死神代行消失篇② ――『BLEACH』イッキ見14 | なぁ助の勝手にレビュー☆

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話の合う人がいないので、「それ、わかるわ~」という方を求めてます。

しっかし、一護の成長曲線はあいかわらず、ほぼ垂直の右肩上がりだよね。フルブリングの力を手に入れるのもあっという間だったし、実践の中でぐいぐい死神の力と融合させていって、ホント、あんたは戦うために生まれてきたのね、って思う。

 

  一護のメンタル問題

ただ、戦う目的が「守りたい」だからね。そこを突かれると脆い。その意味で、月島の力は一護に最も効果的にダメージを与えられるんだよなぁ。

 

一護がフルブリングを完成させて、浮かれ気分で帰宅したシーン。あそこはもう本当に見てられなかったよ。まず、ゆずとかりんが月島に取り込まれてて、月島はすっかり「大好きないとこ」ポジションで家に居座ってるの。そりゃビビるよね。これから倒すぞ、っていう敵に、かわいい妹2人がべったり甘えてるわけだよ。そこに、啓吾たちがやってきて、追い打ち。彼らも既に月島に斬られていて、一護が何を言ってもみんな月島大好き。月島の味方。逆に一護が責められることになっちゃう。で、耐えられなくなって家から逃げ出したところ、うなぎ屋の育美がやさしく寄り添ってくれる……と思ったのに、なんと育美も子どもも月島に取り込まれていることを知る。

 

もう、畳み掛けるようにメンタルダメージが重なっていって、追い詰め方がエグい。

 

それがさぁ。演出がうまいんだよね。

その一護の一連のシーンの前に雨竜が、ひと通りみんなに接触してて、どうやらみんな月島の術中にあるらしいことが暗示されてるのよ。だから、視聴者としては、「ああ、多分ダメだな。」って、薄々わかってて見てるわけ。だから、本当にだめだとわかるまでのドキドキ感がハンパない。「え、待って、多分ダメだよね。斬られてるよね。」「うーん、ダメなはず。」「ああ。やっぱり。」という。これを、妹2人のとき、啓吾たちのとき、うなぎ屋のとき、と、3回ループする。3回重なったら、わかっててもこっちまで凹むわよ。そんで、そのあと会った銀城から、XCUTIONのメンバーも全滅だって聞かされるじゃん? で、月島の家にいったら、チャドと織姫もあっち側じゃん? 2人ともさぁ、あろうことか、一護のためにって17ヶ月間磨いてきた能力で、まさかの一護に向けて攻撃してくるとか。

 

もう、やめてあげてえーん

一護、ホントその手のメンタル激弱だし。一度落ちると戻ってくるの大変だから!!! えーんえーん

見てられなくて、早送りしたくなるくらい辛かったスショボーン

 

 

  ラスボス銀城空吾

で、ですよ。そこで。最後の最後で。

唯一味方だと思っていた銀城まで!!!

ってか、銀城がラスボス!!!びっくり

 

いや、銀城が敵ってわかったときは、多分、あたしの方がショックだったね。今回のキャラの中では一番の推しだったからさぁ。しかも、過去が戻ったら、人相まで変わっちゃって、あたしのお気に入りのちょっとゆるい銀城を返して!って感じよね。

 

そのあとはもうね、外見変わるたびに禍々しくなってっちゃって。最後は見る影もなかったわね。ホント残念ショボーン

 

 

 

  フルブリンガー vs 死神

いやもう、メンタル最低のところで、死神登場。

 

というか、まず、いきなり後ろから刺されて、誰かと思ったらルキアじゃん。まだ追い打ちですか?と思ったら、実は、その剣には、みんなの霊圧が少しずつ込められていて、それを刃を通して与えてもらうことで、一護は死神の力を取り戻したというね。いやー、友情大事。「友情・努力・勝利」だからね!

 

そして、なんですか。あの死神たちの登場の仕方。一枚絵にして保存すべきかっこよさ! 赤い背景で、後ろから光が当たってて、ほぼほぼシルエットでずらりと並んだ面々。ほんと、後光かよ、ってくらいありがたいショット。そして、ほとんど影なんだけど、ひと目で誰が来たがわかるっていうね。いやー、ほんとキャラクター造形が天才的。中身も、ビジュアルも。

 

で、メンツがそろったところでバトル開始です。

 

ギリコ vs 剣八

まず、最大の残念賞がギリコ!

見る影もなかった。

最後はエライ姿に変身してましたね。

 

なんか、元々謎めいていたし、おまけに時間を操る能力持ってたから、こいつ多分やべーと思ってまして。過剰に期待してたところはあったのよ。なので、剣八とマッチングされたときは、ちょっと不安になったぐらい。ほら、剣八は力技だから、真っ向勝負でしょ? で、相手が魔球レベルの変化球で来たらやばいよね、って。まあ、東仙のおそろしく変化球な卍解「閻魔蟋蟀」も力でやぶってるんだけどさ。

 

そしたら、ギリコ。力には力で、なんて考えて、なんか緑色の超人ハルクみたいなバケモノに変化しちゃって。いや、剣八に力勝負は無理だって。バカなの?

