今回の記事は前回に引き続き日本三大シリーズで、川や滝についての「三大○○」です。「三大○○」の多くは明確な基準がないものが多く、数値的なものよりも知名度などで選ばれることがよくありますが、三大清流や三大急流はその典型例となっています。
【日本三大清流】
日本三大清流と言われているのはは、柿田川、長良川、四万十川です。水質汚染が少ない川を清流といいますが、この日本三大清流の川は水質測定結果を見るとそれほど上位ではなく、数値的に澄んでいるトップ3の川というわけではありません。
・柿田川（静岡県清水町）
ウィキペデアより
・長良川（岐阜県、三重県、愛知県）
岐阜観光コンベンション協会ホームページより
・四万十川（高知県）
ウィキペデアより
【日本三大急流】
日本にある川の中で、特に流れが速いと言われているのが最上川、富士川（ふじかわ）、球磨川の3つの河川です。実はこれらの川よりも富山県の常願寺川の方が急流なのですが、知名度で及ばないことから日本三大急流にはなっていません。大陸にある川に比べると、日本の川は河川の長さに対する標高差が大きく、外国から見ると「日本の川は滝のようだ」と言われることがあるようです。
最上川電子大辞典より
・最上川（山形県）
ウィキペデアより
・富士川（長野県、山梨県、静岡県）
ウィキペデアより
・球磨川（熊本県）
ウィキペデアより
【日本三名瀑】
一般的には、華厳の滝、袋田の滝、那智の滝の3つが日本三名瀑と言われています。しかし、袋田の滝を日本三名瀑に含めるかどうかについては様々な意見があり、秋保大滝、三条の滝、安倍の大滝、称名滝、白糸の滝、白水滝などを袋田の滝の代わりに日本三名瀑として挙げることもあるようです。
・華厳の滝（栃木県）
楽天トラベルホームページより
・袋田の滝（茨城県）
楽天トラベルホームページより
・那智の滝（和歌山県）
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