こちらのprojectに参加させてもらうようになって、昨年を振り返る機会をいただいています。
神様コンシェルジュ亜紀さん主催の・・・
「新月の祈り」-love earth project-
今月も参加させていただけたことに感謝です
たくさんの参加者のみなさまとともに同じ時刻に祈りをささげる中で、私に伝わってきたお話をここで書き起こしているのですが
(去年のふたご座のお話ってどんなのだったっけ・・・。)
と読み返してみたり、その時の自分の状況を思い返してみたり・・・。
読んでくださっているみなさまにも、昨年の自分によしよしできるひとときになれればいいな・・・。
そう思いながら今月も、見えてきたお話を、見えてきたそのままに書き起こします
それでは。
ストーリーリーディング特別篇
新月の祈りの中で、私に伝わってきたおとぎ話をお届けします。
ふたご座新月のフェアリーテイルをどうぞ
(通常サロンで行っています、お客さまの心に眠るストーリーをお伝えするマイフェアリーテイルコースについては、コチラをご参照ください)

昔々、私たちの中に、争いの絶えない地域がありました。
人々は傷つけられ、家族と引き離されたり、罪のない命が奪われることもありました。
そこに、一人の兵士がいました。
終りのない諍いに巻き込まれているうちに、彼の心はすっかり荒んでいました。
兵士はある時、廃墟のような場所を見つけます。
そこにはたくさんの民衆が、隠れてひっそりと暮らしていました。
そこで彼は、まだ幼い一人の少女を見つけました。
少女は身寄りがないようで、一人ぽつんと地べたに座っています。
彼は引き寄せられるように、その少女に近付いていきました。
聞きなれない靴音に気付いた少女は、兵士を見上げて立ち上がりました。
「おじさんもひとりなの?」
少女は、兵士に向けて手のひらを広げて差し出しました。
少女の手のひらには、小さなキャンディーが一つだけありました。
「くれるのかい?」
そう尋ねる兵士に、少女はこくんとうなずいたのです。
兵士の心に、久しぶりの感情が芽生えました。
彼は、肩に少女を背負うと廃墟を離れました。
そこから、二人だけの日々、兵士が少女を守る日々が始まったのです。
兵士は、小さなおんぼろのアパートで少女と暮らし始めました。
「いいかい、外の世界は危ない。おれが出かけている時は、決して外へ出てはいけないよ。」
少女はその約束を守り、小さなアパートの部屋の中で、大人になっていきました。
ある日、兵士が闘いから戻ると、すっかり大人びた少女は、鏡の前で長い髪をばっさりと切り落としていました。
「何をしているんだ!」
驚く兵士は問い詰めました。
「私、これからは傷ついた人を助けるの。だから、弱い女のままではいられません。」
少女は、短くなった髪を隠すように男物の帽子をかぶると、はっきりと兵士に告げました。
「この長い闘いで負傷した人たちを、私の手で助けたい・・・、いえ、救ってみせます。」
「そうか・・・。そう決めたのなら、やってみなさい。」
少女は、男装をして外へ出ました。
外には、たくさんの人が斃れていました。
血を流し、痛みを訴えながら苦しむ人々を前にして、少女は幼い頃のことを思い出しました。
両親を失ったこと、身寄りを失くしたところを兵士に救ってもらったこと。
彼女は、寝る間を惜しんで、一人一人に手当をほどこしました。
けれど、それはきりのない、空しいたたかいでした。
傷つき病む人々は、減るどころかどんどん増していくのです。
ある日、疲れ果てた少女は、兵士と暮らしていたアパートの部屋へ戻りました。
出かけているのか、もうここを後にしたのか、兵士はもうそこにはいませんでした。
少女は帽子を脱ぎ、鏡の前の自分を見やります。
数か月のうちに、短かった髪は伸び、日に焼けた頬はすすけたように見えました。
(私のしていることは、意味のないことなの・・・?)
少女はうなだれて、鏡台の隅に視線を落としました。
そこには、朱色のリボンがかけられた、小さな箱が置かれていました。
少女はリボンをほどき、箱を開けて目を見開きました。
そこには、口紅が一本入っていたのです。
少女はそれが、兵士の最後の贈り物なのだと気付きました。
そして、鏡の中の自分に、生まれてはじめての紅をひきました。
長い長い諍いを繰り返し、荒れ果てた広場の真ん中に、1人の女性が立っていました。
梳かれた長い髪を風になびかせ、うっすらと化粧を施したその姿に、傷ついた民衆も、武器を手にした兵士たちも、みなが息をのみました。
女性は、風や雲までもが去っていくような凛々しく気高い声で言いました。
「どうかその武器を捨てて、心を取り戻してください。他人を恨む気持ちを、隣人を尊ぶ愛に変えてください。」
彼女の声を聞いた群衆が次々に、子供のように泣き出しました。
武器を手にしていた兵士たちは、銃や剣をその場に置き始めました。
彼女は、その光景をしばらく見つめた後、姿を消しました。
そのポケットに、一本の口紅が大切に忍ばせてあることに、誰も気づいてはいなかったのです。
おわり
今回実は、お話を見ていて、少し悲惨な光景も見えたので、そこは細かく書き起こしませんでした。
今こうして生きていられること、そして自分にできることがあるということ(家事とか仕事、全てにおいてですが・・・)、なんて幸せなんだろう、ありがたいことだな・・・、と思いました。
女性が女性らしく生きられなかった時代もきっとあって、今でもそうして一日一日生きておられる方もどこかにいる、そう思うとやはり胸が苦しくなります。
もともと私たちは、一人一人違う色の口紅を持って生まれてきたはず。
その色を隠さなければいけない時でも、いつだってちゃんと持ち歩いて、お守りのように大切にしていたいものです
平和と安らぎを叫び、祈りながら・・・。
新月の祈りの中で、私に伝わってきたストーリー
次回はどんなお話が待っているのか・・・。
それは私にもまだ、わかりません・・・。