音楽日記 & バンコク日記 -200ページ目

音楽日記 & バンコク日記

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『― 音楽日記 ― (台湾、香港、韓国、英語 等)』という名前で05年から開設したこのブログですが
生活の場も 東京→バンコク と変わり 名前を一新してみました

A-Do阿杜(ア・ドゥー) / 醇情歌 醇情歌

寒くなってきたのでA-Do阿杜(アドゥ、杜成義)のベスト盤「醇情歌」を聴く。A-Doはシンガポール出身。02年に「天黒」でデビューし、シンガポールの音楽祭で最優秀新人賞(最佳新人奨、金奨)をはじめ、大陸、マレーシア、台湾で数々の音楽賞を受賞した。彼のアルバムは「天黒」「堅持到底 」「哈囉」と実に3枚。これでBest出しちゃうの??って思ってたら海蝶音楽からEMIに移籍してたみたい。台湾、大陸での人気を考えたら納得がいく。


さて、このA-Do。通年30度のシンガポール出身ながら、冬、雪、乾燥が似合う。彼独特のかすれた歌声でだろう。だからか、大陸ではシンガポールの観光大使を行う人気ぶりである。彼は、兵役が終えてから8年間建築現場(要は土方)で働き、現場監督をしていてからデビューしたという面白い経歴の持ち主。


このベストアルバムは新曲4曲を含む18曲入り。新曲の「愛字怎麼寫」がいい。この壮大な音楽にA-Doのかすれた歌声。ラジオで結構かかっていた「天涯海角」もA-Doらしい聞き入ってしまう音楽だ。新曲4曲は当たり。あと、JJ林俊傑の作曲し、Duetした「小説」も収録されている。しかし、「哈囉」に収録されたJay周杰倫の作曲した「退譲」、Penny戴佩妮の作曲した「無能為力」、周傅雄の作曲した哈囉」、A-Doの作曲した「死心徹底」と、DVDMVがあるにも関わらず、CDに収録されなかった曲もある。02年にデビューし、049月に出たベスト盤なのに、予想外に多くの良い曲が入っている。


 このアルバムは特製ポーチにCDDVDとインスタントコーヒーが入って売られている。コーヒーを聞きながらA-Doの歌声に浸って欲しいという配慮だろう。まさに、その通り。僕も出勤前のスタバで浸ってしまった。

アメリカ盤 Storm
 90年代にアジア人として音楽界(こてんこてんクラシックを除く)で世界を舞台にしたのはYoYo-Ma(馬友友)とVanessa-Mae(陳美)だっただろう。少なくとも、90年代はクラシックからのクロスオーバーでしかアジア人は活動できなかった感がある。僕が彼女を知ったのはWorld Music Award(95,6年あたり)。 Violin は立ちながら演奏するものだと思っていた僕にとって、演奏しながら歩いてモナコ皇太子の席の前まで行った彼女のパフォーマンスに圧倒された。
 
 Vanessa-Maeは78年シンガポール生まれの中華系英国人バイオリン奏者。95年にリリースしたデビューアルバム「The Violin Player」からバッハの「Toccata & Fugue in D Minor(トッカータとフーガニ短調)」が世界中のClubで大ヒットし、クラシック界で異例の大ヒットを記録する。後にクラシックとポップスを融合させたグループが多々出てくるが、先陣を切り、ビルボードのClassic Crossover ChartやClub Play Chartでスマッシュヒットを飛ばしたのはVanessa-Maeである。そもそも95年に当時所属していたEMIはクラシック部門でデビューアルバム「The Violin Player」をリリースしたが、あまりにクラブでの人気が強くなったため、Pops部門に販促担当を変更している。Janetのアルバムに参加したのは、USでのPops部門での販売がVirginだったためだろう。
 
 このアルバムは97年に発売された。「Storm」のようなViorinとTechnoの融合もあるし、「Bach Street Prelude」ではBachの曲(原曲の名前は知らない)をSmoothなPopsにしている「(I) Can, Can (you?)」は運動会でよく聴く「天国と地獄」のダンス版。ちなみにこのアルバムからはDonna Summerの「I feel love」のカバーでBillboard Club Play Chartに入っている。彼女は昨年EMIからSonyに移籍した。今後YoYo-Ma(馬友友)のような戦略で売られるのかも知れない。とても面白いViorin奏者だ。

 

GAKU-MC word music 2

 

Gaku-MC。僕は彼のスタイルが気に入っている。

日本人としてRapしてる→USRapper真似てBぶってる人より全然いい。

・表現者だと思う→Rapは彼にとって表現手段の一つにすぎない。(彼はエッセイやコラムも行っている)

