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早慶戦2025

毎年この一戦から記事にする大学ラグビー。本当はジャパン戦もレポしたいんだけど、目を覆うような惨敗と拙い試合ぶりで、記事化するのが失せた。14-59とかじゃぁ、正直テストマッチやる意味ない。大学ラグビーで言うと1部で優勝争いするチームと入れ替え戦常連との試合くらい差があって、100回やっても1回も勝てない感じがある。アルゼンチンとかイタリアとかフィジーとか、頑張ったら10戦2-3勝くらいはできるかもしれない相手と必死で真剣勝負したほうがずっといいと思う。メンバー選考も「?」だし、早くエディ更迭でいいよ。で沢木さん登板。

 

それはともかく早慶戦。今年は随分力の差があるように思っていて、正直100点ゲームもありうると思ってた。さすがに100点はなかったけど、3-57だっけ?試合にならなかったなぁ。慶應は勝っている部分が1つもなかった。スクラムも最初から押されてBKにはスキルがないし、中山主将欠場も大きかったと思うけど、チームをまとめられる人がいなかった。早稲田は注目のSO服部がこれはなかなか大器だ、という印象で、去年までの感じならただボールを隣の人にわたすだけの野中がSOやるしかなくてBKの得点力が全く期待できないはずだったのに、一気に打開できた感じ。明日の明治戦も早稲田有利という感じでいいんじゃないかな?まぁやってみないとわからないのが早明戦だけど、それは主に劣勢の早稲田が接戦にできる、ということであって、明治が劣勢の場合は事前予想通りになりやすい気がする。

 

リーグ戦は東海がボロボロで(これは昨年予想した通り)、もう選手権出れないと思っていたんだが流経がドジ踏んで3位通過になってしまった。このままだと明治と緒戦?まぁ明治に粉砕されるんだろうかね?東洋は慶應なのかなぁ。これは見もの。東洋勝つんじゃないか?

 

 

 

韓国美女軍団弦楽四重奏団

ラフ3名盤・銘盤聴き比べ

ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番。いわゆるラフ3(ないしはラフマの3番?のだめ的にはそっちなの?)。

 

世の中には好事家と呼ばれる方がおられて、こんなページもある。

どうも167枚お持ちのようで、それだけでCDラック1個つかっちゃいそうだ。僕は世間並みにラフ2が好きだったけど、記憶では当時NYにいた友人宅で友人の帰宅を待ちながら摩天楼を眺めつつ聴いた(おそらく)ランランのラフ3で魅力に目覚めた気がする(ちなみにそのときにネットサーフしていて見た関東学院ラグビー部の不祥事を見たときのショックは忘れない)。慣れてくると「いかにも!」な2番より明らかに3番のほうが完成度が高い(ちなみに4番も徐々に魅力がわかってきた)。ということで、自分も聴き比べをわずかながらやってみたのでその備忘録。

 

・アルゲリッチ/シャイー/ベルリン放送響

やはりこれに触れないわけにはいかない。ある意味決定盤とも言える録音で、ライヴでこんな完成度の高い完璧な演奏ができることが信じられないくらいアルゲリッチが強烈で完璧(Youtubeでも視聴できるのでぜひ聴いてもらいたいが、ビジュアル的にもアルゲリッチの妖艶かつ凄絶な美人ぷりも堪能できる)。テンポは相当早くてこれより早く弾けるのはブロンフマンくらいか、とも思うが、にも関わらず音1つ1つが粒立ちしているうえに音色が本当にキラキラしてる!特に3楽章は出色で、出だしはあのスピードで譜面通りのリズム(ここ重要)だし中間部は本当に星が煌めいているし、フィナーレはものすごいカタルシスになる。あまりにも強烈かつ奔放なので、シャイーもオケもしばしば置いていかれる(ついていけない)のは御愛嬌で(正直オケの力不足感は拭えない)、画像でみるとオケがモタるとすぐに女王様の鋭い視線(一瞥)

