インド旅行記シーズン2012 その7 チェンナイ3日目の朝
2012年11月11日
早朝。
熟睡から目覚めて、異変に気付く。
明らかに普段の朝と違う。
俺の、からだ、どうなってるんだよ!
女の子に、なっちゃってる?!
ってヲイ。
元から女です。
セクシーダイナマイトな女です。
ボインちゃんまであと一歩の女です。
そんなことやなくて、
くしゃみが出ない。
私が白雪姫を守るために七人の小人に入隊を希望したならば、
確実に「すまんのぅ、くしゃみと言う奴はもうおるのじゃ。」と断られ、
ハイホーハイホー歌えない。
そのぐらい、毎朝くしゃみで目覚めて、
それが自宅なら数回。
他人が泊まりに来ると持ち込まれる何かで30分。
他人の家だとだいたい一時間。
実家なら猫がいるので一日中。
くしゃみが続く。
普段はずっとマスクで防御しているのだが、
呼吸の際、口腔の助けを借りない鼻呼吸専門の私は、
寝ている間にどうやら苦しくなってマスクを外してしまうのだ。
だから毎朝起きるとくしゃみが止まらない。
初めてのお泊まり♡
2人で迎える最初の朝♡
みたいなそんなもんがあったとするならば、
私の場合は、ただくしゃみをし続けるのだ。
それはもちろん鼻水を伴うし、
いちいち鼻をかむのが面倒なのでたいがい鼻にティシュー、
ティッシュでもいいがここは敢えてのティシューが、
両方の鼻の穴に詰められることになる。
そして百年の恋など12回ほどのくしゃみで冷めるのだ。
インドのホテルなんてハウスダストとダニで、
いわゆる布団の中のアレルゲンやなくて、
アレルゲンの中の布団やろうに、
くしゃみが出ない。
一回も出ない。
ここここここここれは…!!
アーユルヴェーダすごい。
これはすごいぞ?
すごすぎる。
前日にドクターにアレルギーに効くオイルを処方してもらって、
マッサージを受けたからだ。
そうに決まってる。
それしかない。
めっちゃ気分爽快。
そうか、世の中のアレルギー無い人はこんな快適なのか。
目覚め最高やし今日はすいません、ママと別行動をします。
もともとのプランでは、
昨日バスでチェンナイ近くの世界遺産、マハーバリプラムへ行って、
今日はカンチープラムという聖地へ行く予定でしたが、
ノンA/Cバス初号機のシンクロ率が全然足りなかったので、
私は今日、一人でバスでそのマハーバリプラムへ向かう。
母はホテル周辺のバザールやなんかを自分のペースでどうぞ。
お外が嫌ならホテルのプールでぴちゃぴちゃ遊んでなさい!
ということにした。
どうせホテルは連泊なので、夜にまた部屋に集合すれば問題無い。
南インドは、北より人が良いことでも知られている。
確かに、嘘つき率やボッタク率が低い。
チェンナイ自体、観光地では無いので、自ずとそうなるのだ。
まあマミーも大人だし大丈夫やろー!
なんなら私がまだ排尿すら一人でできなかった頃から、
マミーは大人やったんやから大丈夫やろー!
ホテルカード持ってればお金さえあればどこからでも戻って来れるわよ!
ってことで母をホテルに置き去って朝6時から一人で出発。
昨日、60万人ぐらいに確認してやっと目的地へ行くバスを見つけた
チェンナイ最大のCMBTバスターミナルへ向かう。
宿泊費二重取り未遂事件が気分悪すぎてホテルを変えたので、
CMBTまでは15キロほど離れている。
さすがに歩けない。
大きな道路沿いを北上して行く。
朝の通勤時間帯でバスも多い。
どこかでCMBT行のバスに乗れればラッキー。
リキシャは最終手段だ。
てくてく。
ちなみに地図はもちろんあるのだが、今回初めて持参して、
非常に役立ったアイテムが、方位磁石。
海外でもパケ放題の人は地図アプリで何とかなるだろうが、
そんなアホのヒルトン姉妹みたいなセレブでは無い私みたいなもんは、
海外は無料の公共Wi-Fiしか使わない。
どころか今回は一応高級品であるiPhone5は自宅待機、
ただのiPodと化した元高級品のiPhone4でインドに来ている。
も・と・さ・や
そこのあなた、今の彼氏で満足ですか?
昔の彼を思い出して、ついつい比べてしまったり、しませんか?
私はそんなことは本当にどうでも良くて今磁石について話してます。
横槍を刺さないで。
とにかく、この異国の地で地図はあれど、
自分がどこか、どっちに向かうか、
それを判断するのに方位磁石がとてもとても役に立った。
なぜ今まで持って来なかったのかわからない。
ぐらい便利。

「地球の迷い方」という本には基本的に細かい地図は載っていないので、
今回はGoogle地図の画像をPDFにして、
iPodと化したiPhone4に大量に入れて来た。
この技、かなり旅が捗った。
今回のインドはほぼ迷子にならなかったのだ。
しかし次回行く時にポケットWi-Fiを持ち歩いていればもう磁石なんて不要だし
はっきり言って日本での使い道ねーわー!なさ過ぎなにそれ。
・・・
ツンデレなんだよね私。
とにかく方位磁石を考えた人と、
スティーブジョブズには、
感謝してもしきれない。
ほんまにココイチぐらいなら余裕でおごっても良い。
川を渡る。
なかなか大規模な住宅街。

