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『 コレ、横すべりじゃなくて横ズラシじゃん! 』
『 斜め方向にスキーをズラシながら落ちていってるだけ 』
ワタクシ、失笑するしかありませんでした。
だってね、
スキーの運動特性である「ズレること」を、滑り「そのもの」として考えてるんですもん☆ソラ笑うしかない、、、
つうか!、
その方に「アホな入れ知恵したヤツ出てこいやぁー!!」と憤るホドでしたね、うんうん。
⇒推測ですが「聞き伝え」の情報を頼りに書き込んだのではないかと
⇒滑りのスキルや資格の有無、情報の正否は別として「知識の豊富さを披露したがる方」に多い発言?
⇒そもそもは、間違った情報を伝えるヤツがアホですが、それを自ら検証すること無く信じ込むのも 『 罪 』
⇒歩みを止めた年配の滑り手(クラブ・指導者等)から伝わることが多いように思われ
かつて、スキー操作の1つに 『 ピボット操作(※) 』 いう技術があり、悲しいかな、様々な間違った解釈が指導者達から一般スキーヤーに伝達してしまった悪夢が蘇ったかのように感じてしまいました。
※ピボット操作 |
これと同様なのが、今回取り上げた「横ズラシ」と「横すべり」なんですが、だらだら書くとアレなんで、ここで技術解説しちゃいます!。
◇横ズラシ
スキーの進行方向や身体の向きに対して、その横方向にスキーの「ズレ」を発生させること
スキーの運動特性に基づく「技術要素」の1つとされてます
⇒滑りの習熟度合いにより可変するもの(横方向のズレから縦方向へのズレへと発展)
⇒スキー教程や指導教本、検定要領などで「横ズラシ」という滑りはおろか、文言さえ登場せず
⇒検定員検定の種目である 『 横滑りの展開 』 のショートの部分を「横ズラシ」とする記述はどこにもナシ
◇横滑り
スキーの「ズレ」を伴い、その状態をキープしながら斜面を滑り降りていくもの
滑り降りるという行為ではありますが「ターン(回転)ではない」
⇒ズレを伴わなければ、単なる「(斜・直・横)滑降」
⇒脚部の捻りや上体のローテーションで、スキーの向きが山側に向く(滑り切れ上がる)のは「ターン」とみなされます
⇒スキーの向きを横にして行う「デラがけ」も横滑り
⇒フォールラインに対して真下に落ちようが、斜め下に落ちようが横滑りであることに変わらず
⇒スキー教程ではターンを導入する「1つ手前の段階にある滑り」と位置付け
⇒つまり、横滑りを発展させてターンへと繋げていくとしてます
と、まあ、こんな感じになりましょう。
よって、2ちゃんねるの書き込みは、「こうした分類を掌握することも無く」+「シュプールという形だけにとらわれた」典型的 『 頭でっかちな意見 』 として処理するのが適当かと思われます。
まあ、「そーんなアホは放っておけばエエやん」いうご意見はございましょうが、ワタクシとしては、そういう方々も 『 検定いう棘の道は早く卒業して欲しい 』 と願ってるんで(ワタクシ自身、その立場やから)、敢えて文章にしてみました。
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実にありがちな話ではありますが、検定という種目に対する理解度が不足している限り合格点が出ないのはアタリマエの事実。
そして、以下の記述は、(おそらくは)SAJの本音であり、ワタクシ自身も感じている事であります。
⇒横滑りが「ズレを伴ったターンを実現するための前振り」という点に気づいてね
⇒通常のパラレルターンは「何となく出来てしまう要素」が多分に含まれていることも認識してね
⇒それなので「1つ前の段階に戻ってキッチリ出来上がっているか」を見るのが、この種目なのよ
⇒「1級挑戦者ならこの程度の滑りの差は演技出来るでしょ?」いうんも狙い目なの
⇒「級別テストの最高峰に相応しい滑りを身に付けて来てね」いう思いが根底にあるのよん
なお、横滑りについては、受験地毎の解釈と判定基準が存在しているようなので「その場その場に合わせる(溶け込む)」技量も必要かと思います。
⇒事前講習で講師から伝えられること、本番時における全体的なトレンドを掌握して下さい
(滑りが早いのか、ゆっくりなのか)(多少切れ上がっても良いのか、ダメなのか)
⇒ゆえに、本番までに「これらに即応するための練習」を積むようお願いします
(1級挑戦者に対しては(暗黙のウチに)ソレを求めているハズです)
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今回、2ちゃんねるで発見した書き込みをネタに2本の打ち返し記事をアップしましたが、ワタクシという人間は余程ニブイのか、あそこで何を書かれようが気にも留めないタイプのようです。
中にはブログを閉鎖してしまう方や、アメンバー限定記事にしてしまう方もおりますが、あそこで話題になった事柄は、ある意味でワタクシが予想していた反応でしたが、その一方で「新たな気づき」をもたらしてくれた良い機会になったと、逆に感謝しています。
⇒スキー指導者としての評価は自分じゃ出来ませんし、指導を行った方々から寄せられることもありません
⇒キッチリ伝わらなかった部分があったがゆえの意見だと汲み取りました
⇒指導員を取得してから16年目となりますが、「まだまだなんだな」と痛感しました
⇒ただ、指導員として「間違った方向は向いていない」自負はあるので、打ち返しの記事を作った次第です
⇒書き込んだ方を非難するつもりも、あのスレッドを煽る気も全くありませんので「住民の方」ご容赦下さい
これまでに何度となく書いてきておりますが、ワタクシは 『 1級に11回 』 『 テクニカルに17回 』 というバッケンレコード(?)を持っております。ゆえに、ソコに至るまでに注ぎ込んだモノやエネルギーも膨大でしたが、
その一方で、失ったモノや手にするタイミングを逸したモノがあったこと も、何となくイメージ頂けるだろうかと思います。
そうした「辛くて苦しい棘の道」が後に続く同輩にとって短く済むよう、また、そういう世界に身を置くことに嫌気が指すことが無いよう(※)、更には、スキースポーツの本質である「(学習するにしても)楽しく滑ってもらう」ため、その担い手となるためにワタクシは 『 スキー指導員という伝道師になろう 』 と決意しました。
※教程という「統一」マニュアルが存在するにも関わらず、同じ事を練習するにしても、指導者やスクールが変わる都度「正反対の言葉」や「滑り」「コメント」として伝えられたことを、嫌ちうほど、この身で味わっております
有資格者となってから16年目となりますが、まだまだ勉強が必要な修行中の身であることは変わりません。
ただ、「他の指導員とはちょっと違った毛色」を有するようになったとは感じています。
SAJの教えを通り一辺倒に伝えるだけでは無く、指導者として生徒としてコレまでに培ってきた経験を踏まえた指導論(指導方法)の展開や、解読が困難な「SAJ語」を誰でも判るような「例えへの変換」などは、ワタクシのオリジナル・メソッドであり 『 宝 』 だと思っています。
そういう訳で(どんな訳だ?、
この先も、Oyagee1103の独自解釈が満載の Deep? cheap? な世界を展開し続けるかとは思いますが、どぞ、温かい目で見守ってやって下さいませ!。
じゃ、今日はこんなトコで
またお会いしましょ☆しーはいるっっっ!!
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