2024年の暮れに24セルテートLT4000-CXH購入。

夜間の可変スローリトリーブではハイギア系であってもハンドルは軽い方がいい。デイゲームで重量のある鉄板バイブなどをゴリゴリ巻く釣りはほぼやらないので、やはり巻きの軽いセルテートは使いやすい。手持ちの20ツインパワー4000MHGは不要になり売却した。

となるとシマノの低慣性ローターモデル(クイックレスポンスシリーズ)もやはり試してみたい。互換性がある手持ちの替えスプールも有効活用できる。

 

とうことで、

実はこれは旧モデル。21ツインパワーXD4000HG。

比較的程度のよい中古品だが、22ステラ以降の密巻きモデルが不人気で、旧モデルの価格はなかなか下がらない。楽天のポイントがかなり付いたので買ったのだが、それがなければ購入はしなかっただろう。

 

実はこのモデルは21年に発売されてからずっと買おうか迷っていた。散々指摘されてきたことではあるが、メタルローターよりも柔い樹脂ローターにも関わらずXD-eXtreme Durability(過剰な耐久性)というコンセプトのために装着されているラウンドノブとカーボンドラグワッシャーの深溝スプールが細糸のスズキ釣りにマッチしない。

クイックレスポンスシリーズならヴァンフォード、ヴァンキッシュ、エクスセンスといった軽量ボディーのモデルもあるが、樹脂ボディーは強度確保のために自分にとってはリールフットが太すぎるし、マグネシウムボディーは傷などから腐食しやすいのが好きではない。そもそも4000番で200g程度の重量はサーフで使う10ftロッドに合わせるには軽すぎる。

 

以前はクイックレスポンスシリーズにはサステインというアルミボディモデルもあったが、今はアルミボディモデルはツインパワーXDしかない。それも密巻きを回避しようとすれば21ツインパワーXDしか選択肢がない。で、今頃になって購入した、という何ともイケてない状況だ。

 

ラウンドノブはスロー主体のリトリーブでは使いにくいのでノーマルツインパワーなどに使われているT型ノブに交換する。スプールは手持ちの夢屋スプールに取り替えてもいいが、この純正スプールも使いたい。

だが、先日の記事で書いた通り、

ドラグのカーボンワッシャーとフェルトワッシャーの厚さが異なるために、単純にカーボンワッシャーをフェルトワッシャーに置き換える、という訳にはいかない。いちおう対策は考えているので、19ストラディックのスプールの件も併せてフェルトドラグ化はしてみようと思う。

 

ダイワのセルテートは、激軽というほどではないがそこそこ軽く、堅牢なアルミボディーにも関わらず樹脂ローターで巻きは軽い。セルテートの人気を見れば、こういうリールの需要は大きいのは明白だ。だが、何の拘りがあるのかシマノはこういったコンセプトを前面に出したモデルを売ろうとしない。実質的にはツインパワーXDがそれに相当するのだが、「過剰な耐久性」というコンセプトで深溝のカーボンドラグワッシャースプール、全モデルラウンドノブという仕様だ。

 

ま、遅ればせながらせっかく入手したXDだ。普通のスズキ釣りに使えるように気長に手を入れてみよう。

こうなるとまだ手元に置いている20ツインパワー4000のノーマルギアの出番が微妙になるかもしれない。メタルローターであっても低ギア比のこのモデルは、スローリトリーブでの巻きは比較的軽いし、浜のスズキやヒラメといった80-90cm、7-8kgの魚をゴリ巻きしても全く強度に不安を感じない。とてもいいリールだと今でも思う。

とはいえ、樹脂ローターのセルテートやツインパワーXDでも実質問題はない訳で、釣行回数も多いとは云えない状況では現在の24セルテート、20ツインパワー、21XD(何れも4000番台)の3台体制の必要はない気もする。予備を持つにしても2台あればいいことだし、ちょっと重いが家族が使う時用に置いてある19ストラディック4000でも代替で困ることはない。

 

1シーズン使ってみてどうするか考えよう。

偶にワインが飲みたくなると、これ。

コノスル、オーガニック。

トライアルで1,100円。チリワイン万歳。

 

8年前に撮っていた写真。

ん? 値段は上がってないね。

フルボディーと書かれていても妙に軽い味のワインも多いが、これはこの価格で本当にフルボディー。

このワイン、昔からメチャ美味いと思うんだけどな。

スズキ釣りやシロイカのオモリグのサブリール、或いはハゼ釣りなどエサ釣り用に持っている19ストラディック4000、同2500SHG。

4000については標準スプールは深溝でPE仕様のルアー釣りには使いにくいので4000MHGのスプールに入れ替えているし、2500SHGはスズキ釣りにはもう少し強いドラグを使いたいので、予備に3000MHGスプールを持っている。