橋の下をのぞくともうそこに生活する人たちの息づかい。

写真左上のパラボラアンテナが不自然でめちゃくちゃ良い味出してる。
ほんでバス停に着く度にその辺の人に聞きまくった結果、
目的地であるCMBTまでの路線バスはどうやら
「23M」という番号なんだが、
他のバスはがんがん来るがそれは来ない。
仕方ないので次のバス停までまた歩いてみる。北上。
途中で変なかき揚げとか食べる。


インドにコンビニは無いが、早朝からこんなおいしいものが
道端でちゃーんと食べられる。
野菜かき揚げすごい美味しかったんだけど、
全然お腹空いてないので残してしまった。
ってゆうかCMBTまで行きたいんだよ、早くバス来いよ。
何で来ないんだよ。
23Mのバス来いやー。
次のバス停でまた聞いてみる。

ちなみにバス停ってこうゆう感じ。
CMBTまで行くバスまだ?
「すぐ来るすぐ来る」
出た、インド名物。
全然すぐちゃうのにすぐっていうやつ!
あんたたちのすぐはほんまに信用できねーんだよ!
あんたら絶対距離と時間の感覚おかしいんだよ!
バラナシへの電車が6時間遅れた時だって
「もう着くもう着く」言うてから4時間掛かったやろがい!
飲み屋で平気で話しかけてくる男の彼女いない歴と
インド人のすぐ、は、
世界2大信じたらケガしますよ。だ。
私ほどの恋愛マスターかつインドマスターともなれば、
そのどちらも2秒で嘘と見破ることができるのだ。
でも南インド、確かに、人は良い。
あんまり嘘はつかないのよねーここの人達。
あと何かくれとかも言うてこないし、
例えば「ええい、23Mは来ないけど23番バスだから
これでええやろだいたい方向一緒やし!」
と思って適当に乗ろうとすると、
「これはCMBT行かないから!」って教えてくれたり、
バス停にはリキシャもたむろしていて、
「どこ行くんや?」とは言ってくるものの全くしつこくない。
某デリーのリキシャワラーとかみたいに追いかけてはこない。
にしてもバスはいっぱい来るのに23M来ない・・・。
よし、リキシャに乗ろう。
今から1日世界遺産やのにこんなとこで体力も時間も使いたくないのよ!
すんなり到着。
交渉も楽ちん。
昨日もここにいた。

ほんまに大きいバスターミナルで、
行き先表示と実際の行き先はむちゃくちゃやけど、
売店も充実してるし、
言ってしまえば、
まさにチェンナイのバスのターミナル、って感じ。
うん。
まさに。
チェンナイのバスのターミナル以外の何でも無いと思う。
うん。
言い換えれば、
チェンナイのバスのターミナル的存在なんやな。ここは。
もっと言えば、
チェンナイのバスのターミナルでしかないんだな。
昨日マハーバリプラム行きに乗ったバス乗り場。
マハーバリプラム行き今日はどれじゃい?!
とそこの売店で聞くと、
「一時間後ぐらいにここから出る」と言われた。
けどすぐおっさんが近くで「マハーバリプラムマハーバリプラム」
と叫んでいる。
インドの制服あるあるの茶色いやつも着ている。
つまり車掌さん。
どれ?って聞いたら全然違う場所に停まってるバスだった。
確認もしたけど間違いなさ気。
すぐ出発キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
改めてですが、
道やバスや電車は、聞くのは一人じゃあかんてこと!
北インドでは嘘を言われるし、
南インドでは嘘はつかれなくてももっと良い別の手段が必ずあるから。

