Thank you for your comming
妻と1歳の息子、3人家族で過ごすための
マイホームを計画中

< 登場人物一覧 >
2021.08 マイホーム検討開始
2021.11 土地売買契約
2022.03 土地引渡し
2022.07 建築請負契約
2022.09 着工
2022.11 上棟
2023.03 引き渡し
そう言えば。
以前にMIYUさんが記事にしていた、SBIホールディングス・イーローンさんの「ローンで叶った!私の◯◯」という企画に、ぼくもお声がけいただきました
MIYUさんも仰ってますが、超有名ブロガーが並ぶこの企画。
それにお声がけいただき、大変光栄でございます
が、辞退しました
理由?理由はですね・・・
画像が粗くなるからです
嘘です。笑
いや、あながち嘘でもないんですが、それだけではないです
世帯年収を明らかにするには妻の許可がいること。そしてそれを、妻は嫌がるであろうこと。画質が悪いこと。お家ブログは収入目当てにはやってないこと。画像が粗くなること。単純に仕事が忙しくてやるヒマがないこと。そして写真の劣化がやばいこと。
そんなような理由で辞退させていただきました
企画自体は面白いと思うので、応援してます!!
それでは本題。
引き続き、とてもウケが悪いシアタールーム関連記事です
でも好きだから続けちゃう
前回は設備機器や、関連する仕様と、その費用をご紹介しました。
第2回となる今日は、シアタールームの要とも言える
防音と調音
について書きたいと思います
これは話がなくなるので2回に分けてお届けします笑
目標設定:Dr-35と一定の調音
設備に引き続き、予め目標を設定します
防音性能はDr-35を目指す
まずは防音です。
防音施工をするにあたっては「どの程度の防音性能を求めるか」が重要になります
極端な例にしますと、
- 1人暮らし
- 隣家と100m離れてる
- 音を出すのは昼間だけ
- 目的はリコーダーの演奏
- 4人で生活
- 家族にも音を聞かれたくない
- 隣家と50cmしか離れていない
- プロのトランペット奏者
- 夜も練習したい

- 3人で生活
- 目的は映画鑑賞
- 屋内向けの音漏れは多少は諦める
- 夜の鑑賞時は音量を抑えても良い
- 隣家との距離は1m強。トラブルにならない程度の防音
って感じに設定しました
これを踏まえて、防音性能的にはDr-35(D35)くらいの性能を目指すことに
正確な測定ができないので、あくまで目安ですけど
逆にこれ以上の性能が必要だったら、専門業者を入れたと思います
【興味ある人だけ読めばいい部分】
「Dr(D)」ってのは遮音性能を示す等級のことです。例えば「Dr-35」の部屋の中で80dBの音を出すと、部屋の外では35dB減衰して45dBの音が聞こえます。防音室を考えるときは、中で出す音量、漏れ出てもいい音量、周辺環境の音量を踏まえて性能を決定することが重要です。ちなみにプロが作るガチな防音室では、シアタールームの場合ですとDr-45〜Dr-65ほどの性能を目指したりします。
ある程度は調音も考慮。あとから調整しやすいようにする
最後に、調音です
なるべく良い音で聞こえるように調整することです
これ、案外忘れがちだと思うんですが・・・
シアタールームやオーディオルームなどでは、より心地よい音で聞くことが大切になりますから、防音に並んで重要な要素だと思います
予算をかけない範囲で一定の調音は行いたいと思います。
また使いながら(自分の年齢の変化にも応じて)好みの音質に調整しやすい空間にしたいと考えました
【興味ある人だけ読めばいい部分】
例えば、すべての音を反射する部屋があるとします。その部屋はどんな音も外に出しませんから、防音効果的にはこれ以上ないレベルと言えます。
しかしその内部は、とても音楽や映像を楽しめる空間にはなりません。反射されたすべての音が入り乱れることで、体調不良を引き起こすレベルの劣悪な環境になってしまうからです。
これもまた極端な例ではありますが、映画や音楽を楽しみたい場合は、防音と同時に調音のことも考える必要があるんです。
天井方向の防音&調音
【防音】天井断熱の強化(約1.5万円)
我が家の住宅会社・ツリーハウジング(仮称)場合・・・
- 種別:天井断熱
- 材料:セルロースファイバー
- 厚さ:180 mm
が標準でした。
これを、紆余曲折の末に
- 種別:天井断熱
- 材料:セルロースファイバー
- 厚さ:300 mm
に変更しています。
上記の記事でも書いたとおり、この変更は断熱性能の強化が主目的。
