音快計画-ヴァイオリン弾きのお仕事とはッ?!- -108ページ目

ゴージャズ・ライブ!!(まもなく)

10月3日、4日、ビルボードライブ東京 で行われる、小松亮太さん (←クリックでブログへ!)の10周年記念ライブのリハーサルがありました!

 3日のゲストはゴンチチさん、4日のゲストは大貫妙子さんという、豪華極まるライブです。


 場所は信濃町、MAC STUDIO
マック外打ち 外打ち

 ……立派だ笑


 地下に向かいます。
階段上
 階段も、これは……笑
階段下
 そして、いざ!
スタジオ入口
 (すいません、佐竹さん、ブレちゃって。折角の男前が)


 リハーサルには、4日のゲスト、大貫妙子さんがいらっしゃって、一緒に演奏する曲の練習。

 1曲は小松さんが書き下ろした新曲で(素晴らしい!)、歌が素敵極まるのはもちろんのこと(つい聴いてしまって間違っちゃう笑)、大貫さん、リハーサルをしながら歌詞を変えていきます!うーん、こんな世界が……


 ヴァイオリン近藤久美子さんのブログ (←クリックで読めます!)にも、記事が!
リハ大貫さん
 

 それにしても、ここの駐車場、面白かった!
駐車場
 写真ほど広くはないのですが、確かに広い。でも、ここに将棋の盤のように車が並ぶ。

 出る時がオカシイ。出る順番が重要な訳です。大昔、こういうゲーム(コンピューター系じゃなくて)あったような?


 さてさて、後はライブ当日!いざやいざ!!


 バンドネオン 小松 亮太
 ヴァイオリン 近藤 久美子  宮越 建政
 ヴィオラ 番場 かおり
 チェロ 松本 卓以
 ベース 田辺 和弘
 パーカッション 佐竹 尚史
 ギター 桜井 芳樹
 ピアノ 熊田 洋

 +豪華ゲストォ!!


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オルケスタ!! そのさん

 小松亮太&オルケスタ・ティピカのコンサートの記事も今回で終わります。
 やっと本番の話です。長々書いてしまいました。読んでくださった方、ご苦労様でした笑


 さて、月の綺麗な夜でした。十四夜。ほとんど満月でした。

 でも僕は、小松亮太さんのMCでその話を聞くまで、月が出ていることになんか、ちっとも気がつきませんでした笑

 心配された雨もなく、本番の時間には風もかなり弱まっていました。屋内でのライブでは絶対に感じることのない、風趣、感じます。

満月

 ただ、湿気、凄かった!!これには閉口しました。

 ヴァイオリンは、湿度が高くなると色々不都合があるのですが、もっとも物理的に困るのが、低い弦を発音しなくなることです。弓の毛が弦をつかめなくなって滑り、音が小さくなるのではなく、音量ゼロになってしまうのです。

 さらに、楽器はべたべたになるわ、寒さで指はかじかむわ、何とも壮絶なコンディションでした。

 それでも、心底幸せな時間でした!

 ヴァイオリンは、近藤久美子さんが主に1stを弾いていたのですが、時々2ndに回って、喜多直毅さんが1stを弾くことがあったのです。つまり僕は、名手2人のソロ・1stの妙技を見られるだけでなく、なんと2ndを弾いている音まで、間近で聴くことができたのです!

 オルケスタって、タンゴの学校でもあるみたい。実戦中に「盗め」みたいな部分がまずある(一昔前は、職人だろうがサラリーマンだろうが、何でもそうだったらしいし)。それと、小松さんがリハーサルで出す指示を通して、曲想や奏法のイメージが染み込んでくる部分とがあるからです。
上演中 本番中の舞台

 休憩なしに1時間半、ぶっ通し。演奏するのはもちろん大変ですが、聴く方だってえらく大変だったハズです。ところが、むしろ最後まで段々と、お客さんたちの集中力が上がっていくかのように感じたくらい。本当に幸せな時間を過ごせました!