19ストラディックは2500番以下はフェルトドラグワッシャーで、3000番以上はカーボンが使われている。中型サイズ以上の青物などをターゲットとしないライトなルアー釣りの用途では普通3000、4000番でもフェルトワッシャーが使用されるのだが、ストラディックというモデルは価格と耐久性を含めた性能のバランスがよく、海外おけるシマノの主力スピニングリールとなっていることがその理由なのだろう。

海外だと国内みたいに繊細な釣りは多くなく、強いライン、ドラグでガシガシと巻くスタイルで、総合的に考えればカーボンワッシャーが妥当なのだろう。

 

22ステラからは耐久性を備えた新しいフェルトワッシャーがデュラクロスと称して搭載されるようになり、ストラディックも23モデルからはこのフェルトワッシャーが使われるようになった。

何れにせよ、手持ちのカーボンワッシャーの3000MHG、4000MHGスプールはある程度滑らかな初期ドラグ動作が求められるスズキなどにはマッチしていない。これまではスプール互換性がある上位機種や夢屋のスプールに取り替えて使用していたのだが、これらのストラディックのスプールも有効に使いたいし、ドラグワッシャーをフェルトにできないものか? できればデュラクロスが望ましいのだが、とネットなどで調べていた。

 

シマノのパーツリストを見れば各モデルのドラグワッシャーの大体のサイズやパーツ番号は分かるのだが、正確なサイズはわからないし、ドラグワッシャーの互換性も公表されてない。YouTubeなどでちらほらそれらしい投稿もあるのだが、何れにせよ確証は乏しい。同モデル間であれば旧モデルのフェルトワッシャーはデュラクロスに交換可能なことが分かった程度だ。

 

余り無駄な買い物はしたくないが、デュラクロスワッシャーは税込220円だし、とりあえずやってみることにした。

購入したのは24ツインパワー4000のドラグ座金(A)、(B)。デュラクロスだが、これらはストラディック以上のモデルでは同番手なら同一部品だ。今後既存のフェルトワッシャースプールのメンテに使うかもしれないので少し多めに買っておいた。フェルトワッシャー用ドラググリスDG01(ACE-0)も併せて購入。

 

カーボン、デュラクロス交換での懸念は、直径、穴径などがスプールに適合するのか、ということと、厚さの違いでワッシャー組み込みで支障がないか、ということになる。各径が適合するかどうかはカーボン、デュラクロスの各ワッシャーを並べて比較すれば分かるが、厚さの違いは組んでみないと分からない部分がある。一般に、厚いカーボンから薄いフェルトへ置換などのようにドラグワッシャーが薄くなるぶんにはワッシャー収納の面では問題が無いようだが、今回もそうだとは限らない。

 

ワッシャー厚が変わるのでまず現行スプールとドラグノブの位置関係を見てみる。

ドラグノブをスプールに押し込んでみる。

4000はこんな感じ。ノブの外周ツバがわずかにスプール上部の穴に潜る感じだ。

3000も同じくらい。

 

3000MHGのスプールからドラグ部分の部品を取り出す。

下に置いているのが同じ場所に位置するデュラクロスワッシャー。

各ワッシャーの厚さを確認する。

カーボンワッシャーの厚さは0.9-0.95mm

フェルトワッシャーは圧を掛けた状態を想定し、ノギスを押さえ気味で計測する。

デュラクロスワッシャーは0.55-0.6mmくらい。

 

スプールと共に余分なグリスを洗って改めて確認する。交換するデュラクロスワッシャーを座金類と順に並べる。

右上から、

0003 10QBU 小判座金、t1.15

0005 10R5H ドラグ座金(A)、外φ21*内φ14*t0.6

---(SH-031S)24ツインパワー4000Mのパーツ図より
0005 102XW 耳付座金、外φ21*内φ14*t0.95(耳部除く)

0005 10R5H ドラグ座金(A)、外φ21*内φ14*t0.6

0006 10BCG 小判座金、外φ21*t0.75

0008 10R4W ドラグ座金(B)、外φ18*内φ11.5*t0.6

---(SH-021S)24ツインパワー4000Mのパーツ図より

 

右下から、対応する元のカーボンワッシャーは

0004 10345 ドラグ座金(SH-041)x 2、外φ21*内φ14*t0.95

0007 10C1A ドラグ座金(SH-042)x 1、外φ21*内φ12.5*t0.95

 