が飛んで口元が僅かに歪んでテンポのムチが入る(笑、舌打ちが聞こえそうだ)。adictiveという評価は宜なるかなで、確かにこれは最高の銘盤というにふさわしいか、と。

 

・アシュケナージ/プレヴィン/ロンドン交響楽団

意識する前に新宿Towerで買った全集(応用物理学会で東京に行ったときに買った)。これで1番がいい曲だというのも知った。演奏はアシュケナージらしさが全開で、外連味もバサラ感も溢れてる。アシュケナージの録音に共通するが、とにかくピアノが鳴って残響も凄い。とにかく派手。プレヴィンも映画音楽・ジャズ畑にも強いということもあって映画音楽感の強いオケ伴奏になっている。要するに邪魔しない、オケはなにもせずにとにかく楽譜どおり。入門編としては十分な演奏だが、聴き込んでくるとアシュケナージ的な適当さが気になってくる。特に3楽章頭はいい加減なのかできないのか手抜きなのか、あの符点のいい加減さは許せない。とまぁ厳しいことも言ったがまずはスタンダード盤でもあるし、十分鑑賞に耐える録音ではある。

 

・アシュケナージ/ハイティンク/コンセルトヘボウ

聴き比べのためにいろいろなHPを見て購入した盤だが、これはいただけない。そもそも組み合わせを見て「?」となってたわけだが、その時点で選ぶべきではなかった。なんでハイティンクがラフマニノフなの?ってことなんだよね・・。謹厳実直・真面目に譜面どおりの演奏を旨とするハイティンクが魅力的にラフマニノフを振れるのか&自由奔放なアシュケナージといいケミストリーになるのか、っていう点が懸念だったわけだが、悪いほうに予感は的中。アシュケナージはずいぶんと大人しく両手両足縛られてる感じだし、ハイティンクのほうも彼にしてはロマン的に流れがちでどちらも個性と優位性が出せずに死んでいる。全体にピアノとオケとの溶け合いが悪くて、全体に平板で平凡な演奏になってしまっている。協奏曲で1+1が2以上になる点がいいわけだが、どうやら1.6くらいになってしまっている。ということでこれはお蔵入り確定。

 

・ブニアティシヴィリ/ヤルヴィ/チェコフィル

ブニアティシヴィリと言えば胸繰り深い衣装で身悶えしながら演奏するグルジア人。憑依したような演奏で、ハマると名演、外すと弾き飛ばしまで出ちゃう駄演。で、怖いものみたさで聴いてみたが、驚くほど端正で奔放さのかけらもない(褒めてます)。テンポはアルゲリッチより早いのに、セカセカした感じはなくて、さらにブニアティシヴィリらしい?ハチャメチャさがない、大変いい演奏。ヤルヴィの熟練猛獣使いぶりが存分に発揮されていると言ってもいいのか、このコンビの録音はいくつかあるらしいので相性がいいんだろう。ということでブニアティシヴィリのちゃんとした演奏技術を確認できる佳演。

 

・ギルトブルグ/プリエト/ロイヤル・スコティッシュ

普通は手にしないようなCDなんだが、バイエルン放送のクラシック専門局(BR Klassik)で放送されていて気に入ったので購入。ポイントはパラパラ炒飯的に粒立ちの異様のいいギルトブルグの演奏で(そういう録音なのかもしれないが、とにかく本人がそういうのが好みなんでしょう)、左手の副旋律も結構表に出てくるしオケに付ける部分もキチンと手抜かずはっきり弾いてるし、全体に楽譜を読んでいるような好感が持てる演奏である点。2番も買ったが3番のほうが出来がいいんじゃないだろうか。ちなみにギルトブルグという人をそもそも知らなかったんだが、エリザベートで1位だったらしくて、ロシアからは無限に上手いピアニストが生産されるのね・・、と。

 

以上がCDを買って聴いた演奏の感想。以下はネットか機内かで聴いた演奏。なのでやや簡潔に。

 

