『クユラ』 (ボディーソープ)
洗うだけでなく、スキンケアもするボデー・ソープ。
「心やすらぐ香り・心華やぐ香り」をねらったという商品です。
表情解析欄を見ると、
「静的・信頼感・暖かさ・優雅さ・高級感」などを高点で捉え、
奥の深さ(複雑さ)と心の安らぎを明白にとらえたことばであることがわかります。
コンセプトバリュー欄ではそれを「男女とも中、高年齢者に好感の持たれる音」と捉え、情緒解析欄では「情緒的、神秘的、クラシック感」ということばで捉えています。
だがいまひとつの訴求点である「華やぎ感」の表現がどこにもないのが気になります。
ことばに華やぎ感を作るには「明るさ、賑やかさ、溌剌感・活性感」などの表情語が相当高点をもっていなければなりませんが、それらの項がいずれもゼロ・ポイントになっていることです。
美しいクラシックな音の響きをもってはいるが、華やいださざめきが聞こえてこない、いま一歩を感じるネーミングです。(木通)
Q&A ・1 ネガティブなことばの表現
Q. 音相分析の表情語には「つらい、苦しい、汚い、悲しいなど、ネガティブなことばが入っていないのはなぜですか。
A. ことばには、必ずといってよいほどポジティブな意味とネガティブな意味がありますが、ある語をネガティブな立場で眺めると、その語が本来持っている飾り気のない素顔が見えなくなることが多いのです。
例えば人の名前を分析したとき、分析表の表情語に「暗い」という語がはいっていたら、本人は「暗い」ということばのショックに引きずられて、素直な見方ができなくなることが多いのです。
そのため、音相分析ではポジティブなことばで表現し、ネガティブな表現は状況により評者の判断にお任せする方法をとっているのです。(木通)