LINEアカウントを複数端末で共有する
【Androidタブレットをスマホ化⑤】
■シリーズ目次
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①AppleのデータをAndroidで共有
②海外製Android LTEタブレットを選ぶ
③AppleカレンダーをAndroidで共有する
④AppleメモをAndroidで共有する
⑤LINEアカウントを複数端末で共有する(本記事)
⑥050Plusを利用する
⑦AndroidでAirDropの代用は?
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さて、今回は「LINEアカウントを複数端末で共有する」編です。
今までスマホのLINEアカウントをPCやタブレットで共有使用していなかった方は、ぜひ今回の内容にチャレンジしてください。とても便利になりますよ!
🔸LINEアカウントを複数端末で共有する「設定のしかた」だけ知りたい方は、下の方の「設定のしかた・・操作方法」以下をご覧ください。
「複数端末で共有」ってどういう意味?
今回の「LINEアカウントを複数端末で共有する」の意味について、簡単に説明しておきますね。
皆さん、スマホ(Android、iPhone)を購入すると、大抵の方はスマホでLINEアカウントを作ってLINEを利用します。LINEアカウントを作る作業には、自分の電話番号やメールアドレスを登録した上で、この登録する電話番号が正しいことを確認するためSMSに確認コードが送られてきたり‥といった作業を行なったはずです。
つまり、あなたが作って使用しているLINEアカウントは、あなたのスマホの電話番号をキーとして登録されており、メールアドレスとも紐付けされています。
そして、あなたがもし仕事の連絡などLINEで長文を読み書きしようとした時、長文を扱い慣れているPCやタブレットで「スマホでのやり取り」の続きを行ないたいと考えたとします。
もしPCやタブレットからもスマホで使っているのと同じアカウントでLINEに入れたら、こうしたことが可能になります。
ここでは、こうした状況を想定しています。
これとは異なり、例えばAさんのスマホで使っているLINEの内容をBさんのスマホからも読み書きできたり、グループのメンバー全員が同じLINEのアカウントに入れるようにしたり、といった「電話番号とLINEアカウントが1対1で結びついていない状況」は「なりすまし」が可能となるためLINEでは固く禁止されており、こうした2台以上の端末から一つのアカウントを利用することを禁じる様々な手段を講じています。
では、本当に複数台の端末から一つのLINEアカウントを使用することは無理なのでしょうか?
結論:「LINEアカウントを複数端末で共有」は特定条件下で可能!
そうなんです。もちろん主旨に反しないよう条件はありますが可能です。
ただし、LINEの基本ルールから外れる考え方は許されないのでご注意ください。
LINEの基本ルール
(1)1つの電話番号に対して1つのLINEアカウントが結びついている
(2)同じ電話番号から2つのLINEアカウントを作ることはできない
(3)1つのLINEアカウントを複数台の端末から使うことはできない
ただし(3)については、LINEヘルプセンターQ&Aにて以下のように記載されています。従って、この方法はLINEが認めている合法的なやり方なので、積極的に使っていきたいと思います。
アカウント共有に関するポイント
①メインのスマホがAndroidかiPhoneのいずれであっても、PC版
LINEとiPad版LINEでスマホと同一のアカウントが使用できる
②PC版LINEとiPad版LINEから同一のアカウントを使用する際は
「電話番号ログイン」や「アカウントの新規登録」を行なわな
いで、「メールアドレスによるログイン」を行なう
③2台のスマホから同一アカウントにログインしようとすると、
どちらかの端末で設定が上書き(削除)され、履歴等が無く
なってしまう
※LINEでは、Androidタブレットはスマホとして扱われる
④スマホ、iPad、PCのうち複数から同時に同一アカウントに
アクセスすると、スマホ<iPad<PCという優先順位で通知や
反映がなされる
⑤複数台のPCにLINEをセットアップすることは可能だが、同一
アカウントに複数PCから同時にアクセスするとどちらかが
ログアウトされるため、同時利用はできない
以下に、機種別に同一アカウント使用が可能かどうかをまとめました。
参考にしてください。
同一アカウントの機種別使用可否
設定のしかた・・操作方法
Step1 メインスマホでの操作
電話番号SIMを挿入しているメインのスマホ(iPhoneやAndroidスマホ、Androidタブレット)で以下の操作を行ないます。
これは、Step2, Step3 いずれの操作を行なう場合も必須の作業となります。
●LINEアプリから「 設定 - アカウント」 と開き、「ログイン許可」をonにする
これで、他の端末からのアクセスが可能となります
Step2 iPadでの操作
注意:途中で必要になるので、メインのスマホを手元に置いて作業を行なってください。
●LINEを起動し、スマートフォン版LINEで設定している「メールアドレス」と「パスワード」でログインする。
●入力すると本人確認の為の認証コードがiPad側に表示されるので表示されている認証コードをiPhone側で入力する。
●認証コードを入力し終えると、iPad側で友だち情報の同期が開始され、ログインが完了する。
●ログインが完了するとiPhoneのLINEにも通知が届きます。これでiPadとiPhone(またはAndroid端末)の両方でトークなどを閲覧することが出来るようになります。
※メインのスマホが iPhone、Androidどちらの場合でも、iPadではこの操作を行なうことにより、LINEアカウントの共有を行なうことができます。一方、メインのスマホが iPhone、Android端末のどちらの場合でも、Androidタブレットでこの操作を行なうと、Androidタブレットがスマホと認識されることにより、操作を完了することはできません。
Step3 PCでの操作
注意:途中で必要になるので、メインのスマホを手元に置いて作業を行なってください。
●iPad版同様、LINEアプリを起動し「メールアドレス」と「パスワード」でログインします。
●ログインすると本人確認の認証コードがパソコン側に表示されているので、この認証コードをiPhone側で入力します。
●入力を終えるとパソコン側で同期が開始されログインが完了します。そしてログインが完了するとiPhone側に通知が届き使用することが出来るようになります。
●パソコンの場合は、一度ログインすると他のパソコンではログインが出来ないので同時にログインしないよう気をつけてください。
→こうして、メインのスマホ、iPad、PCで同じLINEアカウントのデータを読み書きできるようになったはずです。
私の場合
私自身は、現在下記の2つのいずれかのパターンで日常的にアカウントを共有しています。友人からのトークなどについて、閲覧や返信が非常に楽になりました。
① iPhone(メイン) + iPad + PC(Mac)
② Androidタブレット(メイン) + iPad + PC(Mac)
今回のまとめ
既に国民の基本インフラと言っても良いほど普及しているLINEですが、アカウントを共有して複数端末で利用している方は、意外に少ないように感じます。
以前のLINEでは頑なに1アカウント=1端末という考えが強かったため、それは仕方のないものだというイメージが染み付いているからかもしれません。
しかしながら、今回ご紹介した方法は LINEの合法的な活用方法です。
使わないなんて勿体ないので、ぜひトライしてみてください!!