こちらの風通し最高な感じの豪華バスで向かいます。
座席も確保!
話がそれすぎてぜんぜん進まないよどないしてくれんのん。
続く。
早朝。
熟睡から目覚めて、異変に気付く。
明らかに普段の朝と違う。
俺の、からだ、どうなってるんだよ!
女の子に、なっちゃってる?!
ってヲイ。
元から女です。
セクシーダイナマイトな女です。
ボインちゃんまであと一歩の女です。
そんなことやなくて、
くしゃみが出ない。
私が白雪姫を守るために七人の小人に入隊を希望したならば、
確実に「すまんのぅ、くしゃみと言う奴はもうおるのじゃ。」と断られ、
ハイホーハイホー歌えない。
そのぐらい、毎朝くしゃみで目覚めて、
それが自宅なら数回。
他人が泊まりに来ると持ち込まれる何かで30分。
他人の家だとだいたい一時間。
実家なら猫がいるので一日中。
くしゃみが続く。
普段はずっとマスクで防御しているのだが、
呼吸の際、口腔の助けを借りない鼻呼吸専門の私は、
寝ている間にどうやら苦しくなってマスクを外してしまうのだ。
だから毎朝起きるとくしゃみが止まらない。
初めてのお泊まり♡
2人で迎える最初の朝♡
みたいなそんなもんがあったとするならば、
私の場合は、ただくしゃみをし続けるのだ。
それはもちろん鼻水を伴うし、
いちいち鼻をかむのが面倒なのでたいがい鼻にティシュー、
ティッシュでもいいがここは敢えてのティシューが、
両方の鼻の穴に詰められることになる。
そして百年の恋など12回ほどのくしゃみで冷めるのだ。
インドのホテルなんてハウスダストとダニで、
いわゆる布団の中のアレルゲンやなくて、
アレルゲンの中の布団やろうに、
くしゃみが出ない。
一回も出ない。
ここここここここれは…!!
アーユルヴェーダすごい。
これはすごいぞ?
すごすぎる。
前日にドクターにアレルギーに効くオイルを処方してもらって、
マッサージを受けたからだ。
そうに決まってる。
それしかない。
めっちゃ気分爽快。
そうか、世の中のアレルギー無い人はこんな快適なのか。
目覚め最高やし今日はすいません、ママと別行動をします。
もともとのプランでは、
昨日バスでチェンナイ近くの世界遺産、マハーバリプラムへ行って、
今日はカンチープラムという聖地へ行く予定でしたが、
ノンA/Cバス初号機のシンクロ率が全然足りなかったので、
私は今日、一人でバスでそのマハーバリプラムへ向かう。
母はホテル周辺のバザールやなんかを自分のペースでどうぞ。
お外が嫌ならホテルのプールでぴちゃぴちゃ遊んでなさい!
ということにした。
どうせホテルは連泊なので、夜にまた部屋に集合すれば問題無い。
南インドは、北より人が良いことでも知られている。
確かに、嘘つき率やボッタク率が低い。
チェンナイ自体、観光地では無いので、自ずとそうなるのだ。
まあマミーも大人だし大丈夫やろー!
なんなら私がまだ排尿すら一人でできなかった頃から、
マミーは大人やったんやから大丈夫やろー!
ホテルカード持ってればお金さえあればどこからでも戻って来れるわよ!
ってことで母をホテルに置き去って朝6時から一人で出発。
昨日、60万人ぐらいに確認してやっと目的地へ行くバスを見つけた
チェンナイ最大のCMBTバスターミナルへ向かう。
宿泊費二重取り未遂事件が気分悪すぎてホテルを変えたので、
CMBTまでは15キロほど離れている。
さすがに歩けない。
大きな道路沿いを北上して行く。
朝の通勤時間帯でバスも多い。
どこかでCMBT行のバスに乗れればラッキー。
リキシャは最終手段だ。
てくてく。
ちなみに地図はもちろんあるのだが、今回初めて持参して、
非常に役立ったアイテムが、方位磁石。
海外でもパケ放題の人は地図アプリで何とかなるだろうが、
そんなアホのヒルトン姉妹みたいなセレブでは無い私みたいなもんは、
海外は無料の公共Wi-Fiしか使わない。
どころか今回は一応高級品であるiPhone5は自宅待機、
ただのiPodと化した元高級品のiPhone4でインドに来ている。
も・と・さ・や
そこのあなた、今の彼氏で満足ですか?
昔の彼を思い出して、ついつい比べてしまったり、しませんか?
私はそんなことは本当にどうでも良くて今磁石について話してます。
横槍を刺さないで。
とにかく、この異国の地で地図はあれど、
自分がどこか、どっちに向かうか、
それを判断するのに方位磁石がとてもとても役に立った。
なぜ今まで持って来なかったのかわからない。
ぐらい便利。

「地球の迷い方」という本には基本的に細かい地図は載っていないので、
今回はGoogle地図の画像をPDFにして、
iPodと化したiPhone4に大量に入れて来た。
この技、かなり旅が捗った。
今回のインドはほぼ迷子にならなかったのだ。
しかし次回行く時にポケットWi-Fiを持ち歩いていればもう磁石なんて不要だし
はっきり言って日本での使い道ねーわー!なさ過ぎなにそれ。
・・・
ツンデレなんだよね私。
とにかく方位磁石を考えた人と、
スティーブジョブズには、
感謝してもしきれない。
ほんまにココイチぐらいなら余裕でおごっても良い。
川を渡る。
なかなか大規模な住宅街。

橋の下をのぞくともうそこに生活する人たちの息づかい。

写真左上のパラボラアンテナが不自然でめちゃくちゃ良い味出してる。
ほんでバス停に着く度にその辺の人に聞きまくった結果、
目的地であるCMBTまでの路線バスはどうやら
「23M」という番号なんだが、
他のバスはがんがん来るがそれは来ない。
仕方ないので次のバス停までまた歩いてみる。北上。
途中で変なかき揚げとか食べる。


インドにコンビニは無いが、早朝からこんなおいしいものが
道端でちゃーんと食べられる。
野菜かき揚げすごい美味しかったんだけど、
全然お腹空いてないので残してしまった。
ってゆうかCMBTまで行きたいんだよ、早くバス来いよ。
何で来ないんだよ。
23Mのバス来いやー。
次のバス停でまた聞いてみる。

ちなみにバス停ってこうゆう感じ。
CMBTまで行くバスまだ?
「すぐ来るすぐ来る」
出た、インド名物。
全然すぐちゃうのにすぐっていうやつ!
あんたたちのすぐはほんまに信用できねーんだよ!
あんたら絶対距離と時間の感覚おかしいんだよ!
バラナシへの電車が6時間遅れた時だって
「もう着くもう着く」言うてから4時間掛かったやろがい!
飲み屋で平気で話しかけてくる男の彼女いない歴と
インド人のすぐ、は、
世界2大信じたらケガしますよ。だ。
私ほどの恋愛マスターかつインドマスターともなれば、
そのどちらも2秒で嘘と見破ることができるのだ。
でも南インド、確かに、人は良い。
あんまり嘘はつかないのよねーここの人達。
あと何かくれとかも言うてこないし、
例えば「ええい、23Mは来ないけど23番バスだから
これでええやろだいたい方向一緒やし!」
と思って適当に乗ろうとすると、
「これはCMBT行かないから!」って教えてくれたり、
バス停にはリキシャもたむろしていて、
「どこ行くんや?」とは言ってくるものの全くしつこくない。
某デリーのリキシャワラーとかみたいに追いかけてはこない。
にしてもバスはいっぱい来るのに23M来ない・・・。
よし、リキシャに乗ろう。
今から1日世界遺産やのにこんなとこで体力も時間も使いたくないのよ!
すんなり到着。
交渉も楽ちん。
昨日もここにいた。