・ラフマニノフの自作自演

「そんな曲じゃない!テンポは早めに弾け!」なんだそうで、あんなメロウな旋律書いておいて何言ってんだ、とは思うものの、ご自身の演奏は確かに快速。まぁ苦労せずに弾けるんだろうけど、サックリした演奏であることは事実。

 

・ワン/ドゥダメル/ロスフィル

奇矯な衣装と非対称お辞儀で世界を席巻する個性派ではあるものの、テクニックは意外と?しっかりしてるワン。CD録音を機内で聴いたが、映像がないので純粋に音楽に集中できる(笑い)。で、真っ当な演奏でマトモに上手い演奏。もともとあっさりしたテイストをベースに鋼鉄のタッチで演奏するタイプなんだが、ドゥダメルが快速快演タイプなのもあって、相性の良さがはっきり出ている。

 

・ブロンフマン/ゲルギエフ/キーロフ

民主国家に居場所がなくなって幽霊化した指揮者。ある意味死んだ人と同じ(西側社会です)。それがゲルギエフ。日本公演の録画をネットで見たが、爪楊枝を振り回しながら神経質に無い髪掻き上げて振ってる様はまさに異様(はい、以前から嫌いです)。それでも見てみたのはブロンフマンの演奏が史上最速かつテクニック最強と聞いたからで、前評判どおりの超絶演奏だった。あのルックスと体型で腕だけ機敏なのも凄いが、アルゲリッチを凌駕できる唯一の「スピード」+「テクニック」の総和。まぁ芸術として感動するか、というとちょっと違うな、という感想ではあるんだが(芸術としてはアルゲリッチのほうが上だと思う。ブロンフマンは技巧が芸術を超えてる感じで・・・)、一度見てみるのは

意味がある演奏か、と。

 

てな感じがこれまでにそのつもりで聴いた演奏の評価。アマの演奏も聞いてみたの総評としては「指揮者とオケと独奏と3つ全部揃わないとボンヤリした駄演にすぐなってしまう難曲」なのがラフ3というところか。ところで「名盤」とか書いたけど、今の人に「盤」って言っても通じないんでしょうね・・・。せめて「CDでしょ」という感じなんだろうな・・。

 

Muncyのホームラン

大谷を見てきた

中旬にアメリカ出張だった。

 

直前で風邪ひいて(コロナ陰性)、咳がひどくて咳喘息みたいになって吸入薬もらって吸いながらの渡米でなかなかキツかった。それでも吸入薬もらったら発作が収まって夜眠れるようになったので徐々に症状も快方に向かったし、講演前に声を潰さずに済んだ(副作用で声はしゃがれるけど)。

 

で、元気なったので、電車(アムトラック)で3時間のLAへ。ユニオン駅から直通無料のシャトルバスがあるのでそれでドジャー・スタジアムへ。至極便利である。座席は内野の2階で左打席の真裏くらいの8列目。球場はいい意味で旧さのある、でもドジャーブルーがキレイないい球場。バックスクリーンがないのはちょっと驚いた(丘の上なので必要ない)。日本人は思ったよりずっと多くて、チームストアは日本人だけでなく人類で溢れていて、スタジアムのビールや食べ物は信じられないくらい高い(缶ビール500-600ccくらい1本20ドル+チップ15-25%自動請求)。グッズも高い。でも大谷の背番号と名前(サインではない)入りボール14ドルは買ってしまったが・・・。

 

試合は大谷が不調が抜け出す直前で3打数1安打1四球。先発のG. Stoneが絶好調で、相手のマリナーズのWooも同じく絶好調で締まった好ゲーム。やっぱり野球は投手だよなぁ、とか思う。この日のうちに戻らないといけないので=終電アムトラックが22:10ユニオン駅発なので、21時撤退を決めていたら、直前にLuxとMuncyがキレイにホームラン打って(Muncyの一発は帰りがけだったので眼の前に飛んできた)、気持ちよくシャトルバスへ。無事に1:00前に学会開催地に到着。アムトラックは予定より5分以上早く着いたので、最終のトラムにも乗れてUber代節約にもなった。しかし定刻前に着くってドイツ鉄道が今や見習うべき存在!?

