日本語好きな人、寄っといで -13ページ目

現代女性をズバリ表現している「エッセ」

・・・・研究生のレポートから
 
 聞いただけで、「エッセ」はワクワク、ルンルン、ランラン・・・楽しくなるような、木々の緑や花の香りや空の青さが浮かんでくるようなことばです。
その秘密をさぐってみようと音相分析をしてみたら、次のような表情語が現れました。

 シンプル 明白さ   66.7ポイント
 動的、活性的     60.0ポイント
 軽やかさ、軽快感   54.5ポイント
 庶民的、適応性    50.0ポイント
 強さ、鋭さ      50.0ポイント
 合理的、現実的    40.0ポイント


 これらが高点にあるのと反対に、静かさや優美なムードを作る表情語


  静的、非活性的
  高尚な、優雅さ、
  高級感、充実感 


 はすべて0ポイントとなっています。

 何か、現代女性そのものを見ているようではないですか。

 この語を使ったブランド名が2つあるのに気づきました。
 女性専門誌の「ESSE」と、黒木瞳さんがCMで出てくるやはり女性をターゲットにしたダイハツの軽自動車の車名です。
 無声摩擦音がもつ爽やかさと促音(ッ)を組み合わせて現代女性を活写したことばといってよいでしょう。
(音相研、研究生、日紫喜友紀)

「こやじ」ってどんな意味?

 最近使われ始めたことば・・・「こやじ」
 定義めいいものはないようですが、「中年なのに、おしゃれ心や若さがある子供みたいなオヤジ」という意味に多く使われているようです。
 なるほど、この語の音からもそんな雰囲気を感じるので、そういうイメージを音相分析がどの程度捉えているかを見てみたら、次のような表情語が上位のところに並びました。


ポイント数  イメージ
暖か    54.5  0
強さ、鋭さ 50.0  +
充実感   50.0  -
非活性的  45.0  -
安定感   40.9  -
シンプル  33.3  +
高尚    27.3  -
若さ    25.3  +


 若者を表す表情語に+印、おやじを表す表情語に-印、どちらともいえないものに0(ゼロ)をつけたら、ご覧のようにおやじと子供をごっちゃにしたようなことばであることがわかります。
 そんな音相を持つせいか、HPの中にこの語を「おやじみたいなしぐさをするガキ」という反対の意味に使っているお母さんの文章もありました。
 なるほどこの語の音相からは、そういう意味にも使えることばであることがわかります。
 「子供っぽい大人」、「大人っぽい子供」は昔からいたはずですが、それを高度な音相感覚で言語化できる現代人の言葉感覚の豊かさを、そこに感じるのです。

素敵なことば「ロンド」(輪舞曲)

・・・研究員のレポートから
 
 韓国とTBS系の合作テレビドラマ「ロンド」(輪舞曲)や、フジテレビ系の「風のロンド」など、最近テレビドラマの題名に「ロンド」という語が目につくようになりました。
調べてみたら、「ロンド(イタリー語)は小ロンド、大ロンドなどのリズムが繰り返される楽曲で、ソナタや協奏曲の終わりに多く使われる」とありました。
 そこで、この語が人々にどんなイメージを与えているかを調べてみようと、音相分析を試みました。


 表情解析欄の上位を見ると、次の表情語とポイント数が見られます。


   静的   105.0 (静)
   高級感  100.0 (静)
   安定感   95.5 (静)
   優雅感   45.5 (静)
   安らぎ感  40.9 (静)
   軽快感   2 7. 3 (動)
   鋭さ   25.0 (動)
   特殊感 21.4 (動)


 高級、優美で、情緒的、夢幻的な雰囲気の中に、流れるような軽やかな流動感を表現していることばであるのがわかります。
 「ロンド」という語がその裏側に持つイメージを、これほど明白に捉えることのできる音相理論の奥の深さには驚くほかありませんでした。 
(音相研、研究員・日紫喜友紀)