 

Gaku-MCEastendのメンバー。「DA.YO.NE」「MAICCA‐まいっか‐」「いい感じ やな感じ」と91,2年にミリオンセラーを出したあのEastendである。99年にシングル「僕は僕で誰かじゃない」、00年のソロ1枚目の「Word Music」で復帰。03年からはEastendとしても活動を復活させている。

 

このアルバムには「25℃に保たれた街」「ラッシュアワー」といった2枚のシングルが収録されている。アルバムのリリース後に「Life Music」がシングルcutされた。シングルcutされた程のアルバムである。僕は、「25℃に保たれた街」「青春の日々」「眠らない街」が気に入っている。Gaku-MCのアルバムは毎回シングルになってない良い曲がある。

 

音楽を聴いて、気になったフレーズがたくさんあって、歌詞を読んで、また別の世界に入る。表現できる空間をフルに使って表現するのがGaku-MCである。

 

第五大道 初回盤 第五大道 改盤 第五大道 MV集
 Elva蕭亞軒(エルバ・シャオ) の2003年12月に出た最新オリジナルアルバム「第五大道」。Elva 蕭亞軒のNew Albumが出るまではこれで待とうと思う。

 第五大道はElva 蕭亞軒デビュー時からの陳昇をProduceに迎えた他、Jae Y Chong、AK(柿原朱美)を向かえ作られた。また、Tony梁朝偉、Miriam楊千_が出演した香港映画「地下鐵」の主題歌「地下鐵」にはYan-Zi 孫燕姿のメインProducerである李偲菘、李偉菘を迎えていたり、作曲にJJ 林俊傑、韓国からJang Woo Hyuckを迎えたりと、さすがElva 蕭亞軒!豪華である。

 収録曲はRemix1曲を含む全11曲で、踊らす所は踊らす、聞かせるトコは聞かせると、メリハリのあるアルバムだ。このアルバムを聞いてたら、Elva 蕭亞軒の次のワーナー移籍後第一弾が待ち遠しくてしょうがなくなる。
 
 Elva 蕭亞軒がVirgin Recordsを離れた理由は、Virginより彼女の人気が大きかったと推測してもおかしくない。香港に拠点のあるVirginゆえにElva 蕭亞軒は台湾勢ではいち早く香港で成功した。それだけでなく、Elva 蕭亞軒は大陸、マレーシア、シンガポールでも人気が高い。Virginは香港と台湾支社の連絡が上手くとれていなく、結局「愛上愛」「第五大道」は台湾支社からの発売で香港Virginからの発売や活動はなかった。Elva 蕭亞軒の人気にレコード会社のシステムがうまく適応できなかったのだろう。
 
 彼女は今年ワーナーに移籍し、10月始めにはアルバムの収録が完了したと掲示板に本人が書き込んでいる。昨年、ワーナーは年末にYan-Zi 孫燕姿とA-Mei 張恵妹といったC-Pops界を代表する女性スターを年末に立て続けに出し話題を集めたが、結果として天后A-Mei 張恵妹のプロモーションに失敗してしまった。今年は移籍第一弾として注目されているElva 蕭亞軒を二の舞にさせないように男性Hip HopグループのMachiを間に入れたようだ。日本を含む全アジアのWarner Musicの社長が移籍記者会見に集まったというElva 蕭亞軒の期待の第一弾まで、このアルバムを聞いて待っていようと思う。

郭富城(アーロン・クォック) / 唱這歌
 いやぁ。実は持ってるんです。(我有啊~!)高校時代に買ったんです。Aaron郭富城(アーロン・クォック)の「唱這歌」。中華圏の友人にカラオケで歌わせようとしたら皆まず驚く。なんでそんな古い歌知っているんだって。まぁ僕の中国語のレベルと時間がかみ合わないんでしょう。まぁとにかく、誰も恥ずかしがって歌わない。そのくらい時の流れなんでしょう。日本で言うとLoveマシーンを歌わないのと同じ感じ??
 
