先日の記事で、書店街や楽器街などの東京にある専門街を紹介しました。それ以外にも東京には様々な専門街があり、今回は第二弾として宝飾品や繊維などの専門街について調べてみました。
宝飾品問屋街(御徒町)
上野と秋葉原に間にある御徒町には、昔から宝飾品店が多く集まっており質の高い宝飾品を見つけることができます。完成品の宝飾品だけでなく、好きな石を選んだり持ち込んで、ネックレスや指輪などへの加工も行ってくれます。
江戸時代の頃に、周辺に上野や浅草など多くの寺社があったことから、仏具などの飾り職人が多く御徒町に集まってきました。また、吉原や湯島などの域町や色街が多くあったことで、簪や帯留めなどの小物を扱い店も数多くありました。明治の中頃になり、指輪を製作・加工する業者が増えていき、御徒町は宝飾店の街となっていきました。
繊維街(日暮里)
荒川区の日暮里駅から伸びる日暮里中央通り沿いを中心にした地域には、生地・皮や洋裁関係の店が60以上集まっており、繊維街と言われています。繊維関係の店が集まっているところでは、道の両側にずらりと服飾関係の店が並んでいます。
浅草辺りにいた繊維関係の業者が大正時代に日暮里や三河島周辺に集団移動し、それ以後に繊維業者が集まるようになりました。
生地、ボタン、手芸雑貨などの専門店が多数あり、豊富な品揃えと安さから専門業者だだけでなく全国から一般の買い物客が訪れています。最近は外国から買い付けに来ている人も増えていて、新たな観光名所になりつつあります。
浅草橋・蔵前問屋街
浅草橋駅から蔵前駅にかけての江戸通り周辺は問屋街となっており、人形、オモチャ、模型、文具、包装資材、花火、店舗装飾、和紙・手芸小物などの様々な問屋や販売店が数多くあります。
浅草橋駅周辺には雛人形や五月人形など日本の人形を販売している店が集まっており、江戸通りを蔵前方面に行くとオモチャ問屋が数多くあります。
近年は、ビーズ、アクセサリー、手芸小物などを扱う店が増えており、ハンドメイドをしている人が多く訪れるようになっています。
仏壇街(上野・浅草)
東京メトロ銀座線の田原町駅から上野駅の間の浅草通りは、約50店舗の仏壇や神仏具の専門店が軒を連ね、仏壇通りと呼ばれています。
上野や浅草に寺社が多く存在していたため、これらの寺社に仏具などを製造販売する職人が江戸時代にこの地域に集まって店を出したのが始まりでした。戦後に稲荷町から上野にかけて新しい店が増えて、現在のような街になりました。
西日によって仏壇が痛まないように、浅草通りの片側に店が並んでいます。多くの店が専門店であるのが特徴で、仏壇仏具関係の品揃えが豊富で、仏壇や仏事にも精通したスタッフが揃っています。
「いい仏壇」ホームページより
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