こだわりのつっこみ -12ページ目

こだわりのつっこみ

素人が音楽、小説、映画などを自己中心的に語ります。

レベル:若干長めですが中学2~3年生レベルなので1日くらいで読めると思います。


ジャンル:愛憎劇


あらすじ(背表紙から):

Dino was 21 and worked in a hotel in the beautiful city of Venice.
The woman who came to the hotel liked to talk to him.
Dino was kind to them.

But he knew what the wanted.
'When I'm 26,' he thought, 'I'm going to meet a woman, the woman I want to marry.'

Then Dino met Carla and...


面白さ:★★☆


※以下、結末まで話します。嫌な方は見ないでください。













Hotel Casanova Level 1 (Cambridge English Readers)/Sue Leather
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内容:
イタリア南部の田舎町ロッチェッラから、北部の都ヴェニスにやってきて、ホテル・グラントのレセプション係としてあくせく働くディノ
彼には夢がありました。それは、
「26歳で結婚し、30歳でホテルのオーナーになること」。

しかし、そんな彼の前に、素敵な美貌の年上の女性、カーラが現れます。
従業員と客の立場でありながら惹かれあい、ともに一夜を過ごすまでになったのです。
ディノは26歳で結婚するという夢があったものの、カーラは出張先のローマにて、自分は金を持っているのでディノにホテルを買ってあげるから、結婚しようとプロポーズします。

26歳で結婚するという夢があったものの、ディノはカーラのプロポーズを受け、ホテル・グラントの近くにホテル・カサノヴァというホテルを建てます。
もちろん、最初は2人の仲も、ホテルの経営も順調でした。

しかし、次第にカーラの異常な性格が明らかに。
彼女は異常なほど、執着力・独占力が強く、束縛が厳しいのです。
それにだんだん嫌気がさしてきたディノに、彼女はとんでもない事実を告白。
あなたのために、夫アレッサンドロを殺した」とのこと。

つまり、カーラはディノの前に結婚をしていた。
アレッサンドロは大金持ちで、そんな彼をカーラは交通事故に見せかけて殺した。
そしてすべての遺産をカーラ一人が相続し、その遺産でホテル・カサノヴァを建ててあげたとのこと。

もはやカーラは恐怖の対象でしかなくなったディノの前に一人の女性が現れます。
それは、以前ともにホテル・グラントで働いていたウェイトレスで、さらにロッチェッラ出身のマリア
以前からマリアの自分に対する好意は気づいていたものの、ディノは再会し、ともに話し合う中で、本当に愛しているのはカーラにではなくマリアになのだと分かります。

そこで、ディノはマリアにカーラのしたことを告白し、2人で逃げようとします。
しかし、一部始終を知っていたカーラは、2人を追いかけ、殺そうと企てます。
ボートで逃げる2人に、カーラのボートが近づいていきます。
カーラは自分のボートを、2人のボートに当てて沈没させて殺そうと考えていたのです。

あわやぶつかりそうになる寸前、一台のサイレンを鳴らしたファイアーボートがカーラのボートに横から衝突、カーラのボートは、ディノとマリアのボートを捉えられることなく、沈んでいったのでした。


感想:

教訓。愛が憎に変わると手がつけられない。

ただ、逃げるディノですが、結構自分勝手だなぁという気がしないでもない。
逃げてホテル・カサノヴァの経営はどうなったのでしょう?
マリアとの恋もどこまで続くか分からないしね。だって、マリアとの関係も始まったばっかりで、そこでの逃避行だったし。

それに、平易な小説にありがちの、かなり強引な展開。

まあ、夫を殺してまで惚れさせたディノが魅力的なのかなガーン

 
レベル:若干長めですが中学2~3年生レベルなので1日くらいで読めると思います。


ジャンル:ファンタジー


あらすじ(背表紙から):

Mr James Conway wants to make money.
He wants to build new houses and shops - and he wants to build them on an old graveyard, on the island of Haiti.