 このアルバムは97年末のアルバムです。この時期は香港返還を向かえ香港は経済、音楽ともにピークでした。歌手は年に2枚のオリジナルアルバム+ライブ盤、ベスト盤等を出していた時代です。97年だけでもAaronは6,7枚アルバムを出していたと思います。
 
 Aaronは香港四天王の1人。香港のテレビ局のダンサーでデビューし、台湾で先に売れて香港に戻ったといういきさつを持つ。香港、台湾を押さえているだけあり、知名度は高い。97年の曲から香港のPepsiのCMを行っている。よってジャケットはPepsiカラーである。
 
 内容は…、あえて言わない。時の流れである。

流行星選
   1. Miliam楊千嬅 / 小城大事
   2. Leo古巨基 / 愛興誠
   3. Ping Pung / 愛是最大権利
   4. Alex方力申+鄧麗欣 / 好好恋愛
   5. Edmond梁漢文 / 艦隊(Captain’s solo)
   6. Ronald鄭中基 / 瑜伽(映画”喜馬拉亞星”主題歌)
   7. Cookies / 派對動物
   8. at17 / 女扮男生
   9. Shine / 奮生會旅行
   10. Jade關心研 / 無痛失恋
   11. 鄧健泓 / 阿琴
   12. 官恩娜 / 地平線
   13. Ronald鄭中基 / 不好笑
   14. 林嘉欣 / 是我嗎?
   15. Paul黄貫中 / 我在存在
   16. Miliam楊千嬅 / 處處吻
   17. hocc何韻詩 / _后

 CD不況の今、USでもNOWが売れに売れています。それはCD不況の香港も同じ。この「流行星選」は名前の通り、流行の星(Star)の選。発売が05年1月だけあり、昨年の曲はほとんど収録されています。

 昨年香港で特大ヒットを記録し、老若男女が聞いた「愛興誠」が収録されています。そして、大ヒットした「小城大事」も。この2曲だけでも正直買いでしょう。このCDには、Twins、Boyz、Nicholas等の所属するEEGは収録されていない。Jacky張学友、Aaron郭富城等の有名どころも収録されていない。しかし、なかなか売れた曲が集まっています。香港音楽界でさまざまな人が活動できるようになった証拠でしょう。

 17曲収録中6曲がMark雷頌徳(マーク・ルイ)Produce。香港の小室として95年からKellyを始めProduceして為、彼の名を聞いたことある人も多いかと思います。この10年間で彼の体系は金と比例し変化しましたが、流れの速い香港音楽界でうまく適応し、今でも香港のTop Producerにいられるのは正直凄いと思います。また、伍樂城も香港を支えてきた名Producerの1人です。Aaron郭富城等を手がけていました。彼も2曲収録されています。

 香港のモー娘Cookiesや、Shineも収録されていれば、BeyondのメンバーのPaul黄貫中も収録されてるし、近年ヒット曲を出しているMiliam楊千_、Leo古巨基、Edmond梁漢文も収録されている。この調子で来年も今年のベストが出て欲しいなぁ。

注) 本当はMiriam楊千[女華]の漢字の名前3文字目はMiriamのように書きますが、本Blogは最後の文字が表示できない為、"[女華]"と表記しました。

張敬軒(ヒンズ・チャン) / My Way(初回盤) 張敬軒(ヒンズ・チャン) / My Way (AVCD付 改盤)
 03年に香港でリリースされ大ヒットしたHins 張敬軒(ヒンズ・チャン)の「My Way」。彼は大陸の広東省出身。01年に大陸で「Hins First」でデビューし、この「My Way」が2枚目。このアルバムは02年8月に大陸で発売され、翌03年に香港、台湾で発売された。作詞、作曲が出来て顔も良くて、歌が歌えR&B。かなりツボを抑えた感じだ。大陸、台湾で売れた要因はR&Bだという事。香港で売れた要因としては、R&Bだという事+広東出身だけあり、「My Way」「期待」が広東語で歌われた事が大きいだろう。広東語R&Bを歌う人は少ないからだ。
 
 この「My Way」は13曲(内中間奏4曲を含む)+Bonus Track。彼は9曲全てを作詞、編曲、Produceを行っている。まぁかなり周杰倫を意識した内容となっている。曲は悪くないのだ。が、しかし、04年出た「am/pm」は広東語曲の比重が増え、北京語圏では言語的に売るのはキツイ内容な気がする。そもそも、作曲、Produceが出来る人がなぜGigi梁詠琪の歌を歌うの??とか、今年大陸でのみベスト盤が発売された為、彼の才能を少し疑問視している。替え玉いるの?みたいな。
 
 林俊傑と比べたら林俊傑に流れるだろう。しかし、アルバムとしてはそこまで悪くない。

hit fm in Taiwan
今日は11月11日(金)に放送された台湾のHit FMの中国語曲のHit Chart(HITO排行榜)より

RadioのHit Chartはさまざまな曲を聞ける場として僕は利用しています。
まぁラジオ局と歌手の兼ね合いもあるので、全てのラジオ局のチャートが良いとはいいませんが、
台湾のHit FMは僕が買うほとんどのCDにラベルが貼ってあるので結構信用しています。

