残席僅少!
いつも宣伝する間もなく満席になってしまう、中田智也とシンノンブレ、5/26㈰、半年ぶりの恒例ライブです!
この7人編成のバンド、日本のタンゴ黄金時代に青春を過ごした、中田ちゃーさん、大原一駒さんが核になっています。タンゴだけでなく、スウィングや演歌まで幅広く弾いてきたお二人です。
ガッツンガッツンのタンゴから、メロディーの美しすぎる「恋人もなく」など。もちろん息抜きもあり、今回は「オン・ ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」で。バンマスちゃーさん、バンドネオン大原さんの盟友だった、故・平吉毅州先生(「気球にのってどこまでも」とか「我がマイルストーン」とか)の「ラ・シルエタ」、さらにまだまだ新アレンジも、のてんこもり。
わざと宣伝を遅らせているのですが、すでに残席少なくなってきております。ご希望の方、お早めのご予約を!
東京・春・音楽祭2019。今年は?!
東京・春・音楽祭―――。何とデジタル辞典に載っていました!
「東京都で春に開催される国際音楽祭。2005年よりオペラの新演出作品の上演を中心に開催されてきた「東京オペラの森」を前身とし、2009年より現名称で開催。オペラの上演のほか上野公園内の文化施設のホールなどを会場に、室内楽のミニコンサートなどを多数企画。子ども向けの音楽イベントもある」
ひと月に渡って、上野の各所で、国内外の音楽家によるコンサートが行われます。
今年は、世界的なイタリア人指揮者リッカルド・ムーティによる「イタリア・オペラ・アカデミー in 東京」が、スタートするらしい。これまでもあったようですが、参加者が指揮者になれる「指揮者はあなた! Conduct Us in 上野公園」、無料のミニコンサート「桜の街の音楽会」、子どもたちのための音楽プログラム「東京春祭 for Kids」など、盛り沢山。大きいところは、オペラ「リゴレット」「さまよえるオランダ人」から、合唱、歌、室内楽、子どものための音楽物語「ぞうのババール」まで!
この春祭に、今年も出演します!ツイン・ヴォーカルの豪華編成。チケット、残席少なくなって来ているようです。お早めによろしくお願いします!
2019/3/16 [土] 15:00開演(14:30 開場)
旧東京音楽学校奏楽堂 全席指定¥4,100
「小松真知子&タンゴクリスタル」
詳しくはこちら⇒http://www.tokyo-harusai.com/program/page_6238.html
簡単な曲目解説など、載っています!
タンゴの楽譜と雑司が谷の件
タンゴを演奏する。その時使う楽譜は、イチから全て自分たちで作るのが普通です。残っている録音から、いわゆる耳コピをするか、自分たちで編曲をするか。そのどちらかです。
タンゴの真ん中にあるリズム、メロディー、巨匠たちの残したスタイルに向き合おうとすると、これはもう、耳コピするしかありません(但し、昔の録音では概ね大編成なので、自分たちの楽器編成に合わせて書き換えることはしないといけません)。
やってみると、特徴的なことがいくつもあって、難しい。例えば、タンゴのリズムもメロディーも、時間どおりに音が演奏されているとは限りません。聴いたままを記譜することが正解とは限らない訳です。
例えば譜面に4分音符があったとして。その記譜どおりの時間、演奏されていないことがよくあります。それは、何か理由があったので、時間どおりの長さに演奏されなかったということです。その理由を理解できないと、その部分、4分音符を演奏していた、ということ自体が分からない、ということもあり得ます(よく起こっていることのように思います)。
そういうことが分かる部分でも、やはり聴いたとおりに近い形で書くこともあります。どういう人が弾くのかによって、書き方を変える訳で、より理解してもらいやすい方を選ぶことがあります。でも個人的には、もったいないかなと思っています。
おそらく元々の録音で演奏していたミュージシャンたちは、そういう譜面を見ていないからです。楽譜はとてもシンプルな形で書いてあったと思われます。それを基に、彼らがどういうリズム感で刻み、メロディーを歌ったから、録音に刻まれている音楽になったのか。そのことこそ面白いなあと思うからです。
僕が参加しているタンゴバンド、メンターオは、ライブでは古典タンゴの演奏のコピーしかやらない、近年珍しいバンドです。一般的には、渋い、と言っていいのでしょう。
しかしその渋さ、侮れない。
どっぷり巨匠たちの世界に浸って、それも、限られたスタイルに限定して、追求し続けているのです。
このバンドの楽譜は、ほぼ全てバンマスの池田氏が書いていて、リハーサルでは、元録音をみんなで聞きつつ話し合い、実際音を出しながら探っていく。そんな感じで進みます(実際には色々な場合がありますが)。
こういうリハーサルは、何よりその音楽が分かってくることが、とにかく楽しいのです。そんな経験を重ねるうちに、本人たちがそこまで気にしていないような気がする、サウンド自体も見違えるほど充実してきています!
来週日曜、久々に雑司が谷でライブです!ぜひ、一度聞いていただけたらと思います!
3/10(日)14時開場 15時開演
@エル・チョクロ http://el-choclo.com/
東京都豊島区南池袋3-2-8
(副都心線「雑司が谷」駅1番出口徒歩2分半、都電荒川線「鬼子母神前」駅徒歩3分)
出演;
池田達則 (バンンドネオン)
専光秀紀/宮越建政 (バイオリン)
松永裕平 (ピアノ)
大熊慧 (コントラバス)
お問合せ:03-6912-5539 /info@el-choclo.com または出演者まで
チャージ:4000円