今日は、〝まれ〟が終わったあとに、朝のワイドショーをなんとなーく鑑賞・・・。
コメンテーターさんが変わっていたり、番組そのものが変わっていたり、へぇーって感じで。
そこで今朝は、こんな特集をやってました
「オンナの依存症」
スマホ依存に、ギャンブル、アルコールにお薬、恋愛依存、そして買い物・・・
女性の場合、男性の依存症と違ってややこしいのは、複数の依存症を持っていることが多いので、自覚するにも、克服にも時間がかかるんだとか
私の場合、スマホは最小限しか使わないし、ギャンブルは負けると腹が立つし、アルコールは好きだけど、一日中飲みたいとは思わない・・・。
ただ、若かりし頃に、唯一陥ってしまったのが、買い物依存症・・・
もう、10年以上前のことになります・・・。
お手洗いにも行けないほど、終日忙しい職場で働いていたので、休日はとにかくストレスを発散
洋服に靴、バッグに化粧品・・・
靴は箱のまま積みあがってたし、化粧水や乳液なんて、10本以上はあったかも
お給料は相当良かったので、自己破産するようなことはなかったけど、貯金はゼロでした・・・。
テレビでも言ってましたけど、買い物依存って、感情が伴わないんです。
普通は、「これ、かわいい!欲しい!」って思って買うんだけど、依存症に陥ってるときは、そこまで興味がないのに買っちゃう
しかも、自分が依存症だということに気付いていない。
抜け出すの、難しいですよね・・・
結局テレビでは、「公的な場所に相談してください」みたいなオチでしたが・・・。
(いやいや、それができひんから抜け出せへんねんて)
私がどうやって、普通の生活に戻ったかというと・・・。
当時、仲のよかったショップ店員さんが何人かいました
あまりにもしょっちゅう足を運ぶので、プライベートでも遊ぶくらい仲良くなってた
その中で、同い年の店員のSちゃんに、ある日言われました。
「Tちゃん、服もういっぱい持ってるから、今日はもう買わんでいいんちゃうかな・・・。」
そこで、はっとしたんです
普通は、ショップ店員さんって、売上のためにどんどんお洋服すすめますよね・・・。
(Sちゃんは、私のこと思ってくれてるんや・・・)
それが、はじめて買い物袋を持たず、家に帰った日のことです。
そこから、少しずつ、本当に必要なものしか買わないようになりました。
今になって、私がどうして依存症から脱出できたのか、その本質を考えてみると・・・。
依存症から卒業するには。
まわりの人の言葉や言動に、愛を感じとること
さみしいから依存するストレスがたまるから依存するそれならば、自分に向けられてる愛をしっかり受け取ってみる。
自分を心配してくれている人や、愛を持って見ていてくれる人は、きっといるはずだから。
〝私を見ていてくれる人っているんだな〟
〝今度は、私が地に足をつけて生きることで、恩返しをしよう〟
そう思えることが、どんなことより大切なんじゃないかと思う
公的な場所で、その道のプロに相談するという方法も、もちろん否定しません。
でも、愛をもって、自分をはっとさせてくれるのは、やっぱり、家族、友達、仲間の何気ない思いやり・・・なんじゃないかなぁ
そこに気付けるかどうかだけ
あの時、はっとしてなかったら、アロマスクールに行くお金もなかったかもしれないし
私にいろんな可能性をくれたSちゃんに、遅ればせながら感謝を込めて・・・。
私は、あの依存症の日々と、ものすごくしんどかった仕事の記憶も、今は経験できてよかったと思っています。
なので、依存症でなくなったことは、脱出、というよりも卒業
今でも、一人でも多くの方が、不安を脱ぎ捨てて、朝起きることが楽しみになればいいな、と願っています