンをそのままモソモソ食べてたデンジの夢はパンにジャムを塗って食べることだったりするんだけど、マキマから2択を迫られてね。
「悪魔としてここで私に殺されるか、人間として私に飼われるか」
で、デンジが「朝メシは?」って聞くわけだ。
マキマが提示したのは食パンにバター&ジャム、コーヒー、サラダ、そしてデザート。
それを聞いたデンジが一言。
「……最高じゃないっスか。」
あー、どん底脱却だね、デンジ。ってしみじみしちゃったよ。
ストーリー全然知らずに、純粋にまっさらな状態で見て、すでにデンジに共感できてるから、物語のスタートとしては大成功ではないかと。
そして、ポチタがまるっこくてかわいかった。デンジがポチタを使って月6万円の仕事のために木を切ってる絵面が愉快すぎて好き。もう出てこないのかなぁ。出てきてほしいなぁ。
ということで。『チェンソーマン』。
視聴前は、正直あのビジュアルはどうなの?って思ってたし、チェーンソーで悪魔狩りとか、なんか悪趣味とか思ってたし。なので、とりあえず第1話を見て、生理的に無理だったら見るのやめようと思ってたんだけど、先がめっちゃ楽しみですよ!
『BLEACH』もあるし、これから忙しくなりそう。うふ。
って、いや、仕事しろ、あたし!