ケニアは町中を歩けば命の危険があるとのことで
サファリばかりを予定していた。
しかし、我々の旅程計画は、相当の悪手だった。
ケニアにはサファリができる国立保護区、国立公園がたくさんある。
なかでも有名なのは
・マサイマラ
マサイ族もいて、タンザニア国境のあたりの広大な ザ・サバンナ。ヌーの大移動もある。バルーンサファリができる。
・アンボセリ
キリマンジャロ山見ながらサファリできる。サバンナってより緑多き山のサファリ。
・ナクル
フラミンゴで有名な湖。←かつての話。今はエレメンタイタ湖にいる
道はアスファルトが切れて穴ぼこだらけだから
いろんなところを移動するのは疲れる。
（ナイロビ～マサイマラはすごく良くなっていた）
ただでさえ、国立公園内のロッジ（超高い）に泊まって
朝夕のゲームドライブするだけでも
舗装のない道を揺られてゆくため辟易するっつーのに。
（腹筋つきそうです（笑））
ケニアの国土は広いから、あまりあちこち移動するのは疲れる。
何しろ動物がイチバン豊富なマサイマラで何日も待ち伏せして
ヒョウが見られたら…（前回も見られなかった）
と目論んで、マサイマラを4日間にした。
つっても、ナイロビ到着日はナイロビ泊、
ナイロビ～マサイマラは半日かかる。
日本からの移動は、マサイマラまで2日間だ。
計11日間だけど、中７日間だ。
7日のうち、４日もの日程をマサイマラに据えた。
ところが！行ってみると…
●動物があまりいない…
なにやら、14年前と比べて動物が少ない。
朝夕の動物が活発な時間にゲームドライブができないから？？
でも、気球から見た感じも少ないよな…
（気球ってのは、外気が冷たく、バーナーの熱気が温かいから上がるので、夜明け前からとか、冬にやるものなのだ。）
（だから朝の動物の状況は確認できたわけで）
●セレンゲティに行っちゃった説
そこでガイドさんに聞いたら、そもそもマサイマラが近頃イケてないのだということが判明したのだった…
隣接するセレンゲティやンゴロンゴロに動物たちは行っちゃった説。
（どちらもタンザニア）
悲し…
●ヌーは死ぬほど見られたけどね
ヌーがセレンゲティから大移動してきてた時期だったんで、
ヌー祭りだったけどね。
（マラ川渡るところは、見られていない）
具体的には、ダチョウ、チーター、ライオン、ゾウ、バッファローが少なかった…
前は、そんなんゴロゴロいたよ。
ケニアにおいては普通と思ってた。
豊かだったのね、今となっては。
ヌーとシマウマとインパラしかいないと、
まあ、つまらないよな。
昼間の暑い時間は動物も休んでて、活発じゃないのよ！
●メインのマサイマラから遠いホテル…
国立保護区の中には、めちゃくちゃラグジュアリーなホテルが多くある。
（ゲートのそばにもそこそこある）
しかし我々は、国立保護区内のホテルがとれず。
マラトライアングルのホテル1泊
（マサイマラ国立保護区のゲートから２時間かかる）
マサイマラ外のホテル３泊
（マサイマラのゲートから１時間半かかる）
となってしまった。
往復したら４時間とかやで…
厳しいわ！
●朝夕のゲームドライブができない
どのホテルからも遠すぎて、朝（6時〜）夕（17時〜）のゲームドライブ（サファリのこと）ができない。
動物の活発な時間って朝夕なんだよ…
●ゲームドライブは昼間。長時間
ってことは、９時にお弁当を持ってホテルを出て、昼間に長めにゲームドライブ（サファリ）することになるのだ。
長時間ってツライ。
（だからといって閑散とする時間帯に短時間1回だけじゃ足りない）
事情がわからないと伝わらない（ごめん）悪ブッキング！
ガイドさんドン引き。
/ / / / /
旅にハプニングはつきもの。
●めっちゃ高いロッジ
マラトライアングルのホテル…マラ・エンガイ
国立公園内のロッジは、総じてすんごく高くてラグジュアリーなんだけど
我々のマラ・エンガイはさらに高かった…
一人一泊13万くらいだった。
相見積もりに時間がかかったせいで、
予約が取れなかったからだ。
普通のマラ・ソパ とか セレナかなら、６万くらいだったろうに。
エンガイから翌日のホテル、アイトン・クレーターハウスまでは
4時間ほどかかった。
ゲームドライブしながら、一日がかりだった。
●バカ高い入場料、追加でとられる
マラトライアングルからマサイマラ国立保護区内を通って
マサイマラ外のホテルに行くとき、
サファリしましたよね？
と因縁をつけられ、入場料をとられてしまった。
昨今、国立公園の入場料はバカ高く、
一人一日2万かかるのだ。
一日８万なんだけど、このときはそれにプラスして8万。
ち～～ん。
ケニアの警察は権力をかさに、しょっちゅう賄賂要求するし、
国立保護区のレンジャーも同じ。
彼らがそう言いだしたら、交渉の余地などないのだ。
