飛行機と音楽家2
「坂の上の雲」がオンエア中です!
明治って、何であんなに日本人ぽくない人がゴロゴロいるんだろう、と前から思っていました。国や人、大事にしていることを守るために、躊躇なく「和」を乱す。乱世を生き抜いた人、価値観が激変する中で少年時代を生きた人たちだからなのか……
そんなシリアスなことを、……まるで考えてなかったけど、正岡子規や秋山好古、真之兄弟のふるさと、松山で仕事でした、の枕であります。
羽田!さて、ヴァイオリンを前までのように座席上の棚に積めなくなって、初めてのフライトでした。
12月1日から、機内持ち込み手荷物の厳格化が始まっています。少しでもサイズを超えると、隣に座席を購入せねばならないというもので、キャリーバッグを持ち込む客が増え、収納に手間取って出発が遅れるケースが相次いだからとか。
ヴァイオリンはちょっと長すぎるだけで、追加の席は10000円。これでは飛行機会社だって得しそうにないから、苦肉の策、なのでしょう。
今月から、どんな風にヴァイオリンが飛行機に乗るのかというと……
こうなった!
(この写真は、前の席のヴァイオリン小寺里枝さんが撮ってくれたものです。どうもありがとう!)
なんと言うか、……楽器さま?コイツ、実はシートベルトをしています。でも、ケースの下っかわだけにかかっているので、非常に不安定な状態です。揺れそうだったり着陸時には、ずっと手で押さえてないといけない。
収納に手間取るかもしれない荷物がある場合は、早めに乗ってスムーズな進行に協力する。前はそうしていたのに、残念です。
子規や秋山ブラザーズの故郷です。
路面電車、久々に見ましたが、やっぱり何か風情があります。もっと旧型の車両もあったのに、撮れなくて残念!
ケータリングに、ポンジュース。この他、みかんが2箱もありました。
リハーサル。みなさん、凄腕。充実した演奏でした!
スーパーのフジが主催のクリスマス・コンサートだったのですが、このご時世にお客様サービスにこれだけの企画をしているというのは、本当に凄い!
案内は、あの江守徹さん。名人芸炸裂でした。
本番後、レセプションがあったのですが、料理が本当に素晴らしい。僕は、酒と肉さえあれば幸せですが、肉料理だけを集めたところ、牛やハムあたりは定番として、羊、アヒルまで!こ、こんなの初めてです~。しかも、非の打ち所がない美味しさ。感動です!
さて、レセプションに満足しつつも、まだまだ飲み足りない不良音楽家どもは、日付の替わった繁華街へと吸い込まれていきます。
通りを歩いていて、そのまま吸い込まれるように入っていったお店に。
これ、何のお刺身かわかりますか?
なんと、穴子のおつくり!初めて食べたけど、絶品とはこのこと。他のものも推して知るべしです。松山、え~とこや。こんな店を迷いなく選んでしまった、チェロの有泉さんのカンもおそろしいばかりです。
5人の2次会。このくらいの人数だと、しゃべりやすく、様々な話題が楽しくてしょうがない!手前左から、コントラバス佐々木秀夫さん、チェロ有泉芳史さん、ビオラ生原幸太さん、指揮田部井剛さん。
田部井さん、生原さんは、僕のテレビ局時代の同期をご存知でした。今回の仕事に誘ってくださった、テンポプリモ
の社長中村聡武さんが、その同期の先輩でした。思わぬところで、思わぬ知り合いが!ということはよくありますが、書ききれないほど多かったです。
まだ話し足りず、そのまま、らーめんに流れます。これまた、通りかかった店を、有泉さんのカンでチョイス。
まいう~!!
今回は、本当に食事に恵まれて、感動させられました。
朝は、ホテル14階の展望ラウンジで。まったく観光というものをしておりませんが、この景色で満足しました。
怒涛の松山、これにて終了ー!!
飛行機と音楽家
明日は松山で仕事があり、早朝(僕にとっては)、羽田に行きます。
昨今は、音楽家にとって、ならしょうがないとしても、音楽 にとって、不穏なことばかりなので、飛行機に乗ることさえ、なかなか心配です。
それはともかく、松山は初めてなので、楽しみです。行ってきます!!
名古屋は今日もいい天気!(注;2週間ほど前です…)
名古屋~名古屋~
名古屋に行ってきました。
1年ぶりです。どこか東京と違うと思ったら、道行く人の服の色が違う!久々に来ると、違いがわかる気がします。
いざゆかん!栄まで地下鉄で行きます。電車の中も、やっぱり色が違う!
名古屋を代表する繁華街、栄に到着しました。昔よく来たところです。
ナントモ気持ちのいい日でした!……まあ、これから夜までホールにこもっているわけなので、関係ないんですが。
→箱舟も健在。こういう晴れた日は、一段と存在感が増して見えます。
大きなホールです。なんと2500席もあって、オペラ上演もできるのだそうです。
→そんな中の客席。この日は4階席まで開放しての大舞台。
なかにし陽子さんのコンサートで、一部はタンゴ、二部はシャンソンという構成です。
昔から、舞台袖が大好きです。ひとつの世界ともうひとつの世界との境に立っている気がして、血が騒いできます!
ピアノ小松真知子さん、バンドネオン早川純さん、ヴァイオリン小泉ヒロカズさんと自分、ベースは田辺和弘さんでありました。
ゲストMCに、デヴィ夫人と大村昆さんがいらしていました。残念ながら写真は撮れなかったけど。
あの客席がいっぱいになっていました。いいコンサートでした!
終演後に、シャンソンチームのヴァイオリン、キャサリン・キャッシュさん(右端)と。左端から小泉さん、自分、田辺さん、小松真知子さん。
名古屋の道路は、初めて来ると、かなりコワイのではないかと思います。車線変更で、スパッと目の前に車が入ってきて、急ブレーキ、ということがしばしばあります。
だからといって、事故が起こっているところは見たことがない。みんな運転が上手なのかな?
名古屋駅には大々的なイルミネーションが始まっていました。四季をイメージした画が次々に浮かび上がります→。
小泉さんは明朝の仕事のために、終演後すぐに帰ってしまいましたが、残りのみんなで名古屋を満喫!!
中2階があるコジャレたお店でした。サラダ、イカなどの海鮮、手羽先やどて煮などの名古屋めし、全部とってもおいしかった!
楽しい話が色々聞けた上に、色々考えさせられることもありました。いつも何気なく演奏していますが、「自分の楽器」(僕だったら、ピアノじゃなくて、ヴァイオリンという意味で)を見つけることができる、ということは実はすごいことで、そこには何か不思議な縁がある。出会いがそうだったり、出会いは最悪でも、その後に人との出会いがあって自覚したり。考えると、とんでもなく不思議な世界だと思います。
また飲んでいる最中に、今計画中のライブの日程も決定(これについては近日中に書きます)!朝まで、すべてが盛り沢山な名古屋道中でありました!