 

これでMLBを見たボールパークは

・フェンウェイ・パーク(ボストン)

・リグレーフィールド(シカゴ)

・オークランドコロシアム(オークランド)

・ペトコ・パーク(サンディエゴ)

に続いて5つ目。もうそろそろ20試合くらいになるのか?(BOSで5試合、CHIで2試合、OAKで3試合、SDでは7-8試合)名選手ってのもいろいろみてきたけど、ガルシアパーラ・ラミレス・ウェイクフィールド・デーモン・イヴァンロドリゲス・Aロッド・バーランダー・ミゲルカブレラ・ソリアーノ・松坂・ダルビッシュ・ヴォットーなどに間違い大谷は入るよなぁ。見た試合での印象度の強さはガルシアパーラとAロッドとバーランダーだけど。

 

また来年渡米したら見たいものだ。LAまで電車で往復できるってのは驚いた。ついでにアナハイムも往復できるんだね・・・(余談だが、アナハイムは閑古鳥が鳴いてるらしくて、マーリンズ戦なんか最低価格9ドルでチケット売ってる。昔のSDもそうだったなぁ・・・。バックネット後方一番上の4階席が14ドルとかだったから・・。これがLAD戦だと最低88ドルなんだから売れればなんでもいいんだね・・・)。

カウフマンのTurandot

去年12月にウィーンであった公演のビデオがBSで放送されたので。

 

カウフマンがカラフ、トゥーランドットがアスミク・グリゴリアン、リューがクリスティーナ・ムヒタリアン、という超豪華重量級メンバー。指揮はザ・中庸、マルコ・アルミリアート。絶対に邪魔をしない堅実な指揮(褒めてます)。演出はクラウス・グートで、中国趣味を抹殺して初演時の社会情勢=ファシズムの勃興を念頭において現代演出。

 

カウフマンは先月ミュンヘンで聴いた印象と大きくは変わらず、中低音は美しくて充実、高音はちょっと苦しそうなところもある、ってところか。Nessum Dormaは非現実的に高い音がないので安定の名唄。なぞなぞ合戦が始まるところに異常な高音があるけど、そこはちゃんと危なげなくクリアしてた(グリゴリアンがあまりに超絶に強烈なのでそれに助けられたのもあるかも)。で、とにかく白眉はグリゴリアンで、あまりに完璧かつ華麗なので100%音楽に没頭できる。それに年齢(43歳)の割にかなり童顔で、かつ演技達者なので、なぞなぞ解かれたあとにカラフに惹かれていくところなど、なんと可愛らしい、と思ってしまう(この印象は2018年のサロメ@ザルツブルグと同じ)。カウフマンの演技達者なので、2人でやってるとドラマ性高まることこの上ない。ムヒタリアンはロンドンでヴィオレッタ@椿姫歌っていて、うまいなぁと思ったけど、で実際うまいんだけど、グリゴリアンがあまりに超絶的レベルにあるんでやや可愛そう。

 

ということで圧倒されて、久々にいいオペラ公演聴いたなぁ、と本心から思える公演。勢いにのって、2018年のサロメ@ザルツブルグ、2022年の三部作@ザルツブルグでグリゴリアンを見直したけど、サロメの頃はまだ生硬な感じが残る(まぁ37歳だ)けど、今は本当にキャリアの絶頂期なんじゃないか、とおもうくらい、声の強さも柔らかさもパワーもレベルが違う。一度生で聴きたいもんだ。

最近読んだ本(大部)

最近このジャンルの記事がないのは大作を読んでたから。

 

・「JFK アメリカの世紀の新星」(フレデリック・ロゲヴァル)