スプール最下に位置する「10R4Wドラグ座金(B)」の外φが「10C1A ドラグ座金」より小さい。実際にスプールに置いてみる。

外も内も位置が決まらず偏芯する。

ここも外φ21の「10R5H ドラグ座金(A)」のほうが良さそうだ。

改めて「10R5H ドラグ座金(A)」*3枚で並べ直す。

 

0003 10QBU 小判座金
0005 10R5H ドラグ座金(A)
0005 102XW 耳付座金
0005 10R5H ドラグ座金(A)
0006 10BCG 小判座金
0005 10R5H ドラグ座金(A)

 

の順で、まずはグリス類を付けずに組み込んでみる。

ドラグノブを押さえてみるとやはりかなりスプールの中に入る。ドラグワッシャー3枚分で1.2mmくらいトータルで薄くなっているから当然こうなる。ノブを回してみても何かに引っ掛かっているような感じはしないが、本当に大丈夫なのか....

 

確認するにはスプールの断面図を取るしかない。計測して、図面化か.... やるんじゃなかったな....

 

ということで断面図。計測不能な箇所、内部は省略。

図中グリーンが金属座金類、ピンクがドラグワッシャーだ。
 
これにデュラクロスを組み込むと、
この構成には問題がある。
「抜ケ止メバネ」とドラグノブ、スプール本体とドラグノブの間隔が1mm、0.9mmとやや小さいことだ。現状これくらいならよいと思うが、ドラグワッシャーは使っていけば摩耗して薄くなる。薄くなる分だけこの間隔は小さくなり、スプールの首振りで各パーツが接触する可能性はある。
最大の問題は、圧縮されたドラグワッシャー厚を0.6mm程度としたときに真ん中と最下のドラグワッシャーが座金やスプール底に適正な圧で接触しない可能性があることだ。これは「102XW 耳付座金」が図中より下に行かない為で、現物でも、
のように座金は溝が切られているところまでで止まってしまう。まあ、構造を見れば当たり前なんだが、これだと適正な圧が掛かって機能するのは上のワッシャーのみで、「102XW 耳付座金」自体もごく小面積の2か所の耳部分でドラグ設定圧を受け止めなければならない。この不安定さはスプール首振りの原因になるし、そもそも耳付座金、及びスプール溝底の付き当て部分が破損する危険性がある。
この問題の厄介なところは、フェルトのドラグワッシャーは圧を加えなければ1mmくらいの厚みがあり、ドラグノブで圧を掛けても「102XW 耳付座金」が溝で底突きをしているかどうか分かりにくいことだ。また、底付きしていて真ん中と最下のドラグワッシャーが機能していない場合でも上のワッシャーのみがシングルワッシャーモデルとして機能し、特にドラグ値が2kg未満の時はドラグが作動時でもこの異常に気付きにくい。
 
結論としては、19ストラディック3000、4000番スプールのカーボンドラグワッシャーはフェルトワッシャー(デュラクロス含む)に単純には入れ替えは不可、だ。スプールの内部構造が不明だから断言はできないが、カーボンドラグワッシャー搭載の18ステラ、19ヴァンキッシュ、20ツインパワーの各5000番、20ヴァンフォード3000番以上、17/21ツインパワーXD全番手などにも注意が必要だろう。
 
対策がないわけではないが....
スプール底部にもう1枚「10R5H ドラグ座金(A)」を追加すれば、図面上全ワッシャーは機能するようになるし、各パーツ間の間隔も0.5mm程度拡張することができる。
が、柔らかいフェルトワッシャーを2枚重ねにするとワッシャーが均一に圧縮されないかもしれない。均一なドラグ動作の阻害、及びやはり首振り助長の原因にはなり得る。
 
ドラグの滑り出しを現行デュラクロスワッシャーと同等にするためには、スプール底部、及び「10BCG 小判座金」の底面に接するのはフェルトワッシャー(今回はデュラクロス)である必要がある。他の材質のワッシャーを入れる、という訳にはいかない。
 
まあ、やってみないと分からないことだし、そもそもサブリールのことなんだから細かいことを気にしなくてもいいんだが。そういう妥協ができるならそもそも改造などせず純正状態のカーボンワッシャーに戻せばいいんじゃないか、という話なんだよな。
 