順位. お名前/ 曲名 「アルバム名」

10. 陳綺貞/華麗的冒險 「華麗的冒險」
 陳綺貞(チアー・チェン)は台湾のシンガーソングライターの3年ぶりに出た4枚目。なかなかアーティストな曲だから、ちょっと注目してみるつもり。

9. 羅志祥/嗆司嗆司 「催眠SHOW」
 Show 羅志祥のこの曲は社交ダンスっぽい(これがチャチャチャなの??)。出だしはかっこよくて期待するんだけどね。

8. 王藍茵/惡作劇 「惡作劇之吻電視原聲帶」
 このアルバムは周杰倫の所属するALFAレコード初のTVドラマのサントラです。王藍茵はそこからフューチャーされています。来年あたりアルバム出されるのかもね。

7. 楊丞琳/只想愛你 「曖昧」
 7位は人気ドラマ「流星花園-花より男子-」の優紀役のレイニー・ヤン(楊丞琳)。9月にアルバムが発売されてから正直息長いです。その最中、更に改盤が登場しました。ちなみに彼女12月21日に日本盤が出ます!!今から購入予定の方は考慮に入れてみてください。

6. 呉克群/我有罪 「大頑家」
 6位は昨年、デビューアルバム「呉克群」から「呉克群」「別太温柔」をヒットさせた呉克群の待望の2nd album「大頑家」から。10月に発売されました。前回が意外と良かったから今回もCheckです。

5. 柯有倫/零 「柯有倫首張創作專輯(慶功收藏版)」
 5位はF4のVickが出ている戦神Marsの主題歌を歌ったAlan柯有倫の改盤より。Alanは12月21日に日本盤が出ます!!今から買われる方は日本盤(DVDは多分付きません)を待つかVCDで映像付のこの改盤を買うのか考えて!!

4. 五月天/戀愛ING 「知足最真傑作選(限量版)」
 4位は五月天のベスト盤から。先日DVD付の改盤が発売され、台北101で世界一高いライブを行ったイベントの為、オンエアが増えたのが4位に復活の理由でしょう。五月天は12月14日に日本盤出ます。日本盤購入予定で待ってたのに・・・DVD付かぁ・・・迷うなぁ。

3. 孫燕姿/HONEY HONEY 「完美的一天」
 Yan-ZiのHoney Honeyは香港のChet 林一峰が作曲した曲です。彼女の人気が伺えます。

2. 七朵花/拜金女郎 「七朵花同名專輯」
 Seven Flowersというのが英語名の女7人のアイドル。正直、あたりがいないので、モー娘的です。ちなみに183Clubと同じアイドル事務所ですね。ちなみにこの曲、MadonnaさんのMaterial Girlのカバー。流れ的にはSweetyのライバルといったトコでしょうか。

1. 周杰倫/夜曲 「十一月的蕭邦」
 予想通りのJay周杰倫です。結構このアルバム最近のMustになってきました!!買って後悔する気配は一切ありません。本業をこれだけやられたら…といわざるをえません。ちなみにJayは1月18日に日本盤が出ます!!

The Velvet Rope
 音楽で友達に恵まれるという事を教わったアルバムだ。僕にとってこのアルバムで知り合った友人は今でもとても大切な友達である。

 97年にリリースされたJanet Jacksonの「The Velvet Rope」。最初聞いた時にはあまりにも期待と違っていてショックを受けたのを覚えている。Janet Jacksonは66年音楽一家Jackson Familyに生まれる。Jackson5やMichael Jacksonは兄にあたる。82年に「Janet Jackson(日本盤はYoung Love)」でデビューする。当時はJackson Familyの1人に過ぎず、86年にJam & Lewisと組んだ「Control」以降、歌手、パフォーマーとして活躍している。(簡単すぎ??)

