少し前に、東京MX(東京ローカルのテレビ局です)のモーニングクロスという朝の番組で、政治に対する大学生の意見を紹介していました。ちょっと気になる部分があったので、大学生が言った意見と、それに対する私の考えを書きます。

 

学生「ヘイトスピーチについて欧米では規制する法律があるのに、日本にないのは遅れている」

 

欧米の人種差別は日本とは比較にならないほど酷いため、法律で規制しないといけないのです。日本国内でヘイトスピーチと言われているものは、欧米に比べたら大したことではないレベルです(それでも良くないとは思います)。そういう背景を知らないと思いますし、韓国や中国で行っている日本人に対するヘイトスピーチについてはどう考えているのか、聞いてみたいものです。

 

学生「学生は高価な物はあまり買わないので消費税はあまり影響していない」

 

学生は確かに高価な物は買えませんし、支払っている消費税額は少額です。しかし、使えるお金が少ないほど使うお金に占める消費税の割合は高くなり、税の負担は重くなってしまいます。当然家計簿などはつけていないと思いますので、学生たちはそのことに気付いていないようです。

 

学生「政策の話よりも政治家のスキャンダルのことばかり耳に入ってくる」

 

テレビや新聞で政治に関する報道を担当している政治部は、政策の知識が不足して政局ばかり報道してしまう傾向があります。テレビや新聞などからしか情報を得ていないから、スキャンダルばかりしか耳に入ってこないのだと思います。情報リテラシーが低く、的確な情報にアクセスできていない学生は多いようです。学生はネットを活用している人が多いので、情報収集能力がもう少し高いと考えていたのですが、そうでもない人も多いようですね。




テレビに出ていたのは東京六大学など、偏差値が高いと言われている大学の学生で、普通の大学生よりは政治に関心がある人達だと思います。普段から、政治の討論番組などを見て、新聞の政治に関する記事も読んでいるような気がします。しかし、ほとんどのテレビや新聞が多くの誤った情報を流しているということには気付いていないようです。まあ、私も学生時代は似たようなものでしたので、あまり偉そうなことは言えませんが。

 

もうひとつ、学生の政治に対する意見にどのようなものがあるのかを紹介します。

 

ivoteという学生団体が20112月に、大学生を中心とする学生を対象にした政治に対してどのような考えを持っているのかという調査を行っていました。少し前の調査ですが、その結果を一部ですが見ていきます。

 

政策に対する意見として、以下のようなことが出ていました。

 

・国の借金は1,000兆円間近で、若い世代に押し付けている。

・財政再建を最優先すべきで消費税を上げなければいけない。

・派閥や政党間での足の引っ張り合いが多い。

・人気取りの政策はやめて本当にやるべき政策を実行して欲しい。

 

マスコミや官僚などのトリックに引っ掛かり、事実とは異なることを鵜呑みにしていますが、政局や票欲しさのバラ撒きには反対という考えを持っている学生がいることが分かります。

 

選挙や投票の意見としては、次のようなものが挙げられていました。

 

・住民票がある地区での投票に反対。住民票を動かすのが面倒だし、持っていない人もいる。

・学校に政治家に来て話をしてもらうなど、政治に触れる機会を持てば興味を持つようになる。

 

住民票を動かすのが面倒だという人は投票にも行かないでしょう。住民票を持ってないというのは、在留外国人のことかもしれませんが、日本人でなければ投票できないのは当たり前です。極端な意見かもしれないですが、こんな意見があることにビックリしました。

 

この他に、政治に対する意見として以下のようなものがありました。


 

・若者の意見は既存メディアよりネットの方がよく現れる。

・マスコミの扇動に乗らないように国民のメディアリテラシーが必要。

 

メディアに対する冷静な意見を持っている学生も存在していることは、嬉しいでしね。今は少数派だとは思いますが、既存メディアに盲目的な人が少しでも減って欲しいです。

 

 

どのメディアを信頼しているかという調査では、高齢層ほど新聞が信頼できると答え、年代が下がるにしたがって「どれも信頼していない」という回答が多くなっていました「年代によって異なるメディアリテラシー」 参照)。インターネットの普及によって、テレビや新聞などが事実と異なることを報じていると気付く人が増えましたが、それにはある程度の知識を持っていなければ気付くことができません。

 

私自身も、ある程度詳し い分野については報道された内容が事実を現していないということには気付きますが、詳しくない分野のニュースについては判断できないことは多いです。その 後に、その分野に詳しい人の話や専門家の意見を聞いて、初めてどのようなことだったのかを理解できることは少なくありません。

 

最近は、各メディアのスタンスが分かるようになりましたので、信用していいニュースなのかどうか判断がある程度できるようになりました。例としては、朝日新聞・毎日新聞・TBSなどの反日メディアが、日本の国益を損なうような報道をした場合は、その内容を疑うようになっています。

 

 

話を学生のことに戻します。

 

日本の教育では、言われたことに対して疑問を持つように教えられることは少ないと思います。教師の言うことや教科書に書いていあることに、疑問を差し込むことは中々許してくれません。

 

勉強ができて偏差値に高 い大学に行っている学生の多くは、教師の言うことをよく聞き、教科書に書いてあることをできるだけ正確に頭の中に叩き込んでいます。まさか教科書に嘘が記 述されているとは考えもしないでしょうし、教師が嘘を言っているとも思わないでしょう(よほど怪しい教師であれば疑いを持つことはあるでしょうが)。

 

しかし、歴史教科書には嘘の記述がありますし日教組に毒されている教師は平気で嘘をつきます。真面目に勉強をしている学生の方が、そのような嘘を頭に叩き込んでしまう可能性はあります。高校を卒業するころには、すっかり洗脳されて偏った考えの持ち主になっていることも十分に考えられます。

 

したがって、高学歴であるほど反日的な思想になっている人が多い可能性があります。東大なんかは、教授陣も反日の人間が多いですから、大学で更に反日に傾いてしまうかもしれません。

 

大学生など若い人には、是非とも疑問を持つということを身に付けてもらいたいと思います。教育などによって誤った常識を持っている人には、どこかでそのことに気付いて欲しいです。そうでないと自分で気付かないうちに、日本が誤った方向に行くことに手を貸すことになってしまいます。


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