ほんまに大きいバスターミナルで、
行き先表示と実際の行き先はむちゃくちゃやけど、
売店も充実してるし、
言ってしまえば、
まさにチェンナイのバスのターミナル、って感じ。
うん。
まさに。
チェンナイのバスのターミナル以外の何でも無いと思う。
うん。
言い換えれば、
チェンナイのバスのターミナル的存在なんやな。ここは。
もっと言えば、
チェンナイのバスのターミナルでしかないんだな。
昨日マハーバリプラム行きに乗ったバス乗り場。
マハーバリプラム行き今日はどれじゃい?!
とそこの売店で聞くと、
「一時間後ぐらいにここから出る」と言われた。
けどすぐおっさんが近くで「マハーバリプラムマハーバリプラム」
と叫んでいる。
インドの制服あるあるの茶色いやつも着ている。
つまり車掌さん。
どれ?って聞いたら全然違う場所に停まってるバスだった。
確認もしたけど間違いなさ気。
すぐ出発キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
改めてですが、
道やバスや電車は、聞くのは一人じゃあかんてこと!
北インドでは嘘を言われるし、
南インドでは嘘はつかれなくてももっと良い別の手段が必ずあるから。

こちらの風通し最高な感じの豪華バスで向かいます。
座席も確保!
話がそれすぎてぜんぜん進まないよどないしてくれんのん。
続く。
インド旅行記シーズン2012 その6 アーユルヴェーダ
レストランでデトックスのランチ。
とってもきれいなレストラン。

バナナの葉っぱの上にどんどん運ばれてくる。
食べる順番も決まっている。
バナナ→デーツ→ナッツミルク→野菜スープ→玄米汁
そして次は加熱されていない食べ物がまたドサドサ置かれる。

どんどん運ばれる。

半分加熱した食べ物。
加熱したもの。
最後に手のひらにはちみつ。

ぶっちゃけ味は・・・
味が無い・・・
目黒川沿いに生えてる草の味とベクトルは同じ。
マミーは大絶賛。
体は確かに喜んでいる。
消化を助けて体を整えるらしい。
そして、生姜コーヒーを飲んで書き物なんかをして、
別のお店でチャイを飲んで、
靴屋さんで250円ぐらいのビーサンを購入。
そんなことしてたらすぐ4時間経って、
16時に予約してあったアーユルヴェーダへ徒歩で向かう。
10分ほどの距離だ。
アーユルヴェーダとレストランの情報です。↓
http://sarishibuya.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/12/sanjeevanam.html

サロンというよりは、ほんまにホスピタル。
まずは、診察室へ。
優しそうなドクターが、英語で症状を聞いてくれる。
私は、アレルギー、肩こり、生理痛を訴える。
マミーはぜんそく、風邪のやみあがり、ひざが痛いと。
あと自己中、っていうのも追加した方がええと思うけど。
そしてそれぞれ症状に合わせたオイルを処方してもらって、
アーユルヴェーダへ。
きれいな個室。
若い女の子が2人担当してくれる。
そして
身ぐるみはがされ
じゃなくて、
全裸にされる。
ぜ、
ぜんら・・・
恥ずかしいよー。
裸なんて、裸なんて・・・
き、
生娘なのに!
私!
裸で横たわるのを女に、女に(←ここポイント)見られるなんて、
小2で高倉連合のキックベースの練習の後、
みんなでみゆき湯に行って以来やのに!
そこでサウナで脱水症状なって意識失った以来やのに!
・・・
綾波。
綾波ー。
シンクロ率が・・・
綾波ー・・・
ピアスをはずされて、紙のふんどしをつけられる。
ふんどして。
そして木のベッドへ。
マッサージ開始。
特別に処方された、お茶の様な香りの温かいオイル。
き
きもちええ・・・・
こそばきもち
ええ
きもちええ!
アーユルヴェーダ最高!
さわさわー
さわさわー
さわさわー
こそばい
気持ちい
こそばい
こそばい
こそばい
ぐらいの割合。
チカラ加減としては、普段の私からしたらちょっと物足りないぐらい、とゆーか、
ほんまにゆるゆるな感じ。
ただ2人がかりで左右別れて四本の手で流してもらって、
日本でやったらこれ10000円以上のコース。
で、30分ぐらいかけて顔も頭も全部マッサージして、
シャワーの出ないとこで、
お湯も怪しいぬるい水しかでない洗面所で、
仕方ないから全身タオルでふいて終了。
しめて2人で2100ルピー。
一人1700円ぐらい。
かなり良かった。
ほんま良かった。
ただこの妖怪見たことあるな、ぐらいのベトベトな自分たち。
油谷サリとお母ん。
そしてホテルまでF1ぐらいスピード出すホテルに、リキシャで戻る。
そしたらお湯出ないしドライヤーないしタオルが足りない。
なんやねんここ。
結構高いくせに。
ええのはフロントマンの顔面だけやないか。
まあそれだけで五つ星やけどね。
お部屋変更。
まだ早い時間なので、晩ご飯がてらお散歩。
「私はこれがあるから♡」と日本から持ってきたカロリーメイト的な
全然うらやましくないやつを掲げるお母んをホテルに捨てて、
まずは近くのかっこいいお寺でお祈り。
夕方なのでプジャ中。
プジャとは、毎日夕刻にヒンドゥーの寺院で行われるお祈りタイム。
色鮮やかでとにかく美しいのだ。
それにお香の香りが心地よくて、
例外なく、ウェルカムしてくれる。
そこでおばさんが髪にお花をつけてくれた。
ほんまにインド人優しいわー。
インド人の半分は優しさで、半分は詐称でできてるわー。
残念ながらホテル周りは大したもんがなくて、
チャイだけ飲んで、お腹空きすぎてもうドミノピザで妥協した。

