音快計画-ヴァイオリン弾きのお仕事とはッ?!- -129ページ目

ブエノスアイレスの?

クチコミネタ:住みたい町

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 海外を旅行するときは、そこに住んでいる感覚を味わいたいのです。
 朝日を浴びながら(昼か…笑)、角のパン屋でパンを買って、その先の店に持ち込んで朝メシにする。市場で買い物して、その土地の食べ物を使って料理してみる(可能なら)。出かけた帰りは、通りの店で絶品の酢漬けのイワシを肴に地酒を飲んで、2軒目は…みたいな。完全に飲み食いの話になってる笑
 …とりあえず、観光はオマケのような位置付けです。だから、2週間以内の旅行だと、ほとんど宿さえ変えません。

 こうなると、旅行したい国=住んでみたい国、という具合になる訳でして、基準は食事と、もちろん音楽です。音楽家ですから笑
 今住んでみたいのは、アルゼンチンのブエノスアイレス!
 南米を代表する、それは美しい町だそうです。気候も日本くらい。ワインと肉(特に牛)がメチャクチャにおいしくて、…かつ安いということは知っています。
 そして、タンゴォ!!!音楽って、本来生活の中にあるものだから、観光客用のインチキくさいヤツじゃなくて、住んでいる人たちのために演奏されている音楽を見てみたい。

 なんでブエノスアイレスな気分かというと、…来た来た!来ましたー!! クラッカー

 来月、日本を代表するタンゴ・ミュージシャン、小松亮太と共演する、東京バンドネオン倶楽部のバックバンドの仕事(詳細は、前回をご覧ください)をしますが、ついに楽譜が到着!
楽譜
 キテました~ ↓よく見ると、中央左の方に、「Arr.Piazzolla 1951」って書いてあるのです。…これって、1951年ピアソラ編曲ってこと??!アルゼンチン・タンゴの中で断トツに有名な『ラ・クンパルシータ』を、あのピアソラがアレンジしている?!

 ピアソラってなんじゃ??と思われた方は、一つ前の記事をご覧になっていただけると幸いです(ナーント写真付きですヨ!!笑)。
楽譜アップ

セ・アルモ ノスタルヒコ レスポンソ ラ・ギニャーダ レクエルドス・デ・ボヘミア リベルタンゴ ラ・トランペーラ デカリシモ ブエン・アミーゴ ロス・マレアドス フーガと神秘 コントラティエンボ 淡き光 ティケラ・ケリーダ とろ火で 月下のコンサート

 …呪文かッ??にひひ


 自分が演奏するのは、上に書いた曲目の一部(アンコール入れて6曲)で、そのうち知ってる曲は『リベルタンゴ』だけでした。ただ、仕事にソツがないことに、普通に参考音源が添えられており。

 むむぅ!どれも何てイイ曲!日本で知られているタンゴは、まさにほんの一部でしかないことがよく分かります。加えて、きっとブエノスアイレスの食事はおいしくて、楽しいんだろうな…と思わずにはいられないです。なぜかと言うと、これは絶対、食事のシーンにあう音楽だから!!

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あなたを待っています。

 音の塊が咆哮しとる!これはもう、メチャクチャにカッコいい!!!シビれます!!キラキラ
 ライブ映像、ピアソラ『ブエノスアイレスの夏』(演奏・小松亮太&タンギスツ)

 ↑クリックしてご覧下さい!!
 こ、この人と、一緒に、やるのです…汗来月、この小松亮太さんと共演するのです!

 (作曲者のピアソラについては、最後の『オマケ』で触れています)


 小松亮太、と言えば、日本を代表するタンゴ・ミュージシャン。楽器はバンドネオンという、下の写真の人物が持っているコレ。アコーディオンのような蛇腹がありますが、もっと小さいです。
 いい人なんです。楽器を弾き出すと華があり、MCが上手で面白い。
 独学で!!この楽器を14歳ではじめ、15歳で、すでに初舞台。


 最近では2ヶ月に1度はTVに出てます。他のジャンルとのコラボも多くて、例えば、葉加瀬太郎、沢田研二、THE BOOM、coba、ゴンチチなどと。
 テーマソングやCM音楽の作曲もよくしています。直近では、木曜20時(今日スタート!)からNHK総合でオンエアのドラマ「風の果て」で、演奏しているそうですよ!


 彼が教えている『東京バンドネオン倶楽部』 というアマチュア団体(メチャクチャうまい人もいるらしい)が、年に一度コンサートをしています。毎年、小松さん本人とそのバンド(もちろんプロ)が賛助出演することになっています。
 で、来月のコンサートには、僕もその賛助出演をすることになっているのであります!!!クラッカー


 …で、そろそろ楽譜が来るはずなのです。何だかとっても難しいらしい笑


 オマケ。
 アストル・ピアソラは、アルゼンチンの人、タンゴのアーティストです。バンドネオン奏者であり、独自の自作の曲を発表しまくりました。
ピアソラ
 15歳までニューヨークで過ごして、最初に興味をもったのがジャズ、その後タンゴ・ミュージシャンをしながら、クラシックの作曲家を目指した時期があります(33歳のとき、パリに留学までしてます!)。その曲は、革新的なリズム、コード進行を持ち、曲が複雑すぎて踊れないため、伝統的なタンゴを殺した「タンゴの暗殺者」とされて、命を狙われていた時期も。

 何より、その圧倒的なグルーヴ感は衝撃的ですらあります!今でも、打ち込み系からアコースティックまで、様々なジャンルのミュージシャンに取り上げられ、TVのBGにもムチャクチャ使われてます!


 聴いたことのない方、またはクラシックの演奏家がやっている、のっぺりした演奏しか聴いたことのない方、是非見てみてください!ピアソラ氏ご本人です。最も有名な『リベルタンゴ』をお聴かせしたいところですが、いいのがない…↓クリックしてご覧下さい!!


ピアソラ五重奏団の『ブエノスアイレスの夏』
 
同じく『フラカナーパ』◎


 もうちょっといい音だといいのに…。しっかし、ピアソラ氏、強そうな顔(上の写真)ですよねえ笑。どんな闘い方してたらこんな顔になるんだろう????

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人間、何だってできるんだ!!

 マネをしたくてもやり方さえわからない…。

 コレは凄い!!! と思う←クリックして見てください!


 どうしたらこんな音が出るのか、もの凄い研究が必要だったでしょう。

 僕には、どう弾いているのか、それすら分からない。一種の発明だと思う。

 ヴァイオリン無伴奏のマジRock…


 音程一つ取るにしても、何をどう意識して練習をしたら100%完璧にできるようになるのか、自分で発見して、筋肉の動きや感覚を覚えていく。

 それを、どこまで効率よくできるか、戦っている自分は、(マネをしたいとは思わないのですが笑)この映像の主を本当に尊敬します!!

 すごいぞう~ッ!!


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