ここんとこ暫く “あっさりラー” 続きで、
兎に角 “濃厚&パンチ” に餓えており、初訪。

外壁に、賑やかな “こだわりの口上文”
思わず振り返らずにはおれぬ、
「派手!で強烈ぅ」 な外観。

威勢の良い声に迎えられ、店内へ。
メニューを見ると、そのデザイン&センスが、
どこか “は○たろう” と同種の匂い。
何か関係があるのか?

『太肉(ターロー)入味噌らぁめん』 を デフォで。

とんこつ ベースに、
信州&札幌 のブレンド味噌を施したスープ。
如何にも 「味噌ッ」 という鋭いエッジが際立つ。
表面に散りばめられているのは、
“背脂” というより “肉かす” というべき。
クッキリ濃厚なパンチ感。
求めていたものは、まさにこれだ!

麺は、平打ち・多かんすい・中太ストレート。
最近はあまり見かけない、濃い黄色の弾力麺。
強力なコシで、スープ とのバランスがグッド。

とろけるチャーといった具合の、
大きくて分厚い「太肉(ターロー)」 が2つ。
たっぷりと載る野菜(キャベツ・もやし等)は、
一見ナマか? と思うほど、最小限の火入れ。
スープ・麺 と混然一体で食したときに、
ベストな食感 になるよう意図されている模様。
味玉の具合も申し分ない。

この店、
全体に漂う規格感や、アタリを強くした濃い味に、
チェーン店的なものを感じるのだが、
調べても情報が見当たらず、良く分からない。
それとも、東京系?
「赤坂一点張」 という味噌ラー店があるそうだが、
何か関係があるのか-?

一見、素姓が明らかそうな “カオ”をしてるだけに、
謎めいた感じにすら見えてきた。



(外壁に賑やかな “口上文”)



四川4訪目。

未食の、 『四川らぁめん』 をデフォで。

外壁に大書されている、「た麺」の文字。
その隣に 『四川らぁめん』 の文字が並ぶ。
この店の “もうひとつの柱” の印象で、
ずっと気になっていた。

『四川ラー』 とは、一体どんなラーなのだろう?
ネットで検索すると、ズラリ並ぶのは、
各店 思い思いの、自称 『四川ラー』 の顔。
どうも、定型が存在しないらしい。
では、陳建民直伝のこの店のはどうだろう。
期待が膨らむ。

オーダーから到着まで僅か数分。
ここはいつも本当に提供スピードが早い。

一見して、ライトでクリアーな雰囲気。
口にすれば、極めて “あっさり” スープに、
しっかりと施された、安定感ある “酸味”
表面で赤い宝石の様にキラキラ輝く“辣油の雫”
四川の条件、酸(スー)と辣(ラー)である。

麺は低加水・中細ストレート。

肉そぼろ入りの刻みネギが中央に盛られる。
具材はそれだけ。
極めて シンプルだ。

率直なところ、
この店のたんたん麺の、緻密・重厚・鮮烈さ に
何より強く魅せられている私にとっては、
物足りなさは否めない。

しかしながら、
そのシンプルさも “由緒正しさ”と映る。
“正統の信用” というべきか。



(正統の信用)



初訪。

東京を中心にその名を轟かす “がんこ流”
店主は、以前べんがら横丁にあった(今はない)
“がんこ” で修行したらしい。
暖簾の端に縛り付けられた “飴色の牛骨”
“がんこ流” 伝統の、営業中のサインと聞く。

開店直後に入店。 客は私一人のみ。
とんこつひろ(醤油) を 麺固め、で。

一見してチープな印象。
まるで、フード・コートのラーみたいだ。

至極あっさり のとんこつ醤油スープ。
ボディが薄く、塩気のみが突出した単純な印象。
これは、物足りない。
しかし、元々はもっと重厚だったのかもしれず、
地域の好みにあわせて、
徐々にシンプルにしてきたのかもしれないが-。

麺は博多ラーのような、低加水の中細ストレート。
茹での加減、食感はなかなか◎。

ごく標準レベルの具材一式。
特筆すべきものはなし。

全体に、
“滋味薄い博多ラー” を食しているような感覚。
もっと “ガツン” とくるものを期待していたのだが、
この地域ならではのアレンジなのだろうか。

でもまー、こんなもんかな~って感じ。



(掟通りの外観)



浜松市最北、天竜区の小さな中心街に、
地元で評判の人気店があると知り、初訪。

この店名の、なんとあざやかな印象!

