今回は日本三大シリーズの橋梁編です。日本三名橋は、いずれも江戸時代に創建された古くからある橋で、日本人であれば誰もが知っていると思います。錦帯橋や長崎眼鏡橋は観光の名所にもなっていて、多くの観光客が訪れています。
【日本三名橋】
日本三名橋と一般に言われているのは、日本橋、錦帯橋、眼鏡橋の3つ橋です。三名橋には諸説あり、日本橋の代わりに二重橋(東京都千代田区)とする説があり、滋賀県大津市の瀬田唐橋や京都の三条大橋を三名橋として挙げることもあるようです。
・日本橋(東京都中央区/日本橋川)
日本橋は日本橋川に掛かる国道の橋で、日本の道路元票があり日本の道路網の始点となっています。江戸時代には街道の起点となっていました。1603年4月に初代の橋が架けられ、長さ約67.4メートル、幅約7.7メートルの木造の橋でした。現在は19代目にあたると言われており、長さ49メートル、幅27メートルの石造二連アーチ橋で、明治44年に架けられました。
・錦帯橋(山口県岩国市/錦川)
1673年に創建され、長さ193.3メートル、幅5メートルの5径間木造アーチ橋です。5連の反り橋が特徴で、釘を一本も使わない頑丈な組木の技法によって橋上からの圧力によって強度が増す仕組みになっています。現代の橋梁工学から見ても非常に高度な技術であり、江戸時代の技術力の高さに驚かされます。橋を渡るには渡橋料が必要です。
・長崎眼鏡橋(長崎県長崎市/中島川)
1634年に創建された石造二連アーチ橋で、長さ22メートル、幅は3.65メートルです。眼鏡橋は橋の種類の一つであり、水面に映った影が眼鏡に見えることから、この名前が付けられました。眼鏡橋は長崎眼鏡橋以外にも諫早眼鏡橋など数多くの橋があり、国の重要文化財に指定されています。
三名橋の他に三奇橋と呼ばれているものがあり、三名橋の一つである錦帯橋、山梨県大月市の猿橋、徳島県三好市のかずら橋となっています。こちらも諸説あり、 富山県の愛本橋、栃木県の神橋、長野県の木曽の桟(かけはし)を挙げることがあります。ちなみに、愛本橋と木曽の桟は現在は存在していません。
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