余計なことをしなきゃよかったな、とちょっと思ってる。

24セルテートの替えスプールが2個用意できたので、ついでにベアリングを追加することにした。

右のSLPのスプールにはベアリングは最初から入っている。標準スプール2個の内蔵ブッシュをベアリングに入れ替える。

あと、スプール軸のカラーの部分もベアリングに置換できるので、ついでにこれも。

ここのカラーの交換用ベアリングはSLPから工具付のベアリング追加キットとして商品が出てるのでそれを使ってもいいが、スプール内部やスプール軸のベアリングは常時回転する部分ではなく、ドラグ作動時にしか機能しない。で、浜のスズキは瞬間的に50-100mもラインを出す魚ではないので、多少ラインの出方を改善したとしても体感は出来ないだろうし、魚のキャッチ率も変わらないだろう。

購入したベアリングにはオイルかグリスが封入されているようだが、念のため防水の意味でグリスを塗っておく。これも普通のグリスで特にこだわりはない。

スプール内にはアルミ、スプール軸には樹脂のカラーが入っていた。

ドラグ部分をばらしてみれば分かるが、高性能だと評判のATD Type-Lに使われるドラググリスは白色だ。これがダイワのドラグ性能のキモなのだろうが、ダイワはこのグリスを単体では販売していない。欲しければこのグリスを含浸させたドラグワッシャーのセットで購入しなくてはならない。

かなり特殊なグリスなのだろうが、他のパーツにしても販売を限定してユーザーに依るメンテを制限するなど、ダイワのやり方も自身でメンテしたい人にとっては不満はあるだろう。

ラインを巻いて、

準備万端。

なのだが、年初に一度出てボウズをくらったきり浜には出れてない。流石にスズキは落ちたと思う。ここらの地域だと5月くらいまで待たないとダメだろうな。

釣りに行くなら2-3月からのオフショアのヒラマサジギングだろうが、ジギング用のスピニングリールはメンテが必要かもしれない。

09ツインパワーSW 8000PG。

15年くらい前に購入したリールで、途中ジギングに出れてない年もあったが、知り合いのプレジャーボートの船長に乗せてもらったり、遊漁船で出たりで、ブリ95cm、ヒラマサ85cm、カンパチ60cmを頭に100匹以上の青物を釣ってきた。重いし、ギアもゴリゴリしてる感じがするので21ツインパワーあたりに買い替えたい気持ちもあるが、正直ジギングなんてハードな釣りをあと何年やれるか分からないし、ジギングそのものがそもそも繊細なものじゃないのでリールは実釣能力があればそれでいい。近海の釣りでこのリールの性能不足を感じたこともない。

20kgクラスのヒラマサが掛かればどうなるか分からないが、自分の体の方が付いていかないだろう、多分。

 

メンテが必要なのはベールの渋さだ。買ったときからの症状でいつか直さなくては、と放置したままメーカーの修理受付の期限をとっくに過ぎてしまった。来月くらいからジギングに行くならやはり直しておいた方がいいだろう。やるなら自分でやるか、専門の業者に依頼するしかない。

 

シマノはダイワと違ってケミカル類を含めリールの全部品をバラで売ってくれるので、リールの分解、部品交換などのメンテは自分やろうと思えばできる。事実、これまでシマノのリールはごく最近のもの以外は自身でバラしてパーツ交換してきたし、このリールのメインギヤ、ピニオンギヤも一度自分で交換した。

やろうと思えばメンテは自分でできると思うが、シマノにストックされてないギアなどこのリール専用の部品は交換不能だし、何より、

 

リールいじりが趣味じゃないんだよね。

2020から浜のスズキ釣りで使ってきたのは20ツインパワー。

何れも4000MHGのスプールを装着しているが、左が4000MHG、右が4000(ノーマルギア)。どちらかを優先的に使っていたという訳ではなく、波が高くルアーが手前に押されやすいときや、横風でラインが流されるときはハイギアの4000MHG、その他比較的早い巻取りが要求されないときは4000を使うことが多かった。

とはいえ、両者の使い分けは厳密ではなく、どちらかというと1台が修理やオーバーホールで使用できないときの予備としてのこの2台体制だった。

 

浜のスズキ釣り、というと一般的なサーフの釣りのようにある程度巻き抵抗の大きいルアーを一定速度でリトリーブする釣りを連想するのかもしれないが、私はスズキのナイトゲームを浜でやっているだけであり、殆どが波に合わせてデッドスロー-スローでリトリーブするやり方だ。風波が激しい程スズキの活性は高く、波の押し引きによるルアーのテンションは絶えず変化する。ナイトゲームではその水の動きに対して相対的にスローに引いたりドリフトさせてヒットに持ち込むケースが殆どだ。デイゲームであっても単にグリグリ巻くということは殆どなく、水の動きを感じつつスローよりやや速めに表層を動かす程度だ。