上下で700ページくらいあって、撲殺できるくらいの大部。なんだけど、ページをめくる手がなかなか止まらない(その割に時間かかったけど、それは出張だのなんだのでいそがしかったから)。これだけの大作なのに、これでJFKが生まれてから上院議員になるまで(正確には大統領選でアイゼンハワーが再選されるまで)。後半生、つまりさらに劇的になる10年弱は現在執筆中ということでいまから出版が楽しみだ。読了して思うのはいかにJFKが魅力的な人かってこと。多動といってもいいくらい落ち着きがなくて忘れ物が多くて黒と茶色の靴を履いて出ていっちゃうとかあるんだけど、同時に名文家だし会話やルックスは魅力的だし好きなことには徹底して学ぶ読書家だし、個人的にも仲良くできると楽しい人、っていう印象。もちろん父親の財力と人脈で相当にスタート地点高く出発した人生だし、ものすごいプレイボーイだし(まぁでも会話が面白くて笑顔が素敵で頭の回転が早くておまけにお金もちだったら自然とそうなる)、毀誉褒貶あるのは知ってるけど、それを割り引いても魅力的な人、としか。これまでジョゼフは完全なコントロールフリークでJFKの人生にも口出ししまくった、と思ってたけど(実際そういうところは大いにあるけど)、息子の個性とか思想は尊重してた、ってことを知って意外だったのと、その一点だけは偉かったな、と(特に政治的・外交的には全く2人は一致してないけど、その不一致は不一致のまま置いておいた点。まぁそれもJFKの将来に悪い影響が出ないようなジョゼフの政治的配慮かもしれないけど)。JFLと違ってジョゼフJr.はどこから見ても嫌な人で、こっちは仲良くなりたくないタイプ。ロバートは以前の印象とはずいぶん違って、さほど魅力的な(人間的にも思想的にも)人には見えない。エドワードの出番は年齢差もあってほぼなし。まぁともかく早く続編が読みたい。

 

それ以外に読んだのは

・「教養としてラテン語の授業」(ハン・ドンイル)

バチカン裁判所で弁護士をしている韓国人が書いたラテン語の魅力を伝える本。少しナヨナヨした筆致なのは気になるし、肝心のラテン語は授業という割には内容がないけど、ラテン語の名言や格言をベースに人生を考える一助になる本をめざした、ということであれば、筆者の繊細な人生や世界に対する視点は一定程度共感できる。最近ラテン語流行ってるらしいし、もう少しチェイスするかも。

イタリア戦

バイデンさんも撤退させられたけど、エディもいつHCから撤退させられるか・・・。

 

しかし酷かったなぁ。グルジア戦で通用したスクラムもやられ、期待させた原田もこの日はスローイングがひどくて坂手の二の舞い。SHの小山は日本では通用してもワールドクラスではまだまだで・・・。むしろ藤原のほうがスピードはあったけど、一方で致命的なミスは藤原のほうで。矢崎も相変わらずの自信過剰なプレーで、あれで日本ではいいんだろうけど・・・。更にBKはスキルレスで、おまけに接点で負けて、いいところなしだったなぁ・・。

 

正直、試合ごとに観る気がなくなる試合ぶり。「超速」?はぁ?世界はもともともっと速いよ・・、と。同じ土俵で勝負するなら基礎スキルと体力がないと。秋にはNZ、フランス、イングランドか・・・。もうボロ負けしか見えない。

イタリア美食紀行後半戦

2週目はPerugiaへ。

 

初めて行ったけど、州都なのに小さい町で、おまけにものすごい急坂の上に旧市街があるんだね。毎日のディナーのためにフゥフゥ言いながら坂を登る羽目に。でもキレイで静かな街だった。これはきっと旧市街に泊まって、上でのんびり過ごして、ウンブリアの平原に沈む夕日を眺めながら食事するのが◯なんだろう。

 

行ったのは2つで、

 

Ristorante La Taverna

Osteria a Priori

 