晩ご飯が日本のカロリーメイトであるお母ん、
インドでアメリカっぽいイタリア料理であるピザを食べる自分。
まだ大丈夫、インド旅は始まったばかりだ。
負けないで、もう少し。
とってもきれいなレストラン。

バナナの葉っぱの上にどんどん運ばれてくる。
食べる順番も決まっている。
バナナ→デーツ→ナッツミルク→野菜スープ→玄米汁
そして次は加熱されていない食べ物がまたドサドサ置かれる。

どんどん運ばれる。

半分加熱した食べ物。
加熱したもの。
最後に手のひらにはちみつ。

ぶっちゃけ味は・・・
味が無い・・・
目黒川沿いに生えてる草の味とベクトルは同じ。
マミーは大絶賛。
体は確かに喜んでいる。
消化を助けて体を整えるらしい。
そして、生姜コーヒーを飲んで書き物なんかをして、
別のお店でチャイを飲んで、
靴屋さんで250円ぐらいのビーサンを購入。
そんなことしてたらすぐ4時間経って、
16時に予約してあったアーユルヴェーダへ徒歩で向かう。
10分ほどの距離だ。
アーユルヴェーダとレストランの情報です。↓
http://sarishibuya.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/12/sanjeevanam.html

サロンというよりは、ほんまにホスピタル。
まずは、診察室へ。
優しそうなドクターが、英語で症状を聞いてくれる。
私は、アレルギー、肩こり、生理痛を訴える。
マミーはぜんそく、風邪のやみあがり、ひざが痛いと。
あと自己中、っていうのも追加した方がええと思うけど。
そしてそれぞれ症状に合わせたオイルを処方してもらって、
アーユルヴェーダへ。
きれいな個室。
若い女の子が2人担当してくれる。
そして
身ぐるみはがされ
じゃなくて、
全裸にされる。
ぜ、
ぜんら・・・
恥ずかしいよー。
裸なんて、裸なんて・・・
き、
生娘なのに!
私!
裸で横たわるのを女に、女に(←ここポイント)見られるなんて、
小2で高倉連合のキックベースの練習の後、
みんなでみゆき湯に行って以来やのに!
そこでサウナで脱水症状なって意識失った以来やのに!
・・・
綾波。
綾波ー。
シンクロ率が・・・
綾波ー・・・
ピアスをはずされて、紙のふんどしをつけられる。
ふんどして。
そして木のベッドへ。
マッサージ開始。
特別に処方された、お茶の様な香りの温かいオイル。
き
きもちええ・・・・
こそばきもち
ええ
きもちええ!
アーユルヴェーダ最高!
さわさわー
さわさわー
さわさわー
こそばい
気持ちい
こそばい
こそばい
こそばい
ぐらいの割合。
チカラ加減としては、普段の私からしたらちょっと物足りないぐらい、とゆーか、
ほんまにゆるゆるな感じ。
ただ2人がかりで左右別れて四本の手で流してもらって、
日本でやったらこれ10000円以上のコース。
で、30分ぐらいかけて顔も頭も全部マッサージして、
シャワーの出ないとこで、
お湯も怪しいぬるい水しかでない洗面所で、
仕方ないから全身タオルでふいて終了。
しめて2人で2100ルピー。
一人1700円ぐらい。
かなり良かった。
ほんま良かった。
ただこの妖怪見たことあるな、ぐらいのベトベトな自分たち。
油谷サリとお母ん。
そしてホテルまでF1ぐらいスピード出すホテルに、リキシャで戻る。
そしたらお湯出ないしドライヤーないしタオルが足りない。
なんやねんここ。
結構高いくせに。
ええのはフロントマンの顔面だけやないか。
まあそれだけで五つ星やけどね。
お部屋変更。
まだ早い時間なので、晩ご飯がてらお散歩。
「私はこれがあるから♡」と日本から持ってきたカロリーメイト的な
全然うらやましくないやつを掲げるお母んをホテルに捨てて、
まずは近くのかっこいいお寺でお祈り。
夕方なのでプジャ中。
プジャとは、毎日夕刻にヒンドゥーの寺院で行われるお祈りタイム。
色鮮やかでとにかく美しいのだ。
それにお香の香りが心地よくて、
例外なく、ウェルカムしてくれる。
そこでおばさんが髪にお花をつけてくれた。
ほんまにインド人優しいわー。
インド人の半分は優しさで、半分は詐称でできてるわー。
残念ながらホテル周りは大したもんがなくて、
チャイだけ飲んで、お腹空きすぎてもうドミノピザで妥協した。