なので、波の押し引きに合わせてリールのハンドルは超微速-ファスト、或いは引き波が強いときは巻きを止めたりするケースが絶えず発生する。慣性が大きいシマノのコアソリッドシリーズはこういった、巻き、止め、の操作がやりにくい。

だが荒れた状況だと早くラインを回収したいケースもある訳で、ハイギアにも利点はあるが、総合的にはコアソリッドシリーズの不得意な面を感じることが多かった。

 

一方、ギア比が低い20ツインパワー4000ではさほどローター慣性を感じることはなく、その他の性能を含めてこれまで使ってきたリールの中で最も理想に近いものだと思っていた。

 

更に理想をいえば、20ツインパワー4000の巻きの軽さでシマノHG、或いはXG相当の巻き取り量がほしい。そう考えてピックアップしていたのが、21ツインパワーXD、24セルテートで、結局24セルテートLT4000-CXHを購入した顛末は、

 

で書いた通り。セルテートの汎用性の高さはノーマルギアの20ツインパワー4000さえ不要ではないのか、と思わせるに十分なものだった。

あれから浜で数度使用し、10-10.6ft、ML-M-MHといったロッドと組み合わせてヒラメ85cm、スズキ83cmといったターゲットとして想定しうるほぼ最大サイズの魚が釣れたので、備忘録代わりに改めてこの20ツインパワー4000/4000MHGとの比較を残しておこう。使用ラインはPE1-1.2号、ルアーはミノー、スイミング系ポッパー18-42gを使用した。

 

1.ロッドを含めた持ち重り感

20ツインパワー4000/40000MHGの単体重量は255g。最近の4000番の汎用リールとしては軽量とはいえないが、以前使用していた12エクスセンスCI4+4000はオールCI4ボディーで250gだったこともあり、アルミハイブリッドボディー+アルミローターでありながら255gという重量を実現している20ツインパワーは、自身の用途において十分軽量なリールに思えた。10ft前後のロングロッドではこれ以上リールの重量が軽くなると先重りが目立つだろうし実質的には適切な重量だろう、とも考えていた。

対してセルテートは235g。MLロッドでのウェイトバランスは特に問題なく、後でツインパワーを装着すると改めてリールがタックル重量を重く感じるほどだった。

M-MHロッドではツインパワーより若干先重りを感じるものの、全般的なタックルの持ち重り感の傾向は同じで、どちらを使いたいかといえばセルテートの方だ。

 

2.ルアーの飛距離

25g以上のやや重量のあるミノーのフルキャストでの飛距離はほぼ同等。

だが、より軽量のルアーや、フルキャストしない場合の飛距離は5-10%くらいツインパワーが勝る感じだ。物理的にはロングストロークスプール、及びラインの巻きテーパーの付いてないツインパワーの方が、逆テーパーで糸抜け抵抗がより大きいセルテートより飛距離の面では有利であり、その差が影響しているものと思う。

 

3.リトリーブの巻き、止め、及び巻きの軽さ(ツインパワー4000、ノーマルギアとの比較)

コアソリッドシリーズのツインパワーといえどもノーマルギアとなれば可変リトリーブのやりやすさはセルテートとほぼ同等の使用感といっていい。巻き始め、止めといったハンドル操作においてツインパワーにはやはりローター慣性を若干感じるが、実使用ではさほど問題ではないだろう。

 

だが、両者のハンドル1回転当たりの巻き取り量(実測値)は、

 

ツインパワー4000(ギア比5.3)81.1cm
セルテートLT4000-CXH(ギア比6.2)95.1cm

 

といった違いがある。シマノのXG(エクストラハイギア)相当の巻き取り量があるセルテートが、ツインパワーのノーマルギアよりやや軽い巻きを実現している、とも結論できそうだが、両者のハンドル長がそれぞれ55mm、60mmと違うため直接的な比較はやや難しい。

ハンドル長を同じにすればまた違った結論になるのかもしれないが、純粋にリール全体の比較で見ればセルテートLT4000-CXHはデッドスローでツインパワー4000と同等、ファストリトリーブ、可変リトリーブはツインパワー以上に楽にできる。これが上記で述べたセルテートの汎用性の高さだ。

 

4.強度

30g以上のルアーのリトリーブ、そして80cm以上のヒラメ、スズキの寄せについての強度差は感じなかった。これより大型の魚や青物、エイなどでは違いを感じるのかもしれないが、自身が想定する魚種の最大サイズに近い程度ではどちらも十分な強度があるだろう。

