音快計画-ヴァイオリン弾きのお仕事とはッ?!- -38ページ目

カールしているッ??!!

 先日の仕事の、控え室で出た菓子。その名は、マルクス。マルクス
 マルクス??
 どうしても最初に浮かぶのは、カール・マルクスであるわけで、どうしてこの菓子はマルクスなのだ??と考えるわけです。
 マルクス・ブラザースが由来じゃないだろうし、ましてやマルクス・アウレリウスとかじゃないだろうし、やっぱりそうなんだろうな。
 むぅ、まさか、カール??カールしているからですかあッ?!
 ちなみに、シューベルトのミサ曲二番を演奏した本番の出来事でありました。……

 土曜は、雑司が谷エル・チョクロ。タンゴ黄金時代歴戦のヴァイオリニスト、チャーさんのバンド、シン・ノンブレの本番です。
 実は、一ヶ月も前に完売していまして、ただいまキャンセル待ちになっているそうです。
 来られない人には申し訳ないのですが、まじめな練習はもちろん、例によって変わった練習も随分しました。……「F1」とかね!!←練習したものの、今回は使わないことになりました……
 演奏する側が、心から楽しんでいますので、きっと流石な本番になることと思います。楽しみです!

 来週は、仙台、銀座、六本木と、色々なところでお仕事。ありがたやーありがたやー。

ピタゴラ、テクネ、デザインあ。映像の衝撃。

 昨夜、深夜に帰宅して、Eテレにはまってしまった。このチャンネルは、かなり前から革新的な番組を放送する計画があったようで、時々見ていると面白いのです。

「大人のピタゴラスイッチ」!!
 ピタゴラスイッチって、子どもに面白い番組なんでしょうかね?分からないのですが、僕は個人的に好きな番組です。
 テレビは、昔はそうでもなかったらしいのですが、基本的にコメントの比重が大きいメディアです。元が子ども向けだからか、この手の番組は、映像と音楽、言葉(コメントと言うより、少し意味があるけど、音に近いもの、という感じがする)で、何かを感じるようにできていて、まるで魔法のようです。

 中でも、「こんなことできません」が、やっぱり面白い。写真をつないで動画にしてみると、人間にはとてもできないような、とんでもないことができるように見えてしまう!というものです。説明すればするほど、つまらなくなってくるので、細かく説明しないことにしますが、お勧めです。(番組全編そういうところありますが)ギリギリまでしつこい言葉が、映像と妙に合っていたり、関根勤さん、岩井ジョニ男さんの動きが絶妙。

 正月にオンエアされたものの再放送らしく、3月23日(土)夜10;55~11:25に、「かなりむず編」が再放送されます。ご興味おありの方、ぜひとも!!

 この番組、確かに面白かったけれど、その後はさらに凄まじかったのです。

「テクネ 映像の教室」!!!
 オープニングには、完全に吹っ飛ばされてしまいました。自分には、こういうセンスはまったくなかったんじゃないだろうか。映像というものの面白さに満ち満ちています。
 決まった放送スケジュールはないようですが、次回3月30日(土)夜11:25~11:40です!だまされたと思って、オープニングだけでも見て欲しい~

「デザインあ」!!!
 僕にとって、これまた、映像ってセンスなんだなあ~と、思い知らされてしまう番組です。こんなこと、思い付かない。
 中に、「解散!」というコーナーがありまして、昨夜はたらこおにぎりが解散しておりました。正確に言えば、ピクニックが解散しておりました。ピクニックが個々のものに分かれていき、その中にたらこおにぎりがある。そのたらこおにぎりが、のりに始まり、一粒一粒……そしてそこは、ゴールではない、ゴールの始まりに過ぎなかった!……まさしく、驚天動地の映像でした。
 この番組は、毎週土曜朝7:00~7:15、再放送金曜午後3:45~4:00。5分版というのもあるようですよ。

黄金時代の夢の香り、三度。

 いつも記事をアップする時期が遅いため、お問い合わせをいただいても完売している、中田智也とシンノンブレがまたやってきます!

 タンゴ黄金時代の、その時代にしかなかったであろう何か。それを、今も聴かせてくれる、数少ないプレイヤーである、中田智也(ちゃーさん)、大原一駒両氏を中心に、若手がわらわらと集まって、現状七人編成になってしまった、シンノンブレ。
 タンゴで、ヴァイオリンが四本もいる編成は、今や極めて稀、というか、全員いつも全然違うパートを弾いているという意味では、唯一かもしれません。

 古きよきタンゴ、ピアソラ、ちゃーさんならではの全くタンゴではない曲も、もちろん入っています。
 難しいことを分かりやすく、面白く、素晴らしく弾くことも、僕にとってもちろん大切なことなのですが、すごーくシンプルなことを心に響くように演奏できることには、さらに憧れます。これが、難しい。でも実は、それが音楽家としては、根本的に大事なことかもしれないなあと、思っています。
 その点、ちゃーさんや大原さんは流石の境地。僕は、聴いた感じは難しそうなソロを一曲だけ弾かせていただきますが、他の曲は後ろで、大先輩たちの妙技を肌で感じて、楽器を弾いています。



 日時:4/20(日) 15時開演


 場所:雑司が谷 エル・チョクロ
  東京都豊島区南池袋3-2-8

  http://el-choclo.com/contents/?page_id=4

   (東京メトロ「雑司が谷」駅 徒歩2分半)


 チャージ:4000円

 出演:

  ヴァイオリン 中田智也/関由美/宮越建政/岩楯麻里

  バンドネオン 大原一駒

  ピアノ 丸野綾子

  ベース 松原正樹