漢字ネーミングの使い方

・・・「月桂冠」と「三越」の音相比較
 
 明治のころから、日本酒の代表的銘酒とされてきた「月桂冠」ということばの音相を分析すると、表情語のトップの部分に、


   活性的   60.0
   軽快感   54.5
   シンプル感 50.0
   庶民的   50.0


があり、「庶民的な軽い飲料」のイメージを持った五であることがわかりますが、銘酒の名前に欠かせない「高級感、優雅さ、爽やかさ、安らぎ感」などの表情語がすべてゼロになっているのがわかります。



 すなわち、この語は漢字全盛時代に意味と文字の良さに惹かれてできたもので、音のことは全く考慮になかったことがわかるのです。
そのため音感覚が発達しが現代人には、何となく古めかしさやもの足りないものを感じるのです。

 同じ漢字全盛時代につくられた「三越」の場合を見てみましょう。
 この語の表情欄のトップの部分は


  爽やか   150.0
  活性的   90.0
  現代的   87.5       
  開放的   80.0 
  明白性   66.7
  個性的   64.3


で、最近できたネーミングと錯覚しそうな、活き活きした明るいムードを感じるのです。

 漢字という古風な文字を使っても、その音相が実体を正確にとらえてさえいれば、時代などにかかわりなく行き続けられるものなのです。
 漢字ネーミングの使い方にはそんな秘密があるのです。
 高島屋、松屋、松坂屋、伊勢丹などもそういう例といえましょう。

Q&A.1 音とイメージの間のルールを教えてください。

Q.
 中学3年生のS・Iと申します。
 私の学校では中学3年生が卒業論文を書きます。
 私は「音相」と飲み物の売り上げとの間に関係があるのではないかと調べています。そこで、無糖茶、コーヒー、炭酸飲料、スポーツドリンク、紅茶、水、果汁入り清涼飲料にはどんなひらがな音(おん)、たとえばコーヒーの苦みを表現するには「か行」がいいかとか、売上を伸ばすにはこの音がいいなどのルールがあったら教えて下さい。


A.
 大人でも気づく人のあまりいない、大変優れた観察です。
 おっしゃるとおり、ネーミングの音は売り上げに大きな影響を与えています。
 人々はネーミングの音が作るイメージと、商品が持つイメージ(商品コンセプト)の間に何らかの心象的な関わりを感じると、そのネーミングや商品に対し親近感や好感をおぼえるようになり、それが「覚えやすさ」と結びついて売り上げアップとなってゆくのです。
 しかしながら、どういう商品にはどんな音を使えばよいかを、かな文字単位で表現することは、例外があまりに多く、たいへん危険なことなのです。
 最近テレビなどで、「カの音にはこんなイメージがある」とか、「濁音は子供が好きな音だ」だなどと客観的な裏づけもなしにその場限りの説明している専門家といわれる人をみかけますが、ことばの音の構造と、音が作るイメージの間には、きわめて複雑なものがあるため、「カ」や「濁音」のような単純な音で言い切れるようなものではないのです。
 ご質問の「清涼飲料や軽いドリンク」などに使って効果のある音(音相基)は、無声摩擦音(サ行、ハ行音)、無声破裂音系(カ行、タ行、パ行音)の音のほか、長音、促音、清音(濁らない音)などがありますし、それらの音相基の響き合いから生まれるものもあるのです。

Q&A.2 体験版はなぜやめたのですか

Q.
 貴研究所サイトにあった「Onsonic体験版」を便利に利用させていただいておりました。
 体験版でもおよその傾向が分かって有り難かったのですが、最近アクセスしたら、この欄がなくなっていました。
 復活される予定はないものでしょうか。
(デザイン工学研究所・荒木)


A. 
 「体験版」は昨年3月、音相分析を多くの方に体験していただこうと始めたものですが、次のような弊害が見られるようになったため、廃止をすることにしたものです。
 当研究所が行っている正規の音相分析では、コンピューターが取り出したデータの中から、7~8個の重要部分をとりだして、訓練を受けた専門家が総合的に判断しながら評価を行っておりますが、体験版で取り出されるデーターはその中の1つだけという不十分なもので、それを使って音相知識のない方が判断されると、全く反対の結果がでることも少なくありません。とりわけネーミングのような重要なものを、あの資料だけで判断されると、企業に多大なご迷惑をおかけしたり、音相理論への不信や誤解につながることも考えられたからでした。
 ご愛用いただいたていた方々には、深くお詫びを申し上げます。