比較すればアルミローターの方がザイオンローターより絶対強度に勝るのは明らかだが、実釣ではそれを感じない。やはり低慣性のザイオンローターのメリットが目立った。

 

5.ドラグ

ツインパワー、セルテートともフェルトドラグで、それぞれリジッドサポートドラグ、ATD Type-Lが搭載されている。

以前ドラグはシマノが圧倒的によい、特にリジッドサポートドラグはよい、とずっと思っていたし、リジッドサポートドラグは実釣でもスムースなドラグ動作を体験していて、「これより上等なドラグなんていないだろう」と思っていた。

が、ATD Type-Lには正直驚いた。リジッドサポートドラグでさえドラグの効き初めは少しタメがあって滑り出し、一旦滑り始めると滑り出しより軽いテンションでも続けてラインが出るようになる。これは一般的な静止摩擦係数>動摩擦係数という不等式からどうしても避けられないものだが、ATD Type-Lでは効き初めと滑り出してからのドラグ強度の差を余り感じない。勿論、静止摩擦係数>動摩擦係数の関係はあるはずだが、この両摩擦係数の差がリジッドサポートドラグより小さいことが明らかに分かる。

結果、ドラグ動作時の一連のテンション変化が少なく、より安定してラインが出るようになる。

ジッドサポートドラグ、ATD Type-Lとも実釣には十分なドラグ性能といえるのだが、比較すれば体感できる差がある。

 

6.ライントラブルの発生頻度

セルテートの数回の釣行で、引っ張れば解ける程度の軽いエアノットを1度経験した。この時は横に流れる潮にかなりルアーをドリフトさせていた時でライントラブルが比較的起きやすい条件があったと考えられる。

だが、シマノのAR-Cスプールでのライントラブルは強風に向かってルアーをキャストし、リトリーブテンションが殆ど分からない状況か、ラインを出すような魚とのやり取り後、ラインの食い込みを捨てキャストで解消せずにフルキャストした場合の2ケースだけで、こういったドリフトを多用した釣りでもライントラブルが発生することはまずなかった。ダイワもLC-ABSでAR-Cに似たスプールエッジ構成にしているが、これはもう少し改善の余地があるのではなかろうか。

私はラインをスプール端部の規定部分限界まできっちり巻く方で、セルテートは糸巻き量を少し減らせばトラブルは発生しないのかもしれないが、ここは規定糸巻き量でもう少し使ってみる必要があるだろう。

 

現状、自身の浜の釣りはセルテートで全てこなせるのではないかと考えている。実際ツインパワー4000MHGは出番がないと思い売却した。

合理的な設計思想を具現化したシンプルなモノコックボディを目の当たりにすれば、シマノのボディ構成は贅肉が多く鈍重に見えてしまう。CI4樹脂が導入されて20年ほども経っているのに未だにダイワのザイオンの強度をキャッチアップできてない現状をみると、これがシマノの限界なのかとも思ってしまう。

だが、シマノが密巻きを復活させなければダイワのリールを検討することもなかったし、その先進性を知ることなどそもそもなかった。

私の使い方、頻度では今のところシマノがダイワに勝る可能性があるのはAR-Cスプールのみと言わざるを得ない。

 

メインはセルテート、サブにツインパワー4000と、

19ストラディック4000(ノーマルギア)の体制でいこうか、或いはツインパワー4000も売却しようか、と思案していた。

だが、上記ルアーの飛距離、そしてライントラブルの確率においてLC-ABSに対するAR-Cスプールのアドバンテージはありそうで、状況によってはツインパワー4000が必要になるケースも考え得る。ハイギアを選択するのであれば、クイックレスポンスシリーズの21ツインパワーXD4000HGを選択するというテもあるが。

ダイワのセルテートを購入を機に、今後は主力機は全てダイワにする予定でいた。だが、AR-Cスプールで密巻き搭載前の20ツインパワー4000はとてもいいリールで、手放さない方がいいのかもしれない。まだしばらく悩みそうだ。

荒天の合間を見つけて浜に出るものの、、、

出れば釣れているが、60前後のスズキや、今頃BKRP140に食ってくるのはヒラスズキ。

 

なんで?

波浪注意報発令中。

波が高いときは安全面もそうだが釣りの面でも気を遣う。潮位は低く潮廻りは小潮でその変動も少ない。浜のシャロー域は高波と相まって水深が安定せず、スズキの居場所も絞れない。波打ち際にもあまり近づけないし、飛距離優先のルアー選択を強いられる。

 

早々でこれ。

場所移動だな....