晩ご飯が日本のカロリーメイトであるお母ん、
インドでアメリカっぽいイタリア料理であるピザを食べる自分。
まだ大丈夫、インド旅は始まったばかりだ。
負けないで、もう少し。
インド旅行記シーズン2012 その5 チェンナイのここどこ
2012年11月10日
よく寝た。
ほんまによく寝た。
夢も見ないほど熟睡した。
昨日何かあったかな?
トラウマになるほどの、まさかのインドで歌わされる事件なんて、
無いよね?
そんな辛いことが、あるわけないよね?
人はね、悲しい思い出を忘れていかなきゃなんだよ。
楽しかったことだけ、宝物にして、
胸の中を温めて、生きてくんだ。
あの時の切ない恋もほら、今は、良い、思い出♡
とかマジどーでもええわー。
もう最近は物忘れ激し過ぎてとりあえず実家の電話番号とかも知らんわー。
便利な脳みそやわー。
昨夜、ホテル代をカードで払ってあったのにまた払えとか言われたので、
とりあえず安定の、ケンカ。
払ったわアホ!
ボケ!
人でなし!
野菜で言うたら全然栄養ない白っぽい葉っぱみたいなやつ!
マンガで言うたら全然おもろない読み切りの気持ち悪い恋愛もの!
とにかくあほ!
フロントマン「それはそうかもしれないが、エージェントから振り込まれてないんだ。」
知らんがな!!!
で、結局カード番号は控えられたけど、
エージェントにクレーム入れとけ!
と言って、折れずにチェックアウトした。
前日、アガスティアの葉っぱが見つかったので、
二日後に今いるチェンナイから、コルカタへ飛行機を予約してあって、
つまり丸2日余裕があるのだ。
その時は、バスで二時間ほどのマハーバリプラムと言う世界遺産の街と、
そこからさらにバスで、南インド有数の聖地であるカンチープラムへ行こうと決めていた。
ホテルはどうにでもなる。
で、チェンナイのメインバスターミナル、
CMBTつまりチェンナイモフジールバスナーミナスへ。
バス移動を見越してわざわざ近くのホテルにしてあったのだ。
先の先を読む女なのだ。
細木数子より先を読める女なのだ。
ホテルからバスターミナルまでの道路は、
早朝からおもろいほどの渋滞で全く動かない。
本当にDiwaliという祭はやばそうだ。
のでCMBTまで歩いて向かう。
5分ほどで到着。

ちなみにインドでバス移動と言うのは、かなり危険と言うか、
レベルが高くて、そもそも海外でバスってゆうのは普通はしない。
地球の歩き方ってゆうか地球の迷い方にもバスはオススメしないと書いてあるし、
そもそも時刻表なんてなければ英語表記も行き先表記も何も無い。
なんせわけがわからん。
私が要潤の次に愛するインターネットには、
今から向かうマハーバリプラムまで行くのに、
たいがいみんな途中の聞いたこと無い所で降ろされて
タクシーとかで何とかたどり着いた、とある。
普通はちゃんとしたツアーで行くところで、
そもそも日本人はあまり行かない場所。
しかしそこはインドマスター、シブヤサリ。
尋ねる相手だってちゃんと見極める。
そして、聞く相手は必ず三人以上。
一人がそう言ったことは、2人目でだいたい真逆になる。
で、その期待は裏切られることなく、
案内所の優しい女がここだよ、って言ったところで聞いたお兄さんが
違うよあそこだよって言ったところの売店の売り子が
いや違うよあそこだよって言ったバス乗り場の裏側から、
マハーバリプラム行きのバスが出る。
で、汚い、もとい、素敵なエアコン無しバスへ乗り込む。
マハーバリプラム行き。
ほぼ間違いない。
ちゃんと座席も確保!