La TaverunaはRistoranteというだけあって、大変上品でカメリエーレ/カメリエーラの対応も丁寧。アミューズのレンズ豆の冷製スープはとってもおいしかった。前菜は皆でいろいろ取ったけど、自分はトリュフクリームソースがかかったオニオンタルトが一番(美味しそうに聞こえないかもしれないけど美味しい)。まぁもちろんハム盛り合わせだって十二分にうまいんだけどね。パスタはやっぱり名物なのでトリュフのラヴィオリ。ワインはハウスワインなのでまぁ普通に美味しいウンブリアのワインだったけど、景色もいいし雰囲気もいいレストラン。

 

a Prioriはワインも売ってる店で、最初飛び込みで入って食べたMaltagliati(打ったパスタ生地の余りの部分で作るパスタ)がズッキーニとスペックが入ってすごく美味かったのと、メインでのキアニーナ牛のStuffato(シチュー)が繊細な味付けで最高(付け合せのスイスチャードもほの苦くて美味しい)だったので、翌日も有志を募って行った。2日目はメインの羊肉をロールして焼いて?スライスしたのがすごく美味しかった(逆にトリュフのパスタはいまひとつ)。

 

それぞれグラッパ飲んで楽しく過ごしました。

音楽会2題

海外出張に行くと、

 

・その街のオペラハウスの演目チェック

・そこの街のオケの演奏会チェック

・そこの街の野球の試合チェック

 

は欠かせない。うん、欠かせない。

 

今回はドイツとイタリアだったので、チェックしたところかな〜りいい感じで、

 

・ミュンヘンで「トロヴァトーレ」

・ボローニャで「三部作」(プッチーニ)

・ミュンヘンでヨナス・カウフマンのドイツリートリサイタル

 

とてんこもり。まず「トロヴァトーレ」は、V.グリゴーロを聴きたかったので予約。そうしたらG.ペテアンが代打でルナ公爵を歌うことになってさらに◯。指揮のF. Ivan Ciampaはどこかで振ったところを観たことがあるのかどうか・・・?(調べたら初めてでした)全体に情熱的な指揮で好感持てる。グリゴーロは正に熱演で、会場がクソ暑かった(外はもっと暑い)ので終演後は疲労困憊で立てず、カーテンコールも欠席。脱水症状だったの?トロヴァトーレは初めて聴くんだとおもってたら、これも調べて気付いたが2005年に日本にナポリが来たときに観てた!これはびっくり、なんだが、理由は明らかで指揮のN. Cavarettiがあまりにクソだったから。メンバーはリチートラ(死んじゃった?)、ツェドリンス、さらにマエストリでいいはずだったんだが、みんなイマイチだった、と感想に書いてある。ウィーンでファルスタッフ観たときのマエストリは最高だったんだけど・・・。まぁルナ公爵って感じでもないのか。

 

移動してボローニャなんだが、じつは歌劇場が改装中で、市民会館みたいなところでやってるらしい。なんと国際学会の会場と同じ建物だ。どんなホールかネット検索したらこれが座席間は狭いわ天井は超低いわで、これはたまらん、とパス。ジャンニ・スキッキは観たかったし、ロベルト・アバドの指揮も観たかったけど、さすがにこれは・・・。おまけにイタリアのオペラは20時開始24時過ぎ終了とかなので、準備と覚悟が必要。今回は本務があったので。

 

で、戻ってヨナス・カウフマン。弱音の繊細さと表現の奥行きは素晴らしい。立ち上がりはずいぶん安全運転で、声も小さくて不調かな、とおもったんだが、だんだん暖まってきて、自分は十分堪能できた。一点気になったのはリストの歌曲で出る高音が苦しそうだったこと。

 

 

にもあるけど、そろそろテノールとしてはキャリアの終わりなの?まだ55歳なんだけど・・・。忙しすぎ?それとも不調なだけ?DVDで観るカウフマンは圧倒的な声量と剛直な音色なんだけど、この先どうなるんだろう。

 

(追記)あー、やっぱり間違えてた。Ivan CiampaはロンドンのTraviataで観てる。オケは上手かった。歌手はアルフレートがだめだったんだ。ムキタリアンとルチッチは僕はよかったと思ったけど・・・。