 

で、案の定、前口上やってる最中に瞬殺されてたね。ちょっと、がっかりすぎて文句も出てこん。あっさり勝っちゃって戦いを楽しめなかった剣八の、「ほらな、つまんねぇだろ。」っていうセリフが、らしくてかっこいいという印象しか残ってないわ。

 

大体、ギリコ、ずっとミステリアスなキャラだったのに、一護の力を手に入れた瞬間、浮かれちゃってキャラ変してたよね。勝手に浮かれて最強気分になって、知力も判断力も落ちててくれて助かったわ。ってか、もともと知性は低かったのか?

 

この戦い、みんなそれぞれ雪緒が作った仮想空間に2人ずつ隔離されて戦ってて、どっちかが死なないと出られないルールらしいんだけど、剣八は瞬殺じゃん? もちろん一番乗りで戻ってきたじゃん? で、第一声「なんだ、みんなまだ戻ってないのかよ。遅ぇな。」みたいな。

いやいや、ないない。ないですよ、剣八さん!

そのうえ、ヒマだから先に帰るか、ぐらいなこと言ってて、やちるに「みんなで帰らなきゃだめじゃん!」って、ぺちぺち叩かれてたわ。和む。

 

ジャッキー vs 恋次

あとね、恋次がけっこう強くなってて良かった。ってか、まあ、フルブリンガーとはいえ、相手は人間だからね。基本の体力がそもそも違うんでしょうけど。ただまあ、「女には先に手をださねぇ」とか「女は殺さねぇ」とか、まあ、恋次らしくていいなぁ、と思うんだけど、あまりに連発するからさぁ、なんか気になっちゃったよね。あんまり強調しすぎると、昨今はジェンダー問題に引っかかっちゃうから気をつけて! って思っちゃったよ爆  笑

 

 

ジャッキーと恋次の組み合わせは、目立った共通点はなかったけど、ギリコと剣八は結果的に脳筋vs脳筋だったし、他の2組も、小柄少年(雪緒)vs小柄少年(日番谷)。色白クールキャラ(月島)vs色白クールキャラ(白哉)で、似たようなのをぶつけてきてましたね。作者さん、こういうマッチングが好みなんですかね。アランカル編もそんな感じだったなぁ、って思い出したわ。

 

 

雪緒 vs 日番谷

これがね、なんかほとんど記憶がないの。一気に見たせいか、それとも、その後の白哉兄さまのインパクトが強すぎたせいか。とにかくこの2人の戦い、ほとんど記憶にない。なんか、日番谷が建物の中を走り回って雪緒の居場所を探してたのは覚えてる。意外と早く来たねみたいなこと言われてたっけ?

いや、ほんとうる覚えでごめんなさい。

 

で、そういえば、アランカル篇のときも、ハリベルと日番谷の戦いだけ、あんまり記憶になくって、詳しく書けなかったなぁ、って思い出した。

 

え、待って、これはどういうこと?

無意識に日番谷が嫌いとか?

いや、それはない。

だって、ちっちゃいけどイケメンだし。

龍出すし。

中身も純情でかわいいし。

好きな要素しかない。

うーん。なんでだろ。

 

まあ。今、思いつくところとしては、多分、王道な戦いなんだと思うのよ。うっすーい記憶を手繰り寄せた感想としては。日番谷が、ザ・主人公だからね。(主人公じゃないけど。)だから、戦い方も王道になってるんじゃないかと思うの。で、あたし、もともと戦闘シーンは、なぜかすぐあきちゃうから、あまりに王道だと記憶に残らないのかも。無意識のうちに脳みそが休んじゃってるのかもしれない。

 

もー、また後で見直してみますけどね。

原因究明しつつ。

そして、再視聴後に加筆させていただきます。

 

 

月島 vs 白哉

この戦いは、ハラハラしたねぇ。なんせ、月島に1回でも斬られたら、もうおしまいじゃないですか。今までの流れだと、月島が恩人として過去に挟み込まれて、「月島さんと戦うなんて……。」ってなっちゃうじゃん。骨抜き状態。戦えるわけがない。だから、白哉兄さんが月島に切られたときは、ああ、もうだめだと思ったよね。

 

なのに、白哉兄さんったら、顔色ひとつ変えずに戦い続けてるんだよ。なんかもうびっくり。うわ、もしかして兄さんには効かなかったの? え、なんで? ってなったよね。結局、きっちり勝利収めて。そして、戦いのあとで明かされる驚愕の真実!!

 

実は兄さんにも月島の能力はちゃんと発揮されてて、兄さんてば、月島が自分の恩人だという認識はあったらしい。

で、そんなことは百も承知の上で、恩人月島を斬ったんだって!

一瞬のためらいもなく!!! 


たとえ恩人だとしても、月島が黒崎一護の敵である以上、黒崎一護を助けるために派遣された自分は、月島を殺すのになんのためらいもない、と、豪語なさってましたよ?

 

ひええええぇぇっ。

これを素で言えてしまう白哉兄さま。もう異常者。怖すぎる。いっそ「術にかかってなかった」っていわれた方がよっぽど納得できそう。

そういや、初登場のときも、そういう役目だからということで、最愛の妻の双子の妹で(実は大事に思っていた)ルキアを召喚して処刑しようとしてたっけ。

なんなの。このメンタリティは、ほんと理解不能。白哉兄さん、まじ変態。

 

まあ、でもそれで勝てたんだから、結果オーライですかね。

そんなこんなで、次回、レビュー最終回ですよ~