サリとお母ん、行きまーす!
ATフィールド全開!
出発ー!
渋滞も抜けてすいすい!
車掌にお金も払ったぞー!
で、走ること約15分!
ママが私を出産した時ぐらいの苦しそうな声でささやく。
「さりちゃん…ホコリが無理…」
ATフィールド全壊!
エアコン無しバスってのは、窓が全開なのだ。
日本でもやけども、もちろんインドでもマスク常備かつ、
北島康介の次に肺機能が秀逸である私とは違って、
奈良という無医村の過疎地で暮らすマイマザーには、
インドの劣悪な道路のホコリが無理だったようです。
今からマハーバリプラムに向かうんだよ?
ママ。
どうするの?
「うん、でも苦しいし、ちょっと無理。」
逃げちゃだめだ。
逃げちゃだめだ。
逃げちゃだめだ。
綾波ーーーー!!
じゃなかった。
運転手さーん、降りまーす!
マハーバリプラムまでの料金払ったけど、ここで降りまーす!
う…
うわぁぁぁん!
アホー!
お母さーん!
お母さんに言いつけてやるから!
うちのママはなー、うちのママは、モンスターペアレントやぞ!
PTAの権力振りかざして校長だって黙らせるんやからな!
お前なんかそっこーで先生からも怒ってもらうからな!
わかってんのか!!
ってお母さん…おった…。
あなたが私の母でしたか、これは失礼。
う…うわぁぁぁぁぁん!
予定変更。
見たことない地名のバス停で降りた。
アショクナガ。
どこやねんここ。
とりあえずバス停におる、インド名物、
平日真っ昼間からダベる仕事何しとんねんのインド人おっさんに助けを求める。
私たちね、タクシーに乗りたいの。
エアコンのあるタクシーでね、マハーバリプラムに行きたいの。
金に糸目はつけないの。
お母んが払うから。
リキシャじゃなくてね、窓の閉まる、エアコンカーなの。
呼んで欲しいの。
ほしーの!
→説明しよう。
インドでは、エアコンの有無で電車、果てはレストランまでも料金が変わり、
それがお店の売りになったりするのだ。
A/Cつまりエアーコンディショナーと言う表示がそこここにある。
ホテルなんかでも「A/C」と表示がなければ、
エアコン無しの部屋になる。
とにかくタクシー呼んで!
電話して!
そこは黄色人種の女に弱いインド人、
優しくタクシーを呼んでくれる。
ほんまインド人好きやわー。
優しいわー。
日本では恥ずかしくてチャリ屋で空気入れて、とかも言えない私が、
インドでは平気でタクシー呼んでくれと言えるから不思議だ。
ほんまにインド、生きやすい。
待っている間も、マザーはホコリと車間距離2センチのインド交通に対して、
石原都政に対する社民党党首ばりの嫌悪感を隠さない。
「無理、怖い、苦しい。
そんな移動できない…。」
…
よし。綾波。わかった。
今日はやめよう。
マハーバリプラムもやめとこう。
アーユルヴェーダをやろう。
応用のきく女だから、私。
原発に対しても、ちゃんと多面的に事実を把握してくタイプだし。
だよね、怖いよね、しんどいよね。
オッケー。
…
ええねんええねん。
また来るしインド。
ええねや。
で、結構待たされてやってきたタクシー、
マハーバリプラムってなかなか長距離だし、よっしゃ稼げる!
って鼻息荒くしてきたドライバーに、
すまん、色々行くしチップはずむからマハーバリプラム無し、
ちょっと言うこと聞いて。
ドライバー「お…おう。オッケー…」
まずはチェンナイで残り二泊のホテルを確保。
日本でチェックしてあった空港近くのまあまあ良いホテルへ。
フロントで半泣きで訴える。
予約はね、してないの。
でもね、二泊したいの。
ベッドはね、セパレートなの。ツインなの。
ダブルはだめなの寝れないの。
人と寝れないタイプなの。
他人の寝返りで目が覚めるの。
携帯のぶるぶるとかもだめなのサイレントなの。
そこで優しく迎えてくれたインド人フロントマンがイケメン過ぎて死ぬ。
あの坊主のフロントマンに会いたいので私来年チェンナイ行って来ます。
で、そのままタクシーで、
これまた日本でチェックしてあったアーユルヴェーダのホスピタルへ。
ホテルから10キロも無い、Adyarというところにある、
インド大手のMEDIMIXと言う石鹸メーカーが営む、
本格的なホスピタルだ。
迷いながら、
迷いながら、
その辺のインド人に聞きながら
なんとか到着!

するも、今からお昼休みやから4時間後に来てねと言われる。
なんやねんなんやねん。
な
ん
や
ね
ん
orz
しかし機転利く子ことシブヤサリ。
すぐ近くにそのホスピタル系列のデトックスランチのレストランがあることも調べ済み。
またまた移動して、
期待を裏切られたタクシーにお礼を告げて、
レストランでランチ。
後半へー続く。
よく寝た。
ほんまによく寝た。
夢も見ないほど熟睡した。
昨日何かあったかな?
トラウマになるほどの、まさかのインドで歌わされる事件なんて、
無いよね?
そんな辛いことが、あるわけないよね?
人はね、悲しい思い出を忘れていかなきゃなんだよ。
楽しかったことだけ、宝物にして、
胸の中を温めて、生きてくんだ。
あの時の切ない恋もほら、今は、良い、思い出♡
とかマジどーでもええわー。
もう最近は物忘れ激し過ぎてとりあえず実家の電話番号とかも知らんわー。
便利な脳みそやわー。
昨夜、ホテル代をカードで払ってあったのにまた払えとか言われたので、
とりあえず安定の、ケンカ。
払ったわアホ!
ボケ!
人でなし!
野菜で言うたら全然栄養ない白っぽい葉っぱみたいなやつ!
マンガで言うたら全然おもろない読み切りの気持ち悪い恋愛もの!
とにかくあほ!
フロントマン「それはそうかもしれないが、エージェントから振り込まれてないんだ。」
知らんがな!!!
で、結局カード番号は控えられたけど、
エージェントにクレーム入れとけ!
と言って、折れずにチェックアウトした。
前日、アガスティアの葉っぱが見つかったので、
二日後に今いるチェンナイから、コルカタへ飛行機を予約してあって、
つまり丸2日余裕があるのだ。
その時は、バスで二時間ほどのマハーバリプラムと言う世界遺産の街と、
そこからさらにバスで、南インド有数の聖地であるカンチープラムへ行こうと決めていた。
ホテルはどうにでもなる。
で、チェンナイのメインバスターミナル、
CMBTつまりチェンナイモフジールバスナーミナスへ。
バス移動を見越してわざわざ近くのホテルにしてあったのだ。
先の先を読む女なのだ。
細木数子より先を読める女なのだ。
ホテルからバスターミナルまでの道路は、
早朝からおもろいほどの渋滞で全く動かない。
本当にDiwaliという祭はやばそうだ。
のでCMBTまで歩いて向かう。
5分ほどで到着。

ちなみにインドでバス移動と言うのは、かなり危険と言うか、
レベルが高くて、そもそも海外でバスってゆうのは普通はしない。
地球の歩き方ってゆうか地球の迷い方にもバスはオススメしないと書いてあるし、
そもそも時刻表なんてなければ英語表記も行き先表記も何も無い。
なんせわけがわからん。
私が要潤の次に愛するインターネットには、
今から向かうマハーバリプラムまで行くのに、
たいがいみんな途中の聞いたこと無い所で降ろされて
タクシーとかで何とかたどり着いた、とある。
普通はちゃんとしたツアーで行くところで、
そもそも日本人はあまり行かない場所。
しかしそこはインドマスター、シブヤサリ。
尋ねる相手だってちゃんと見極める。
そして、聞く相手は必ず三人以上。
一人がそう言ったことは、2人目でだいたい真逆になる。
で、その期待は裏切られることなく、
案内所の優しい女がここだよ、って言ったところで聞いたお兄さんが
違うよあそこだよって言ったところの売店の売り子が
いや違うよあそこだよって言ったバス乗り場の裏側から、
マハーバリプラム行きのバスが出る。
で、汚い、もとい、素敵なエアコン無しバスへ乗り込む。
マハーバリプラム行き。
ほぼ間違いない。
ちゃんと座席も確保!