There is only one old man who still visits the graveyard;and Mr Conway is not afraid of one old man.

But the old man has friends - friends in the graveyard, friends who lie dead, under the ground.
And when Mr Conway starts to build his houses, he makes the terrible mistake of distribute the sleep of the dead...

面白さ:★★★★☆


※以下、結末まで話します。嫌な方は見ないでください。













Voodoo Island (Oxford Bookworms Library)/Michael Duckworth
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内容:
やり手の建設会社社長コンウェイは、飛行機でハイチに向かっていました。
ハイチでホテルや家、店などを展開しようと考えていたのです。
その飛行機の機内で隣に座っていたのはカレン。彼女は医者ですが、ハイチの民俗信仰であるヴードゥーに関心があり、それに関する本を書くためにハイチに訪れるのです。
しかし、コンウェイはヴードゥーについてまったく興味をもたず、それどころか全く信じなかったのです。

それから9ヶ月経ち、コンウェイは構想どおりにハイチに現代的な建物をどんどん造り、さらに、次の標的として、古びた墓を更地にして住宅や店を建てようともくろむのです。
一方、カレンはある家を訪れます。ハイチでうわさのヴードゥの使い手、キーの家です。
キーはカレンと話が合い、彼女に
、キーの大切な祖父が眠る、大切な場所である墓を案内します。
それが、まさにコンウェイが更地にしようとしていた墓。墓地にコンウェイの会社の者がいて、キーに計画を伝えると、キーはコンウェイと面会し、それを止めようとします。

もし、墓地を残してくれたら願いをなんでも叶えてあげるというキー。
するとコンウェイは
「多くの部屋がある大きな家に住み、掃除も食事もしてくれる人がいて、銀行には大金があり、働かずいたい」
と冗談のように言い、キーを追い返します。

キーが会社を去ったあと、コンウェイは即座に行動に移します。
墓地を更地にするということを。
キーの願いはコンウェイのもとには届かなかったのです。

一方、そのことをしったキーは怒りに怒り、ついにヴードゥの呪いをかけるのです。
その祈りが行われた日から、コンウェイは悪夢を見始め、もはや正常ではいられなくなっていくのです。

さて、カレンはキーの家にいました。
それは、ある精神的に病んでしまって入院している男を診て欲しくて、キーにお願いにあがったというしだいです。
キーはカレンとともに、カレンの勤める大きな病院に向かいます。

そう、そこにはコンウェイが隔離入院されていました。
最後に、キーは言うのです。
「彼はここで幸せだろう。彼は欲しいものは全て入っているのだから」と。

大きな病院、そこはまさに、
「多くの部屋がある大きな家(病院)に住み、掃除も食事もしてくれる人がいて、銀行には大金があり、働かず」にいれる場所だったのですから。


感想:

なかなかよくできた話じゃないですかビックリマーク

ヴードゥの使い手の本気の呪いは恐ろしい…
コンウェイが少しでも聞く耳をもつ人物だったら、そしてきちんとキーと根気よく話をすることができるような寛容な人物だったら、ヴードゥと共存できたかもしれません。

にしても、コンウェイが冗談交じりに言った夢が、悪い方向で叶うと、こうまで恐ろしい夢なのかあせる
まあ、コンウェイ本人にすれば、キーの言うとおり、願いが叶って幸せなのかもしれませんねぇニコニコ

なんか、ストーリーは一緒でヴードゥを日本の民間信仰に変えれば、
「世にも奇妙な物語」の一編に使えそうなほどの面白い話でした音譜


 
レベル:若干長めですが中学2~3年生レベルなので1日くらいで読めると思います。


ジャンル:冒険


あらすじ(背表紙から):

It is night in the south seas near Tahiti, and the ship HMS Bounty has begun the long voyage home to England.
But the sailors on the ship are angry men, and they have swords and guns.
They pull the captain out of bed and take him up on deck.
He tries to run, but a sailor holds a knife to his neck.
'Do that again, Captain Bligh, and you're a dead man!'he says.

