佐野美術館で国宝刀剣を見るっ! | 死ぬまでにすべての国宝を肉眼で見る

死ぬまでにすべての国宝を肉眼で見る

2023年12月現在の国宝の総数1,137件。そのうち、美術工芸品906件。これをすべて肉眼で見ようという計画です。関西中心の情報をお届けします。

MOA美術館に続き、JR熱海から二駅、JR三島駅へ移動しました(^-^)/
向かうは、佐野美術館
JR三島駅から私の足で17分ほど歩きます。少し遠いように思えますが、道程は平坦なので、天気が良ければ歩いていくのがお勧めです(^_^)
↑程なく見えてきました(^o^)こちらが入り口。
梅の咲く庭園を抜けると、
リアル刀剣女子の聖地"佐野美術館"です(^o^)
佐野美術館は刀剣の所蔵の多い美術館です。所有する国宝は1件ですが、薙刀です。
所有する刀剣の幾つかが、オンラインシミュレーションゲーム「刀剣乱舞」に実装されているので、割りと早い時期からコラボを始めています。
最近、その成功にあやかって各地の博物館・美術館・寺社がコラボしていますが、そのはしりではないでしょうか?
↑館内に入ると、刀剣男子たちがお出迎えf(^_^;


さて現在、佐野美術館では「名刀への道」と銘打った展覧会を2/16まで実施中。

佐野美術館が所有する、

と、文化庁の所有する、
が展示されていました。


では、さっそくレポートします(^o^)


佐野美術館が保有する唯一の国宝。薙刀(なぎなた)です。
鎌倉時代の薙刀ですが、この時代、薙刀はよく実戦に使われたため、残っていること自体が非常に珍しいそうです(^o^;)
私も、薙刀の国宝は初めて見ました。
しかも、キレイな状態で残っています。



平安時代の作。太刀なので、刃を下にして展示されています。
正恒(まさつね)は、古備前の中で、友成と並ぶ代表的な刀工です。
面倒なことに、国宝の中にまったく同名の"太刀 銘 正恒"がもう一振り存在しています。こちらは目釘穴一つの方です。
よく磨かれていて、銀色に輝いています(^o^)
刃文は一見すると、まっすぐに出る"直刃(すぐは)"に見えますが、良く見ると小さく乱れています。
"はばき"には、五三の桐が刻まれています。

名刀への道」は、古墳時代の古刀から打刀への変遷を多数の展示品で解説していました。(最近このテーマの展示会多いな…)
平日に訪問したのですが、拝観者の8割りは女性でした(^o^;)
帰りは、庭を散策して帰りましたよ。
この日は温かく、園内の梅も満開でした\(^o^)/
ピンクでキレイ…これは桜かな?