東京は日本の首都であり、人や企業が最も集中しているところです。都道府県別のランキングでは、東京は多くのことで全国一位のものがあります。

 

今回の記事では「こんなものが東京都は全国一位なの?!」というものを探してみました。また、東京が全国最下位なものについても合わせて調べてみました。

 

 

<全国一位

【食事時間】

朝昼晩の食事時間で、東京都は105分と山梨県と並んで一位になっています。全国平均は99分です。首都圏の外食頻度は関西圏や東海圏よりも多いという調査結果があるように、東京では外食の機会が多くなるため、食事時間が長くなるようです。


 

【図書館利用者数】

人口100人当たりの図書館資料者数が235人と、2位の滋賀県の173人を大きく引き離して一位となっています。人口1人当たりの蔵書数では11位、人口10万人当たりの図書館数は19位となっていますが、東京都は人口が密集していますので近所に図書館がある人が多いことや、仕事などで図書館を利用する人が多いことが、利用者数が多い要因となっていることが考えられます。

 

 

【婚姻件数】

人口1000人当たりの婚姻件数が6.75件と東京都が一位となっています。全国平均は5.25件です。東京都の婚姻件数が多いのは、人口に占める高齢者の割合が低く、20代と30代の割合が高いことが要因だと考えられます。

 

 

【振り込め詐欺認知件数】

東京都は、人口1000人当たり振り込め詐欺認知件数が0.31件で一位となっています。全国平均は0.16件です。埼玉県、神奈川県、千葉県など東京周辺の県も上位になっています。首都圏で振り込め詐欺が多いのは、方言を使う必要がないことが理由のようです。

 

 

<全国最下位>

【年間相対湿度】

東京都は、年間相対湿度が62%と全国で最も低くなっています。ちなみに全国平均は70%です。相対湿度とは、ある気温で大気が含むことができる水蒸気の最大値に対する、実際の水蒸気量の比率のことです。空気中の空気の重量に対する水蒸気の割合のことは、絶対湿度と言います。

 

三大都市圏の湿度が低くなっており、都市部では湿度が低くなる傾向にあるようです。ヒートアイランド現象によって都市部の気温が上がっており、それによって相対湿度が下がってきているようです。水蒸気の量は同じでも、気温が高い方が大気が含むことができる水蒸気の最大値が多くなるため、気温が高い方が相対湿度が低くなります。

 

 

【食用油消費量】

1世帯当たり食用油の消費量は、東京が最も少なく年間6,639グラムです。全国平均は8,907グラムで、家庭でよく使われている1,300グラム入りタイプだと、6.85本となります。

 

都道府県別の傾向では、地方で多く大都市で少なくなっています。確かな理由は分かりませんが、東京など大都市では外食の機会が多い分、家で使う食用油を使うことが少なくなるのかもしれません。

 

 

【砂糖消費量】

1世帯当たり砂糖消費量の全国平均は7,305グラムです。東京は最下位の年間4,963グラムで、全国平均と比べてかなり少なくなっています。

 

食用油と同様に、地方は多く大都市は少ないという傾向になっています。食用油の消費量も少ないので、家庭での消費量だけを見ると、東京都は低カロリーな食生活なのかもしれませんね。もしくは、砂糖の代わりに人工甘味料を多用しているということも考えられます。


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