The mutiny on the Bounty happened in April, 1789.
This is the true story of Captain Bligh and Fletcher Christian, and the ship that never home to England.


面白さ:★★★


※以下、結末まで話します。嫌な方は見ないでください。












Mutiny on the Bounty (Oxford Bookworms Library)/Tim Vicary
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内容:

1787年の12月の寒い日、タヒチに向けて1隻の船が母国イギリスを発ちました。
バウンティ号には船長ブライをはじめとして、彼の友人であり副船長のクリスチャン、船員のアダムズヘイウッドなどが乗船しており、彼らは母国イギリスのためにタヒチのパンノキの実を西インド諸島に運ぶことを任務としていたのです。

さて、船長であるブライは、船中かなり冷徹で横暴な様子をみせます。タヒチに着いても、船員らが遊びまわったり、現地の女性と仲良くすることを快く思わず、帰路ではかねてからの友人だったクリスチャンにでさえ、ヒステリックな言動を続ける始末。

クリスチャンはバウンティ号から逃亡しようと試みますが、それを他の船員に咎められ、むしろ船長であるブライに対し、反乱を起こそうという計画を持ちかけられるのです。

反乱は実行されます。
就寝中のブライや、彼を慕う船員らを銃や剣で脅しながら、ブライを含めた19人を救命艇に乗せて、いわば置き去りのような状態にして、クリスチャンらはタヒチに戻ります。

さて、ブライらを乗せた救命艇は、しかし、ブライのすばらしい統制や指揮の下、ある島で原住民に殺された1人以外全員を生き残らせたまま約7000kmの距離を航行しきり、ティモール島に到達するのです。そして、ブライらはイギリスに帰り、先の反乱のことをイギリス国民に語ります。
怒った国民は、エドワードを船長とするパンドラ号で、反乱を起こしたクリスチャンらを捉えようと、一路タヒチに向かいます。

しかし、多くの船員は原住民に殺されたり、バウンティ号すら発見できなかったりと、なかなか彼らの消息をつかめません。
そんな中、ヘイウッドを捕えることはできました。彼は本国イギリスにて軍法会議にかけられます。
当然、上司に逆らったこの反乱は死刑に値するものでしたが、国王の恩赦により釈放に。

主犯と見られたクリスチャンやアダムズは発見できないまま時は過ぎていきます。
が、1808年、アメリカ船のトパーズ号がピトケアン諸島という小さな島に到着し、そこでアダムズを発見するのです。
もう年老いたアダムズは、大まかな反乱後のことを語ります。

バウンティ号は、発見を恐れたために解体したこと、
多くの船員は現地の女性と結婚し、子を授かったこと、
一部はタヒチからこのピトケアン諸島にやってきたこと、
そして、内紛や原住民との戦闘において多くの船員が(クリスチャンも含め)亡くなっていること、
さらに、多くの船員が、バウンティ号の船長ブライを素晴らしい船員だと認めていたこと。

され、トパーズ号の船長は年老いたアダムズをイギリスに連れ帰って軍法会議にかけさせるようなことはせず、そのまま彼をピトケアン諸島に居続けさせたのです。
しかし、最大のなぞは分からぬまま。
「なぜ、彼らはブライに反乱をおこしたのだろうか?」


感想:
さてさて、この事件、現実にあったものだったらしいですね目
さらに何度も映画化されているとか。
若干脚色されてはいるようですが、しかし結構楽しめましたニコニコ

確かに前半は

ブライ=悪
クリスチャン=善

だったのですが、しかしブライの指揮能力や見事な決断力は救命艇での生還で証明されていますし、そうなると、後半は逆に

ブライ=善
クリスチャン=悪

のような気もしてきます。
この価値観の揺らぎが、なかなか読んでて面白かったです。
レベル:若干長めですが中学2~3年生レベルなので1日くらいで読めると思います。


ジャンル:ホラー


あらすじ(背表紙から):

Outside, the night is cold and wet.
Inside, the White family sits and waits.
Where is their visitor?