店の前の空き地が広々とした駐車場。
開店を待ちかねたクルマが続々と集結を始める。
風通しの良い、明るく開放的な店内は、
開店後15分でほぼ満席。
噂通りの人気店である。

『らーめん(しょうゆ)大』 をデフォで。

脂分という脂分を徹底して排した印象のスープ。
ボディを構成するのは、野菜と鯖節。
鶏や豚といった要素も含んでいるようだが、
補足的な使われ方だ。
そして、現代ラーではまずお目にかかれない、
“椎茸” の風味も印象的。
マイナー・チェンジは繰り返しているのだろうが、
基本は60年間ずっと守り続けているらしい。

ゆるいウェーブがかかった、
中加水の “中細ストレート麺”
固めが好みだが、今回は敢えてデフォでいく!

具材も実に丁寧な顔ぶれ。
脂身の殆ど無い、肌理の均一な部位を使い、
歯応え絶妙に仕上げられた、
しっかり噛み締め系 “モモ肉チャー” が 5枚。
その他、メンマ・ナルト・海苔・青ネギ、
定番の具材もそれぞれにしっかりとしたもの。

或る情報が、
このラーを 「東京風」 としているのを見たが、
私は 「東京風」 とも少し違うように思う。
“麺” といえば、うどんor蕎麦 であった時代の
人々の好みが生んだ “昔ラーの東の一典型”
とでも言った方が、本質に近いだろう。

こういう店が、山ぎわの小さな町で、
“ひっそりと” ではなく、
“相当な人気店” として、
現在も、勢い良く営業している姿には、
驚きと感動 を禁じえない。



(ガラパゴス的感動!)



名前は以前から聞いていて、
気になっていた店のひとつ。
風の強い冬晴れの昼に初訪。

店内に入れば、
前は蕎麦屋だったかと思わせる和風のつくり。
店員は皆若く、明るく快活な空気。
昼前で既に来店者続々。
なかなかの人気店のようだ。

『武蔵ら~めん(新味)』 丸得Ver./麺固め を。

待つこと少々、やがてあらわれたそれは、
期待通り、充実の美しいビジュアル。
笑顔になる。

鶏の滋味が、ぎゅっと凝縮された白湯スープ。
初口で、「あれ? 家系??」 と感じたのは、
表面に張られた鶏(チー)油の印象だろう。
但し、“芳醇” でありながら “重たく” はない、
いわば “直線系のボディ” とでも言うべきか。
そして、力強いニンニクの風味をまとう。
塩加減も良く、エッジ明快。
ホンモノを感じる。

麺は加水率高めの 「中細縮れ」 
スープと比して、若干存在が弱いかも。
また、僅かなヌメリが残っていたのが少し残念。

具材は◎
とろりクリーミーなチャー、シャッキリ・メンマ、
味玉の具合、共に一級品レベル。

そして!
このラーにおいて、何より特筆すべき 『独創』は、
トッピングの “アオサ海苔” だろう。
食してみると、想像以上に海モノとしての主張。
普通の海苔よりずっと強い潮の香だ。
でありながら、
「不思議」 としかいいようのない、絶妙の融合。
今まで経験したことのないコラボである。

この店、
若々しく明るい空気が、とてもナイス!
そして、そのラーも、
店の空気との自然な一体感を持っている。
ホンモノの証拠であろう。



(若々しく明るい空気)