ハイレベルなクルマのネーミング | 日本語好きな人、寄っといで

ハイレベルなクルマのネーミング

高い意識でネーミングを制作している業界の1つに、クルマ業界があるように思います。それは「音」という困難なテーマの古くから意図的に工夫がされているからです。それは、クルマのネーミングに「rやlと長音」が極めて効果的に使われてきたことがあげられます。その結果、人々は名前をきくだけで、「クルマ」のイメージが自然に潜在意識の中に浮かんでくるからです。

動く!走る!ネーミング表現

 「r、l」の音には物事が動くさま、回転するイメージがあることに気付いた
のは、紀元前4世紀に有名な「万物は流転す」のことばを残したギリシャの哲学者、ヘーラクレートスでした。RやLの音は、今でも世界の主要言語で「回転、移動」の意味を持つ単語に多く使われていますし、言語体系が全く異なる日本語でも「くるくる、ぐるぐる、ころころ、ごろごろ、ぶらぶら、ぶるぶる、歩く,動揺、競争、旅行、流行・・・など、数え上げればきりがありません。

 また、RやLと並んで、車の名には長音「―」が多くつかわれます。
長音はその前の母音を連続させる音ですから、当然時間的なの継続感を作ります。
これらを多くつかったなまえとして、外車には「シボレー、ロールスロイス、ダイムラークライスラー、メルセデスベンツ、キャディラック、ポルシェ・・・、があり、国産車でも「カローラ、スバル、トヨタスープラ、レガシー、アルファード,サニー、ミラ、パジェロ、キャロル・・・」などがあるのがわかります (木通)