インド旅行記シーズン2012 その5 チェンナイのここどこ | O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

インド旅行記シーズン2012 その5 チェンナイのここどこ

2012年11月10日

よく寝た。

ほんまによく寝た。
夢も見ないほど熟睡した。

昨日何かあったかな?
トラウマになるほどの、まさかのインドで歌わされる事件なんて、
無いよね?

そんな辛いことが、あるわけないよね?

人はね、悲しい思い出を忘れていかなきゃなんだよ。
楽しかったことだけ、宝物にして、
胸の中を温めて、生きてくんだ。

あの時の切ない恋もほら、今は、良い、思い出♡

とかマジどーでもええわー。

もう最近は物忘れ激し過ぎてとりあえず実家の電話番号とかも知らんわー。

便利な脳みそやわー。

昨夜、ホテル代をカードで払ってあったのにまた払えとか言われたので、
とりあえず安定の、ケンカ。

払ったわアホ!
ボケ!
人でなし!
野菜で言うたら全然栄養ない白っぽい葉っぱみたいなやつ!
マンガで言うたら全然おもろない読み切りの気持ち悪い恋愛もの!
とにかくあほ!

フロントマン「それはそうかもしれないが、エージェントから振り込まれてないんだ。」

知らんがな!!!

で、結局カード番号は控えられたけど、
エージェントにクレーム入れとけ!
と言って、折れずにチェックアウトした。

前日、アガスティアの葉っぱが見つかったので、
二日後に今いるチェンナイから、コルカタへ飛行機を予約してあって、
つまり丸2日余裕があるのだ。

その時は、バスで二時間ほどのマハーバリプラムと言う世界遺産の街と、
そこからさらにバスで、南インド有数の聖地であるカンチープラムへ行こうと決めていた。

ホテルはどうにでもなる。

で、チェンナイのメインバスターミナル、
CMBTつまりチェンナイモフジールバスナーミナスへ。

バス移動を見越してわざわざ近くのホテルにしてあったのだ。

先の先を読む女なのだ。

細木数子より先を読める女なのだ。

ホテルからバスターミナルまでの道路は、
早朝からおもろいほどの渋滞で全く動かない。

本当にDiwaliという祭はやばそうだ。

のでCMBTまで歩いて向かう。

5分ほどで到着。

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ちなみにインドでバス移動と言うのは、かなり危険と言うか、
レベルが高くて、そもそも海外でバスってゆうのは普通はしない。

地球の歩き方ってゆうか地球の迷い方にもバスはオススメしないと書いてあるし、
そもそも時刻表なんてなければ英語表記も行き先表記も何も無い。
なんせわけがわからん。

私が要潤の次に愛するインターネットには、
今から向かうマハーバリプラムまで行くのに、
たいがいみんな途中の聞いたこと無い所で降ろされて
タクシーとかで何とかたどり着いた、とある。

普通はちゃんとしたツアーで行くところで、
そもそも日本人はあまり行かない場所。

しかしそこはインドマスター、シブヤサリ。

尋ねる相手だってちゃんと見極める。

そして、聞く相手は必ず三人以上。
一人がそう言ったことは、2人目でだいたい真逆になる。

で、その期待は裏切られることなく、
案内所の優しい女がここだよ、って言ったところで聞いたお兄さんが
違うよあそこだよって言ったところの売店の売り子が
いや違うよあそこだよって言ったバス乗り場の裏側から、
マハーバリプラム行きのバスが出る。

で、汚い、もとい、素敵なエアコン無しバスへ乗り込む。
マハーバリプラム行き。
ほぼ間違いない。

ちゃんと座席も確保!

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サリとお母ん、行きまーす!

ATフィールド全開!

出発ー!

渋滞も抜けてすいすい!

車掌にお金も払ったぞー!

で、走ること約15分!

ママが私を出産した時ぐらいの苦しそうな声でささやく。

「さりちゃん…ホコリが無理…」




ATフィールド全壊!

エアコン無しバスってのは、窓が全開なのだ。

日本でもやけども、もちろんインドでもマスク常備かつ、
北島康介の次に肺機能が秀逸である私とは違って、
奈良という無医村の過疎地で暮らすマイマザーには、
インドの劣悪な道路のホコリが無理だったようです。

今からマハーバリプラムに向かうんだよ?
ママ。

どうするの?

