テスラモデル3とマンション外充電生活
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テスラモデル3のバッテリー容量が70kWhを切った件

テスラモデル3にOBD(車載式故障診断装置)をつけています。このOBDはなぜかiPhoneでは使えないので、Androidスマホを別途用意してブルートゥースで繋いで見ています。その中でバッテリー容量の表示があります。スマホでもそうですが、バッテリーは必ず劣化していき、容量が減っていきます。初期のバッテリー容量は74.5kWhだそうです。

3年乗って総走行距離54000kmでバッテリー容量が70kWhを切って69.4kWhになりました。バッテリー容量は当初と比べて93.2%に減少。

満充電時の走行可能距離は508kmでなんとか500kmを超えていますが、500kmを切るのも時間の問題でしょう。

バッテリー充電サイクルは172回。85%は急速充電です。15%はショッピングセンターの普通充電器です。

 

ソフトバンク3G電波停止でスマートフォンつながらない件

ソフトバンク3G回線サービスは2024年4月15日に終了しました。その影響でスマートフォンが繋がらなくなったお話です。

今更3G回線?と思うかもしれませんが、使用しているGoogle Pixel端末では回線切り替え時に3G回線につながることも多かったのです。しかし今回は1年前に購入した比較的新しいスマートフォンGoogle Pixel7 Proで起きました。4G回線にも繋がらず、簡単にいうと、全く電波を拾わない状態で回線サービスを受けられない状況になってしまったというのが問題です。

使用しているのはLINEモバイルのソフトバンク回線。500MBまで無料なので、基本的にはメインで利用している楽天モバイルのバックアップ回線目的です。端末を再起動しても改善せず、障害でも起きているのかとTwitter(X)で検索したところ、同じ繋がらないユーザーが多数。その中で、APNを「default,ia,mms,supl,hipri」に書き換えれば(正確にはiaを加えれば)つながるとのポストがあり、そのように変更したところつながるようになりました。どうしてiaを入れれば使えるようになるとわかるのか?すごいですね。

停波して使えなくなったのが4月16日、LINEモバイルから対応方法のメールが来たのが4月19日夜。遅すぎる。

iPhone12以降だと影響はほとんどなかったようです。

テスラモデル3初のユーザー車検に行ってきました

テスラモデル3を購入して3年が経ちました。初めての車検の時期になりました。

排ガスの出ない電気自動車なので、自分で車検を通してしまおうと考え、ユーザー車検にチャレンジしました。

もちろんテスラのサービスセンターでも車検を通すことができます。

 

  • 費用

その場合は、①車検整備基本料金53130円、②検査代行料金35420円、③自賠責保険(24ヶ月)17650円、④重量税0円(1回目無料)、⑤印紙代2300円の合計108500円になるそうです。

 

各々のかかる項目を見ていきます。

①車検整備基本料金:53130円。他の整備工場にお願いすればもっと安くできるかもしれませんが、電気自動車のテスラ車はどこの整備工場でも受けてくれるというわけではないようです。今回は車検とは関係ない他の部位のトラブルがあったため、車検整備だけテスラのサービスセンターにお願いをしました。

②検査代行料金:35420円と結構高いです。これは各社違います。陸運支局に自分で行ってやれば(ユーザー車検)0円です。今回ユーザー車検にした最大の理由です。

③自賠責保険(24ヵ月):17650円。これはディーラー車検だろうがユーザー車検だろうが、同じだけかかります。車検を通す上で必ずかかる費用です。

④重量税:0円で済みました。これは新車購入時と初回の車検のみ0円です。本来は2年間で20000円かかるようです。ちなみに自動車税は東京都と愛知県は5年間無料で、それ以降は毎年29500円かかるようです。

⑤印紙代:2300円は検査手数料のようですが、これもディーラー車検でもユーザー車検でも等しくかかります。

 

以上から、車検を安く済まそうと考えると、①車検整備基本料金と②検査代行料金に削減の余地があります。

 

ユーザー車検をすると決めたら、まずは車検整備点検を整備工場で行なってもらって点検整備記録簿をもらう必要があります。

 

