キャンドルショップへの道(第九話)
11月23日、オープン初日、多くのお祝いを頂き、お知り合いの方に
お買い上げいただきました。出足上々でいくらか不安感も薄らいできました。
しばらくは知り合いの方の売上があり順調に推移・・・・
またアロマキャンドルの専門店という話題性もあり雑誌の取材から始まり、ラジオ、テレビの取材が相次ぎます。
読売テレビ「あさパラ」の取材で川合俊一さんと・・
とはいえ、アロマキャンドルという単一商材でのビジネス・・・
先にお話ししましたビジネスコンテストの発表会でも大阪のみならず全国的にも珍しいワンカテゴリ―ショップ
が強みです!と強気の発言しましたが、何しろ需要人口が少ない。
実は、ショップ施工中にある男性から声をかけられ、「いったい何屋さんをやられるんですか?」と
聞かれ、「アロマキャンドルの専門店」ですと答えると、とっても驚かれていました。
その方がオープン後、店に来られました。すると彼から意外な言葉が・・・・
「ボクはコンサルティングの仕事をしており、ある東京の香り関係の会社から大阪進出したい考えてるので
大阪のマーケット調査をしてほしいと依頼があり、ここ何ヶ月かリサーチを繰り返したのですが、結論的に
大阪での香りのビジネスは難しいのでやめた方がいいということで報告したんです・・・だから本当に
ご主人がアロマキャンドルの店をオープンされたのでビックリしています。」
何と不穏な発言・・・・でもこれが現実になるのです。
続く・・・・・
キャンドルショップへの道(第八話)
2008年11月中に遂にショップが完成します。
思い通りの素敵な空間になりました。コンタクトを取り付けていた仕入先からも
大量の商品が到着。ウキウキした気持ちで商品を並べていきます。ストックには在庫の山・・・
一度もキャンドルなど販売したことない不安感より、なんとかなるという自信の方が
優っていました。というより自分の店が持てたということに舞い上がっていました。
店のオープンについては、家族とアパレル時代ともに事業部で苦労した同僚たちと
仕入先の懇意にしてくれた二人の友人ぐらいにしか説明しませんでした。
なぜかというと誰に相談しても、異口同音に反対されると思ったからです。
したがって皆さんへの告知は、ショップ施工し始めてからDMで案内状を送りました。
そこにオープニングパーティーの日時を添えて・・・・・
そしてパーティー当日、夕方7時ころからのスタートでしたが、多くの方が集まってくれ祝ってくれました。
ほとんどがアパレル時代の仕入先、商社、工場の方たち。アパレル時代の同僚は接客のお手伝い・・・
開店前のビッグイベントも無事終了・・・・いよいよ翌日からショップオープンです。
さてさてどうなりますやら・・・・・続く・・・・
キャンドルショップへの道(第七話)
話は前後しますが、物件を契約した2008年11月1日。その日から多分三日間だった思うのですが
第一話で登場した「寧屋工房」の武田先生が自らの赤膚焼きの燈火器を700個ぐらい使い、
奈良国立博物館の前庭で、音燈華と題した燈火器が生み出すキャンドルの灯りと音楽のコラボイベントを
開催されると聞き、夕方から奈良へ・・・・
奈良国立博物館の前庭に並べられた赤膚焼きの燈火器700個・・・素晴らしい光景でした。
その燈火器の灯りの中で、ジュスカグランペールが奏でるクラッシック音楽。
(写真はお借りしました)
言葉を失い、ただ幻想的な世界に酔いしれていました。
そして後日、再び奈良を訪れ、寧屋工房へ。武田先生のお会いし、キャンドルショップを
オープンすることになりましたと報告しに・・・・
先生からは「えっ!そうなんですね。でもキャンドルのビジネスは難しいよ。特に日本では」
その言葉を身をもって知るのはもう少し後ですが、先生との出会いがキャンドルショップへの道の
第一歩になったのは間違いないので、記念に燈火器を二点購入させていただきました。
お店の左右のウィンドに飾ってあるのがそれです。
続く・・・・・
キャンドルショップへの道(第六話)
大阪を中心に活動されている女性の中小企業診断士の有志の集まりである「ピザの会」という組織が
ビジネスプランコンテストを開催すると知り、期限は10月いっぱいと聞き、早速ボクの店づくりへの
想いとビジネスプランをまとめて応募。第一次審査を通過した中から5名が11月22日に行われる
最終プレゼンに参加できるというもの。
まさか予選通過するとは思わなかったんですが、本選への参加連絡が・・・・・
当日、上本町の会場へ。会場に入るとなんと30名近くの審査員が・・・・
いよいよ最終プレゼンが始まります。みなさんツワモノぞろい・・・プレゼンはほとんどの方が
パワーポイントを使って、素晴らしいプレゼンテーション。
そんな中、一番の年長者である僕は、ワード、エクセルで作成した書類をプリントアウトして
口先だけで説明。すでにここで負けた感が漂う・・・・
プレゼンのあと、会場審査員の方から辛辣な質問の連続。アパレル時代の成功経験をもとに
説明するが、多くの自営業者を見て来られている審査員には到底太刀打ちできない。
4名終わった時点で、この人が優勝(金賞)だろうなと皆さんが思っていたところに、最終プレゼンの方が・・・
何と最後のひとりNさん。カメラマンである彼女の「妊娠・出産の記念作成事業」のプレゼンに
会場内が聞き入る。生命の誕生に密着した取材と色々場面での写真作成を妊婦さんとともに過ごしながら
組み立てるという事業・・・感動的でした。
朴訥とした彼女のしゃべりも好感を呼んだようで、逆転の金賞ゲット
ボクと言えばもちろん、金でも銀でもなく奨励賞・・・・まあおまけみたいなものでした。
でも、事業に向けての皆さんのアイデア、情熱には心を動かせられました。
負けちゃおれない!と思わされて瞬間でした・・・・・
続く・・・・
キャンドルショップへの道(第五話)
実は、キャンドルの代理店さんに伺った時にアドバイスされたのが、が一番売れるのは
クリスマスシーズンだから、遅くとも11月末にはオープンした方がいいよということ・・・
そのことが頭から離れなかったので、10月中にアパレルを退社し、11月1日には物件契約を交わして
いよいよ店づくりを本格化!