 

狙いが絞れず遠投で移動しながらキャストを続けると、

このサイズか.... やはり場所を絞らないとうまくいかないな。

 

時々小魚らしきものがルアーに触るので何がしらベイトは居るようだ。やはりドシャロー域でベイトを追い詰めて捕食してるんだろう、と波での水深変化が比較的少なく、少し流れが効くところに狙いを絞る。シャローミノーでも底を叩くような水深なのでポッパーにする。

どこで当たるか分からないのでとりあえずフルキャストで引いてきて水際ぎりぎりは特に集中する。これを2-3度繰り返すと、ロッド2本分くらいの距離、波打ち際でロッドがひったくられた。頭を振る感触がないが、重い。スレっぽい感じで、水際をラインをズリズリ出して粘る。

上がったのは見た目でも80アップ、ルアーは口に掛かっていた。

これはメジャーで計測。

ベイトを追い詰めて食っていた魚なのか、ルアーを追いかけてきて食ったのかは分からないが、波打ち際で食うスズキは結構いいサイズが多いことを考えるとやはり定位している魚なのだろう。

 

スズキ(60、83cm)
タックル
ロッド:10エクスセンス S1000MH/R ワイルドコンタクト1000
リール:24セルテート LT4000-CXH
ライン:山豊テグス/スーパーPEブルーマーク1.2号
リーダー:トヨフロンPremium船ハリス 6号/1.4m(FGノット)
スナップ:ダイワ/強軸スナップワイドM(ユニノット)
ルアー:ハードコア/シャローランナー(F)H2 120mm/8.HRHレッドヘッド

K2RP122/106.パール・レインボー

 

サーフに限らず、80前後くらいのスズキになると、地形、流れ、ベイトの存在など効率よく捕食するために定位する理由があると考えている。大きい魚ほどいい場所を優先もできる。ぼんやりとルアーを投げていてこういう魚が食うことは余りない。

週末に掛けて釣りができそうにない荒れた天候になりそうだ。その前に出てみようとするが、波は1m以下と低い。

それだけならいいが、澄潮で月光ありか....

こういう条件は特に障害物のないシャロー帯の浜では厳しく、全く食わない訳ではないが色々気を遣う。ルアーが小魚に当たる感触が時々あるのでベイトが入っているであろう、というのがまだ救いか。

 

ルアーの操作も丁寧にやる。

 

が、ヒラメも食わない。まあヒラメが食わないのはどうでもいいが、なかなかスズキも触らない。

それでも1発のバイトをモノにする。

スズキ(70cm)
タックル
ロッド:13ラテオ 100ML・Q
リール:20ツインパワー4000
ライン:シマノ/ピットブル4 ライムグリーンPE1号
リーダー:デュエル/BIGフロロカーボン 5号/1.4m(FGノット)
スナップ:ウォーターランド/スーパースナップ #2(ユニノット)
ルアー:モニカ125F/001Sマイワシ

 

やはりまだ80アップを狙って釣れる状況にはなってないのかもな。

12月も半ばに差し掛かる。日が落ちると途端に寒くなる。鉛色の空で雨や霰が多くなり鬱陶しい山陰の冬だ。

 

だが、年末まではスズキのハイシーズンは続く。今年の11-12月はこれまでにないほど公私で忙殺されており、浜に出るにも海況を選んでいられない。

これまでスズキよりヒラメが多いので、スズキの多いと思われる場所を彷徨っているのだが、どこへ行っても、

K2RP122(リップルポッパー)で水面を引くも、掛かるのはやはりヒラメ。50cmほどだが80cmクラスのヒラメを見慣れれば薄っぺらいソゲに見える。

この魚を皮切りにトップウォータールアーだろうがお構いなしに水面を割るのは、なかなか針掛かりしないもののヒラメばかり。

 

暗くなってきてフローティングミノーに替えると、きつめのドラグ設定からラインを出すものの正体はやはり、

80アップ。リーダーを掴んでずり上げようとしたら、スナップの結束部分でブチッとブレイク。慌ててボガを掛けてランディング。

5号のフロロリーダーの直線強度が9kgだから、ユニノットでのスナップとの結束強度は6kgくらいだろうか。80cmクラスのヒラメは15lbのボガグリップの秤を余裕で振り切るので7-8kgほどの重量はあるだろう。そんな魚を浜で引きずり上げようとすれば6kgの強度では切れるかもな。

先日伸ばされて交換したレスポンダー149fの#4フックも伸ばされ、これもまた交換だ....

