絶滅したトラ?オオカミ? 絶滅種、<フクロオオカミ>の生態 | 氷クレーのゲームブログ

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本日は<絶滅危惧種の日>ということで、<フクロオオカミ>の記事になります。


多くの人が知っている<カンガルー>と同じ、<有袋類>で、トラと犬が合わさった独特な見た目をしている、
すでに絶滅した哺乳類ですね。

 

けものフレンズ3でもヒカリを助けようとするシーンがありました。

今回は、そのフクロオオカミについて見ていきたいと思います。
 

 

 

  絶滅危惧種の日

1996年にオーストラリアで制定された日で、全世界中の絶滅が危惧されている動植物を守る、知ってもらうなど

多くの人々に改めて認識してもらうために、各種ボランティア、イベントなどの広告活動などが世界各国

で行われています。

 

1936年の同じ日に、オーストラリアの有袋類の一種<フクロオオカミ(タスマニアタイガー)>が絶滅した日

としてもつよい影響力があります。

 

日本では、けもフレにも登場するニホンオオカミ、ニホンカワウソなどが絶滅し、現在、ヤンバルクイナ、タンチョウ、ツシマヤマネコ、二ホンライチョウなどの日本固有種の絶滅が危惧されています。

 

 

※冒頭少し専門的なお話です。
飛ばしても構いませんが、
本記事を理解していただくために、読んでいただける幸いです。

 

 

 

  収斂進化(しゅうれんしんか)

生息地や分類が全く違うのに、姿形がその生息環境にあった体(体系、爪、尻尾、模様など)が見た目そっくりに
進化することです。

<収束進化(しゅうそくしんか)>とも呼ばれます。


ミナミコアリクイとフクロアリクイが主な例ですね。
ミナミコアリクイは南米が生息地する<真獣類>に対し、フクロアリクイはオーストラリアに生息する<有袋類>で、
分類と生息地が全く異なるのですが、同じアリを主食としますので、食性や体つきがほとんど同じに進化しています。

他、ハクビシンとタヌキ、フクロモモンガとムササビ、クジラとジンベイザメなど。

 

 

  真獣類・有袋類・単孔類

哺乳類はさらに、真獣類・有袋類・単孔類に分けられます。


〇真獣類
我々ヒト、犬、猫などはお腹の中で母親から栄養をもらい、ある程度大きくなったら出産し、母乳で育てていく形のグループになります。


〇有袋類
カンガルー、コアラ、ウォンバットなど、母親のおなかに赤ちゃんを育てる袋(育児嚢)を持ち、その中で出産、授乳、育児などを行える。
動物のグループになります。


主にオーストラリア大陸を原種とする類が多いですが、
北米のオポッサムも同じ有袋類になりますが、例外で、
育児嚢はなく、体に多くの子供をのっけて子育てします。


〇単孔類
カモノハシ、ハリモグラのように、卵で生まれる哺乳類のことです。
単孔目、カモノハシ目とも呼ばれます。
地球上では、真獣類と有袋類が大部分を占めており、この類は2種以外ほとんどわかっていません。

 

 

  フクロオオカミ

 

最終的には、タスマニア島にも生息していたことから、<タスマニアタイガー>、<タスマニアオオカミ>、<サイラシン>
とも呼ばれます。

名前にオオカミとついていますが、オオカミとは全く違う動物になります。

 

 

  分類

哺乳綱フクロネコ目フクロオオカミ科フクロオオカミ属

フクロオオカミ科目フクロオカミ属に分類される種は<フクロオオカミ>
の一種のみですが、
フクロネコ目に分類される現存種は、フクロネコ、フクロモモンガ、フクロアリクイ、タスマニアデビル
などが入ります。

 

 

  生息状況

絶滅:EX
オーストラリア全土~タスマニア島

現在は、1936年のオーストラリアの動物園で飼育されていたのを最後に絶滅しました。

オーストラリアのクイーンズランド州の化石地域群から、本種の骨と思われる化石が出土していたことから、
オーストラリア全土に生息していたと思われます。

人類の入植により放たれた、犬<ディンゴ>が多く放たれたことによる生存競争や家畜を襲う害獣として、
2千頭あまりが駆除されたことが主な要因のようです。
 

最終的にはタスマニア島にも生息していたことから、<タスマニアタイガー>とも呼ばれました。

 

 

 

  見た目

※最後に現存したもの
〇体長:100cm∼130cm
〇体重:35kgほど


イヌのような頭や体系からオオカミという名前がついていますが、カンガルーのような子供を育てる袋(育児嚢)
があることから、<有袋類>に分類され、一般的なオオカミは<食肉目(ネコ目)>に分類されます。


体に縞模様があるのが特徴で<タスマニアタイガー>の由来にもなっています。
生息地と分類は違いますが、適応した進化をしている、いわゆる<収斂進化(収束進化)>と呼ばれるものです。


 

 

  フクロオカミを復活させる?

現在の遺伝子技術では、フクロオオカミに最も近縁なフクロネコ目の動物にDNAを含んだ幹細胞を埋め込み、
フクロオオカミを出産して復活させることができるのかという試みが進んでいます。

将来的には、この研究が確立され、絶滅種から絶滅危惧種へと復活できる未来が期待できますが。
生態系や動物愛護的な観点から考えると、様々な意見がありそうです。




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