最近、幾つかのブログに紹介されているのを見て
とても気になっていた新店。
オープン後、2ヶ月足らずということもあり、
ネット上にも、 まだ情報がほとんど無い状態。
“奉仕丸” 何と訓むのだろう。。ほうしまる-??
面白い感覚の持ち主かもしれない-、
惹かれるモノあり、初訪。

店の外にも中にも気持ちの良い“新しい空気感”
驚くほど “愛想の良い” 明るい声に迎えられる。
驚くほど “福々しい” ご夫婦2人で営業の様子。
昼前で既に先客2組。

メニューを見て、
店名を“ぶしまる(奉仕丸)”と訓ませることを知る。
なんとなく納得。
真意は謎のままだが、“謎のまま”で良い。

『味玉味噌らーめん』 を麺固めで。

期待通りのビジュアルに思わず笑顔。
上品な “カフェ・オレ”を連想させる表面の泡立ち。

とんこつベースで魚粉の輪郭を持つ濃厚スープ。
“味噌々々” とはさせていない。
“味噌” をも含めた 「全ての要素」 の総合によって
「何事かを表現せん」 という組み立て。 
そして-、
エグ味、キツさ、カドという鋭角要素は極力排され
“フンワリ” と “クリーミー” にまとめ上げられた、
『パステル画の世界』
見事なものだ。

麺は全粒粉/中加水の “太縮れ”
存在感、食感、満足感 のすべてに於いて、
このスープに適うのは、この麺以外にないだろう。

具材も◎
しっとりと重厚な存在感、クリーミーな “チャー”
茹での加減、味付け度合い、全体とのバランス、
全てに申し分の無い “味玉”
上記二者は特筆に価する。

このラー、
コンセプチュアルな作品であることは明らかだ。
そして、それを実現させるために必要な、
各アイテムを自在にコントロールし得る、
高度な “技術&センス” を持つことを、
同時に証明しているものでもある。



(期待の大型新店登場!)



浜松餃子は、どちらかといえば、
“持ち帰りスタイル” が主流だけれど、
やっぱり店で “焼き” を堪能したい。

ノーマル餃子(ニンニク多め) と 海老餃子を。
そして、ビールを一本!

浅い焼き色、
なのに、しっかり パリッと香ばしい。
中は勿論、ふっくらジューシー。
さすがにグッドな状態。

値段の割に個数が多く (⇒つまり安い!)
野菜中心でライトなのが、浜松餃子の特徴。

安くて旨くて、この飲み方最高!
嬉しいひととき。



(店で“焼き”を堪能)



博多ラー チェーンの代表格、●風堂 と ●蘭。
共に屋号のアタマに 「一」 がつく。
そして、この店も 屋号のアタマに 「一」がつく。
共通の語感が、同様のイメージを抱かせる。
ということで、初訪。

べんがら横丁 で最も駅側のベスト・ポジション。
提灯やポスターなど、店構えは頗る良い感じだ。
ところが、
金曜の夜というのに、ガラ~ン とした店内。
情報の中に “連日大盛況”なんてのがあったが
自己申告か身内発信であろう 『大うそ』である。

『味玉ネギチャーシュー』 を ハリガネでオーダー。
この最も高い(⇒1,050円) のを一番人気と掲示。

やがて現れたそれは、
悲しくなる位 『貧相』 な シロモノ。
店の選択を誤ったことを知る。

水(H2O)で薄めたようなスープ。
うすくてヌルい。
丼の縁に悲し気にへばりつく1㎜の“極薄”チャー。
箸で少し触っただけでボロボロと崩れてしまい、
マトモに剥がすことすら出来ぬ。
麺と味玉も別にどーというものではない。

こんなモンが、この店で最も高価で1,050円もとる
“一番人気メニュー” なんだそーだ(笑)。

●風堂や●蘭は大規模にチェーン展開しながらも
「なるほど」 と頷かせるクオリティを維持している。
見事なシステムと人材を有している。
それなのに、
それより遥かに小規模展開で、既にこの有り様。
今時、ここまでヒドいのはむしろ珍しいと言えよう。



(店構えは見事なもの)