 

一体どうなってんだよ.....

 

もう少し粘ってやっとこさ。

この時期でもこのサイズか.... ちょっと心配になってきた。

 

スズキ(60、65cm)
タックル
ロッド:10エクスセンス S1000MH/R ワイルドコンタクト1000
リール:24セルテート LT4000-CXH
ライン:山豊テグス/スーパーPEブルーマーク1.2号
リーダー:デュエル/BIGフロロカーボン 5号/1.3m(FGノット)
スナップ:ウォーターランド/スーパースナップ #2(ユニノット)
ルアー:タイドミノー150サーフ/AHA0091フラッシングホワイト

 

行くところヒラメばかり、という感じなんだが、鳥取サーフでヒラメを狙ってる人のYouTubeや釣果情報を見ると数もサイズもここまでではないようだ。タックル、ルアーを含め彼らはサーフでヒラメをメインターゲットに狙ってるようだが、スズキの外道でついでに釣れている私と何が違うんだろうか。

そもそもヒラメをターゲットにしてないんだから分かりようもないのだろうけど。

この2週間ほど忙しく浜に出られていなかった。

浜のハイシーズンも12月になろうとしている。まとまった雨が数日降っていないのだが、天気予報ではいい感じの波高だ。コンディションを選んでる場合でもないので、出てみることに。そろそろ大きめのルアーを使いたいので、ロッドはワイルドコンタクト、PEはちょっと太めの1.2号にする。

 

浜に降りると波と潮位はいい感じ。時期を考えると見た目は複数のスズキが出そうな感じだが、まあそう甘くはない。

軽い手応えで掛ったのは、

コノシロ? まだ浜には居ないと思うのだが.... よく見ると.... イナか....

これがベイトになってんのかな.... 何れにせよイワシのようにベイトに狂って連発、て訳にはいかないだろう。当初の予定通り大型ミノーをキャストすると手前でヒット。波打ち際ではドラグを効かせて逃げようとする。

サイズは大したことないがシーズン最初のスズキ、1年ぶりだな。

シャローの離岸流をダウンで引きたいのでルアーをTKR130Hにすると、1投目で軽いアタリ。軽く頭を振っているわりには引きは重い。約1kgのドラグ設定でそこそこラインを出される。

やっぱりそうだよな。手尺で80cmを少し切れるくらい。このサイズになるとボガの15lbでは目盛りを振り切り重量計測は不能だ。波打ち際でバッタバッタと体を打ちまくるので頭から大量に砂を掛けられる。

最近は堀田光哉氏の影響かサーフゲームが流行っているし、こんなヒラメは羨望の魚なんだろうか。いわゆる多魚種をターゲットにしたサーフルアーゲームのことはよく知らないのだが。

 

このサイズのヒラメも居るということは、規模は不明だがやはりイナの群れがベイトになっているのだろう。

次の魚はスズキ。最初のやつより引きは強い。

70cmくらいか。12月のコノシロに付いている個体ほどではないが、ベイトを食ってる感じはする。

 

次にヒットした魚は離岸流に逃げ込んでしまい、猛烈に引く。かなりラインを出されたがPE1.2号なので多少強引に流れから引き剥がすと.... ついに80アップ。

 

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もうね、引きで大体分かってたんだよ。どうせヒラメだろうって。PE1号でもランブレイクなどしないと思うが、それでも取り込みに倍くらいの時間が掛かったかもしれない。

波打ち際の大暴れでまたもや全身砂だらけにされる。もう....

 

例年通り、スズキの80アップは未だ狙って釣れる状態ではない感じ。ま、この感じで出れるときに出てみるしかないな。

 

ヒットルアー

スズキ70、ヒラメ80くらいだと#4のフックは伸ばされることが多い。これってバラシの原因になる訳だし、やはりダブルハンガー#2フックのルアーが望ましいのだが、なかなか自分の用途に合う選択肢がないのが実態だ。

 

スズキ(65、70cm)
タックル
ロッド:10エクスセンス S1000MH/R ワイルドコンタクト1000
リール:24セルテート LT4000-CXH
ライン:山豊テグス/スーパーPEブルーマーク1.2号
リーダー:デュエル/BIGフロロカーボン 5号/1.2m(FGノット)
スナップ:ウォーターランド/スーパースナップ #2(ユニノット)
ルアー:レスポンダー149F/004キョウリンカミナリ、レスポンダー149F/02Tハデイワシキャンディ