エム・オー・エー美術館と読みます。
宗教法人世界救世教が所有運営する美術館で、後でレポートする国宝3件も所有しています。
大阪からだと結構時間かかるんですね(^o^;)3時間以上かかりました。
のぞみ→こだまと乗り継ぎ、JR熱海駅で下車。バスでMOA美術館へ向かいます。
距離的にはそう遠くはありませんが、なんといっても山の上にある美術館なので、さすがに歩いてはしんどそう(^o^;)
現在、MOA美術館では3/17まで"名品展 国宝「紅白梅図屏風」"が開催中です。
その中で、MOA美術館が保有する3件の国宝すべてが展示されています。
・国宝 紙本金地著色 紅白梅図 尾形光琳
・国宝 手鑑 翰墨城
・国宝 色絵藤花文茶壺 野々村仁清
分かりやすく、国宝は第2室にまとまって展示されていました。
では、さっそくレポートします(^o^)
・国宝 紙本金地著色 紅白梅図 尾形光琳
名前や作者は知らずとも、誰もが一度は目にした事がありますよねぇ~
左隻の白梅は、屏風からはみ出ることで画面全体がより広く感じられます。
そして、川の水面を表す"渦巻き"の表現!
素晴らしい!
今は黒いですが、元々この川は銀色で描かれていたそうです。金地に銀とゴージャスだったんですねー
・国宝 手鑑 翰墨城
手鑑(てかがみ)翰墨城(かんぼくじょう)と読みます。
手鑑というのは、色んな字の上手い人の書いた"書"のスクラップブックです。
これを眺めて楽しんだり、字を書くときの手本にしたそうです。
以前、京博で見た"藻塩草"、未見の"見ぬ世の友"と併せて、三大手鑑と呼ばれているそうですよ。
厚紙を蛇腹状に繋げ、そこに能書家の筆を張り付けてあります。
MOA美術館は写真撮影OKなので、展示の一部を貼り付けましょう。
↑伝 菅原道真。菅公はやはり漢詩ですね(^_^)
↑伝 紀貫之。土佐日記の作者で、勅撰和歌集に最多採用された和歌界のレジェンドっすね。
・国宝 色絵藤花文茶壺 野々村仁清
そう言われてみると、なんだか共通性がありますね(^o^)
その他の展示としては、重文の三十六歌仙絵の平兼盛、重文 絵因果経断簡や、再現された信長の黄金の茶室など、見処たっぷりでした(^_^)/~~