千葉県内で数店を展開する “北海道ラー”の店。
人気店らしく、前からその名は聞いていた。
正月の帰省中、思いがけず初訪の機会を得る。

国道沿いの広々としたスペースに、
ドドーン!と思いっきりゆったりとられた駐車場。
ずーっと奥にある建物に “山男テイスト” の看板。
いかにも北海道的 “おおらか” なイメージ。
既に昼時を少し過ぎていたが、外待ち多数。

この建物、以前は焼肉屋だったらしい。
ラー屋としては異例の店内のつくり。
ボックス席を中心とし、いくつか個室まである。
しばらく待ったのち、案内され着席。

評判の 『かにみそラー』 をデフォでオーダー。

待つことしばし。 …なかなか来ない。
更にしばらく待ち、ようやく隣席に “ひとつ” 来る。
その後も “ひとつ、ふたつ” のペースで出てくる。
想像以上のロ-・ペースである。

これでは回転が悪く行列となってしまう訳だ。
さては意図的か-? 疑われても仕方なかろう。

ようやく目の前に登場したそれは、
いかにも北国らしい、ぼってり濃厚なビジュアル。
表面に細かい背脂がたっぷり浮く。

味噌と 「かにみそ」 の融合とは面白い。
“異常な位” に深く、エッジの際立つコク。
どこか磨き足りない “野暮さ” が見え隠れするが、
評判通り、味はなかなか良い。

麺は札幌の西山麺。
強縮れ多かんすい中太麺は北海道系のお約束。
弾力ある食感が快感。

具材は△。
シャキッとしていて欲しい メンマ、茎ワカメ は
どこか “くたびれた” ルックスと食感。
チャーも 矢張り “くたびれた” 感じが否めない。
このあたりの “詰めの甘さ” が
一級品を感じさせない直接の原因であろう。

しかし気になるのは、客に対する店の「態度」。
イイ線いってるのに、一級品になりきれないのは、
その如実な反映なのであろう。



(“山男テイスト” の看板)



通りすがりに見た、異様な “バラック・テント”
調べると仮設店舗で全国を渡り歩くラー屋と判明。
しかし訪問の機会がないまま数か月が経過、
もう次の町へ行ってしまったろう- と思っていたら、
まだそこで営業中 との話を聞き、
風の強い冬晴れの昼に初訪。

透明なビニール・シートをめくって店内へ。
すぐ脇を走る国道の音がリアルに響きわたり、
風に煽られてテント全体がバタバタはためく。
この“半室内”感覚!
屋台とか縁日とかと同種のワクワク感!
天井の梁には裸電球が多数。
夜ならば、その情緒如何ばかりであろう!

店員は、
鋼(はがね)の強靭さを漂わせた漢(おとこ)2人。
さすが全国を巡っているだけのことはある。
物腰は至って丁寧。

『赤黒スペシャル』 をデフォでオーダー。
充実且つ丁寧なビジュアル。
限られた設備の中で、よくぞここまで-。

スープは、“塩とんこつ” の白地に、
真っ黒い 「墨汁」 を落としたが如き マー油模様。
そのコントラスト、インパクト強烈。
「赤」 を担うのは、オリジナル辛味噌。
これが結構辛い。辛党の私にも◎。
全体としては、極めてサラリ&スッキリ系。

熊本ラーとしては細めの ストレート麺。
お約束の “バキバキ感” は堅守。

噛み締めてのち、口中でホロリとろけるチャー。
味玉の具合も申し分ない。
もやし、ネギ、そしてこれまた熊本ラーお約束の
“硬太いキクラゲ” のコリコリした食感、快感。
パリッとした海苔で麺その他を包み食せば、
家系のそれとはまた違ったハーモニー。

唯一物足りないのは、その“サラリ&スッキリ感”
きっと全国経験から得る “最大公約数” をもって、
“万人を頷かせる” ことを目指しているのだろう。
しかし、これだけの強靭な店。
手加減なしの強烈な色が見たい。

全国を巡る中での得難い貴重な経験の数々を、
いつか是非、一冊の本にして欲しいものだ。



(一瞬ギョッとするインパクト)