サリとお母ん、行きまーす!
ATフィールド全開!
出発ー!
渋滞も抜けてすいすい!
車掌にお金も払ったぞー!
で、走ること約15分!
ママが私を出産した時ぐらいの苦しそうな声でささやく。
「さりちゃん…ホコリが無理…」
ATフィールド全壊!
エアコン無しバスってのは、窓が全開なのだ。
日本でもやけども、もちろんインドでもマスク常備かつ、
北島康介の次に肺機能が秀逸である私とは違って、
奈良という無医村の過疎地で暮らすマイマザーには、
インドの劣悪な道路のホコリが無理だったようです。
今からマハーバリプラムに向かうんだよ?
ママ。
どうするの?
「うん、でも苦しいし、ちょっと無理。」
逃げちゃだめだ。
逃げちゃだめだ。
逃げちゃだめだ。
綾波ーーーー!!
じゃなかった。
運転手さーん、降りまーす!
マハーバリプラムまでの料金払ったけど、ここで降りまーす!
う…
うわぁぁぁん!
アホー!
お母さーん!
お母さんに言いつけてやるから!
うちのママはなー、うちのママは、モンスターペアレントやぞ!
PTAの権力振りかざして校長だって黙らせるんやからな!
お前なんかそっこーで先生からも怒ってもらうからな!
わかってんのか!!
ってお母さん…おった…。
あなたが私の母でしたか、これは失礼。
う…うわぁぁぁぁぁん!
予定変更。
見たことない地名のバス停で降りた。
アショクナガ。
どこやねんここ。
とりあえずバス停におる、インド名物、
平日真っ昼間からダベる仕事何しとんねんのインド人おっさんに助けを求める。
私たちね、タクシーに乗りたいの。
エアコンのあるタクシーでね、マハーバリプラムに行きたいの。
金に糸目はつけないの。
お母んが払うから。
リキシャじゃなくてね、窓の閉まる、エアコンカーなの。
呼んで欲しいの。
ほしーの!
→説明しよう。
インドでは、エアコンの有無で電車、果てはレストランまでも料金が変わり、
それがお店の売りになったりするのだ。
A/Cつまりエアーコンディショナーと言う表示がそこここにある。
ホテルなんかでも「A/C」と表示がなければ、
エアコン無しの部屋になる。
とにかくタクシー呼んで!
電話して!
そこは黄色人種の女に弱いインド人、
優しくタクシーを呼んでくれる。
ほんまインド人好きやわー。
優しいわー。
日本では恥ずかしくてチャリ屋で空気入れて、とかも言えない私が、
インドでは平気でタクシー呼んでくれと言えるから不思議だ。
ほんまにインド、生きやすい。
待っている間も、マザーはホコリと車間距離2センチのインド交通に対して、
石原都政に対する社民党党首ばりの嫌悪感を隠さない。
「無理、怖い、苦しい。
そんな移動できない…。」
…
よし。綾波。わかった。
今日はやめよう。
マハーバリプラムもやめとこう。
アーユルヴェーダをやろう。
応用のきく女だから、私。
原発に対しても、ちゃんと多面的に事実を把握してくタイプだし。
だよね、怖いよね、しんどいよね。
オッケー。
…
ええねんええねん。
また来るしインド。
ええねや。
で、結構待たされてやってきたタクシー、
マハーバリプラムってなかなか長距離だし、よっしゃ稼げる!
って鼻息荒くしてきたドライバーに、
すまん、色々行くしチップはずむからマハーバリプラム無し、
ちょっと言うこと聞いて。
ドライバー「お…おう。オッケー…」
まずはチェンナイで残り二泊のホテルを確保。
日本でチェックしてあった空港近くのまあまあ良いホテルへ。
フロントで半泣きで訴える。
予約はね、してないの。
でもね、二泊したいの。
ベッドはね、セパレートなの。ツインなの。
ダブルはだめなの寝れないの。
人と寝れないタイプなの。
他人の寝返りで目が覚めるの。
携帯のぶるぶるとかもだめなのサイレントなの。
そこで優しく迎えてくれたインド人フロントマンがイケメン過ぎて死ぬ。
あの坊主のフロントマンに会いたいので私来年チェンナイ行って来ます。
で、そのままタクシーで、
これまた日本でチェックしてあったアーユルヴェーダのホスピタルへ。
ホテルから10キロも無い、Adyarというところにある、
インド大手のMEDIMIXと言う石鹸メーカーが営む、
本格的なホスピタルだ。
迷いながら、
迷いながら、
その辺のインド人に聞きながら
なんとか到着!

するも、今からお昼休みやから4時間後に来てねと言われる。
なんやねんなんやねん。
な
ん
や
ね
ん
orz
しかし機転利く子ことシブヤサリ。
すぐ近くにそのホスピタル系列のデトックスランチのレストランがあることも調べ済み。
またまた移動して、
期待を裏切られたタクシーにお礼を告げて、
レストランでランチ。
後半へー続く。