 このアルバムは9曲single cutされた93年にリリースされた大ヒットアルバム「janet.」に続く4年振りのアルバムとして大きな期待と共にリリースされた。いつも通りのJam&Lewisと組んでいて「Got ‘Til It’s Gone」「Together Again」「I Get Lonely」「Go Deep」「Everytime」「You」と6曲single cutされた。米国では「Together Again」「I Get Lonely」のみsingle CDが発売され、「Go Deep」は収録曲が発表されたにも関わらずカセットのみの発売であった。(この頃からアメリカではシングル発売が減り始めた)。

 このアルバムをどう解釈するかはそれぞれだろう。しかし、最近聞いて気付いた事は、このAlbum Projectが終了したのが99年。Janetが長い間結婚を隠していたReneと離婚した年であるということだ。歌詞を良く読むと「we have a special need to feel that we belong」「Don’t it always seem to go that you don’t know what you got ‘til it’s gone」「I have the need to feel real special」と意味深な歌詞が含まれているが、JanetはReneとの結婚を公表したかったんじゃないかなぁって感じた。考えてみると、このAlbum ProjectはPromo Tourにかなりの時間を費やし、その後World Tourが行われた。これはJanetがReneに時間を与えてた見切りのアルバムなのかも。そう考えたら「とてもパーソナルなアルバム」といったJanetの言葉も、ジャケットのグラサンに帽子でこそこそしてる写真も納得がいくなぁって。

まぁ解釈は人それぞれです。僕はメッセージ性のあるJanetの方が好きです。

鄧麗君 鄧麗君(テレサ・テン)

 テレサ・テン(鄧麗君)。まぁ僕らの世代(20)以上の人なら説明はいらないだろう。「つぐない」「時の流れに身をまかせ」「愛人」は有名である。テレサはスゴイと思う。その凄さは世代の違う人と一緒にカラオケに行った時に気付いた。日本においてテレサは世代を超える歌手なのである。

 

 そして、テレサは中華圏でも世代を超える歌手なのである。香港、台湾をはじめとする全中華圏(大陸、マレーシア、シンガポール、世界各地の全中華街)においてテレサの存在感は絶大の一言につきる。The BeatlesElvis PresleysStevie Wonderと影響力は変わらない。中国人(大陸)13億人、日本人を1.3億人、台湾人0.2億人と考えて計算しても14.5億人。これに香港、シンガポール、マレーシア華僑と考えたら彼女の活動範囲がどれだけ大きいのかは分かるだろう。NYの中華街のCD屋でテレサのCDを手に取ってた人は僕より若かったという思い出もある。

 

 テレサは蒋介石と共に台湾に移った国民党軍人の娘として53年に台湾で生まれる。12歳でレコード会社のコンクールで優勝し、13歳にテレビ局の専属歌手になる。まぁ詳細は省くが、中国語、広東語、台湾語、福建語、日本語、インドネシア語でCDを出し、こと、80年代においては台湾、香港、日本で人気を不動のものとしている。80年代の日本の活動だけでも日本有線大賞やレコード大賞金賞、紅白出場と華々しい。中華圏でも80年に「何日君再来」が各地で大ヒットしたが、大陸では中国共産党に放送禁止曲と指定されていたにも関わらず隠れて大ヒットした。また、中国共産党の精神汚染一掃キャンペーンの対象の歌手となり、後に総書記がテレサの名誉回復をするといったエピソードも80年代の彼女は持っている。そしてご存知の通り、95年の僕の誕生日にタイのチェンマイで亡くなっている。

 

 このアルバム「百花齊放4CD鄧麗君」は、香港環球(香港ユニバーサル)04年に出した百花齊放シリーズというベスト集のテレサ版。正直、テレサのベスト盤はあまりに多すぎる。彼女無き今、ベスト盤しか出せないのが実情だ。だからいかに聞きたい曲が収録されるのかが購入の決め手だと思う。僕が選んだ理由は「千言萬語」「何日君再来」「小城故事」「甜蜜蜜」が収録されているほか、王菲(フェイ・ウォン)がカバーした「但願人長久」、Fish 梁静茄がライブでカバーした「南海姑娘」、David陶喆がカバーまたはサンプリングしている「夜來香」「月亮代表我的心」、無聞道(インファーナル・アフェア)AndyTonyの店でオーディオを選ぶ時に聞く「獨上西樓」(映画で使われたのがテレサのVersionかは不明)が聞けたからだ。  CD1,2枚目が中国語、3枚目が広東語(ネイとかサイとか言ってるから広東語と思われる)4枚目が日本で出した曲の中国語カバーだ。

 

台湾、香港、どの中華圏の音楽を掘り下げても必ずぶち当たる鄧麗君という大きな岩。日本では出稼ぎ歌手程度にしか知られてないが、テレサ・テンの凄さには本当に驚く。そして音楽ってスゴイなぁと痛感する。今日は週末だからゆっくり4枚聞きながら家事をした。今度は台湾語の「望春風」のテレサ版や福建語盤が聞きたいと思った。