There is a knock at the door.A man is standing outside in the dark.
Their visitor has arrived.

The visitor waits.He has been in India for many years.
What he has got?
He has brought the hand of a small, dead animal - a monkey's paw.

Outside, in the park, the visitor smiles and for the door to open.


面白さ:★★★


※以下、結末まで話します。嫌な方は見ないでください。












The Monkey’s Paw: Best-seller Pack (Oxford Book.../W.W. Jacobs
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内容:

ある雨の降る夜。ホワイト氏夫人、それから息子のハーバートは来客を待っていました。
その客とは、ホワイト氏の古くからの友人であり、現在は軍人としてインドに滞在しているトム氏
雨の中でしたが、彼はホワイト宅に訪れ、久々の再会を楽しみます。彼の話すインドでの滞在記は非常にホワイト一家3人を楽しがらせます。

さて、話の流れから、トムはポケットから怪しげなものを取り出します。
それは、彼の友人があるインド人からもらった「猿の手」。
この猿の手には不思議な魔力があり、この手を握りながらお願いをすると、「3人の人が各々3つの願いをかなえることができる」というもの。
しかし、トムは警告します。確かに願いはかなうのだが、不幸なことが起こる、と。
しかし、ホワイト氏は当初、その負の部分を信じずに、願いをかなえてくれるのなら、とトム氏から猿の手譲り受けます。

さて、ホワイト氏が家族と相談して決めた最初の願い。
それは、「3万ポンドのお金が欲しい」というもの。

しかし、翌朝になってもお金は届かず、夫人は落胆し、息子ハーバートは笑いながら仕事に出かけます。
その日の午後になり、ホワイト家に見知らぬ男が訪問。願いがかなったかと思ったのもつかの間、実はその男は、ハーバートの職場の上司でした。

仕事中、ハーバートは機械に挟まれて亡くなったということを2人に報告。
もはや死に顔を見てあげることすらできないほどに死体はひどい状態だったとのこと。
青ざめ、咽ぶ2人に、上司は補償金として「3万ポンド」を提示したのです。

ハーバートの葬式は済みましたが、たった一人の子どもを亡くしたショックは大きく、特に夫人は茫然自失としますが、突然、夫人は思いついたように「猿の手」に、
2つ目の願い、「息子を生き返らせる」を猿の手に託します。

しかし、ホワイト氏は、その異常さを察知し、友人トムが語った「願いは叶うが不幸が訪れる」ということを遅ればせながら気づきます。

その夜、ホワイト宅のドアを叩く音。
夫人は、願いが叶い、息子が帰ってきたと喜び勇んでドアを開けようと走り出しますが、ホワイト氏は第2、第3の不幸を止めるべく、
「猿の手」に最後の願いを託すのです。

さて、夫人がドアを開けます。
しかし、誰もそこにはおらず、暗く静かな道が目の前にあるだけでした。

 感想:
結果的に、ホワイト氏の3つめの願いは、
「ハーバートをもう一度墓に戻してくれ」
ってな感じのものだったのでしょう。

はぁ~、
ありがちで展開も性急過ぎる感はありますが、恐いですあせる
インドっていう不思議な魅力がある場所で手に入れた「猿の手」というのがまたその恐さを倍増させますショック!あせる

「(自分の身の丈に合わないような)物事を変えようとすることに良いことは一つもない」という命題が突きつけられたわけですが、さて、どう感じますかはてなマーク
前回は、楽譜がレシピという喩えをしましたが、今回はそのレシピから料理を作る料理人について説明をしようと思います。

前回語ったように、楽譜(レシピ)通りに演奏(料理)する人はなかなかいない
むしろ、そもそも楽譜に書かれている指示がそもそも曖昧模糊としたものなので、演奏者はその人なりの解釈をして演奏を行いますビックリマーク