まあ、カネで済むトラブルなら仕方がないと思おう。
これは厄落とし…
これも良い思い出。
マラトライアングルのゲート前で、
ガイド「ちょっと待っててください…困ったな…」
と往生した我々。
聞けば、そのような費用を要求され困り果て、
ツアー会社に連絡とれず、待っているという。
そんなカネ、ガイドさんが被るわけにもいかない。
そして会社と連絡がとれても、
このカネを払わないで済むということはないだろう…
「もう払って行こうよ…うち払うよ…」
ってことで、解決…
●人生サイアクの石ゴロゴロ道、毎日３時間…
マサイマラ外のホテル、アイトンクレータハウスに行く1.5時間は、
・イギリス人の所有する？私立保護区、
・ケニア人の有志の所有する？私立保護区、
・金持ちのマサイの牧場、マサイの町
これらを通っていくんだけど、
道は舗装されていない。
だけじゃなく、道の材料がすんごいガレキのような５～10㎝大の石なのだ。
（土よりマシなのかな？？今回雨期でもないのに雨ばかりだった）
車体に石がビシバシ当たるし、
タイヤも傷んで替える羽目になったそうだ。
私立保護区って、たまにキリンやシマウマやサイはいるけれど
キホンは牧畜の風景だ。
ゲームドライブ（サファリ）がてら、にはならない。
道が悪いうえに国立保護区に遠いんじゃ、なぁ。
悪手だよ！
毎日毎日何時間もこの悪路にアクロバティックに揺られ
体幹は鍛えられたかもしれない…
●悪路は極まれり…急峻なクレーター
実は我々は、ロソクワンというロッジに泊まる予定だったんだけど
なんと数日前にキッチンから火事が出て泊まれなくなった。
かわりに同じ経営母体の アイトンクレーター に泊まった。
そこまでの1時間半の悪路の末、
めっちゃわかりづらい分岐路に入ってからが悪路クライマックス。
隕石陥没？噴火口？の頂点への急峻な道を登る。
（ガイドさんよく登れたな…
客載せて横転したら͡コトだからトト初日はホテルの車で登った）
（もちろんガイドさんの車だって４WDだがランクルじゃダメか）
（ロソクワンはアイトンよりさらに遠かった）
（義経の一ノ谷ヒヨドリ越えかっつ～～の）
その分360度の絶景だったけどな…！
●ディズニーランドにあるようなゴシックハウス？？
その夕方も、我々の進行方向には黒い雲がたちこめて…
朝チェックアウトしてからゲームドライブし、
マサイマラ国立保護区を出てから2時間…
迷いに迷った末に着いた崖の上のホテルは、
石造りのもんのすごいクラシカルなホテルだった。
ケニアはイギリス文化の影響色濃く、
そもそもが ホテルもロッジも薄暗い。
いやめっちゃ暗い。
本なんて読めないぜ！
雨も降りだして冷えてきて、牢屋みたいでコワイ！
クッションカバーや刺繍のお姫様の絵、
やめてくれ…
ディズニーランドみたいなゴシックハウスやんけ！！
（ホグワーツほどではない(笑)）
ガイドさんは
「クラシカルっていうか、古いよ！！
なんでもっと普通のロッジみたいなのにしないの？？」
とドン引きしていた…
（この旅程の悪手に呆れており、極めつけこれかよ！というかんじだった）
「ロッジ今からでも変えられないか、会社に頼んであげるね！」
（私からも日本のツアー会社に頼んだ）
●しかし晴れると気持ちの良いホテルなのだった…
●スタッフさんがラブリーすぎて、子供が激しく懐いた！
部屋数は２人部屋が8室くらいありそうだけど、
ここはキホン、1グループの貸し切り宿のようだった。
姉妹ホテルのロソクワンが火事だからこちらに泊まることになったんだけど
予約なかったってことかな…？
この貸し切りってのが、小５ムスコにはよくて
スタッフさんが楽しくて…
結局我々はアイトンクレーターハウス自体は大好きになり、
クルーの皆さんとものすごく仲良くなった。
ロケーションは最悪だったけど…
●サイアクな思い出こそ印象深い
でも旅先でサイアクなハプニングがあるってのは、
強い印象を残すもので、最高の思い出でもある。
人とのかかわりについては悪いことはなくて、
最高しかなくて、
結局それって最高かもしれない。
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専業主婦だけど居ながらにして稼いでます。
ママときどき大家です。
中１ムスメ、小５ムスコがいます。
アパート経営は８年ほど。
東京近辺で
・1棟アパート・超築古戸建・区分マンションなど
あわせて17室運営してます。
部屋数は言うほど多くないけど、
家賃年収は1800万円、そっから返済や税金・管理費を差し引いての粗利は850万円くらいです。ヒソヒソ…
不動産投資が趣味でありライフワークであり、大家仲間がほしいんで、
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