意味あればこそ人が動く
平城京遷都1300年記念の催しとして、世界最古の木造
建築物であり世界遺産にも登録されている、奈良は西の京
にある薬師寺東塔の解体修理記念講演会に、御得意先
から御招き頂き、赴いた。以後10年間、この世界遺産が
見られなくなるという事も相まって、古都奈良も予想以上に
活気づいていた。
この講演の中で、方角が表す「音、季節、色、干支等」に
ついて、随分と詳しい話があり、当時の最高科学が宇宙と
密接に絡んでいたという事もよくよく理解出来た。
何れにしても、聴けば聴く程に、何気なく見ていた町並みや
建物、聞いていた音等全てに意味があったという事に深く
気付かされた。
人々の平和と幸福と繁栄を願い当時の天皇(天武天皇)
が建立されたその国宝東塔の存在にも、位置にも、形にも、
全てに大変深い意味があり、それを守り継ぐ為に、総工費
20数億円、工期10年という莫大な費用と時間がかけられる。
意味あればこそ、人が動き、お金も動く。
風が吹けば桶屋が儲かる、という様な落語の話ではないが、
いつの時代も、大義あるもの、意味あるものに、人は納得し、
心動かされ、世の中は動いていく。
意義ある会社、価値ある人は、生かされ、育まれ、守られる。
以後10年間、目に出来ない世界遺産薬師寺東塔
どうせやるなら。。
現状を打開し、目指すべき目標を達成させる方法はそんなに難しい事では無い。現状を分析し、問題を探しだし、課題点を抽出する。また、成功要因を探し強化していく。単純作業に近い。後はPDCA計画を作成し、実行していくのみになる。しかし、世の中には目標を達成する人としない人の必ず2手に分かれる。何が明暗を分けるのか?
シェイクスピアは、成功と失敗は紙一重と言ってるが、僕も『やるかやらないか』だけに最後は尽きるてしまうのではないかと思っている。やはり、どんないい計画があっても、素晴らしい方法が思いついても、やらなければ全く意味をなさない。特に、『継続』的にやり続ける事が出来なければやらない事と同じ意味に近くなってしまう。
また、『理性を上回る感性が悪さをさせる』と先日佐々木社長より言葉を頂いたが、いかに感性を支配していく事が出来るかというのも重要なポイントになる。理論理屈と合わせて、感性に働きかける事が出来る『志』という人生目標をしっかり持っていく(気付いていく)事も必要である。
そして、最後に必要なのは、自分を信じて自分の失敗をしっかり受け入れていく事。自分をしっかり信じてあげる事が出来るかどうかで、言い訳をするかどうか?の線引きが出来る。言い訳を始めた瞬間に、やらない事を肯定し始めてしまうので、達成までの道のりが遠くなる。
考えれば考える程、難しい道のりにも見えてくる。しかし、どうせやるなら、どうせ人生の時間を使うなら、一歩でも二歩でも達成する人への道を目指して進んでいければいいのではないかと思う。
佐野太祐
シェイクスピアは、成功と失敗は紙一重と言ってるが、僕も『やるかやらないか』だけに最後は尽きるてしまうのではないかと思っている。やはり、どんないい計画があっても、素晴らしい方法が思いついても、やらなければ全く意味をなさない。特に、『継続』的にやり続ける事が出来なければやらない事と同じ意味に近くなってしまう。
また、『理性を上回る感性が悪さをさせる』と先日佐々木社長より言葉を頂いたが、いかに感性を支配していく事が出来るかというのも重要なポイントになる。理論理屈と合わせて、感性に働きかける事が出来る『志』という人生目標をしっかり持っていく(気付いていく)事も必要である。
そして、最後に必要なのは、自分を信じて自分の失敗をしっかり受け入れていく事。自分をしっかり信じてあげる事が出来るかどうかで、言い訳をするかどうか?の線引きが出来る。言い訳を始めた瞬間に、やらない事を肯定し始めてしまうので、達成までの道のりが遠くなる。
考えれば考える程、難しい道のりにも見えてくる。しかし、どうせやるなら、どうせ人生の時間を使うなら、一歩でも二歩でも達成する人への道を目指して進んでいければいいのではないかと思う。
佐野太祐
グレードアップのために自分を問う
幕末に活躍した長州、薩摩藩、そして土佐の坂本竜馬に共通する
こと、それは関ヶ原で徳川に負けた大名(毛利と島津)と取り潰
しにあった大名(長宗我部)の家臣の子孫であり、長らく苦しみ
を味わってきた人達で、それが倒幕の一つの理由になっている。
さらに欧米のアジア植民地化への対抗である。
お隣清国がアヘン戦争に敗れ、英国の支配下に置かれたことで国
家危機を察知したわけであるが、それも長らく差別的な扱いを受
けていたからこそだと言える。
裏返せば265年もの間偏った価値観の中で日本の中枢がぬるま湯
に浸り続けていたということである。
時代は変わり経済という戦いが世界を舞台に繰り広げられ、過去
のイデオロギーが薄れる中、中国を含むBRICsが台頭して日本は
新たな危機を迎えている。
維新の志士が叫んだように、同じ日本の中で戦うのではなく、共
創によって世界で競争しなければならない。
「私達が打破すべき価値観にはどのようなものがありますか?」
寺内