この「解釈」という言葉、クラシック界でそのまま通じます。

「この指揮者の解釈は自分には合わないなぁ」

なんていうと、聴いている方はもっと早く演奏してほしいのに、指揮者はゆっくり演奏している、とかいう場合に使うことが出来ます。
まあ自分は使いませんが(というかクラシックを人前で語るということをした経験がほとんどありません)(笑)

まあ、そのことは置いておいて、
楽譜に書かれたことを解釈して演奏する、というのは、料理で喩えるならば、

レシピに書かれたことを自分なりにアレンジして料理する、ということとなります。

さらに、良質の味、普段とは違う味を求める場合、多くの人は店に出かけます。
その店の料理人が作る料理を食べに行くのです。

これは、良質の音楽、普段聴いているものとは違う音楽を求める際、コンサートに出かけるのと似ています。
コンサートでの演奏を聴きに行くのです。

室内楽や独奏曲でいえばその演奏家の方々が、
オーケストラで言えば指揮者が料理人に置き換えられます。

オーケストラを例に取ると、指揮者はオーケストラの中心であり、そのオーケストラを生かすも殺すもその人次第というところがあります。
さらにその指揮者の解釈によって、同じ曲でも瑞々しくなったり、重々しくなったり、憂いを秘めたり、快活になったりするのです。
同じ「カレー」という料理を提供するにしても、店によって(もっと言えばその店の料理人によって)、味が全然違うものになりますよね。

文章だけでは心もとないので、ここで、ある1つの曲で例証してみることにします。もちろん、録音環境などに違いはありますが、曲のテンポや音の強弱などに注目して聴いてみてください。
曲は、ラヴェル作曲の「亡き王女のためのパヴァーヌ」です。カッコは個人的な印象です。

1.小澤征爾指揮・ボストン交響楽団の演奏
  (テンポはオーソドックス、若干硬い印象を受けます。)
2.
Gian-Philip Toro指揮・Collégiale Notre Dameの演奏
  (テンポは小澤よりも若干遅めで、各旋律が比較的よく歌っている印象。しかし、若干歌いすぎて間延びする感があり、また伴奏の音の一体感が乏しいです。)
3.カラヤン指揮・(恐らく)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏
  (こちらも遅いテンポ。非常にバランスがとれていて、特に弦楽器の鳴りが甘美です。ハープが他の演奏よりも表に出てきているので、一層優美な感じがします。しかし最後の5:35からは弦楽器を主体にメロディを構成してほしかったなぁ。)
4.フェラーリ指揮・ニュー・アートフィルハーモニー管弦楽団の演奏
  (テンポは遅めですが、他の演奏と比べると、最も特徴的です。例えば、2:38からの2回目の旋律に入るタイミングがこの中では最も早く、強弱の差がもっともついている演奏だと思います。最後の5:35からは弦楽器を十分に歌わせており、この部分に関しては個人的には好きです。しかし、あまりにもドラマティックすぎてこの曲には仰々しく感じてしまう部分も。)
5.オーマンディ指揮・フィラデルフィア管弦楽団の演奏
  (なんとも早い演奏です。しかし、作曲者のラヴェル自身はこの曲を早く演奏した方がいいとも語っており、それに忠実ではあるのか。こちらはこちらでいかにも「小品」という感じで良いです。しかし、音を出すところは出していますよね。)
6.ペデロッティ指揮・チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏
  (録音状態が残念ですが、テンポはゆっくりめで、ぜひともステレオ録音で聴いてみたかったと思う演奏です。特に、最後の5:55~の部分は、いい弦の響きだと思っています。)


以上、何曲か聴いていただきましたが、当たり前ですが楽譜は一緒です。
しかし、テンポ、楽器の響かせ方など、さまざまです。
正しい演奏のあるなしではなく、気に入った演奏か否かなのですニコニコ

まあ、もちろん、初めて食べる味はどれが自分が気に入っているのか分からないでしょう。
何回か食べてみて、自分に合う味が分かってくるはずです。

さて、今回のポイントは

指揮者は料理人である。