  • 予約

次に、車検を通す陸運支局の予約。自宅からインターネットを使って行えます。大体2週間くらい前から予約できるので、予定が決まったらすぐに予約をしました。

ちなみに、予約をせずにユーザー車検の窓口を訪れると、予約を取るように言われます。窓口の側にあるパソコンから予約ができますが、当日できるとは限らないようです。すぐに受けさせろと強要すると法律に触れるというような張り紙が大きく貼ってあります。
 
  • 必要書類

車検の必要書類は以下のサイトに書いてあります。

①申請書:第3号様式のことです。事前に用意しておきましょう。

継続検査(一般的な車検)は国土交通省のホームページから第3号様式をPDFファイルでダウンロードしてプリントすれば事前に記入できます。

第3号様式に手書きで記入もできますが、下記のサイトなら、パソコンで入力してプリントして持っていくことができます。

 

②自動車検査証:いわゆる車検証のことです。大抵は車のグローブボックス(助手席側の入れ物入れ)に入れてあります。

③自動車検査票:陸運支局のユーザー車検窓口付近に置いてあります。到着後記入しましょう。

④点検整備記録簿:事前に整備工場で点検整備してもらってもらいましょう。車検当日持っていくのを忘れないようにしましょう。

⑤自動車損害賠償責任保険(共済)証明書:いわゆる自賠責保険です。車検時に更新する必要があります。更新時に現在加入している自賠責保険証明書が必要になります。大抵は車検証と同様にグローブボックスに保管されています。名古屋市の愛知陸運支局では、同じ建物の11番窓口で更新できます。

⑥手数料納付書:名古屋市の愛知陸運支局では、同じ建物の12番窓口で購入(普通乗用車:印紙代2300円)できます。それを自動車検査票の右側に貼ります。印紙はクリップで留めてある状態で受け取ります。クリップから急いでとると印紙が破けます。

⑦自動車重量税納付書:今回重量税はかかりませんでしたが、用紙は必要です。陸運局に置いてあるので、到着したら記載します。

⑧納税証明書:原則不要のようですが、納税時期によってはあった方がいいようです。電気自動車は東京都と愛知県は元々自動車税5年間免除なので、用意の必要がありませんでした。

 

  • 検査場

今回ユーザー車検を行った場所は名古屋市中川区にある愛知陸運支局。

後ろの赤い看板の建物はトヨタのディーラーで陸運支局とは関係ありません。手前の2階建ての古い建物になります。

駐車場はそれなりにありますが、昼前には満車になっていました。そして一つ一つの駐車枠スペースが狭いです。

 

入り口にある陸運支局の案内図。2階建てですが、ユーザー車検で用があるのは1階部分だけです。

 

  • 手順

まずは自賠責保険の更新(24ヶ月17650円)と印紙(検査手数料と重量税(今回は重量税はなし))を購入します。

今回はじめにユーザー車検窓口(10番)に行って書類を提出したので、自賠責保険の更新と印紙を購入貼ってから窓口に来るように言われました。自賠責保険の購入と印紙購入してからユーザー車検窓口で受付をしました。書類のチェックが終わり、初めてのユーザー車検であることを検査員に言うことと、まずは車検場の見学者通路から車検を見学するように言われました。

見学してもわからないことだらけです。

駐車場に停めてある自車に乗り込み、3列ほどある車検待機レーンに並び、進んでいきます。15分くらいして検査員のいる場所に到達しました。ここまでで驚いたのが、並ぶ場所に駐車している車があること。停めてはいけない車検待機レーンに車を放置しておそらく受付に行ってしまっている車があること。当然陸運支局には並ぶ列に車を駐車しないように注意書きがありますが、非常識な人間がいるようです。

 

検査場に入りました。最初の受付で書類チェックの時に初めてのユーザー車検であることを伝えるように言われていたので、検査員にそのことを伝えると、それなりに丁寧に教えてくれました。

書類を受け取った検査員が色々検査をします。車台番号の確認もこの段階で行います。

テスラモデル3 2021年モデルのVIN番号記載の場所は運転席を一番後ろまで下げると、床にVINと書かれたところがあります。そこをめくるだけです。

他に方向指示器やリバースの確認も検査員の指示に従って行います。

フォグランプはモデル3は「ライト」の項目にありました。パッシングやクラクションも検査員の指示通りに行なっていきます。

忘れていたのが、あらかじめホイールキャップを外しておくこと。「ナット」の項目が未実施になり、再検査になってしまいました。

下の黒いのがホイールキャップ

 