ネーミングにとって「音」はなぜ大切か

 ことばの音に対する現代人の感性は近年急速に発達しました。それは「チャパツ、カッコいい、かわいい、しらける、ガングロ、超、即、激辛、フェラガモ、シャネル・・・」など、大流行したことばの音相を分析するとよくわかります。
 また音相的にすぐれたことばは、メディアの力を借りてアッという間に全国に広がりますし、「E電、ビッグエッグ、ワウワウ、DIY、FIFA、JA・・・」のような音相の良くない語は、どんなに宣伝しても進んで口にする人がいないのです。
 
 現代人のこのようなことば感覚の変わりようを、ネーミングの制作者たちは見落としてはならないのです。
 これまでのネーミング作りは、意味的なものが中心で考えられていましたが、大衆の音相感覚が高度に発達した現在では、意味への工夫や配慮をどんなにしても、音の響のよくないものは相手にされない時代になっているのです。
 だがネーミングの制作現場では、音についての研究はどこでもまったく行われておりません。
 ネーミングの送り手は旧態然と意味中心で制作し、受け手の「大衆」は音の響きの良し悪しで評価をいているのです。
 このすれ違いが、多額の費用をかけながら、ヒット・ネーミングが出現しない大きな原因になってるのです。

ネーミングの分析と評価を行います。

 当研究所では、音相理論を使ってネーミングの分析と評価を行っています。
 企業がその商品名にどんなものを表現しようとしているか(商品コンセプト)を詳しくうかがったうえ、それを「音相言語」に変還してコンピューターに入力し、達成度を解析し、評価文をつけて報告いたします。


 分析表と評価の見本は・・

  [分析表と音相評価の実例] ←クリックしてください


   料金・・・分析料・・・1分析(1語)につき3~5万円
   その他・・・調査費、交通費等(実費)


 詳細は、研究所へ電話(046-848-1276)お問い合わせください。

赤ちゃんのお名前案を分析します。

 音相システム研究所では、生まれてくる赤ちゃんのお名前案の幾つかと、こんな性格の子にしたいと思う親の願う思いをお知らせいただくと、それぞれのお名前が持つ性格評価を分析表とともにお送りいたします。


「分析表とはどういうものか」は・・・→ここをクリック


▲あらまし


.お知らせいただく事項
   1) 赤ちゃんの苗字
   2) 男女別
   3) 赤ちゃんに期待する性格
     (なるべく箇条書きで、具体的に詳しくお書きください)
   4) お名前案の数に制限はありません。

   5) 分析結果の送り先
       ・郵便番号
       ・ご住所
       ・あなたの氏名
       ・電話番号


.申し込み方法
  当研究所のお問い合わせフォームで上記の内容をお送りください。

  お問い合わせフォーム


.報告書の発送
  分析評価の結果は1週間以内に代金引換郵便でお送りします。


.料金
   (1)分析料  1分析   2,500円
       (3案あるときは3分析となります)
   (2)代金引換料、為替料その他 500円


「カワイイ」が世界語になったわけ

 今使われている「かわいい」ということば。
 これまでの「愛らしい」という意味とはいくぶん違って、「かわいい農業」「かわいい雑貨」「かわいい禿げ(頭)」などいろんな使い方がされていますが、この語は、日本発の新語として今世界各国で流行っているようです。

 1000年以上も昔から使われてきたことばが、国内ばかりか外国でまで、今なぜ脚光を浴びているのでしょうか。


 それはこの語に優れた音の響き(音相)があるからだと思います。
音相を分析して表情欄の上位の部分を並べたら、次のようになりました。(数字はポイント数)


   庶民的  100.0
   シンプル 83.3
   派手   75.0
   個性的  64.3
   溌剌感  37.5
   活性感  30.0
   軽やかさ 27.3 ・・・


 「庶民的でシンプルで、派手、溌剌、個性的」など現代をストレートに表す表情語が高点部分に出ていますが、ことばに奥の深さやウェット感を作る情緒解析欄には何の表現もなく、他の欄には「ヤングとジュニアが好む音」と出ているなど、今の「若者」を的確に捉える音をふんだんに盛ったことばであることがわかるのです。