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お悩みハンター イプシロンです。
今回はあみちゃん(仮名)のお悩みに答えたいと思います。あみちゃんは中学２年生です。
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バターって美味しいですよね。イプシロンも大好きです。あみちゃん程ではないですけど、イプシロンもトーストにバターをたっぷり付ける派です。
でもね、あみちゃん、どんな食べ物でもそうなんですけど、食べ過ぎると体に毒になります。
あみちゃんには少し難しい話しなると思いますが、聞いて下さいね。
バターはビタミンAが豊富に含まれていて、とても栄養価の高い食べ物です。また油脂なのでコレステロールも多く含まれています。
さっき、イプシロンは食べ物は食べ過ぎると毒になると言いました。どう言うことなのか話しますね。
ビタミンAは体に必要なものなんですけど、脂溶性ビタミンと言って体に貯まりやすい物質になります。水溶性ビタミンと言われるビタミンCなどは必要量以上食べるとおしっこと一緒に体の外へ出てしまいますが、ビタミンAは体の中に留まります。なので過剰に食べ続けると余分なビタミンAが体に悪さをします。頭が痛くなったり、口内炎ができたり、毛が抜けたりします。
あみちゃん、寝ないでくださいね。もう少し難しい話しが続きます。
コレステロールも同じでホルモンなどを作る材料になったりするので体にとっては必要なものです。でも、やっぱり必要以上に食べ続けると血管に溜まって血管を硬くしたり詰まったりしてしまいます。そうするとどうなるかと言うと、血液が上手く流れなくて、大事な部分に血液が運ばれなくなります。血液は栄養分や酸素を運搬しますから、それが届かないことになります。心臓に血液が届かなくなれば動かなくなります。つまり心筋梗塞です。脳の血管が詰まれば、脳の働きが損なわれます。脳梗塞という病気です。どちらも人の命を脅やかす怖い病気になります。
あみちゃんのお母さんはおそらくそう言ったことを心配して、敢えて厳しく言ってくれてるのだと思います。誕生日に怒られた事は酷いと感じることかもしれませんが、そこにはずっとあみちゃんに健康でいて欲しいという優しい親心があるという事を心の片隅で良いので留めて置いて下さい。
イプシロンはあみちゃんがお母さんに叱られた言葉は最高の誕生日プレゼントになると思います。今は分からなくても、あみちゃんが大人になっていくにつれ少しずつわかっていく様になると思います。
でも、あみちゃん、残念なことに体の健康というものは、これがダメだったのかと気づいた時にはもう遅いんです。取り戻せません。だから、今から少しずつ我慢して、将来理解できた時にあの時我慢してよかったという様に今からしていきませんか？
おっと、あみちゃん、睨まないで下さい。
じゃあ、我慢は止めましょう。
あみちゃんは、将来どういう職業につきたいとかありますか？
そうですか。ありませんか。
では、イプシロンから一つ提案。栄養士さんとかはどうでしょう？あみちゃんはバターと色々な食べ物を組み合わせて、新しい美味しさを追求していますし、それに食べ物の色々な栄養素のことも学ぶことが出来ます。栄養素のことを学べば、さらにバターを美味しく食べられるヒントが得られるかもしれませんよ。良いと思いませんか？
じゃあ最後にイプシロンからバターをもっと美味しく食べられるコツを教えます。
まず一つ目、バターを毎日食べるのも良いですけど、舌が慣れてきて味の感覚が鈍くなってくるので、間隔をあけて食べるようにします。まずは１日おきにしてみましょう。食べない日は翌日のバターの使い方をずっと考えてみて下さい。それもなかなか楽しいですよ。そして食べる日に考え抜いた使い方でバターを調理するんです。食べた時、バターの味が一際際立ちます。それに慣れたら一週間おき、食べた時のバターが最高の味になりますよ。今まで分からなかった細かな味がわかる様になります。そしてそれが慣れたら、クリスマスなどのイベントまでバター断ちをします！もうこれは最高です。待って待って待って待ってようやく食べた後の快感！究極にバターの美味しさを感じることができます。これは是非、バター好きのあみちゃんに体験して欲しい食べ方です。イプシロン、おすすめです！
二つ目はですね、隠れてコソコソ食べてはいけません。食べることに罪悪感を持ちながら食べ続けると心にあまり良くないかなと思います。それに食べることに集中できなくなりますから、美味しさも半減します。だから、お母さんに怒られたとしても堂々と目の前でその美味しさを味わって下さい。食べることはなにも悪いことではありませんから。
ただ、お母さんがあみちゃんの体を心配したなら、必ずお母さんの言葉には耳を傾けて下さい。お母さんに限らず誰でもです。お父さんでもお友達でも。最初に話した様にバターの食べ過ぎは体に毒です。もしも病気になったら、大好きなバターを一生食べられなくなります。気をつけて下さい。それに、依存症という病気もあります。あみちゃんがバターを食べるのをやめたいと考えても脳と体がそれを許してくれなくなります。それはとても辛い状態だと思います。あみちゃんがそうならない様に、絶対に人の話には耳を傾けて下さい。誰かが病院に行こうと誘ってくれたら、自分のためにもその人のためにも病院に行ってあげて下さい。それだけは約束して下さい。お願いします。
ちょっと怖い話もしてしまいましたが、あみちゃんが健康に大好きなバターを美味しく食べていける環境を家族みんなで作り上げていきましょうね。
※きっとバターなしでも美味しいものは作れるはずです。
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