しかし断熱材は優れた防音材です。
中でもセルロースファイバーは特に吸音性能に優れていますから、防音仕様としてはとてもコスパの良い投資だったと思います
上記のアップグレードは、家全体で6万円弱。
上記間取り図の淡赤で示したシアタールームの面積のみにすると1.5万円くらいの計算となります。
もともとセルロースファイバーが標準で、厚みを増やしただけなので、かなり安く対応できました
【調音】布クロスへの変更(約3万円)
我が家は壁は漆喰ですが、天井はコストカットのためにビニールクロスを採用しています。
しかしシアタールームについては、調音のために布クロスを採用しました
このための費用が(天井部分だけで)約3万円。
床方向の防音&調音
【調音】硬い無垢床材の採用(0円)
ツリーハウジングでは標準で全館無垢床です
標準内で選択できる床の中から、最も硬い床材を選びました
これは床面における音の反射を大きくするためです。
【興味ある人だけ読めばいい部分】
まず世の中のだいたい木製楽器は、硬めの樹種で制作されています。音楽ホールなんかの床・壁も同様です。この事実から、硬い樹種を選ぶ方が無難と考えました。
それに大きい反射を和らげるのは、カーペットなどを敷けば簡単に調整できますが、逆に弱い反射を強めるのはちょっと工夫が必要です。
音の響きには好みがありますし、あとから自分の好きなように調整しやすいよう、ベースとなる床材は反射が大きくなる硬めを選びました。
【防音】石膏ボード2枚を馬張り(0円)
ツリーハウジングの標準では、2階は合板の上に直接、床材を張っていきます。
しかし交渉の結果、
- 合板の上に9.5mm厚の石膏ボードを張る
- その上に12mm厚の石膏ボードを馬張りする
という仕様を差額無しでやってもらえることになりました
2枚のボードが両方とも、標準で使ってる建材だったのが大きいです。たぶん。
「馬張り」ってのは、画像の赤と青のように、隙間同士が重ならないように張る方法のことです。
馬張りにするだけでかなり防音効果が違うと思います。たぶん。
【防音】遮音シートの追加(0.35万円)
上述の通り、シアタールームは床材の下に石膏ボードを2枚張っています。
その2枚の石膏ボードの間に、遮音シートを挟み込みました
これでさらに防音効果が上がると思います。たぶん。
部屋全体で3500円でやってもらえたので、かなり安価にできました。
商品だけで数万円するはずだったんですが、たまたま安く入荷できたとのことで。ラッキーでした。
【防音】遮音キーコングの追加(0.5万円)
石膏ボード同士のつなぎ目にできる隙間を、遮音コーキングで埋めてもらいました
こちらは5000円。
かなりコスパの良い仕様だと思います。
些細なことですが、防音ではこういう細かい仕様の積み重ねが大切かなーと思ってる派です
【防音】床下へのロックウール充填(0円)
天井断熱と同様の考え方で、床下にロックウール(80K)を100mmほど充填してもらいました
これは0円で対応してもらいました
というのも、ツリーハウジングでは1階以外の床下に、標準でロックウール(40K)を50mm充填します。
我が家はシアタールーム以外、ロックウールを外しています
その分との差額を考慮し、無料でやってもらうよう交渉した感じですね。
【防音】1階天井への防振吊木の追加(2.7万円)
音の中でも、特に低音は防音するのが難しいです
これは高音と違い、低音は振動として外部に伝わってしまうためなんです
そこで1階のうちシアタールームの真下にあたる部分には、振動を抑制する防振吊木を採用しました
出所:城東テクノ
2.7万円です
これは外そうか迷った仕様ではあるんですが・・・家族みんなの生活スペースである、LDKへの音漏れを抑えるために採用です。
天井&床方向はあまりお金をかけてません
天井&床方向(上下方向)の仕様と費用はこんな感じ
標準内で対応してもらったり、交渉して安くしてもらったりと・・・
かなりコストを抑えました
次回は壁方向(横方向)の仕様と、合計金額について紹介しますよー!
【興味ある人だけ読めばいい部分】
上下方向の予算を抑えたのには明確な理由がありまして。まず天井側については、家全体で屋根断熱の厚みを増したことで、違う部屋への音漏れはかなり軽減できるだろうと判断してました。さらに床側についても、LDK・洗面・脱衣・浴室では何か音が出ていることが多いため、音が多少は漏れても気にならないはずと考えていました。
このように、防音を考える際は、音が漏れる先の環境も考慮に入れると、コスパの良い仕様がつくれると思います。