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成功ではなく、失敗にこそ学べ

著名な書「失敗の本質」を数年ぶりに読み返してみている。

 

過去からある日本的組織の失敗における本質を学び、改めて我々ピーアンドエフが活かすべき要素を以下に簡潔に記載してみたい。

 

■失敗の本質―日本軍の組織論的研究

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※上記の著書に興味がある人はぜひ購読してみてほしい。

 

 

 

ビジネスにおいて、いつかの成功をいつまでも続けることなかれ、やがていつかの成功は陳腐化し、時代遅れの戦略・戦術に固執することになる。


①「方法」に依存せず、「創造」に徹すること。


マーケットの変化に応じて新たな創造を繰り返していくこと。
負けるリーダーはいつのまにか有効性を失った戦略に固執して敗北を重ねる。

過去よりある日本人的気質や思考法ではリスクを過小評価しがちで被害を増大させる。
リスクを積極的に炙り出し、徹底周知、その対策を皆で検討し講じていく。

いずれ時間の経過とともに結果に大きな差が生れていく。


②「空気」ではなく、「事実」に向き合うこと。


方法への練磨と改善以上に、変化と革新に重きを置き、柔軟な組織を目指そう。
既存のルールや方法の習熟のみに囚われず、机上の空論で戦わず、現場の活用から事実に向き合い、事業や顧客に柔軟な対応を目指そう。


③「目先」ではなく、「未来(達成すべき目的・最終目標)」を見据えること。

 

 

目の前の勝ちには拘るけれど、それそのものには囚われず、中長期的な視野を持ち、最終目標達成に繋がる一手を判断、打っていこう。

 



同じ失敗を繰り返し反省する日々はもううんざりだ。

失敗にこそ、その本質にこそ我々ピーアンドエフがこのビジネス海域を成長しながら渡航するにおいて学ぶことは多いはずだ。



渡辺

 

自社の価値観とその理解・共感

価値観とはどういう意味なのか?


価値観をシンプルに訳すのであれば


「我々は何に価値を置いているのか?」
「価値があると感じているのか?」


と言った表現に言い換えられるだろう。


ピーアンドエフの価値観であれば、ピーアンドエフ(我々)はどのような物事に価値を見出しているのか?であるわけで。



ピーアンドエフ(我々)の価値観は


①人を大事にすること。


②目先にとらわれず、未来を見据えること。



シンプルに上記の点であり、
社名であるPeople&Future…そのもの。


価値を置くのは「人」と「未来」なのである。


ただし、言葉の意味をよくよく捉えることが重要で、その念いや意図をしっかりと組みとっていくことが大事。
すべてはフィロソフィーブックの冒頭に記載がされていることではある。
ここではその表記は割愛するが、上記にある"我々"とはピーアンドエフに従事する者のことを表し、ここでいう価値観とは個人が個別に持つものとは区別する必要がある。

自社の価値観の理解、共感が進めば、自ずと理念やビジョン、そして行動規範である人間力25なども以前に増して腹落ちする。


我々ピーアンドエフの在り方はすべてフィロソフィーブックに記されている。
メンバーにはいま一度そのページを開いてもらい、自社の価値観、考え方にじっくり触れ、理解を深めてみてほしい。





渡辺

人間力

人間力とは経済諮問会議において決定された経済を成長させる6つの要因の一つです。
(技術力、人間力、経営力、産業発掘、地域力、グローバル力)


具体的な定義としては
・知力(専門的な知識と能力を持ち、それを継続的に発展させていく能力)
・知識の応用力(論理的思考力、問題解決力、判断力、あるいは

          想像力などの知的能力)
・精神的能力(感性、意欲、忍耐力、根性などの精神的能力)
・体力
・人間関係力(コミュニケーション能力、リーダーシップ能力、公共心

         規範意識などの社会、対人関係能力)

大きくはこの5つの能力と言われています。
人間力というとイメージされるのは精神性やコミュニケーション力などが
イメージされやすいと思いますが実際には単なる精神性だけではなく
仕事で成果を創っていく上で重要な要素がすべて入っています。

我々のビジョンは「世界一人間力高きパイオニアカンパニー」です。
このビジョンを達成させるためには上記5つの力をつけていく必要があります。

精神性や人間関係力なども大事ですが専門知識、論理的思考力なども必要です。
それらをさらに具体的に書かれているのが“人間力25”です。

当然ビジョンとして掲げていることなのでこれらのすべてを今すぐ
完璧にできなければならないというわけではありませんが
現状の自分が各項目でどのようなレベルにあるのかを確認し
理想像とのギャップを埋めていく必要があります。

当然、世界一を目指すためにはまずは日本一になる必要があり
日本一になるということは自社以外の人と比べても高い人間力を
我々全員がもっていく必要があります。

人間力を向上することで、仕事の成果を創っていこう!

三浦 邦元