排ガス試験は電気自動車なのでパス。

 

スピードメーター検査。

ローラーの上でアクセルを踏んで、時速40kmになったら渡されているボタンを押すというもの。テスラモデル3はワンペダルのためか時速40kmに合わせるのが意外と難しい。何度かやり直してOK。

 

ブレーキ検査はローラー上走行中にブレーキを踏むように言われますが、普通に踏むとかなりの振動がきます。これもワンペダルのため。アクセルから足を離すだけでよかったと思います。

 

次はヘッドライト検査。問題の光軸検査です。なぜ問題かといえば、ユーザー車検を行なったテスラユーザーが2回のテストで不合格になったとのホームページ情報があったからです。

テスラで車検整備検査をやっているので、光軸は問題ないはず・・・でしたが、左右とも不合格。これは衝撃的でした。検査員からテスター屋に行って調整してもらうように言われました。

 

あとは足回り検査があり、下から車をとても揺らされます。そのあと、「駐車場へ・・・」と聞こえたので(実際には「自車前」だったような?)、スタンプも貰わずそのまま走り去ってしまいました。2周目で揺らされた後に、車から降りて車の前下にいる検査員から横にあるスタンプ機にカード(自動車検査票)を入れてスタンプをもらうように言われました。

モニターで指示が表示されていますが、次にどのように動けばいいのかわからないことが多いです。

 

  • 光軸調整

さて、「ナット」と「ヘッドライトの光軸」が不合格になったので、テスター屋で調整をしてもらわなければなりません。テスター屋は検索したらたくさん出てくると検査員から言われましたが、Google Mapで「テスター屋」で検索をすると検査場である陸運支局の隣にありました。テスター屋もやっている「須崎モータース」に入り、光軸調整とホイールキャップの取り外しをお願いしました。料金は2200円。光軸検査は機械的に検査をするのですが、同じような装置がテスター屋にもあります。

まず躓いたのが、ヘッドライトの調整をどうやってするのか。ボンネットを開けて、と言われましたが、ガソリン車と違い、ボンネット内に調整するところはありません。モニターの「サービス」から「ヘッドライト調整」がありました。

上記の調整画面が出ました。しかしスクロールホイールを左右に傾けると右と左のライトの選択になってしまいます。ここからさらに調整画面があるはずとのテスター屋さんのお話がありましたが、ないため、一旦退去してテスラサービスにアプリからメッセージを送りました。すると5分程度でテスラサービスセンターから電話があり、「ヘッドライト調整」をタップする時にキャリブレーションが終わるまでブレーキを踏むように言われました。ちなみに調整画面は初めと同じ上記のもので良いようです。再度テスター屋である須崎モータースに行って、ハンドルにあるスクロールホイールを使ってヘッドライト調整をしてもらいました。

テスター屋さん曰く、テスラのLEDヘッドライトは光が左右に拡がるので検知器がどこを拾っていいのかわからなく調整が難しいとのことでした。すぐに電話をくれたテスラサービスセンターと面倒な光軸調整をしていただいた須崎モータースさんには感謝です。

 

ヘッドライト光軸調整後はそのまま車検レーンに入り、ヘッドライトは合格できました。その後、車揺らし検査も揺らされた後に車から降りて横にある機械に紙を入れてスタンプを押しました。

車検検査場を出たところに車を停めて、検査場の真横にある事務所で新しい車検証の発行です。しかし入ると受付番号の紙を発行するのと、受付番号紙の一枚と書類の束をまとめて提出することがわからず、後ろに並んでいた方に教えていただきました。結局朝一番から並んで、いろいろわからない中進めて3時間で新しい車検証を手にすることができ、感無量。

 

車検の受付も、車検レーンも、いろいろあって、次に何をすればいいのか、分かりにくいのが問題です。見学レーンから見ても、全て覚えることは難しく、わからないことだらけです。おそらく陸運支局に来ている大半の人は、作業着の人も多かったので、車関係の陸運支局に慣れた業界人たちばかりで説明不要なのかもしれません。

次もユーザー車検をやるかと言われれば、おそらくやると思います。これから行う方は、不測の事態に備えるためにテスラの休業日を避けて予約を取った方がいいかもしれません。

 

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