「うん、でも苦しいし、ちょっと無理。」

逃げちゃだめだ。
逃げちゃだめだ。
逃げちゃだめだ。

綾波ーーーー!!

じゃなかった。
運転手さーん、降りまーす!

マハーバリプラムまでの料金払ったけど、ここで降りまーす!





う…




うわぁぁぁん!
アホー!
お母さーん!
お母さんに言いつけてやるから!
うちのママはなー、うちのママは、モンスターペアレントやぞ!
PTAの権力振りかざして校長だって黙らせるんやからな!
お前なんかそっこーで先生からも怒ってもらうからな!
わかってんのか!!

ってお母さん…おった…。
あなたが私の母でしたか、これは失礼。


う…うわぁぁぁぁぁん!

予定変更。

見たことない地名のバス停で降りた。

アショクナガ。

どこやねんここ。

とりあえずバス停におる、インド名物、
平日真っ昼間からダベる仕事何しとんねんのインド人おっさんに助けを求める。

私たちね、タクシーに乗りたいの。
エアコンのあるタクシーでね、マハーバリプラムに行きたいの。
金に糸目はつけないの。
お母んが払うから。
リキシャじゃなくてね、窓の閉まる、エアコンカーなの。
呼んで欲しいの。

ほしーの!

→説明しよう。
インドでは、エアコンの有無で電車、果てはレストランまでも料金が変わり、
それがお店の売りになったりするのだ。

A/Cつまりエアーコンディショナーと言う表示がそこここにある。
ホテルなんかでも「A/C」と表示がなければ、
エアコン無しの部屋になる。

とにかくタクシー呼んで!
電話して!

そこは黄色人種の女に弱いインド人、
優しくタクシーを呼んでくれる。

ほんまインド人好きやわー。
優しいわー。

日本では恥ずかしくてチャリ屋で空気入れて、とかも言えない私が、
インドでは平気でタクシー呼んでくれと言えるから不思議だ。
ほんまにインド、生きやすい。

待っている間も、マザーはホコリと車間距離2センチのインド交通に対して、
石原都政に対する社民党党首ばりの嫌悪感を隠さない。

「無理、怖い、苦しい。
そんな移動できない…。」



よし。綾波。わかった。
今日はやめよう。
マハーバリプラムもやめとこう。

アーユルヴェーダをやろう。

応用のきく女だから、私。

原発に対しても、ちゃんと多面的に事実を把握してくタイプだし。

だよね、怖いよね、しんどいよね。

オッケー。



ええねんええねん。

また来るしインド。
ええねや。

で、結構待たされてやってきたタクシー、
マハーバリプラムってなかなか長距離だし、よっしゃ稼げる!
って鼻息荒くしてきたドライバーに、
すまん、色々行くしチップはずむからマハーバリプラム無し、
ちょっと言うこと聞いて。

ドライバー「お…おう。オッケー…」

まずはチェンナイで残り二泊のホテルを確保。

日本でチェックしてあった空港近くのまあまあ良いホテルへ。

フロントで半泣きで訴える。
予約はね、してないの。
でもね、二泊したいの。
ベッドはね、セパレートなの。ツインなの。
ダブルはだめなの寝れないの。
人と寝れないタイプなの。
他人の寝返りで目が覚めるの。
携帯のぶるぶるとかもだめなのサイレントなの。

そこで優しく迎えてくれたインド人フロントマンがイケメン過ぎて死ぬ。
あの坊主のフロントマンに会いたいので私来年チェンナイ行って来ます。

で、そのままタクシーで、
これまた日本でチェックしてあったアーユルヴェーダのホスピタルへ。

ホテルから10キロも無い、Adyarというところにある、
インド大手のMEDIMIXと言う石鹸メーカーが営む、
本格的なホスピタルだ。

迷いながら、
迷いながら、
その辺のインド人に聞きながら
なんとか到着!

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するも、今からお昼休みやから4時間後に来てねと言われる。

なんやねんなんやねん。











orz


しかし機転利く子ことシブヤサリ。

すぐ近くにそのホスピタル系列のデトックスランチのレストランがあることも調べ済み。

またまた移動して、
期待を裏切られたタクシーにお礼を告げて、
レストランでランチ。

後半へー続く。