店づくりのデザインは、アパレル時代に展示会の設営などで、お世話になったO氏に急遽相談。
当時、大阪から東京に拠点を移されていた彼が大阪に来るときに、会ってもらうことに・・・・
物件を見てもらい、こちらの想いを伝え、店舗デザインの作成、ずっと温めていた店舗名「ワンオーバーエフ」
のロゴデザインもお願いしました。特に店舗のイメージカラーは、当時お気に入りだった
ブラウンとブルーのカラーコーディネイトで考えてもらうことに・・・・・
そして生まれたロゴデザインが、今の正面テントにあるこちらです。
11月23日オープンに向けて、施工業者(O氏の友人)も紹介してもらい、いよいよ本格始動。
ここまで来たらもう後戻りできない。自分の決断は果たしてただしかったのか・・・不安ばかり募るけど
顔には出せない。自分のビジネスプランは正しいのか・・・それを確かめるべく、あるビジネスプランコンテスト
に応募。果たして結果は・・・・・
続く・・・・
キャンドルショップへの道(第四話)
いよいよ物件とのご対面。
今のショップのようなガラスドアではなく、中は見えない金属製の扉。
中に入ってビックリ!壁はすべて黒地で、真っ赤な大きなバラ(記憶がさだかでない)が点々と描かれていた。
いったい何屋さんが入っていたのか・・・・聞くところによるとゴスロリショップだったとか、喫茶店だとか
はたまた印刷会社とか・・・・
とにかく壁のイメージに惑わされないように、広さを確認しながらイメージめぐらせます。
住宅とビジネス街が混在する西区靱本町、なによりヨーロッパの公園を彷彿させる靭公園の南・・・・
お気に入りのロードバイクショップもある、有名な雑貨店もあるし、ボクの灰色の頭脳は「ここや!」と告げています。
ただ家賃が若干高い!そして、当時人気だった堀江、南船場地区と違い人通りがかなり少ない。
それを察したのか、仲介の不動産屋さんも同じくらいの家賃なら他も紹介できますよと・・・・
そう言われるとへんこなボクは、「いやここにします!」と決めてしまいます。
香りを選ぶショップ、癒しを求めるショップは、人通りの多いところではゆっくり出来ない。
大通りから一歩外れた、小さな路地のわざわざ感ある所がいいと思ったのでした!
続く・・・・
キャンドルショップへの道(第三話)
段々イメージを固めていたのですが、肝心の店舗をまだ探せていません・・・・
ネットの不動産情報を探し、取り敢えず不動産は介さず、大体の目安をつけて物件さがし。
なかなかこれという店舗が見つからない・・・・
そんなある日、アパレル時代の趣味でロードバイクをやっていたので、休日にいつものロードバイ専門店へ
靭公園の南側にtubiさんというお店。ロードバイクのイロハを教えてくれたオーナーとたわいない会話のあと
帰路に・・・・いつもなら東へ向かうところ、この日は違うルートで帰ろうと西へ・・・・
すると最初の左角のビルに、何やらテナント募集の看板が・・・・・
えっ!こんなところに・・・・なんと一番希望してた角地の1F・・・壁面はレンガがいいんだけどと
思ってはいたが大阪では無理とあきらめていたが、ここはレンガタイル。まさに求めていた物件!
後は広さ・・・・アロマキャンドル専門店にそんな広い物件は必要なし。
家に帰り、この物件を扱っている不動産屋さんをネットで検索し、ビビットきた不動屋さんに連絡・・・・
家賃は希望より高かったが、交渉出来るやろと、取り敢えず物件をみせてもらうことに・・・
続く・・・・・