 本番後は、レセプション!素敵な料理がいっぱい。

 岩手って、……素敵だ!
レセ

 ミュージシャンって、本当に面白い人たちばかり。これがまた、話も上手なんです。ライブのMCなど聞いてみてください!
宵越しの銭
 バンドネオン鈴木崇朗くんのTシャツ。ちょっとぶれていますが、クリックして見ると読めるはずです。

「宵越しの銭はもたぬ」と。

 あまり冗談じゃなく、そういう極端な人もいらっしゃいます。最近、それが本来自然なことなんじゃないかと、ふと考えることがあります。僕は小心者なので、もちろん考えるだけです。


ロビー
 一夜明けて、帰るぞー

 一ノ関駅に戻ってきました。新幹線に乗るまで、まだ時間があるということで、おみやげなど買ったりしている、パーカッション佐竹尚史さん。
カステラ購入
 よく見ると……
カステラFF
「純金カステラ」

(向きが逆だった笑)

 実は早めに起きて、一部のメンバーは中尊寺観光をしていたのですが、その時に佐竹さんはこんなおみやげを買っていました↓
金色の湯

 さすが平泉!!


 ささ、本当に帰りますかー
帰りマース
 1日おいて、ほぼ全員集合でレコーディングがあったのですが、とりあえずこれにて終了。お疲れ様でしたー!

 本当に得がたい、夢のように素敵な体験でした!!お客さん、スタッフのみなさん、メンバーのみなさん、ありがとうございました!!!

 


 バンドネオン  小松亮太 北村聡 早川純 鈴木崇朗

 ヴァイオリン  近藤久美子 喜多直毅 宮越建政

 ビオラ  番場かおり

 チェロ  松本卓以

 ベース  田辺和弘

 ピアノ  三枝伸太郎 

 ギター  桜井芳樹

 パーカッション  佐竹尚史

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オルケスタ!! そのに

 東北、なかなかどうして暑かった!あせる
ステージ横打ち
 野外ステージを横から↑ 入っていくとこんな感じ↓ 左にPAブース。
リハ前
 この舞台、後ろにどーんと池。うーん、素晴らしい!
後ろは池
 ところが、これがかなりのくせもの。容赦なく舞台上に風が吹き込んでくるのです。

 お!涼しいッ!!と喜んだのも束の間……突然、

 楽譜がすぽーんとぶっ飛んだ!!台風

 そうなんです。リハーサル中、楽譜が飛びまくったのです!飛距離を競ってるんじゃないかというほど、次々飛んでいきます。あれ~。←そこまでじゃなかったかも?

 洗濯バサミ、クリアファイル、色々使って飛ばないようするのですが、突風にはもう一つ勝てない。

 結局、僕のところは、ひもで縛って大きな洗濯バサミで固定。これで何とかなりましたが、今度は譜面をめくるのが大変……

 

 それだけじゃありません。マイクが風の音をひろいまくります。

 ゴオオオーッ!!

 という音がひっきりなしに聴こえて、その分、演奏者の音が聴こえない笑 

 主に1stヴァイオリンを弾いている近藤久美子さんの音が聴こえない。ユニゾン(同じ音符を弾くヤツです)が合っているのか、ちっとも分かりません。えいや!と、覚悟を決めて弾きました!笑
リハ
 さらに問題が!

 昼の1時に始まったリハーサルですが、夕方になってくると日が落ちてくると、西日が舞台上にさしてきます。楽器が日焼けする~

 これは非常に重大な問題なんです。楽器表面に塗ってあるニスは直射日光を浴びると変質してしまう。さらに、部品の板同士を繋ぎ止めているにかわも、温度が上がると変質してしまって、接着力が著しく低下する。……らしいからです。

 可能な限り日が当たらないように、不自然に身をよじって演奏。あとで、エライ腰にキマシタ汗

バンドネオン隊
 オルケスタって、本当にカッコイイ音がするんです。リッチだけど、キレが凄い!なんと言っても、バンドネオン隊のド迫力!!聴き応えはたまらんのではないかと思います。凄い音圧と響きの美しさの渦に、演奏しながら同化していく感覚は、鮮烈そのものです。



 突然、

 ゴーン。


 鐘が鳴ります。風もひゅうひゅう吹くし、陽が落ちて肌寒くなってきます。

 幽霊が出てきそう?笑


二人
 へとへとになってリハーサル終了~。でも、バンドネオンの北村聡さん、池を見ながら練習してます。

 さらにつづきます~


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